チェロ覚書♪♪4年11ヶ月~117回めのレッスン2014年03月25日

前記事の『リヒテルは語る』と並行して読んでいたのが、チェロ友さんにお借りしたコチラ↓
言わずと知れたチェロの巨匠で、ちょうどリヒテルと同時代に活躍し親交も深かったため、たまたま両著を並行して読んだら、リンクする時事もあり、書き手の違いもあってかその相違を楽しむ事が出来ました。

リヒテルの本はちょっと根性と予備知識が必要ですが(苦笑)、こちらはクラシックの著名な演奏家や作曲家を知っていればまず、すんなり読めるのでおススメです。
その中で、私は実践できてるんじゃないかな~と思ったのが、基礎テクニックの重要性を説いてからの
「だが、自分が出したい音のイメージは、つねに最初から頭にあるべきだ」
との一文。
尤も、私の場合は自分の裡から創り出された音のイメージではありませんし、そこがアマチュアとプロの格差だと敢えてライン引きした上での事ですが、チェロならミクローシュ・ペレーニさん、ヴァイオリンならアリーナ・イブラギモヴァの音のイメージは常に私の頭の中にあって、ワンフレーズ、いや一音でも近づきたいと思って弾いています。ええ、これでもね(苦笑)

ただ漠然と「上手くなりたい」、より、「こういう音で、こういう風に弾きたい」という明確な目標があって、真似から入るのがアマチュアには手っ取り早いんじゃないかな、というのは持論です。

そんなわけで、今日もその理想のイメージにわずかでも近づこうとあがくレッスンスタート(爆)

■ヘ長調の3オクターブスケール
単音、2音スラー、4音スラーで弾きました。
しばらく拡張系が続いたので、フィンガリングがだいぶ楽な気がします~~。
さくっと自習もしてきたし、フィンガリングで戸惑うことなく、音程もそこそこ安定して弾けました。

「音程は問題ないので、ポジション移動の時に、左手は先へ倒れず、手前へ倒したまま、腕がもっと滑らかについてくるといいですね」
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■ウェルナー P47 練習曲 
頭1段は前回まで散々3オクターブスケールを弾いてきたイ長調だったのでスルーして、2段目の嬰ヘ短調のスケールから弾きました。まぁ、これはすんなりOK。

3段目からちょっと大変。3弦またぎのフィンガリングをキープしたままでアルペジオを、ヴァリエーション奏法で弾きます。最初はちょっと苦戦しましたけれども、2、3回弾き直すと左手の感覚も慣れてきてOKをいただけました。

ただ4段目、拡張系フィンガリングで同じ事をやろうとすると……やはり4の指が弦圧に負けて音程下がり気味になる傾向にあり、これは次週リベンジとなりました。

リベンジ含め、次の長い練習曲までが次回の宿題に。
練習曲は旋律がパターン化しててさほど難しくなさそうですが、フィンガリングキープがネックになりそう。
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「レッスン指導・コンサートのためのチェロ曲集1」より
『ロココ二重奏』

名残惜しいですが、本日が仕上げ演奏です。
二週間ほど前に自習で弾いた録音がコレ↓

※↑クリックで音源ファイルが開きます
チェロファント装着状態で弾いていますので、弓が重くて移弦が汚いですが……一応目立つミスはない状態のものをUPしました。

ただしレッスンは本番1発勝負です。
記念に、レッスンでの先生との二重奏を録音させて頂きましたのがコチラ↓♪
『ロココ二重奏』 (上…ありこ 教室チェロ使用、下…先生)
※↑クリックで音源ファイルが開きます
譜面では各ヴァリエーション毎にリピートがありますが、長くなるので割愛して……前半のマエストーソで一旦区切って、残りを後で通して弾いたので、合間の指導をカットした関係で若干流れが不自然なのはご了承下さいませ。

まぁ、一発勝負はこんなもんでしょうか…。
マエストーソ部分は、これまでのレッスンでは結構速度を巻いて弾いてましたが、今日は仕上げという事もあってか、だいぶゆっくりめで弾くように言われたため、却って粗が目立ってしまいました~~がーーーん。

総評は今回ばっちり録音したので全文ほぼママです(笑)
(マエストーソ部分は)だいたい音程もとっても綺麗なので、ロングトーンで音が抜けちゃわないように、少し急いじゃっている感じもあるのでしっかり繋いでたっぷりと歌うように弾くといいですね。
(メヌエット以降)最後のところはだいぶ速く弾けるようになりましたね!全体的に音程が綺麗にハモれていたので、メヌエットは問題ないと思います。以降もとってもいいテンポで弾けていたので、そうですね、後半は…特にヴァリエーションが変わってからが、ちょっと急がれてる感じ。すごく前に転んでいるわけじゃないんですけど、音形が見えなくなってくるので、こういう細かい動きをしているフレーズでも、いつも、もう少し息をするところとかフレーズ感を意識して、もうちょっと山が作れると……
折角メロディになっていても”作業”みたいになってくると、聴く人の耳に入って来なくなるので、メロディラインが浮き立ってくるように謳えると良かったかなと思います。
(先生ご自身で後半を弾きながら)この辺は確かに大変なんですけど、呼吸を忘れない事。フレーズの切れ目が、だいたい四小節くらいで固まっていると思いますので、その度に呼吸をし直すっていう事が出来ると、全体的にいい雰囲気が出てくると思います」

後半はおっしゃる通り作業に近く…弾きこなすだけで精いっぱいで、ちょっと誤魔化して弾いた部分もあったのが、心残りではありますが……また弾く機会がありそう?なので、今日の教えを忘れないようにして、次へ繋げたいと思います。
なんだかんだでこの本のほとんどの曲をレッスンしていただけて、勉強になったし、楽しかったですvvv

次回は、企画でチェロ友さんたちとアンサンブル予定の『ウィリアムテル序曲』を見ていただくことになりました♪
レッスン費のレベルは来月から上がってしまいますけれど、とりあえず鈴木教本3巻は回避(爆)

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