ベトナム旅行o(^o^)o3日め2009年06月12日

ナイトクルージングでのディナー
〓雑貨関係買い物強化デー〓

ナイトマーケットは十分堪能したのですが
昼間のベンタイン市場はまともに見ていなかったため
この日はまず市場をぐるっと探検することにしました。

天井の高い市場の建物内には
とにかく高所まで棚があって、脚立でもない限り
手の届かない高さまでぎっしりと品物がディスプレイされています。

ロンドンのノッティングヒルのマーケットもこんな感じでしたが
ベンタイン市場の一店舗あたりのブース幅はもっと狭く
奥ゆきもないため、さらにぎっしりとてんこもり状態です(笑)
ベトナム人は特盛が好きなのでしょうか?(笑)

朝早いこともあってか、観光客はほとんどなく
日本人もほとんど見かけません。
だから歩いていると相変わらず凄まじい客引きに遭遇します。

「オネエサン、ベトナムコーヒー」
「オネエサン、安いヨ。●ドル」

腕を掴んで店に引き寄せる店員もいますが
まぁ、それほどしつこくはないです。
それにしても市場の店員、日本語が堪能すぎ。

ネイルアートのお姉さんもかなり堪能でしたが
今回はギリで色々手配して直前までバタバタしていたため
ベトナム語をあんまり予習していかなくて
英語で乗り切る気でした。
で、英語で話しかけるとしっかり日本語が返ってきます(爆)
皆、売るために必要だから覚えるのでしょうね。
生活に対する危機感が違います。
日本人はこれに甘えちゃいけないですね。
やっぱり初心に返って、旅先の国の言葉を予習すべきだったな
とちょっぴり反省する私でした…。

衣類や靴、かばん、民芸品、食品、精肉、果物など…
売っている物は様々。
靴や服はサイズがあるので
なかなかすんなり買えないのですが
雑貨ならパッと見て、気になるものを手に取れば
後は欲しいかどうかと値段次第です。

もちろん値札はついていないので
(※一応店の人がわかるようについてるかもしれないけど不明)
どこでも手にとったら幾らか訊ねるところから始まります。

ひろちゃんはご両親のお土産にと
貝に細工がされたお箸を購入することにしたようで
ひとつずつ微妙に違う柄や色の中から一緒に選びましたが
同じお店でかなり高い位置に飾ってあった
カラフルな糸が編みこまれたかばんも気になったよう。

優しそうな店員のお姉さんが日本語で話しかけてきたので
先方が提示するお箸の値段を確認しつつ
かばんを見せてもらいました。

ひっかけ棒でかなり苦心してかばんを下ろしたお姉さん。
存外作りは丁寧で、機能性も高そう。
日本で買ったら3,900円はしそうな感じです。
同じ形の違う色柄も見せてもらい、買いたい方が決まったら
ここからが肝心の値段交渉スタート。
お箸と合わせて幾らという交渉になり、
お姉さんは電卓で希望額を打ち込んでいきます。
だいたい先方提示額の半額からの交渉になって…
たしか30万ドンでハンマープライスになったかと。

私もその合間に店内を見渡していて
気になった籐のバッグがあったのですが、
色目が若干好みではなかったので値段だけ聞いて
交渉するまでもなくパス。

その数件先のかばん屋さんにも
同じ籐のバッグに加え同じ形の色違いがありました。
しかも私が以前から欲しかった黒一色。
とりあえず手に取って見せてもらいます。
ひろちゃんの買ったかばん同様
作りは丁寧でしっかりしていました。
ただ、一見本皮に見える持ち手と蓋部分の素材は
間近で見て匂いを嗅いだ限りは合成皮革のよう。

こちらの店員は明るい雰囲気のお姉さんとお兄さん。
日本語がかなり堪能です。
お姉さんは本皮だと言いますが、これは違うでしょう。
値段を訊ねると、38万ドンと言われました。
38万ドンをすぐに日本円換算できない私…(爆)
でもここはお金ない作戦でゆくことにしました。

絶対これは本皮じゃないというクレームを入れつつ
15万ドンというスタート値を吹っかけました。

お姉さんもお兄さんもさすがに驚いています。

「それはヒドイよ~!ハンドメイド!ここは皮!」

と言いながら電卓で30万代の価格を提示してきました。

私は15万ドンのラインをしばらく譲らず
先方が20万ドン代まで下げてくるのを待ちました。

28→26とだんだん値段が下がってきます。

この辺りで私は20万ドンを提示しました。
そして実は本命財布とドン買い財布を分けて持っていたので
少額のドンしか入っていない財布から20万ドンを抜き取り、

「明日帰っちゃう(嘘)からもうこれだけしかお金ないのよ~」

と20万ドン札をヒラヒラさせました。
薄っぺらいウエストポーチをドン用の財布に使っていて
実はもうちょっとたくさんドンが入っていたのですが
手のひらでお札を押さえて口を開いてみせれば
もう1銭も入っていないように見えるという
物は入らないけどある意味優れものなグッチのポーチに感謝(笑)

お店の人はさすがに困った顔をして25万と提示してきます。

「じゃあ、おまけして、彼女から1万ドン借りるから21万でどう?」

お姉さんとお兄さんから二人がかりの値交渉でしたが
あちらの根負け(笑)
本当にひろちゃんから1万ドン借りるふりをして
無事21万ドンでゲットしました♪

「オネエサンが一番安いヨ~」

とお店の二人はちょっと疲れ気味に苦笑していましたが
笑顔が見られるうちはよい交渉の範囲内でしょう♪えへ♪

隣でひろちゃんもさすがに「ありちゃん…すごい…」
とつぶやいていました(笑)

値交渉でしゃべりまくっていたら喉が渇いたので
飲食ブースへ行って今度こそヌックミアを飲もうと思い
看板にヌックミアと書いてあって、3サイズくらい
一番少ない5000ドンのを頼もうと思い、
ちょうどそこの店員で呼び込まれたおばちゃんに
「ヌックミア ワン」と頼みましたが…

おばちゃんは日本語で「1万ドン」と言います。
一番小さいので十分だから看板を差して
日本語で「5000ドン」と言ったのですが
おばちゃんは無愛想に「1万ドン」と答えるばかりで譲りません。
飲食物の値段は交渉もきかないと聞いていたのに
思いっきり倍額ふっかけられてムカッときたので
さくっと踵を返しました。やな感じ。

とりあえず二人ともお買い物が出来たので市場を出て
予定通り統一会堂を見学すべく歩き出しました。

横断歩道はすっかり慣れましたが、とにかく暑い…!
若干迷っている時、昨日遭ったバイクのおじさんその2に
また声をかけられました。
今度はあっさり通り過ぎてくれましたが油断は禁物です。

多少距離もあったので到着するまでに汗だく…。
しかも統一会堂の館内、エアコン効いてません…(T-T)
会議室や接待室の綺麗な調度品はよかったけれど
ベトナム人の団体旅行ぽい一団が途中
無理矢理割り込んできたりして若干うざかったです。

早くも体力を消耗し、冷たいものが欲しくなりました。

エアコンの効いているお店が意外と少ないため
どこで涼を取るかも問題…。

結局、ガイドブックに乗っていたアイスクリーム屋の
ケムバクダンで休憩を取る事にしました。
エアコンはガンガンではありませんが、そこそこ効いています。
ひろちゃんはシントー、私はレモンシャーベットをいただきました。
甘さがほどよく、やはりこういうものにハズレはないです。
食べ終わる頃合を見計らって
冷たい蓮花茶も出てきました。これまた生き返る~。

しばしの涼空間を出ると、また酷暑が身を襲います…。

ドンコイ通り周辺で昨日見のがしたお店などを回ったところ、
トンボというお店でさっき買った籐のバッグと全く同じ物を発見!
値段は28万ドンでした!
やはり38万は市場のふっかけ価格でしたが
定価の概念が稀薄なベトナムの、中心街に構えるお店で
28万ドンで売られているものを21万で買えたのですから
損はしていないでしょう♪よかった♪

あとは昨日も寄ったサイゴンツーリストセンターと国営百貨店で
買い足りかったお土産を買い足して…

またしても私の体力がタイムリミット。
今日は偏頭痛だけでなく、吐き気をもよおしてきました…。

グアムの悪夢再び…!?

無理矢理吐き出そうとトイレで頑張りましたが
朝ご飯以外は大して食べていないので
出るものもないみたい…(T-T)
何はともあれ薬を飲んで、ひろちゃんに平謝りしつつ
国営百貨店内のカフェで冷たいものを飲んで
しばらく休憩しました。

今日どうしても行かなければならない用事は
よりによって私が昨日頼んだZakkaの仮縫いの試着。
15:30仕上がりでしたが現在14:00。
18:15からシクロ散策&ディナークルーズを手配してしまったので
なるべく早くホテルへ帰って休憩したいところです。

1時間くらいなら早く仕上がっているかもしれないと思い
休憩してちょっと楽になりましたがまだ不調な体を引きずり
大した距離ではないので歩いてZakkaを訪ねました。

お店で「ホントは15:30なんですけど…もうできてます?」
と訊ねるとほぼ日本語OKな店員さんは笑顔で
「少々お待ち下さい」と奥の縫製所へ確認をしに行ってから
「今、袖をつけていますのでかけてお待ち下さい」
との返事をもらいました。

よかった…予定より早く帰れそうです。

5分ほどしたら奥のフィッテングへ呼ばれたので
仮縫いされたチュニックを試着しました。
ほぼイメージどおりの仕上がり。
ただ、裾周りがきつめだったため
めいっぱい広げてもらうことになって
今晩か明朝、ホテルまで届けてもらうことにしました。

その際併せて、生地の取扱、選択の際の注意など
タグがつかない分親切に教えてくれたのがよかったです。

帰りにノベルティとして、おそらくハギレで作ったミニ巾着を
購入した私だけでなく、付き添いのひろちゃんにもくれました。
ひろちゃんをすっかり私のペースに付き合せてしまったので、
せめてものお詫びに…なったかも?

この頃にはだいぶ薬が効きかけてきて、
ホテルまで何とか歩けそうだったので
歩いてホテルへ戻りました。
部屋はちょうどルームメイド中…。
でも係のおばさんは笑顔で中に入れてくれ
ベットメイクは済んでいたため、私はひえピタ貼って速攻ダウン。

1時間くらい寝ていたら、ほぼ復活。
薬の威力はすごいです…でも1錠1000円…。

予約手配したシクロ&クルーズまで十二分に時間があったので
ホテルの2Fにあるスパルームで1時間の割安フットマッサージと
美味しいと評判のこのホテルのケーキを…
私はさすがにまだ食べられる段階まで復活していませんでしたが
お茶して潰すことにしました。

ただし残念ながらマッサージは
希望時間に予約がとれなかったので×。

がんがんにエアコンの効いたホテルのカフェで
ゆっくり温かいアールグレイを飲んでいたら
ようやく体調も元通りになりました♪
これで夜のオプションが楽しめそうです。

ディナークルーズのピックアップをロビーでのんびり待っていると
お迎えの日本語ガイドのお姉さんがやってきました。
しばらく待って、手配されたシクロに各々乗り込み
ホテルから船着場までのシクロ散策が始まりました。

ガイドのお姉さんはバイクの運転手さんの後ろに乗り
私たちの傍にピッタリとついていてくれます。
トラブルの多いシクロですが、安心して楽しめそう。

昼間は暑さと思わしくない体調のせいで
じっくり見ることが出来なかった街の風景も
日が落ちはじめた今、ましてシクロなら
楽チンに眺めることができます。
買い物の予定はないけれどちょっと見たかった
骨董品店街も通ってくれたし
ライトアップされた市民劇場は昼間とは違う装いで綺麗だし、
シクロのお兄さんは時折、カタコトの日本語で
ガイドをしてくれて楽しかったです。

船着場に到着したら、ガイドのお姉さんの指示で
シクロのお兄さんにチップ2万ドンを渡しました。

ディナークルーズの船は、案外小ぶり。
乗船した時は私たちしかおらず
ひょっとして貸切!?かと思いましたが
出航間近にフランス人のグループが少しと
カップルが一組入ってきて、出航です。

やはりアルコールはあまり充実していなかったので
ハズレのなさそうなレモンジュースを注文し、
ベトナム料理のコースを頂きました。

景色はこれといってみるものはありませんでしたが、
食事は普通のレストランのように一品ずつサーブしてくれ、
落ち着いていただくことができます。
エアコンが効いていないためちょっと暑いけれど
時折窓から入り込んでくる風が気持ちよいです。

まず出てきた2種の揚げ春巻きは飾り付けが可愛らしい♪

ピンクフィッシュの素揚げをライスペーパーで包んでいただく料理は
ウエイターさんがピンクフィッシュを上手に捌いた後
付け合せの春雨や生野菜と合わせて
最初の1つをお手本で包んでくれました。

卵のスープはとろみのついた優しい味。

で、ほんのり甘い揚げ餅とともに頂く鶏肉のグリルが
とっても美味しかったです!

牛肉と豚肉の炒めものは
白いご飯と一緒に頂くようになっているためか、
味付けがしっかりしていてボリューム満点。

牛肉の野菜炒めは私の大好きなセロリが入っていて
タイ料理のパッカパオの辛くないバージョンそっくり。
あれはバジルが入ってるはずですが
そんな感じもするので基本の味付けは同じなのかも。
そういえば前に出されたライスペーパーに挟む生野菜類にも
ホーリーバジル(タイバジル)が入っていました。

豚肉の炒めものは日本の生姜焼きそっくりの味でした。
生姜がとても効いていて、どんぶり飯にぴったりです。

デザートのすいか、パイナップルは
苺の形に見たてて可愛く飾られていました。
すいか、あんまり好きじゃないので
パイナップルだけ頂いたのですが…
フィリピンのパイナップルが見た目も潤ってて黄色く
味も美味しいのと比べると
ベトナムのパイナップルは見ためスカスカぽくて
あんまり美味しそうじゃない…わりには甘かったです。

どれも美味しく、お腹いっぱいになりました。
お手洗いも、船内のわりには清潔にされていてよかったです。

帰りはガイドさんと一緒に、船着場からホテルへ。
ここで初めてタクシーに乗りました。
タクシーもトラブルの多い乗り物で、
ガイドさんから今後のためにレクチャーを頂きました。
いずれ使うつもりでいたので
参考までにメーターを確認、ホテルまで18000ドンでした。
安…っ!

予定より早く帰ってこられたので
ホテルのマッサージがやりたいな~と思い
2Fのレクリエーションフロアへ行ってみたのですが…
清掃員が入っていて終了っぽかったので断念。
1時間19ドル、やりたかったな~。


【本日の買い物】
・籐製の黒いハンドバッグ(ベンタイン市場)
・入館料(統一会堂)
・レモンシャーベット(ケムバクダン)
・シュリンプロール(サイゴンツーリストデパート内スーパー)
・Banh Dau Xanh(国営百貨店内のスーパー)
・レモンシェイク(国営百貨店内のカフェ)
・アールグレイ(ニューワールドホテル内カフェ)
・レモンジュース(ナイトクルーズの船内レストラン)