ヴァイオリン覚書♪~第8回ミッドランドスクエア音楽祭2012年03月31日

今日はミッドランドスクエアのアトリウムで行われる無料コンサートを聴きに行ってきました。

第8回ミッドランドスクエア音楽祭「ロシアより愛をこめて」

大好きなロシアの作曲家の作品が盛りだくさん♪しかも半日無料で楽しめます!

昨春、前のヴァイオリンの先生が出演されたので初めて教えていただき、聴きにゆきましたが、とても質の高い音楽が聴けて楽しかったんですよね~。
なので今年は先生出演されないけれど、是非聴きに行こう!と思って楽しみにしていたのです♪

11:30開演でしたが、椅子に座って鑑賞したかったので、少し早めに行って最前列ゲト!
しかも憧れのスタインウェイのピアノが目の前vvv
ピッカピカのコンサートグランドです♪


人影が写ってしまうくらいピカピカです。
音も硬すぎず柔らかすぎず上品。開演前に調律師さん兼司会進行役の方が音出しされているのを、間近で聴いてホクホクしていました(笑)

演目は上記リンクのとおり、協奏曲の弦楽アレンジヴァージョンから、アンサンブルまで様々。

最初のチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」は大好きな曲。弦楽器のハーモニーが美しく、力強く吹き抜けいっぱいに広がります。
これまでヴァイオリンパートの響きにばかり目がいっていたのですが、よく見ると、チェロは速いパッセージが多くて、すごく難しそう~!いつか弾くとしたらヴァイオリンだな…(笑)とか勝手に想像。

続くロシア民謡はソプラノの方のマットな歌声と、後半からアンコールのウィットのきいた演出が楽しかったですvvv
ラフマニノフ『ヴォカリーズ』はいつかヴァイオリンやチェロで弾いてみたい曲ですが、元は声楽曲なので、そのあたりも楽しめました。

超有名なラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』は管楽器ナシの弦楽編成による編曲ヴァージョン。指揮と編曲をコンマスの方がつとめておられました。
ちょうど今年編曲と、ちょっと指揮もやろうかと思っているワタクシですので、じっくりチェックさせていただきました(笑)
全体は…やっぱり原曲を聴き慣れてしまっていると、管楽器がないのでちょっと物足りないですね。

続くサックス四重奏は、ちょうど管楽器の音が恋しくなってきた頃合だったし(笑)、パフォーマンスがかっこよく、とても楽しめました。ヴァイオリンでもよく耳にするリムスキーコルサコフ『くまんばちの飛行』は管楽器だと指使いだけでなく息遣いも大変そうですが、管の方がより羽音の雰囲気が出ていたと思います。

前半最後のヴァイオリン四重奏&ピアノによるバレエ音楽も、チャイコフスキー『白鳥の湖』はじめ、知っている曲ばかりなので、楽しめました。これも編曲をなさった方の紹介が最後にありましたが、長い名曲をうまく繋げて、しかもハーモニーにするのは本当に大変だったと思います。聴かせどころ、組み入れたい旋律がいっぱいあるし、でも時間の制約もあるし、楽器編成も限られているし…さぞ苦心なさったでしょうが、素敵な構成で、ヴァイオリンの響きを堪能できました。

というわけで後半へ突入。
いったん席を離れねばならず、後半二組は立って鑑賞しました。

またまた超有名なチャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』メンコンと双璧といってよいほど演奏される機会も多く、チャイコフスキー国際コンクールのファイナル定番曲でもありますが、こちらもオケは弦楽編成につき編曲ヴァージョンです。管楽器がないとややこじんまりした感じはしてしまいますけれど、最初のラフ2よりは違和感なく聴けました。

ピアノ・ソロはプロコフィエフの通称:戦争ソナタ。繊細で力強いタッチが求められる難曲ですが、若いエネルギーで丁寧に弾いてくださいました。こういう曲はスタインウェイの本領発揮といったところでしょうか(笑)

そして今度の弦楽四重奏はヴィオラ、チェロも入った定番の編成。やはり音の厚みが違います。こちらも第1ヴァイオリンを、ラフ2やチャイコンで編曲、コンマスなさった方が担当されており、『シェヘラザート』などの名曲を聴かせてくださいました。ちょっとしたシャレを聴かせて、途中でチャイコンのワンフレーズを交えたり…肩の凝らない演奏会ならではの趣向があって楽しかったです。

ただ1つ残念だったのは、途中で立ち見に混じってきた不愉快な客がいたこと。演奏の合間に「説明はいいから早くやれやれ」だの、「そんな曲はしらん」だの野次を飛ばしていました。演奏中はずっと手のひらで小銭をジャラジャラさせていたし(怒)
いくら開放的なスペースで、気軽に楽しめる演奏会とはいえこの態度はあまりにもひどい。周囲で楽しんでいる聴衆の皆さんも顔をしかめていましたが、せっかくの演奏会をぶち壊しにしたくなくて、皆さんグッと堪えていらっしゃったと思いますし、私もそうでした。
ただでさえ雑音もたくさん混じってくる環境の中、一生懸命集中して、耳を傾けている私たちに素敵な音楽を聞かせてくださっているのに「あんな一生懸命にならんでも、なぁ?」などと周囲に同意を求めるような暴言も吐いていましたが、もちろん誰もうなずきませんし、無視。
興味がないなら、さっさと立ち去ればよいのに、この四重奏のはじめから最後まで結局立ち止まって居続けていましたので、演奏者の皆様には本当に災難だったとお察しします…そんな中でもにこやかに最後まで丁寧な演奏、ありがとうございました。

そんな災い去って…ここでようやく空いた椅子にも座れたので、プロコフィエフ『フルート協奏曲』はゆったり、じっくり楽しめました。フルートの冴えていながらも深みと温かみのある音が、とってもよく響いて素敵でした♪

トリは昨春もトリをつとめられた、アコースティックバンドの皆さん。今年も魅せる、聴かせる演奏で、ジプシー音楽に酔わせてくださいました。私もこんな風に、吹き抜けへ高く上っていくような伸びやかなヴァイオリンの音色が出せたら、気持ちいいだろうなぁ~vvv

出入り口付近でものすごく寒かったので、すっかり体が冷え切ってしまいましたが、7時間ほども音楽漬で堪能させていただきました。

で、この後呑み会だったので…とにかく温まりたくて、グリューワインで乾杯!


クナイペ ゲンゲンバッハ
この辺はドイツ料理の定番ですね
ザワークラウト、ハム、プレッツェル、黒パンなどはドイツ料理の定番ですが…たまに???というものが混ざってます(笑)

カイザーベーグルは…オーストリア?
ままま…この辺は定番ですね


ウィンナー、フランクフルトは定番ですな。

そして…んんん???
ウィンナーシュニッテル???パスタ???

ウィンナーシュニッテル?とバジルペーストのパスタ?

ちょっと不思議な組み合わせのドイツ料理コースでした (笑)
味は可もなく不可もなく。
まぁ、そう不味く作りようもないものが多いので…グリューワインは飲みやすかったです。

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