チェロ覚書♪♪カフェコンサート in SAKURAcafe2012年10月28日

今日はチェロ教室で相棒がグループレッスンを受けている先生のカフェコンサートに出かけました。

カフェコンサートなのですが、飲食しながら…というスタイルではないため、事前に近くの別カフェで腹ごしらえ。

カフェとデリ MittE
お惣菜がワンプレートにてんこ盛りでスープとパンor玄米ごはんもつくのミッテランチ1,200円に、+200円でお菓子とドリンクをつけました。
こんなに盛りだくさんなんですvvv

このお惣菜は呑みだろう!(笑)てことで、ドリンクはもちろん白ワインvvv200円の追加でグラスにいっぱいのワインがいただけるなんてお値打ち。

開店少し前に到着したのですが、中で待たせてくださいました。
外が見える窓際のテーブルは、椅子がソファーで落ち着きます。

この日のお惣菜に鹿肉のお料理があったので、あらかじめ「鹿肉がありますが大丈夫ですか?」と訊ねてくれる細やかな気遣いあり。鹿肉!!(大好物)」とむしろ大喜びする私(笑)

件の鹿肉は甘いタマネギソースが絡んでいて、柔らかく癖もなく、とっても美味しかったですvvv少量なのも、私には嬉しいvvv

人参のマリネ、インゲンのごま和え、のマリネ、グリーンスプラウトのサラダ、生野菜サラダ、じゃがいものオムレツ風(ケークサレに近い感じ)、かぼちゃのコロッケ白ねぎと蓮根のクリーム煮など…たくさんの種類が少しずつで、どれも丁寧に作られていて美味しい!!

私はパンを選んだのですが、皮がしっかり堅焼きのモチモチバケットでこれまたお惣菜によく合うvvv

スープは冬瓜のお味噌汁さつまいものポタージュが選べたので、ポタージュにしました。これも甘すぎず、さらりとしてて、シナモン(ナツメグだったかも)がいいアクセントになってました。

お菓子は、薄いスポンジにムースが乗って、生姜ジャムがついたプチケーキ↓
サイズがちょうどいいです
これまた食後にちょうどよくって生姜ジャムが美味しい!

いいお店を見つけました。ここまで来る機会はあまりないけれど、覚えて置こうっと。

すべてが美味しかったので、コーンミールのスコーン200円と、いちじくのスパイシージャム500円も↓テイクアウトしましたよ。
おかず系ジャムっぽいのかな?ワクワク

さて、本日はあいにくのしとしと雨降りでしたが、周辺の雑貨屋さんなどをうろうろしてから、演奏会会場のSAKURAカフェへ。

定員30名のコンサートでしたけれど、ほぼ満席でした。
先生含む4名のチェリストによるチェロだけのコンサートです。
狭い空間にチェロ4本!
15分のお茶タイムをはさんで、前半は超絶技巧、後半はチェロのソロからデュオ、トリオ、カルテットと徐々に楽器編成を増やしてゆくという面白い構成でした。

♪演奏会用ポロネーズ作品14(D.ポッパー)

ちょっと土臭い感じもする速いピッチの曲。ところどころに超絶技巧盛りだくさんという感じで、聴いてる方は躍動感があって、始まりの曲にピッタリだな~と思うのですが、弾いてる方はきっと大変だろうな~。

ちなみにこんな近くで聴いてました。
真横からガン見です(笑)

チェロ四本の音が、お腹にびんびん来る感じ(笑)

♪シャコンヌ(J.S.バッハ/ヴァルガ編)

ヴァイオリンを習う人ならほとんど誰もが憧れるバッハのシャコンヌをチェロ4本で堪能しました。
頻発する4音重音はチェロ1本ずつで分担するような構成になっていましたけれど、ソロの速いパッセージは個々でかわるがわる受け持っていらっしゃったので、ヴァイオリンよりインターバルのあるチェロで、音域も広いこの難曲に挑むのは、相当大変だろうと思いました。

ヴァイオリンより温かくて懐かしい感じのする雰囲気で、これもまたいいな~、っていうかバッハってやっぱりすごいなと改めて感動。

♪ジュリー・オー(M.サマー)

カルテットの白1点の男性がソロで演奏されました。
とってもエキサイティングで楽しい曲。「チェロは弓で弾くだけじゃなくてもいいんですよ、というジャズの曲です」と最初に説明してくださいましたが、ボディを叩いたり、駒のすぐ脇くらいを弓で弾いたり、アイリッシュっぽい感じもする旋律もあって、堪能しました。
ヴァイオリンではいつかアイリッシュを、と思っていますが、チェロも…パーカッション代わりくらいだったら出来そう(爆)

♪チェロのための二重奏曲 作品50-2より第1楽章(J.オッフェンバック)


こちらは前のソロ曲とは打って変わった、穏やかなクラシックらしい曲。チェロのちょっと甘くて温かい低音がしっとり楽しめました。「二重奏は会話をするように弾きます」と前説で仰いましたが、チェロの会話は落ち着いていて、思わず端で聞き耳を立てちゃう感じ?(笑)

♪アンダンテとスケルツォより アンダンテ(M.ドローヌ)

今度は三重奏。演奏前にチェロの先生が素敵なエピソードをお話してくださいました。
弓とか左手とかもうガン見です(笑)
何でも、先生がお師匠に「チェロのアンサンブルでいい曲はないですか?」と訊ねられた際、お師匠が自らフランスの古書店で見つけたこの曲の楽譜を下さったそうです。そんな前説のシメ、先生の一言。

「今日は私の生徒さんもたくさんいらっしゃっているので、いつかこの曲をどなたかに引き継ぎたいと思います」

先生から生徒へ、海の向こうでたまたま出逢ったひとつのマイナーな曲が受け継がれてゆくなんて、素敵ですね~vvv
私はK先生の直接の生徒ではないのですけど、ええ話や…と感動しちゃいました。

肝心の曲は、それほど難しい技巧はないけれど、チェロの音色の重なりが美しく、まったり聴ける味わいのある曲でした。

♪2つの小品 (J.ヨンゲン)

最後は四重奏。前説によると、作者はベルギーの方で、土地柄なのか、この曲の1つはフランスっぽく、もうひとつはドイツっぽい雰囲気がしますとのことでしたが、本当にそうでした。

作曲家の素顔までちょっと覗けちゃう、クラシック通じゃなくても曲想を味わえる、アットホームな演奏会で、肩肘張らずに音楽を楽しめました。

♪♪アンコール:リベルタンゴ(ピアソラ)

まだメイン料理、みたいなアンコール。ヨーヨーマーが弾いて今では超メジャーな曲ですが、私はヨーヨーマーの演奏はあまり好きじゃないんです…。
今日の四重奏の方が、情熱度がほどよくて、好みでした。
そしてやはり、私はチェロを弾くのではなく、叩く方向に路線変更しようかと真剣に思いますた(爆)

間近で聴ける演奏会、弾いてる人間には耳で堪能する以外の楽しみがあっていいですね。
芸術の秋、今日は久々に、休日の正しい過ごし方をしたような気がします。

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