チェロ覚書♪♪シュトイデ弦楽四重奏団with藤原道山2014年11月23日

今日はSKEメンバーのFL-ペーチャさんに譲って頂いた招待券でコンサート♪

ここ半年くらい、月1回くらいでクラシックのコンサートに行けてて、嬉しいなvvv
ちょっと早めに出て、お買い物もしちゃおうかな♪
と、朝昼兼用でがっつりご飯を食べました。
・水炊き風鍋の残り汁で蕎麦米雑炊 自家製生七味添え
・自家製大根のお漬物
・↑の漬け液リサイクル胡瓜の浅漬
・お蜜柑
・栗のわたぼうし紫野和久傳
・ほうじ茶
久しぶりに休日、栄まで出るので、松坂屋とか三越に行こう♪と気張って、まずは松坂屋。
最近楽天スーパーポイントが貯まるようになったので、セール品買ってもついて、楽天ダイヤモンド会員としては嬉しいvvv

ちょいちょい買い物したらもう諭吉が……あわわ。
三越はコンサート後に寄る事にして、招待券を引き換えてきました。
後からコレ↑行くから、戦略を練る(笑)

というわけでシュトイデ弦楽四重奏団with藤原道山
本日のプログラム♪
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第1部(シュトイデ弦楽四重奏団)
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」ニ短調 D810

第2部(シュトイデ弦楽四重奏団&藤原道山)
ドビュッシー:無伴奏フルートのためのシランクス(パンの笛) 藤原道山ソロ
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番より(編曲:大島ミチル)
古典本曲:虚空(編曲:大島ミチル)
モーツァルト:オペラ「魔笛」より(編曲:大島ミチル)
フォーレ:ピエ・イエズ~「レクイエム」~より(編曲:千住明)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(編曲:大島ミチル)

アンコール
大島ミチル:La Festa
藤原道山:東風
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好きな曲ばかり!プログラム構成を確認した時点で、早くも期待が高まります。

シューベルト「死と乙女」は、キアロスクーロカルテットのCDをもう何度聴いたかわからないくらい聴きこんでいたので、違う四重奏団の演奏がどう違うのかを愉しむつもりで聴きました。

出だしの印象は……まずピッチが速いのと、会場が広くて席が3階だったせいか、音がこもって聴こえるような気がして、ちょっと残念。
ようやく響き方に慣れてきた2楽章あたりから、落ち着いて曲想を感じながら聴くようになりましたが、聴きなじみ過ぎたキアロスクーロカルテットの演奏とはかなり違うため、若干聞き流し気味になっちゃったかも(苦笑)
お隣のお客さん思いっきり寝てらっしゃったし(笑)

ところどころ、ドラマティックで素敵な部分もあったのですが、聴き込みすぎて変な違和感を覚えてしまったかもです…。
第1Vnの響きはとても華やかで、第2Vnの掛け合いもぴったり。チェロの温かい響きも素敵だったし…その間に溶け込むヴィオラも、第1Vnの華やかさをいい意味でマットにまとめていて、良かったです。
やっぱりもう少し狭い、室内楽向きのホールで聴きたかったな。

後で調べたらこの人たち、私とほとんど同年代(笑)
もっと年配かと(爆)思ってた…失礼っ!

二部から藤原道山さん登場。
映像では拝聴した事ありますが、生演奏を聴くのは初めてです。
ってか、尺八の音色が大好きなんです♪生尺八が久々すぎて愉しみ!!

ドビュッシー無伴奏フルートのためのシランクス牧神の午後への前奏曲と同じフレーズだけどちょっと違うのかな?
フルートとは全く違う響かせ方というか、鳴らし方というか……和楽器としての演奏とも違うし、完全に洋楽器寄りでもない演奏の中で、意外にも和の情景が浮かび上がったのが、何とも不思議で幻想的でした。

J.S.バッハ管弦楽組曲 第2番は弦楽器でなじみの深い曲ばかり。編曲がNHK『大英博物館』以来、大好きな大島ミチルさんなのも期待大♪
これも広いホールなせいか、第1ヴァイオリンと尺八のフレーズがユニゾンするあたりで、ちょっと第1Vnの音に埋没してしまうのが残念ではありましたけれど、尺八の音色は先のドビュッシーとはまた違う吹き方で、今度は洋楽器寄りだったのが好印象。
古楽アンサンブルのリコーダーを思わせるような響きが、古楽器やおそらく古典調弦ではない音色の中で、古楽演奏独特の”もわん”とした響きを醸し出していた気がします。

古典本曲:虚空は尺八の曲の中で超メジャーな一曲。これを弦楽アンサンブルとコラボさせたら……しっかり和テイストでした!
また尺八の響きが…ザ・尺八!!でツボ!!!
弦楽器って不思議と和の旋律に合うなぁとは、前から思っていましたが、三味線でもなく琵琶でもない弦楽器の響きが、和楽器としての尺八の響きを後ろ押しし相乗効果をもたらしていたのには、心が浮き立ちました。

あ、お隣のお客さんももう寝ていませんでしたし(笑)
それだけ心動かす演奏だったということでしょう!

そして嫌いな(笑)モーツァルト「魔笛」。パパゲーノのアリアはありませんでしたが、有名なソプラノの夜の女王のアリア?だったかな、あのコロラトゥーラのところが尺八で演奏されました。
これ、歌唱技術もかなりの難易度だけれど尺八でもめちゃ難しいのではないでしょうか!?
コロコロコロッと鳥の喉あたりで鳴らすような声?みたいなフレーズが、尺八で綺麗な音の粒で鳴っていたのには驚きでした。
可愛い音がとても尺八とは思えないニュアンスでしたし、色々びっくり。

お次のフォーレ「レクイエム」は私の泣き曲第2番!
不意打ちで聴くと必ず泣いてしまう、大好きで、そしてとてつもなく美しい曲。
「魔笛」からのギャップも手伝って、
 Pie Jesu, Domine Dona eis requiem.
 Dona eis requiem Sempiternam requiem.
の旋律が尺八の音色で美しく、少し和楽器のテイストで鳴り響いた段階で、もうウルウルっときてしまいましたよ。
てか、ここで和楽器テイスト出すんだ!?というアプローチの仕方にも驚き。それが違和感なく、心にしみわたってきたのは、美しいフォーレの旋律と、尺八の音色がどちらも美しくフィットしたからでしょうか。
尺八独奏だったら、もっと物哀しい雰囲気になったかもしれませんが、寄り添う弦楽器の調べが癒しを与えてくれました。

そしてプログラムを華やかな締めくくるバルトークルーマニア民俗舞曲はエキサイティングに。尺八ってサイズ1つしかない(八寸)と思ってましたが、この曲では音域に合わせて3つの尺八を使い分けていらっしゃいました。後で調べたら六寸とか四寸もあるんですね!低音部ではすごく長いのを使われていたから、ひょっとして二尺くらいあるのかな???
低音の尺八は少し扱いづらそうでしたが、持ち替えもスムーズに、曲想を見事に表現していらっしゃいました。

はーーー!楽しかった!!
もっと和楽器然として、西洋音楽も和テイストへ引っ張り込んでいくのかと思ったら、曲によってアプローチを変えていらっしゃるみたいで、ありそうでなかったテイストとか、違和感なく聴けた曲とか、それぞれをそれぞれに愉しめました!!

拍手は鳴りやまず、アンコールは2曲!!
大島ミチル「La Festaはどこかで聴いたクラシックの名曲フレーズが盛り込まれていて、まさにお祭りムード。
クラシックの定番曲満載のプログラムの〆に、フレンチなクラシックテイストが心地よかったです。

東風は藤原道山さんのオリジナルなのかな?これこそ、弦楽器のピッツが琵琶のような装いで和の情景を描き出す中、尺八の響きも私が大好きな、日本の海に吹きすさぶ風のような激しさと、凪いだ空の静けさを両方味わえる曲調になっていて、とても素敵でした♪

楽しいコンサートの後は、ご一緒したチェロ友さんとお茶vvv
★ア ラ カンパーニュ
・季節のキッシュプレート+デザートセット
朝昼兼用にしたものの、お腹が空いて結局遅すぎるランチ。
何度も利用しているアラカン、実はランチ食べるのは初めてでしたが、かなりボリューミーでした…げっぷ。美味しかったけど。

そして……何か似たような事、以前のブログにも書きましたが、長く楽器を続けていると良い事も、もちろん好ましくない事もあります。
それを話してわかってもらえるのもまた、楽器を通じて知り合ったお友達。
色々ぶっちゃけトークやら、相談に乗って頂いたりして、たまたま頂いたチケットでついでにそんな時間も頂けて、癒された一日でした。

またお気遣い頂いて、こんな素敵な頂きものまでしてしまったし!
でもこの後、ストレスで相変わらず大人買いしてしまったのですけどぉ………そろそろお財布の紐も、楽器へのモチベーションもバシッと締めなければね!

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