フラジオレットとかあって、結構音域がポーンと跳びます。
先生の示して下さるフィンガリングに従いながら、たどたどしく弾き進め…2段のフラジオレットのあたりで「うぉっ!結構跳ぶなぁ!」と呟いたら先生に、
「いやいやコレ、ありこさんが編曲したんですよね?」
と苦笑いで言われました(;^ω^)
いやいや毎度、全てのパートをとりあえず机上、譜面上で編曲してるだけで、特に原曲のスコアなんかがあるものは、編曲と言っても原曲のパートをアンサンブルの楽器編成に置換する作業ですから、実際に通しで弾いて最終確認するのはヴァイオリンとピアノくらいですヨ(笑)
チェロは…レッスンでボウイングとか、置換による演奏困難なフレーズを確認程度に弾いてるだけで~~~。弾きこなせたらいう事はないのですけど、なかなかそこまで余裕ナッシング(;´Д`)
今回は他に今弾きたい曲や、弾くべき曲がなかったので、多少は弾けるようにしておこうかなと思っただけで。
それにこの曲、速度がゆっくりで、身に着けると良い基本的な技術要素も盛り込まれていますしね。
そうそう、冒頭から全体的にスタッカートなのだけど、色んな音源を聴いてもわかるとおり、短く鋭いスタッカートではなくて、訥々とした、何かが忍び寄るような感じのスタッカートですから、ニュアンスを大切に弾けたら(弾いて頂けたら)いいなと思います。
音域は高いですが、低弦の弓圧調整がヘタで上手く鳴らせない&チェロのポジション移動や移弦が苦手な私にとっては、ほぼA線の移動だけで弾けるこのあたりのフレーズは、音程を捉えるのが楽チンです( ゚∀゚)アハハ
って言うとまた先生に、「それは耳が良い人だから言える台詞」とか言われちゃうんですが(-_-;)
他のパートが入ってこなければ、音程も問題なく捉えられそう。
ただ、この曲はスコアを見ていてひしひしと感じた通り、合奏した時に己のパートを保つ事が重要です。というのも、それぞれのパートが独立した旋律を、縦ラインのタイミングもバラバラで入ったり退いたりするので、一人では弾けてても合奏したら急に弾けなくなるパターンに陥りそうなのが…不安。
しかも四拍子裏拍→途中から正拍ですしね……不安。。。。。
ですから、私も合奏練習が始まるまでにはある程度、各パートのフレーズまで頭に叩き込んでおかないと。
ともかくモーツァルト『レクイエム ニ短調』に関して今日はここまで。
レッスン終わりがけには、本番まで1カ月切った「Inverno~最初から最後までありのままで冬のソナタ」の合わせ練習やリハの過程で、ちょっと疑問に思った事や困った事を先生に質問してみました。
【質問1】
「チェロの跳ばし弓って、どう教えたらいいですか?」
チェロ2パートを担当するお二人さんが、苦戦しているんですよね。
私自身もついさっきヴァイオリンレッスンで細かな指摘が入ったばかりで、出来てると思っても出来てなかったりしたので(;^ω^)
ただ私の場合は、ヴァイオリンに関してはある程度跳ばし弓奏法が出来るけれども、実際に使えていない状況だったので…半円を描くようにと言われて、何となく出来てるレベルで終わったけれど、元々跳ばし弓が出来ない人にはどう教えるんだろ???
っていうか、そもそもどうやって覚えたんだっけ???
チェロでは習った記憶もないけれど一応、バロック曲のレクチャーではそれっぽい弾き方を教えて頂いたような……???遠すぎて記憶曖昧。
先生曰く「反復運動」との事でしたが…、元々、弓圧の調整が出来ていなくて、弦へ弓をしっかり乗せられていないらしい相棒Vc-hikoちゃんは、音を鳴らすより殺してしまいがちだそうなので、跳ばし弓奏法のレクチャーをする以前にそこをクリアしなくてはというのが、先生の初見らしいです。
なるほど。素人があれこれ、この曲に必要だからと、当人の現状技術レベルに則さない技術を盛ろうとしても無理ってことか。
私自身もチェロではレクチャーされた事がないし、弓の持ち方がそもそもヴァイオリンと違うから、必要なのかどうかすらもわからなかったのですけど、プロの演奏を見てるとどうも使ってるぽい。
かたやヴァイオリンでは、早い段階で当時の師匠から指の屈伸ストレッチを強く勧められ、早く指弓を体得すべしと言われ続けて実践し続けた結果、今に至っている(指弓を使える)ので、チェロではそんなに必要ない技術なのかなと思っていました。
が、これに関してはサクッと
「使います。
でも指弓が使える弓の持ち方が出来ている生徒さんは、なかなかいない(´;ω;`)ウッ…ので、それよりもまず弓を正しく持てるようになってから、と思うとそこまでいけないんですよね~」
だそうです(;^ω^)
私の場合でヴァイオリンに関しては、逆に指弓の屈伸運動をずーっと鉛筆でやってたら、なんとなく弓を持った時の指の使い方がわかって、なんか変な持ち方だなぁと違和感満々だった弓がフツーに持てるようになった気もするのですが…
そこは先生それぞれのお考えがおありでしょうから、心の中に留めて。
やっぱり出来ない事を出来るように導くというのは難しいんだなぁというお話しでした。
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