ロンドン旅行o(^o^)o6日め2008年09月16日

時計広場で待機しているコスプレガイドさん
いよいよ観光は最終日。
当初の予定では、空港へのホテル出発時間によってウィンザー城のバスツアーを申し込もうか検討していたのだけど、結局解散時間が間に合わなかったし、ぎりぎりまで調べていたら半日くらいで楽しめそうな郊外の観光地に、ハンプトン・コート宮殿がいいという情報を拾ったので、ナショナルレールへ乗り継いで、ちょっと郊外まで出かけてみることにした。

一部のナショナルレールを除きオイスターカードは使えないし、帰国前ぎりぎりに残額を精算するのも余裕がなさそうだというわけで、昨日オイスターカードは精算済み。ワンデイトラベルカードならナショナルレールも使えて地下鉄、ナショナルレールとの往復運賃よりも安いので、これも昨日購入済みで、朝は慌てずゆっくりできる。

というわけで早々にチェックアウトを済ませ、有料だけどスーツケースをホテルのクロークへ預けて、9:30のオフピーク時間に間に合うよう、ラッセルスクエア駅へ向かった。
その前に、ちょっと余裕があったので、今度は最後のリスウォッチングを兼ね、ラッセルスクエアの公園を散歩してみた。カフェも併設されている結構立派な公園。朝からお庭の整備をする係員の姿や、犬を散歩する人、出勤前にカフェでまったりする人などで賑わっている。
そのせいか入念に探してみたものの、やはりリスはいない…残念。

諦めて地下鉄へ。でも本当に9:30ジャストでないとトラベルカードは改札を通さないみたいで、改札前にはオフピーク帯を待つ人たちでちょっとした行列ができていた。手元の時計で9:30を回ったところでようやく通過。ピカデリー線、ノーザン線を乗り継いで、ウォータールー駅で下車。
後はナショナルレールに何時発の電車があるかだけど……。

ものすごくたくさんのホームがあり、電光掲示板にそれぞれの行き先と次発電車の時刻が出ていて、右隅にホームの番号がでているのだけども…、ハンプトン・コート行きの電車は10:02発とあるだけで、ホームの番号が出ていない。
乗り継ぎロスもなくラッキーと思ったのも束の間、発車まで10分くらいしかないのに、ホームはどこだ~!?

中央にインフォメーションカウンターがあったので、そこのお姉さんに訊いてみることにした。
先に男性が待っていたので、その後でと思っていたのに、この男性は私たちへ先にどうぞと言ってくれた!やっぱりレディーファーストだ~!ありがとう。

お姉さんに訊いたら、2番線だと教えてくれた。一番左端のホームだ。ホームの番号を確認するために上を仰ぎ見たら、さっきみた電光掲示板のハンプトン・コート行きの表示にもようやく2番ホームという表示が加わっていた。意外とぎりぎりに表示されるのね。

やや小走りでホームへ向かう。どのホームもそうだけど、自動改札機はなく、どうやら入口の人に乗車券を見せるだけみたい。
10以上のホームがあるとても大きな駅なのに、有人改札だなんてちょっと意外。
トラベルカードを見せてホームへ入ると、信号色の電車が止まっていた。わりと空いているし、車両の作りも地下鉄と違ってゆとりがある。
この線は分岐も無いし、終点まで乗ればいいから簡単。ここまでこれば気分も楽になって、意気揚揚と車両へ乗り込んだ。

終点ハンプトン・コート駅までは30分程度。フランスでいうヴェルサイユ宮殿までの道程みたいな感じだ。途中、ウィンブルドン駅も通過し、だんだんコッツウォルズのような郊外っぽい雰囲気の景色が広がってくる。ホームが芝生になっている駅なんかもあって、日本とは随分違う感じ。
景色を眺めていたらあっという間に終点駅へ到着した。途中で降車した人もほとんどなく、皆宮殿を目指す観光客のようだ。

ここも相変わらず改札はゆるゆるで、さて目的地へはどっちへ行くのかな~と思ったら、改札を出る手前に思いっきり日本語で「ハンプトンコート宮殿へは橋を渡って右」と書いてあった(笑)親切だけど、こういう所で日本語表記を見ると、なんか脱力する。

テムズ川に架かる大きな橋を渡るとすでに右手には宮殿の外観がみえてきた。正面入口にはバッキンガム宮殿やブレナム宮殿でみたような、黒と金の重厚で美しい装飾の施された門がある。
全体が茶色の宮殿は、これまでみた宮殿の建物規模でいえば、横に広くて一番大きく見えた。
門をくぐって正面入り口までの長い一本道の途中にチケットオフィスがあったので、そこで入場券を買って、正面入口の左手の入口から中へ入った。最初にあったのはチューダー様式のキッチン。日本語のオーディオガードがあると聞いていたし、ガイドナンバーみたいな表示もあるんだけど、チケットオフィスでも、入場口でもそんなものはなかったので、リーフレットの見取図を頼りに、小さな小部屋に分かれたキッチンを覗く。

蝋見本の食材もあり、当時の雰囲気はよく伝わってくる。途中の少し大きな部屋では、中世の扮装をしたおじさんたちが、実際に火を焚いて、小学生の団体へ説明をしていた。
ミュージアムショップも発見。ワインや紅茶やスパイス、食器などオリジナルのものが売られていたりする。
他にはワイン蔵を見たり、小さな中庭に出てみたり、ぐるぐる回って綺麗なチャペルも見てひととおりグランドフロアのものは見た。
見取図にあるステートルームその他はどういったらいいのかな~?と若干迷ってうろうろしていたら、係員らしき人を発見したので、訊ねてみた。
すると「オーディオガイドが時計の広場の辺りで有料レンタルできるので、それに従って見るといいよ」と教えてくれた。無料ならまぁ借りるけど、有料なら正直うざいときもあるのでいらないわ。ともかく、迷路のようで迷ってしまうので、上のフロアへ行けるところが知りたい。

とりあえず言われた場所へ行ってみると、グランドフロアの中庭で立ち入れる場所の中では一番大きな広場へ出た。時計や壁の装飾が美しく、こちらは無料で(英語のみ)ガイドをしてくれる中世のコスプレをしたお姉さん3人が立っていた。写真を一緒に撮るだけの人が多かったけど、言えばちゃんとガイドをしてくれるんだよ。知らないのかな?
時間があればやってもらいたいところだけど、ただでさえ満足に聴き取れない英語で建物の見学ばかりに時間は費やせないので、断念。

よくよくリーフレットの見取図を確認してみたら、どうやらこの時計広場を中心に、色んな場所へ行けるらしい。さっき通ったオーディオガイドの横にも扉を開けると階段があり、上へいけるようなので、そこからやっと二階の展示物をみることができた。王の部屋、女王の部屋など数箇所を、なんとか制覇。全部が上で繋がっていなくて、ひとつ終わると下へ降り、また別の階段から上って下りての繰り返しだったので、疲れた足にかなりキターーーー…。

建物見学はこれにて終了。内部見学の途中、窓から見えていた美しい庭と、名物の迷図を体験するため、まずは一番大きな庭へ出る。でっか~い!しかも戯れてる鳥もなにかわからないけど、でかい!ここはリスより鳥がやたら多い。

迷図は少し離れた別の庭の奥にあるようなので、頑張って歩いて、挑戦してみた。緑の生垣みたいな木で作られた五角形くらいの形をした迷図で、途中のスピーカーからは馬車の音やら人の囁きからが聴こえるという演出もある。案外すんなりゴールできてしまったのだけど、ゴールのモニュメントまで足を踏み入れずに出口へ来てしまったため、出口のお姉さんに、ゴール地点へ行ってから出るように言われた。行くと一応ベルみたいなのが鳴るようになっていたのね。

一応言われた通りにベルを鳴らして無事脱出。

そろそろお昼。ちょうどカフェがこのお庭の奥にあるので、そこでランチを摂ることにした。これまたヴェルサイユ宮殿の見学をした時と同じコースだ(笑)

昼食時とあってカフェは結構な混雑。宮殿内で働く人たちもここでランチするようで、一般客に交じっていた。サンドイッチなどの軽食も売られているけど、デリとスープやメインデッシュが選べるところが良さそうだったので、スープ&デリのセットを頼むことにしたのに……私たちの手前でスープが切れてしまったらしく、スープがないのでだめと断られた……がーん。仕方なく他のものにするかとうろうろ彷徨うことしばし、そのうち、スープが追加されたらしく、OKが出たので、無事スープ&デリのセットを食べることができた。スープは最初かぼちゃのポタージュっぽかったんだけど、追加されたのはトマトのスープ。ま、温かいスープがいただけるのだから文句はいうまい。大きなスープ皿にこれでもかというほどスープが注がれ、選べるデリ皿にはポテトサラダと豆サラダ、生野菜のミックスを盛り付けてもらった。大きなクルトンをお好みでスープへ浮かべて、付け合せのパンもお好みらしいのでひとつ頂く。
会計を済ませ、天気もそこそこ良かったので、綺麗なお花が咲いているオープンテラスで戴くことにして外へ出ようとした。その時!

あまりにスープがてんこもりだったので、ちょっとななめになっただけでこぼれてしまい、思いっきり袖を汚してしまった~が~ん!!

で、食べる前にひと仕事。お手洗いで十分汚れた袖を洗って、やっとこさ食事にありつけたのでした…。

ま、トマトのスープも大きなクルトンも出来たてあつあつで美味しかったし、たっぷり盛られたデリも美味しかったから、結果OKでしょう。

ほとんど日本人はいなかったけれど、がつがつ食べていたら、後ろの席に座った日本人と欧米人の家族らしい人たちのうち、日本人の女性に「それ、美味しいですか?」と声をかけられた。ご家族に欧米人がいるから、こんな料理は慣れているだろうと思いきや、イギリスの食べ物は前評判が悪いだけにやっぱ不安なのかしら。私はこの旅で不味いものに当たったことは一度もなかったけど。

お腹いっぱいになったところで、腹ごなしにお庭を散策することにした。迷図付近の庭は、宮殿周辺の喧騒からちょっと外れていて静かなので、リスいないかな~と思って注意深く芝生のあたりを見つめていたら、発見!突然元気になって追っかけたけど、逃げられた…。

もう一度一番大きなお庭に戻ると、馬車で周回することができるらしく、数名お客さんが乗り込んで発車を待っていた。ヴェルサイユにも乗り物があって乗ったけど、確かにそこまでの規模じゃないとはいえ、これだけ広いと自分の足で歩くのは大変かもね。

大きな庭を通過して、さらに奥へ進むと、小ぶりの庭がいくつもあって、入念な手入れがされていた。それぞれにお花が植え替えてあり、これから咲くもの、今花盛りのもの、まちまちに楽しめた。

駆け足とはいいつつ、10:30すぎに到着して14:30まで、わりとたっぷり隅々まで堪能できた。戻ってちょっとお買い物する余裕もありそう。

折り返しの電車を待って、再びウォータールー駅へ戻る。時間もあるので、夜景を撮りそびれた国会議事堂をテムズ川対岸から鑑賞して撮影することにして、ロンドンアイのある方面へ、若干迷いつつたどり着き、何ショットが撮影した。もっと時間があれば、折角2人で1人分入場料になるクーポンもゲットしていたので、ダリ美術館をみたかったのだけど…ちょっとそこまでの時間はなさそう。
喉も渇いたし、お茶くらいしていくか、とダリ・カフェで軽くティータイムを取った。カフェボールみたいなのに、いっぱい紅茶が注がれたので、お腹がたぷたぷに。

駅へ戻ったら街中では最後のお買い物。ひろちゃんはお土産に日本で流行のクリスピークリームのドーナツを買い、私はマークス&スペンサーでばらまき用のオリジナルショートブレッドを買った。

それにしても、ショートブレッドってほんと重っ!いっきに重たい荷物になり、お腹も水分過剰摂取で重くなったけれど、ホテルへ戻ったら結構よい時間。

余裕を持ってといいつつ、なんだかんだでやっぱりぎりぎりになるものね。

ホテルへ戻ったら、そろそろ緊急事態になりかけていたお手洗いを速攻で済ませ、荷物を受け取って迎えの車を待つこと予定時刻10分前。
この手の車はたいてい遅れることが多いんだけども、どっこい5分前集合きっかりで到着した。行きとは違う係員のお姉さんと、思い出話に花を咲かせながら、空港到着。

入国はゆるゆるだったのに、出国は案外厳しいヒースローの手荷物&ボディチェックを何段階か済ませ、ようやく免税店フロアに。

結局ものすごく現金が余ってしまった私。ユーロなら今後使えそうだけど、ポンドなんて今後すぐには使い道がない。円へ換金するのもばからしいので、普段使っている化粧品などを買って使い切ってしまおう。と思ったのに……。

なんかヒースローって品揃え悪くない?

値段は安くなくても、前はもっと色々揃ってた気がするんだけど…。ディオールの基礎化粧水を置いてないってどうよ!?
行きにチェックした韓国の免税店の方が断然揃ってたわ。

すっかり予定が狂ってしまい、仕方なくハロッズでブレイク。とりあえず紅茶とクッキー類をばか買いするも、かさばるわ、案外高額にならないわで、まださばけない…。
そこでやむなくディオールで、なんとか使えそうなパレットとグロスを購入。でもまだ遣い切れない…。

結局ネタも時間もつきて、最後の最後、飛行機内の免税店で消化することにした。

ところが!なんと大韓航空は出発地の通貨が機内取扱通貨じゃないのだった!円ならOKと言われたんだけど、商品が買いたいんじゃなくて、手持ちの外貨を遣いたいんだよ私は!

これまで出発地の通貨がダメだったことがなかったので、意外…いい勉強になったわ。
行きに確認すべきだったのね。

以下余談。
帰りの機内食はなんだろ、と思ったらまたビビンバが出た(笑)しかも行きより若干具材の種類が違って少なく、なぜかご飯のパックの形状も違ってた。美味しかったからいいけど。
ユッケあたりかな~という予想は外れて、朝(?)ごはんがお粥だったのよ。そして最後の夕食はチラシ寿司。寿司という選択は、日本の航空会社が出すそばより、断然いいと思うけどね。

【本日の買い物】
マークス&スペンサーのショートブレッド 大箱
マークス&スペンサーのオーガニックショートブレッド 小包装
ハロッズのリーフティ各種
ハロッズのハニーオーツビスケット
ハロッズのオレンジ&レモンビスケット
ハロッズのチョコレートクランベリークランチ
ハロッズのホワイトチョコ&ビスケット
ハロッズのクリスマス限定ショートブレッド
マルボロ メンソール ライト
ディオールのヴォヤージュパレット
ディオールのディオールキス(グロス)セット
ディオールのサブリッシムスノウの2番
ディオールのイドラクションミスト
シュウウエムラのメイク落し