ヴァイオリン覚書♪11年6ヶ月~414回めのレッスン2016年10月11日

アンサンブルクッキングまで最後のレッスン……だったんだけど……。


■変ロ短調の4オクターブアルペジオ その2
今日は1拍1スラーで弾きました。

4拍めの「シ♭、レ♭、ソ」を1、3、4のフィンガリングで捉えるのですけど、ここがとても厳しいフィンガリングで…1&3って間に間隔があるみたいに思えますが、指板ギリギリあたりまで来ると、指と指はほとんどくっついてるどころか、横並びしたらもう違う音になっちゃうくらいの厳しい世界。
音質を保つためには弦より外側に指を引いて捉えた方がよいそうです。でも、それだと指と指の間隔を密に捉えるのが難しいため、弦より内側に指をアーチ状にして、1と3の指は気持ちクロスするくらいのつもりにした方が、正しい音を捉えやすくなります。

ただ、それでもちょっと力加減が変わっただけで音程が変わっちゃうものだから、上りで探りながら何とか捉えた音程が下りで4(シ♭)→4(ソ)→3(レ♭)→1(シ♭)と弾くうちにずれてきちゃう。そうすると、ポジション移動した次のフィンガリングも曖昧になり…どの指で弾くのかすら怪しくなります……。

単音で弾いた初回は多少の音程も誤魔化して、フィンガリングが間違ってても音を取りにいってたのでその辺スルーしてましたが、弾けてないな…という自覚もあり、次回もう1度スラーで弾く事になりました。


残りを最後まで、先生と一緒に弾きました。
1回だけ自習してみたんだけど…臨時記号が多すぎて、音程が全くわからず(( ノД`)シクシク…
音程さえわかれば弾けるはずなので、すっぱり諦めました(爆)

で、今日先生と一緒に弾いたら、やっぱりサラッと弾けた。腱鞘炎に悩まされつつ、GやDのハイポジションも何とか弾いているので、この曲で最大の難点はフレーズ感が予測できず音程がわからないから弾けないという点に尽きますな。

これまで2、3回同じところをレッスンしてきましたけれど、今回は1回でOK。
次回は頭から通して弾く事になりました。
でも、一人で弾いたら弾けないんだろうな……あわわ。
次回レッスンまでしばらく間が空くので、ちょっと頑張って自習してみるか。


★J・Sバッハ『二つのヴァイオリンのための協奏曲』第2Vn
先に申し上げると、実は先生がアンサンブルクッキング本番まであと1回レッスンがあると勘違いなさってたらしく、今日のレッスンはこの曲だけ、しかも仕上げ演奏できず中途半端なところで終了~~でした。
でも、個人レッスンでじっくり弾いた事があるし、忘れている部分(特に音程)の確認と、アーティキュレーションを更に加味した演奏を目指すのが目的だったので、私的には十分復習が出来たと思います。

今日は一度一人で通し演奏して、細かな技術の注意点をレクチャー頂きました。

「八分音符はもっとスタッカート気味に切って弾いた方がいいですね。今の感じだと少し余韻が残っていて歯切れが悪くなっているので」

というわけで、冒頭三小節あたりの八分音符を確認演奏しました。
しっかり弦に弓を噛ませて短く切って弾く、を意識して弾いたら、OKもらえました。

続くこの↓フレーズ、それに類するフレーズも該当しますが、
「ロングトーンの後の最初の十六分音符に、”新しいフレーズの始まり”という意識を持って入ると、よりフレーズに起伏が出来ますので、少し意識して弾いてみましょう」

意識すると、ひと呼吸短い息継ぎが入るような感じになりました。
切れ目が出来ちゃうと思ってたけど、その方がメリハリがつくみたい。

上記フレーズに続く、この↓フレーズにも1点。
「気持ちクレシェンドめで、第1Vnのフレーズ感に添うようなイメージで弾きましょう」

何となくクレシェンドしてるつもりだったけれど、譜面には何の指示もないので割とサラッと弾いてたのですが、もうちょっとわかりやすく山を作った方が良かったようです。
多分第1Vnと合奏すれば、おのずとクレシェンドぽくなると思いますが、言われた通りに弾いて確認しました。

ここ↓は、八分音符を切って弾くのは言うまでもなく、フレーズ感という意味でもう1点。
「八分音符の後に十六分音符の中で跳躍する音がありますが、慌てて均一に十六分音符で弾こうとしなくてもいいです。跳躍する直前のシ(♮)をタメる感じでミに入ると、フレーズにもより起伏が感じられるようになります」

縦ラインを揃えてパキパキ、というのがバロックの弾き方のイメージですが、均一に刻んでるフレーズからの変化を感じさせるような工夫も必要という事ですね。

時間の都合で頭からリハーサルマーク【B】の終わりまでを、先生の第1Vnと合奏してレッスン終わり。
次回続き…という話になって(アレ???)

「アンクまでにもうレッスンないんですけど…(まだこの曲やりますか)?」

と私が訊ねた時点で、先生の勘違い発覚。
っていうか、結局もう1つの課題曲『コラール』は全くレッスンせず(笑)
まぁ、弾けない曲ではないし、アンクの参加要項にも「完璧に弾けなくても大丈夫です」みたいな事は書いてあるので、全くレッスンしてない生徒が居る事も想定内?

そんなこんなで次回レッスンどうするかは、うやむやのままになってしまいました。

F先生にドッペルを指導頂くのは初めてでしたが、3年前に個人レッスンで終了してる曲ですので、アンク終わった後までもレッスンする必要性は…正直ないかな。
そりゃ、バッハは永遠のテーマですので、反復練習、復習するのは有意義だけど、今は必要性のある曲が優先ですから。

一応、次回レッスンの曲をどうするかは自分でも考えておこうと思います。