チェロ覚書♪♪3年7ヶ月~84回めのレッスン2012年10月25日

ペレーニさんの来日公演、第5回 早稲田大学交響楽団創立100周年記念演奏会の一般販売が始まっていて、まだ残席は十分あるみたい。やっぱプロオケじゃない点で、玄人が集まりにくいのでしょうか?

値段が安いのは魅力的なのですけど…遠征することになるし、どうせならプロオケで聞きたいし…てかソロリサイタルなら文句なしに行きたい!ついでのリサイタル公演はないのか!?というところで二の足を踏んでいます。

名古屋公演はクラシックでも"名古屋とばし"な傾向があるから、今後も絶対なさそうだもんな~ペレーニさんも良いお歳だし…この機会を逃したら生で聴ける可能性は薄くなるかも…。

うーーん。

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さて、今日はちゃんとチェロ個人レッスンの覚書です(苦笑)
残業ギリギリまでやって、ダッシュで駆け込みました。

J.Sバッハ『G線上のアリア』

発表会アンサンブル曲のひとつで、私はVnで参加することが決定していますが、「Vnパートはいい加減過去にも弾き込んできたので、この機会にVcパートを覚えたい」という私の希望で通常レッスンを休止し、あえてVcパートのレッスンをしていただいています。

言わば、"わがまま"ですので、自習不足であんまりヘロヘロじゃ申し訳ないし、同じ曲をVnと並行して今レッスンしている意味もなくなってしまいますから、疲れてヤル気の減退している帰宅時の自分にムチ打って、前日少し自習してきました。

が、その際、アホなミスを発見!!

ものすごく移弦とポジション移動が忙しなくかつ複雑で、なかなか覚えられず苦戦しているので、せめてどの弦を弾くのかだけでもパッとわかるよう、前回レッスン後に弦のアルファベット記号を書き込んだのです。

が、その弦記号がところどころ、Vnの並びに脳内置換されちゃってたのです!!

チェロの弦は高い方から A D G C と並んでいます。
演奏する際に楽器を構えて目視した時の並びもこのとおりです。

一方、ヴァイオリンを構えて目視した時の並びは低い方から  D A E と並んでいます。
これをですねぇ、どうやらチェロの構えの並びに脳内置換したようで、 E A D G と思ったみたいです…。
ただチェロにE線がないのはわかりきってて区別できてたので、低弦2つだけチェロ G C ヴァイオリン D G と無意識に置換して認識したようですね。

アホですね(爆)どんどんチェロ能力が欠乏してってますね。
おかげで折角書き込んだ弦記号は中途半端に間違ってて無意味。てか紛らわしく、それを書き直してる時間は前日なかったので、指番号と音で追ってなんとか数回通してみて、本日レッスンに臨んだのでした。

まずは先生と頭から通して一緒に弾きました。
いきなりボーイングで注意。

「弓が後ろ押しになってますよ。弓の量はあまり使わなくていいので、頭の音だけしっかり出して後は響きだけでいいです」

それがですねぇ、フィンガリング、移弦にほとんどの意識をもって逝かれるので、弓に意識が向けられません。
ましてや、最初の小節でいきなり前述の弦記号、書き間違ってるんですよ(苦笑)合ってるとこと間違ってるとこを確認して、今日までに間違いを訂正・削除する余裕がなく、フィンガリングの補助ガイドとして書いたはずが間違ったまま書いてあるという…その弦記号に惑わされながら、演奏してゆくので、ところどころ自身のない音はワンテンポ考える空白時間が出来てしまい、弓でちょんと鳴らして音を確認してから弾き流すものだから、どうしても後ろ押しにならざるをえません。

それでも普通なら2、3回弾けば大体覚えてゆくものなのですが、『G線上のアリア』に関しては、その程度じゃ覚えられないほどポジション移動と移弦が複雑で、音の振り幅も大きいし、しかも主旋律じゃないから旋律の流れが予測しにくいしで…ちょっとやそっと弾いたくらいでは弓に神経を注いで弾けるほどすらすら左手が動いてくれません。

ほんとに少しずつ、回数をこなすうちに流れを掴んできて、音を探る部分も正しい音を探り当てるまでの時間も減ってきてはいますけれど、初見で弾けちゃう鈴木教本2巻のバッハとは大違い。

「まだ同じところで弦を間違えたりしてますけど(笑)、前回よりはスムーズに弾けるようになってきたので、最後に他のパートの旋律を合わせてみましょう」

先生にヴァイオリンパートをピアノで弾いてもらい、通し演奏。

したのです、が、先生のガイド演奏がなくなった途端、行方不明になる箇所、大勃発!!
途中何度もつまづきながら、しどろもどろで何とかこんとか通して終了しました……疲。

「あはははは、ピアノがチェロと同じ音を弾いてる時は、耳がいいからすぐに正しい音を捉えていらっしゃいますけど、音で探っちゃだめですよ~。楽譜の音と、チェロの弦のどこで弾く音か、ちゃんと覚えましょうね」

だめだ…ヴァイオリンでもまだ指番号命だけど、チェロはもう絶対指番号と弦記号を外せそうにない……。

ニュアンスまでは出せなくても、せめてつっかえず通し演奏して、チェロの旋律を最後まで頭で鳴らしながらヴァイオリンが弾けるようにしたいなぁ…。