ヴァイオリン覚書♪10年11ヶ月~393回めのレッスン2016年03月08日

右手首の腱鞘炎がなかなか治まらず、自習は控えめにして早く治そうと努めたのですが、デスクワークもあるしで結局芳しからず。
今回YAMAHAアルバム3の卒業で、モンティ『チャールダーシュ』の仕上げ演奏だから、なるべく良いコンディションで臨みたかったのに~~くすん。

今日はレッスン前、レッスン料に含む設備費の値上げ改定のご連絡がありました。
うちの教室の防音室、個別空調じゃなく、めっちゃ空気がこもって暑いので(T0T)、設備費値上げになるなら何とか対策してほしいんですけどねぇ~扇風機じゃなくて冷風機を置くとか。

■ト短調の4オクターブアルペジオ
前回と同じアルペジオを、今日は1拍分&2拍分スラーで弾きました。
ちょっと音程が妖しかったけれど、あまり深いツッコミなく終了。
次回は変ロ長調のアルペジオです。


今日から新しいエチュードです。今日は全体の半分まで、トリルは冒頭記載の2パターンで弾きました。
一応ざっくり譜読みしてきたのですが、スラーの位置をうっかり勘違いしてて、トリルのあとの十六分音符2つまで1スラーにして弾いちゃってたので、頭から先生と弾き始めてすぐ指摘され、修正したんですけれど、それほど自習してないのに、なんかスラーで弾くクセが抜けきらず(苦笑)

ボウイングとスラーに気を取られたら、譜読みしてあった音程があやふやになっちゃった(笑)

「トリルは問題なくきれいに弾けていますので、次回は後半を弾きましょう」

トリルはアイネクでかなり鍛えられたおかげで、わりと苦手意識薄れました。元々ピアノじゃ得意な方だったのだけど、ヴァイオリンに転向してから思うように弾けなくて、つんのめったようなトリルになっちゃってたので、結構苦労したんですよね~。


モンティ『チャールダーシュ』
今日は最初から、先生のピアノ伴奏に合わせて弾きました。
あ、今日はこっそりレッスンすべて録音していて、まず1回めの通し演奏をした時も、意識して臨んだのですが……ああっ!!!ああああああっ!!!

【C】【D】など八分音符の規則的な速いパッセージに関しては、リズム奏も取り入れながら意識的に速度を落とすイメージで奔らないよう弾くように気を付けた甲斐あって、割と音の粒がそろうようになって、今日のレッスンでもそれを実践できたのはよかったのに……

この曲に取りかかりはじめた時の方がきちんと弾けてた【B】の不規則な連符のフレーズが、どうにも奔ってしまってうやむやのぐちゃぐちゃに~~<(T-T)>おーまいがーーーー。。。

【F】のフラジオレットもだいぶ混じる雑音が減って改善されてきただけに、雰囲気を作る肝心の序盤がダメで、もう即座に弾き直したい気分!
ここは先生にもバレバレなくらい乱れてたので、「最初綺麗に弾けていましたので、ちょっと確認し直しましょうか」とのお申し出もあり、ゆっくりめの速度で確認演奏しました。

フィンガリングと鳴らす弦を確認すれば、普通に弾けたので、テイク2で通し演奏。

でも、ああああっ!今度は【E】の重音がなんか汚いし、ダブルストッピングになってないし!と思ったら、そこより同じフレーズの弾き方について指摘が入りました。
「重音と重音の間を切って弾いているような印象なので、全て繋いで弾きましょう。まず一番高い音だけで弾いてみてから、重音にしてみましょうか」

無意識だったけれど、ファ♯を高めの音程で捉えるとか気を取られていたら、全体の流れへの意識が薄れてブチブチ切れになっちゃってたみたい。

「あ、それと、ミの最初のフラジオレットはA線で鳴らしてくださいね」

やっぱり間違ってた。私、E線で鳴らしていたので、少し低めのポジションで行けたのですけど、同じ音をA線で鳴らそうとするともう少し高いポジションになるため、その再調整も。仕上げ演奏なのに、直すところが多すぎ……。

ここから最後までを弾いてみて、ラストテイクがこの録音です。


ぎゃーーー!!弾き直し含めると3、4テイクめくらいになるので、さすがに手首が疲れてきて、集中力も切れかけてしまって、折角弾けてたフラジオレットが汚いし、粒を揃える努力をした【C】【D】【G】【H】もところどころ音が飛んじゃったりして、なんだか不完全燃焼感満々なのですけど……
手首が疲れる前に、最初のテイクできちんと弾くべきでしたね…がっくし。

あと、”録音してブログにUP”と思うと、やはり無意識に身構えてしまうみたいで、人前で弾くほどではないにせよ、普段のレッスンとは違う緊張感がありました。

人前で弾いたらもっとボロボロになるって事だから、本番一発勝負に慣れるためにも、これからは仕上げ演奏の度、録音するようにしたいと思います!!

最後になりましたが、通し演奏をするようになってから疑問に思っていたフレーズのフィンガリングについて、やっぱりモヤモヤしたので先生に質問してみました。

赤枠で囲ったフレーズのフィンガリングなのですけど、
【G】【H】も、調性が違うけれど全く同じフレーズなのに、なぜか楽譜に印字されてたフィンガリングが違ったのです。

これが【H】の方。
ね!前後の繋ぎという理由も考えてみたのですが、全く同じなので、それはない。

「本当ですね!!これは1でポジション移動でいいと思います」

1ですか!私は2でポジ移動の方が弾きやすかったのですが……

「弾きやすい方でいいですよ。でもこの場合はそういう意味で印刷されたものじゃないと思うので…多分ミスプリントですね(笑)」

この曲は、チェロ教室の夏のライブセッション発表会でソロ演奏する事に決めました。
ので、そこでリベンジという事にします!!
人前で弾いたら、更にぐちゃぐちゃになるのか……ドキドキですが、本番まで3ヶ月あるので、もっと弾きこんで、もっと個性というかアクを出して、この録音とは一味違う演奏にしたいです。

さて、これにてYAMAHAアルバム3の全曲奏覇いたしました!!
途中で発表会の曲を弾いたり、シャコンヌ弾いたりして脱線したので、だいぶ時間がかかりましたが、取りかかった当初より成長できてるといいなぁ。

次回からは「なにか弾きたい曲がありますか?」と訊ねられましたが……
ヴィターリ『シャコンヌにとりかかる際、収録されてるからという理由でYAMAHAアルバムEXを買ってしまって、結局『シャコンヌ』は簡易編曲版で使えなかった…という経緯があり、未使用だったので、折角買ったし使いたいと思い、その中から比較的楽そうな(爆)美空ひばりさんの名曲『川の流れのように』をレッスンする事になりました。

新しいテキストに向け、新たな気持ちで、頑張ります!!

チェロ覚書♪♪6年11ヶ月~165回めのレッスン2016年03月08日

本日もWレッスンです。
右手首の腱鞘炎が治り切らないため、チェロの自習は書きこんだフィンガリングで音が捉えられるか、前日ざっと確認程度して臨みました。

いつもどおりスケールからスタートです。
■変ホ長調の3オクターブスケール
今日は単音だけ弾きました。
手首の痛みでボウイングがダメな分、左腕のスライド移動は多少意識したつもりだけど、左腕に指摘は入らず、スルーしてほしいボウイングに指摘というか、意外やお褒めの言葉を頂きました。

「手首が使えない分、うまく脱力出来ているみたいですね。今日はいつもより低弦が良く鳴っていて良かったですよ」

あれ?いつも力使いすぎなのかな???
加減が難しいです……。


★ラフマニノフ『ヴォカリーズ』
今日はネットで拾った譜面の中で、記譜がおかしい箇所を前日修正して、自分で作り直した楽譜を持参しました。
でも結局、最初から自分で移調して作った方が早かったかも(苦笑)
強弱記号も一カ所、先生がご覧になって「この流れでmp(メゾピアノ)はありえないので、多分ミスですねと仰ったし。

まぁ、そんなこんなで一応フレーズの修正はしたので、後半のボウイングやスラーの確認をしつつ、正しい音程を捉えられているか弾いてゆきました。
った譜面は、下から2段めの4分の2拍子1小節が抜けてて、1カッコへの繋がりがおかしかったため、意味不明な流れになっていたのでした。
先生が指摘したmp(メゾピアノ)は、下から3段目のdim.(ディミニュエンド)の前の事で、ff(フォルテシモ)の流れからこのタイミングでいきなりmp(メゾピアノ)はなく、dim.(ディミニュエンド)のタイミングで落とすのが正解との事でした。
覚書のため、今日のところはあえて残しておきます。

あと、フィンガリングだけ確認した時点で、最後の段のド♯を1と書いてましたが、2の間違いですので今回修正。
音程はまぁまぁ捉えられたので、今日決めたボウイングでとりあえず弾いてみて、またつけたいニュアンスによって修正していくことになりました。

この曲、好きな曲だったけれど、これまで正直ヴァイオリンでも弾いてみたいとは思わなくて、今回もたまたま勉強になりそうで知ってる曲だったから選んだのですが、弾いてみたら結構いいかも。

チェロ編曲譜は一般的にこの譜面より3度高い音域の調性で演奏される事が多いのですが、ほとんどト音記号の記譜で、ハイポジばかりに偏ってしまう気がしたので、今回はこの編曲を選んだんですよね。

譜面の修正ついでに、ピアノ伴奏譜も移調して自動演奏できるように作ったので、仕上げ演奏は伴奏音源と合奏してみたいです。