チェロ覚書♪♪~東海学園交響楽団第30回定期演奏会2014年03月18日

今日はチェロ教室のチェロ生徒さん(面識はないけれど)が在籍されている学生オケの定期演奏会に行ってきました。

今回のプログラムは

ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調作品104 をコントラバスソロで
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」

*アンコール*
 ドヴォルザーク  スラブ舞より

でした。
指揮者もソリストも学生が務めているこの楽団、ドヴォコンをコンバスで!?という面白い趣向に学生が挑むというので、興味津々で足を運びましたが……

チェロ協奏曲をコントラバスソロでの演奏は、率直に、いやこれは大変!!
コンバスがこれだけハイポジ多用するの、初めてみたかもです。
演奏可能音域の問題である程度の編曲はされていましたけれども、もっと編曲しても良かったのじゃないかと思うほど、見るからに体勢が無茶!腕脚の長い人じゃないと届きませんっ。
この日は椅子に座らず立って演奏なさってましたが、お腹から楽器へ覆いかぶさるようにして、頑張ってハイポジを弾いてらっしゃいました。
いや~~若さゆえの……何とやら?(違)

演奏云々は置いといて、まずはこの難曲へ、ソリストとして最後まで懸命に挑んだその姿勢と努力の日々に敬意を表したいと思います。

ただ、やっぱりチェロ協奏曲はチェロ協奏曲として演奏した方が、安心安全、個人的にアマチュアチェリストとしても聴衆としても、もっと楽しめたなというのが本音ですが(苦笑)

むしろ、いっそ思い切ってオクターブ下げたり、思いっきり移調して、全く違うコントラバスのドヴォコンとして聴けたら面白かったかも。そこは似たような事を他曲でやってきたアマチュアアレンジャーとしての好奇心で。

今回、管は全体的に弱かったかな~残念ながら。
弦は飛びぬけて華やかな音を出している第1VnとVcの方が居ましたが、管は…あれ?というタイミングや音量、音程、音質が目立つところで気になりました。

冒頭ピッチが速くて大丈夫か???と思いましたけれど、最終楽章で修正した感じでしたかね。

「新世界より」は、このオケの音に私の耳も慣れたし、弦セレの音量バランスの凸凹も、曲調の問題か気にならなくなったので、比較的安心して聴けました。

個人的には、私の位置から一番よく見えた第2Vnの賛助の方のボウイングが綺麗だったので、途中からその方へ目線が集中(笑)
リズムの捉え方とか、演奏スタイルを見ていてもわかりやすく、速いパッセージもボウイングがきっちりしていて、腕は固定、肘から下が確実に移弦していましたので、プレイヤーとして参考になりました。

アンコールは恒例の退団式の後、オール・ドヴォルザークでスラブ舞で、今日の演奏中、一番よかったかも。
若さとエネルギーに溢れていて、勢いと楽しんで演奏している感じがストレートに伝わってきました。

この後、現役団員は海外へ演奏旅行とか。
羨ましい……私もまたプラハ行きたいな~~演奏旅行じゃないけどね。帰りのスーツケースにはもちろん、チェコビールをぎっしり詰めて(爆)


終演後にいつものスペインバルで呑んできました。
口取りがわりに1人1つ選べるタパスは、人参のサラダわかさぎのエスカベッシュにしました。グラススパークリングで乾杯♪

・フラメンカエッグ 500円

・マッシュルームオムレツ&トリュフバター 650円

・ラム肉の香草焼き 900円?

・魚介のパエリア(2~3人前) 1500円

お腹いっぱい!
余談ですが、この辺はコンサートホールが点在してるせいか、多分別のホールからの終演後のお客さんも隣席にいらっしゃったようです。(話題が明らかにクラシック系だった)
私も最近はもっぱらこちらのバルが終演後のふらり呑み店ですね。