・ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
本日のアリーナのドレスは、カーキのローマ帝国時代のチュニックドレス風、同系色のパールがかったヒールがさりげなくオシャレなコーディネイト。昨日は鈍色のサテンのドレスに黒のエナメルヒールでしたから、今日の方が季節感とオシャレ度が高いですね♪
前回のショスタコーヴィチVn協奏曲は、2日でかなりアプローチが違ったので、今回はどう出るか…!?と固唾を呑んで見守っていました。
出だしの美しい音は昨晩と同じ。ニュアンスも大差はなし。
でしたが、あ、昨晩よりかなり強く強く、べったりとしたボウイング。終始そんな感じでした。
音量負けを気にしてか、オケも昨晩よりは音量を抑えて弾いていたような気がします。
今日の方が、テクニカルな部分でよりストイックに補強しているような演奏でしたが、それがブレーキをかけてる感がしなくもない……曲想という点においては、昨晩の演奏の方が、いい意味でほどよくアクセルが効いてて良かったかも。
オケとのバランスは、今日の方が良かったのですけどね。
同じ温度感で2日間クオリティを保つのは、プロでも難しい事でしょう。
…という逡巡がご本人にあったかどうかは別で、あくまで私の客観的な見解です。でも今日は興を削ぐフライング拍手もあって尚更、昨晩のパフォーマンスに軍配を上げたい気分でした。
これは、いい方向へ解釈すれば、”素晴らしい演奏に思わず勢い余って拍手してしまった”と言えますが、悪く捉えたら”やっと終わった”と半ばブーイング気味に演奏を巻いたように捉えられかねませんよね。
アリーナがまだ弓も下していない段階、しかもソロヴァイオリンのロングトーンに重なるオケの最後の音が譜面どおりの長さ終わってないくらいのタイミングで、いきなり拍手が飛び出したので、ちょっとマナー違反かなと。
昨晩の拍手が、感動の演奏にふさわしいタイミングだっただけに、アリーナ大ファンの観客として今日は軽くショック……。
同じ客席のこっちが焦っちゃったくらいでした。
それと関係あったかどうかわからないけれども、今日はアンコールなし。
良かった~昨日行っておいて。両日アンコールなかったら、なんかすごく損した気分だもん。アリーナファンとしては、年に数回の、生アリーナに触れる貴重な機会なので、聴けるだけ聴きたいんだし!
・ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
前述ベルクの残念感(決してアリーナやオケの演奏が残念だったわけでは、断じてありません)はブラ4で払拭しよう!と休憩挟んで気を取り直して聴きました。
今日も昨晩同様、厚い演奏でした。
昨晩よりやや前のめり?、勢い余ったフレーズでバラついた箇所が若干目立ったかな?とは思ったものの、そういう部分はむしろ人間味があっていいんじゃないでしょうか。
昨晩ちょっと入りが甘いかな?と感じた、管の楽章入りも気持ちよく入ったし。
アルミンクさん自身は、昨日の方が熱かったように思いましたけれど、今日も色彩感は損なわれていませんでした。
アルミンクさん、見た目のスマートイケメンさとは裏腹に、情熱的で、しかも最敬礼くらいの深々とした丁寧なおじぎと、オケへの敬意がありありと感じられる終演後のしぐさの数々も好印象。また名フィルとの共演があったら、どんな曲をどんな風に聴かせてくれるのか、興味あり。
はぁ…これで今年のアリーナ・ウィークが終わっちゃった…しょぼーん(´・ω・`)
でも、それぞれ違う表情を楽しませてくれたアリーナへの感謝、地元名フィルの好演に祝杯を上げたくて(単に呑みたいだけだろ)、冷やおろしに合わせて三越の催事「日本全国味紀行」で和食弁当を買って帰りました。
・橋本幹造監修 彩り鮭弁当
・開拓おかき 白老虎杖浜たらこ
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