ロンドン旅行o(^o^)o4日め2008年09月14日

ブレナム宮殿の一部
日曜はデパートも休みのところがちらほらあって、ショッピングに不都合もありそうだったので、いっそ郊外へ出かけてみようと事前にマイバスのコッツウォルズ一日観光を手配しておいた。朝ご飯を食べていると集合時間に間に合わなさそうだったので、朝抜きでまたまた三越前へ向かう。

例によってラッセルスクエア駅が使えないので、本日はユーストン駅からノーザン線でレスタースクエア駅まで、ピカデリー線に乗り換えてピカデリーサーカス駅まで行くことにした。
早朝ユーストン駅へ向かう途中の公園で、またまたリス2匹発見!でも公園沿いの道を歩いていたし先を急ぐので、柵越しにひとしきり騒いで別れた。
ユーストン駅から地下鉄に乗るまではよかったのだが…、また二股に分かれている線の乗り間違いで、同じく南へ行く片方の線へ乗ってしまい、次のチャリングクロス駅で軌道修正して、そこからピカデリーサーカス駅へ行く羽目に~。

どうもノーザン線は方向音痴には使いづらい…ノーザンなのにサウザンへも線が渡ってるし(爆)

朝から焦ったけれども、何とか集合時間ちょい前には間に合った。無事バスへ乗り込んで、いざレッツゴー!…と行きたい所だったが、このツアーはマイバスとゴールデンツアーズの共催なため、マイバスのバスをすぐ降りて、ゴールデンツアーズのバスに乗り換えなければならないようだ。英語圏のお客も一緒に参加するらしい。この待ち合わせが1時間近くあった…。朝抜きで、乗り間違いとかあって慌てたのは何だったのか…。

新米運転手が道に迷ったというおまけトラブルもあり、ようやくバスが出発。日本人3分の2、欧米人3分の1の乗り合わせで最初に向かったのは、ブレナム宮殿。30分ほど走ると、左右には早くも郊外らしいだだっぴろい草地が広がり始め、牛などの姿もちらほら見え始めた。

日本人ガイドのタマキさんの解説を聴きながら、若干うとうと~としかけたところで、ブレナム宮殿の広大な敷地内に突入!
で…でかい!ものすごーく奥行きのある丘陵地には緑のじゅうたんが敷き詰められ、大きな池もある。奥に聳え立つブレナム宮殿まで、かなりの距離。フランスでいうロワールの古城のような趣だけれど、勾配があまりなくて周囲に他のものが見当たらない分、それ以上の壮大な印象を受ける。
しばらくして宮殿門前に到着。サンドベージュの宮殿の門は黒と金の重厚な門扉がでんと構えていた。
宮殿裏の庭園まで案内してもらって、解散。自由時間は1時間45分。とりあえずお庭の写真を撮ってから奥の丘を登っていき、バラ園まで歩いてみたけれど、バラはもう散ってしまった後だったので、すぐ引き返して宮殿内を鑑賞することにした。

入口が二手に分かれており、ステートルームともう一方とどちらでもいけるようだ。片方には係員のおじさんが立っていて、「どっちから見るの?」みたいな質問をされたと思うんだけど、from云々を「どこから来たの?」と勘違いしてとりあえずジャパニーズといったら、おじさんはOKと言って笑顔で上へ行くよう勧めてくれた。階段を上ったら、お姉さんに今度は「何語の解説がいい?」と訊ねられたので、ジャパニーズと答えて日本語のリーフレットをもらった。どうやらここはオーディオガイドではなく、先方の案内に従って進んでいくようだ。

ある程度人数が集まると次の部屋の扉が開いた。人形が二体とモニターがあり、英語で物語が展開していく。物語に添って、人形の肩が小刻みに動いたり、モニターに生身の人間の録画映像が映ったりする。なるほど、アトラクション形式で、この宮殿の代々の当主にまつわる物語を進行していくというわけね。現在の当主までの話を進行していく役は、初代当主の妻の侍女だった人の亡霊。イギリス人は幽霊大好きだなぁ。

わかりにくいところもあったけれど、ひととおり宮殿の変遷がわかってなかなか楽しかった。でもたっぷり時間を取られたので、ダッシュでステートルームを見学し、宮殿の外観を何ショットかカメラに収めて、ミュージアムショップをざざっとチェックしてバスへ戻った。

さてさて、お腹もぺこぺこだ。別料金でパブランチを予約してもらったので、少しバスで移動してようやくランチタイム。今のところ、パブめし&ドリンクで達成していないノルマはラガートップ(ラガービールにライムシロップが入ったもの)だけ。食後のお茶以外の飲み物はキャッシュonデリバリーで各々注文ということだったので、カウンターへ行ってメニューを見てみたけど、ラガートップとは書いてない。でもラガーの銘柄も何種類かあるし、カウンターにある全てのサーバーの銘柄も載っていないみたいだったので、お兄さんに「ラガートップは頼めますか?」と訊ねたら「あるよ。サイズは?」と訊かれた。とりあえず初めて飲むので、ゲロ甘だったら困ると思い、ハーフパイントにしておく。

二組のツアー同行者と交じってのお食事。とりあえずひろちゃんとカンパーイ。ラガーに後でシロップを混ぜるんだと思ってたけど、何も混ぜている様子がなかったので、私の英語がちゃんと伝わったのかやや不安だったものの、飲んだらしっかり甘かった。それほど甘ったるい味ではなく、シャンティガウよりは酸味がなく甘めという程度。お昼にはカクテル感覚でよいかもしれない。
ややして予約しておいたシェファーズパイも温野菜たっぷりで到着。大きな皿で焼いたのを切り分けて盛ってあり、表面のチーズのかりかりっとしたところと中のじゃがいものしっとり感が美味しい。味付けもしっかりめなので、温野菜と一緒に食べると丁度良い。

同席した二組は、旅行慣れしたご夫婦と、ロンドンに語学ステイ中のカップル。旅慣れている人は初対面でも気さくだし、行ったことのない国の話も聞けて楽しいひとときだった。

お腹が満たされたら、コッツウォルズの村々へ向かう。最初の村は20分くらいの自由時間で、ゆっくり店内を覗くことができなかったけど、小さな雑貨やさんなどが細い路地にまで軒を連ねていて、特にウエディング関係の小物や衣装を扱っているお店が可愛かった。

次の村、ボートンオンザウォーターは小川が流れていて、最初の村よりちょっと規模が大きい。1時間くらい自由時間があったので、面白そうなお店はひととおり覗いてみた。時間がもっとあれば、クラッシックカーの博物館にも入ってみたかったな。ミシュランガイドに載ったホテルはお庭がとても可愛らしかった。折角郊外に来たので、なにか食べ物を買ってみようと、小さなカフェでクリームティー(スコーンとクロテッドクリーム&ジャム)をテイクアウェイした。£2.75でおっきなプレーンスコーンがふたつ。クロテッドクリームもカップにいっぱい入れてくれた。

最後の村、バーフォードは一本の坂道沿いにお店が連なっている。バスの駐車場から降りてすぐにあったパブは、チャールズさん行きつけらしい。お花がとても綺麗に飾られていたので写真を撮っておいた。そこから坂を上がると、日本人ガイドのタマキさんおすすめのカフェがあり、スコーンもウィンドウ越しに見えた。美味しそうで安い。でもさっき買ってしまったばかりなので、買うのは断念。
折角なので、記念&お土産に持って帰れるものを買いたいなと思っていたら、可愛いデリカテッセンのお店に、お菓子が売っていたので、一袋£1.5でくまの絵がついたビスケットを買ってみた。職場の女の子たちへのお土産ゲット!

買っていたら集合時間ぎりぎりになってしまった!慌ててバスへ戻る!セーフ。

こうしてバスは一路帰途へ。時間はだいぶ遅れていて、18時解散予定が20時頃になりそう。昨日ぽしゃったロンドン・アイは今日これから行く予定に変更したのだけども、大丈夫だろうか心配…。しかも帰りはバスの終着ヴィクトリア駅までに通る地下鉄駅数箇所で降車可能だというので、さらに時間がかかる…。

結局、希望のピカデリーサーカス駅周辺で降車したのは20時前。ロンドン・アイの最終は20:30.とにかくダーッシュ!地下鉄は幸い乗り換えなしだったので、ウォータールー駅までは問題なく到着。でもそこからどういったらよいかさっぱりわからず、駅のインフォメーションがまだ開いていたので、中のおじさんに「ロンドン・アイはどこですか?」と鬼気迫る形相で訊ねたら、笑顔でゆっくり快く教えてくれた。ああ、英国男性は紳士だな。

言われたとおり駅をぐる~っと回りこんで歩いたら、ようやくロンドン・アイが見えた。チケット売り場はどこだ!?ときょろきょろしたら、向かいにあったので、駆け込む。
あと5分!だけどそう慌てる様子もなく、窓口のお兄さんはのらりくらりと応対。ま、こっちもTCをできるだけ手数料なく換金したかったので、あえてTCで支払って手間をかけさせたのだから、文句は言えまい。案外しっかりとパスポートとTCのサインをチェックしているお兄さんの後ろを通る係員のお姉さんがお兄さんへ「チャイニーズ?」と語りかけたので、お兄さん、苦笑してこちらを見遣る。いくらなんでもそれくらいの英語は私にもわかるので、思わず顔を見合わせた。
その前にもよく中国人か韓国人に間違われた。これまでは絶対間違われなかったのに、意外。

とにもかくにも、すべりこみセーフでロンドン・アイに乗る事ができた。乗車口のお兄さんがノリノリで、「どっから来たの、イエー?」と訊ねてきたので、「ジャパーン」と答えると、「オー、コンニチワ!」と日本語を返してきた。やたらテンションが高い。

ロンドン・アイのカプセルは結構なスピードで動いていて、さっと飛び乗る感じ。ちょっとスリル?
中は私たちを除くと3組くらい。
うち1組はあきらかにゲイのカップル(爆)

こ、これが噂の…!!と若干どきどきしつつ、ライトアップされた国会議事堂とビックベンが見えてきたので激写!

ところがここで悲劇が!

何とひろちゃんと私のデジカメ両方がバッテリー切れ!
私は替えの電池を持ってきていたのだけれども、どうやら新品の充電池は充電されていなかったらしくて、アウト~。がが~ん。

仕方なく自分の目だけで美しいロンドンの夜景を楽しむことにしたのだけれど…

否が応にもゲイのカップルが目につく…っ。

夜景とセットで視界に入ってしまう…っ。き…気になる…っ。

何とも居心地の悪い思いをしながら、30分のフライトを終えて、記念グッズを売っているショップへ足を運んでみたら、どうやらどこかでしっかり撮られていたらしい。
私たちはまったくカメラ目線じゃなかったのに、ゲイのカップルはしっかり腰を寄せ合ってカメラと真正面で向き合ってばっちり映っていた…すごい。

フライトはもう終了のはずなのに、まだ乗り込んでくるお客がいて、ちゃんと乗せていた。開館閉館時間に関して欧米はきっかりしてる印象があったけども、案外ここはそうでもないらしい。

最後はどたばただったけれど、何とか本日のノルマは終了。お昼にがっつりパブランチを食べたし、もう夜も遅いので、夜ご飯はコンビニで買って帰ることにした。
でもテスコまで行くのはちょっと大変だしなぁ…と困っていたら、降りたユーストン駅はナショナルレールの駅との総合駅でとても大きく、マークス&スペンサーはじめいくつかのお店が入っていたので、一件すべりこみセーフの売店へ駆け込んで、お水とサンドイッチを買った。サンドイッチは£4弱、コンビニのサンドイッチにしてはお高いけれども、大きくてパンも具によって違うし、具はしっかり入っている。ここでも閉店ぎりぎりだったのに、ちゃんと買うまで待ってくれた。

さて、ホテルに帰って遅い夕食タイム。前の日に買ったボルヴィックのいちご味をポットで沸かして、ホテルのサービスのパック紅茶を淹れる。大して美味しくない紅茶も、こうするとフレイバーティーになって意外と美味しい♪マッシュルームのサンドとタイチキンのサンドをひろちゃんと半分ずつにして、デザートはコッツウォルズで買ったスコーン。サンドイッチは値段だけあって美味しかったし、スコーンも素朴な味わいで美味しかった。
これまでは大抵レストランでちゃんと食事していたけれど、こんな夕食もなかなかいいものね。

【本日の買い物】
ブルーベリー味とバナナ味のビスケット
クリームティー
ボルヴィックのレモン&ライム風味ウォーター
マッシュルームのサンドイッチ
タイチキンのサンドイッチ