オランダ旅行o(^o^)o2日め~アルクマールで歩き回るチーズ市2018年09月21日

このスライスされたクミンシード入りチーズ(左下)がとっても美味しかったです!
クミンシード入りチーズが出てきたのはこの国が初めて!ありそうで、なかった感じ。

そしてパンは白系がほとんどなく、私の大好きなブラウン系が揃っており、特に食パンや楕円系のパンは中しっとり、皮パリッとして美味しいです♪

今日は朝から1本、現地ツアーを入れていましたので、地下鉄でアムステルダム中央駅まで移動し、駅内指定集合場所まで行きましたら何と、ツアー参加者は私たちだけでした(笑)
プライベートツアーだね!

引率はハーグ在住の日本人ガイドさん。
私たちが余裕を持って集合したため、この後移動する電車の出発待ち時間でアムステルダム中央駅の説明をして下さいました。
東京駅のデザインがアムステルダム中央駅の影響を受けているという事は有名ですが、中央駅前のホテルに宿泊した辰野金吾氏が毎日目にしていたそうですから、さもありなん。
煉瓦造りだったり、コントラストは似ていますけれども建築様式は異なりますので、外観はそんなに似ていませんね。

アムステルダム中央駅舎には時計(右)の反対側に方位磁針もあり、運河の国として埋め立て地の上に街を築き、発展していった経緯が窺われます。

さて、本日最初の旅先はアルクマール
4~9月までの毎週金曜日に開催されるチーズ市を見学します。
スキポール空港からアムステルダム中央駅への移動にも電車を利用しましたが、sprinter(白・黄・青の車体)が普通で、InterCity(黄・青の車体)が快速なんですね。
なんとなくスプリンターの方が快速という感じですが、インターシティは2階建てタイプが多く、車体の高さからも目立つので、意味が分かると利用するのも慣れてきます。

太字で大きくAlkmaarと表示されていますが、これが終点駅で、下に小さく表示されているvia 以降、カンマで区切られて表示されているのが停車駅。わかりやすいですね。

切符を買う時にファーストクラス、セカンドクラスを選ぶので、基本的にはセカンドクラスを利用されると思いますが、車体にも1、2と書いてあるし、シートも色分けされててファーストが赤、セカンドは青と分かれてます。ただし、わかりやすい青色じゃない時もあるので、その際は車体側面で確認。

あとたまに、サイレントと車体側面に書いてある車両がありますが、それは「おしゃべり禁止」だそうですので、乗ってしまった時はお静かに。

これらの豆知識は移動中、ガイドさんに教えて頂き、後々とても助かりました。ガイドブックやネットで調べてひととおり読んではいるけれど、直接受けた説明の方が頭に入ってくる不思議。

今回はインターシティの2等席に乗りました。2階に上がって…
リアル世界の車窓から♪
アムステルダムを過ぎてしばらくしたら、草地の景色になり、時折牛や羊の群れが見えて、いかにも乳製品の国という感じです。

というわけで楽しいおしゃべりに興じながら、電車内でトイレも済ませたところ、およそ30分ほどでアルクマールに到着しました。

煉瓦の道々にはこんなモチーフも。
チーズの街ならではですね♪

「チーズ市こちら」という案内看板もあちこちに立っていました。
が、これは終わった途端、律儀に回収されていましたよ(笑)

秋らしく、落ちた栗があちこちにコロコロ転がっていたりする道を歩きながらまずぶち当たった聖ラウレンス教会

市庁舎などが並ぶメインストリートを通り抜けます。
そういえばオランダの方は教会じゃなく、市庁舎で結婚式を挙げるのが一般的だそうです。

で運河沿いに曲がると、もうすぐでチーズ市(競り)が始まるところとあって、観光客がずらりと周りを囲んでいました。

競り落とされたチーズを分銅で量るというアナログスタイルを活かしながらも、競り自体は建物に大きなモニターもあって近代的。
中央ちょっと右寄りの紫っぽい一見看板ぽく見えるのはモニターです。
見るからにチーズ!という大きな円盤状の塊がごろごろ。
民族衣装?ぽいお召し物のお兄さんたちが、このようにチーズをえっさほらさと計量所へ運んでゆきます。
計量所があるというのは、当時の街としてステイタスだったのだとか。

広場の中では2軒だけ、民族衣装で木靴を履いたお姉さん&お兄さんずがワゴン(手前)でカットチーズを試食販売してました。
どちらもおっきいカットが4ピース入って10€!とかなりお値打ちでしたが…初日から飛ばしてどうする?!と思って自粛。
今から思えば相当安かったので、重いけど買っておけばよかった…。

チーズ市が始まってからは40分ほど自由時間を頂きましたので、市の周りに出ている露店や屋台をぶらぶら眺め…

こちらはにしんの酢漬けなどお魚料理やおっきいピクルス、お魚のサンドイッチを売る屋台。
オランダでは鰻の燻製もメジャーだそうです。
運河の街なので、海産物が豊富で、もちろん新鮮で美味しいのだそう♪

焼いたチーズをトーストに乗せた熱々のチーズトーストを食べさせてくれる屋台も。

パンケーキもオランダ風で有名だそうで。
ホテルの朝食に、メダル大くらいのミニパンケーキがあって今朝少し食べましたが、あれは名物だったのか!


勿論チーズ屋さんも何件かの露店が軒を連ねていました。
こちらの露店は大きい円盤チーズをカットしてgで販売しています。
日本では見た事のないカラフルなチーズも!

上画像の向かって右↓の右端にはスモークチーズもあり。

皆、お店の方と対面でやりとりしながら、気に入ったチーズを購入します。

試食はどこでも、惜しげもなくじゃんじゃん勧めてくれるため、朝ごはん食べて間もないのに、めっちゃ食べててお腹いっぱいになったくらいです(笑)
たまたま右手が( ´∀`)bグッ!になってた私↓

もちろん、どれもぜーんぶ、美味しかったです!
もう全部買っちゃいたいくらいでしたが、なんせ実質観光初日。

折角来たし、珍しいチーズを1つだけ買っておこう、と思って選んだのが、上画像左端にある緑のワックスコートがされたバジルペースト入りのチーズです。中身もペーストで綺麗な緑色をしています。
1個6€。これもこの後、よそで買ったチーズを思えば一番安かった!
チーズ市期間中に旅行されるなら、カードは使えないけれど市場で買うのが一番おススメですよ!

チーズ市のすぐ脇にも運河が流れていて、船が停泊していました。

可愛らしい建物が軒を連ねています。

チーズ市の裏手にはチーズ博物館もあり、市の傍でチラシを配っていました。

同じく市の傍ではお花の種も配っていました。

1時間程度の短い滞在時間ながら、十分に愉しめましたよ。

が、寒かった!
お天気もどんより曇り空で、時折ぱらぱらっっと雨が降るためいっそう冷えて、あまりの寒さにチョコレートショップでカプチーノ買いました。
あ~ほっとする~。ピンク色のはおまけでついてきたチョコレートです。

帰りに別の道を通ったら、おもちゃ屋さんにミッフィーがvvv
店先にはミッフィーの立て看板も立っていましたが…こちらでミッフィーはベビーまでが対象年齢らしく、4歳児以上にあげようとすると「それはベビーのものだから」ってクールに断られるんだとかbyガイドさん談

往きにまだ準備中だった球根の露店が、帰りには開店していました。
咲いた状態の写真が添えられています。チューリップってこんなのもあるんだ?!というほど見たことのない形のお花がありました!
春にきて、キューケンホフ公園へ行ったらさぞ素敵だろうなぁ~。

帰り際にこんな衣装を着て街を歩く鼓笛隊と遭遇しました。
何度も来てるガイドさんすら、見た事がないそうです。ラッキー♪

ありゃりゃ、アルクマールだけでえらく長くなってしまいましたので、次の訪問地、ハーレムは一旦しめて後ほど~。

オランダ旅行o(^o^)o2日め~ハーレムですっかり晴~れむ2018年09月21日

アルクマールで歩き回っていた時は、時折雨が降って、かなり怪しい天気にハラハラしていたのですけど、ハーレム(ハールレム)まで電車で移動しているうちに結構いいお天気になってきました!

ガイドさんによれば、この時期のオランダは概ねこんな、どんより天気で降ったり止んだりが日常だそうですが、今日はラッキーですよ、との事。

そうなのか…降水量だけで見たら日本の方が断然多かったけれど、量は大したことなくてもまとまって降らないのがオランダらしい。

さてハーレム。響きだけだとアハーンな雰囲気(笑)
しかし決してそんな堕落的なところではありませんよ!

まず駅構内、ホームにはこんなレトロな建物↓がありまして…
なんと図書室だそうです。
途中下車して借りて、また返すって事ができて非常に便利!
いちいち降りて図書館行ってまた戻って…という手間がないのは、とってもいいですね!

外から見た駅舎。
向かって左には大きな駐輪場があります。

ガイドさん一押しのハーレム、でも私が買ったJTBタビトモのガイドブック内では、わずか1/3頁ほどしか紹介されていません…Σ(゚д゚lll)ガーン
なので、まず駅に降り立ってすぐ、ガイドさんが地図の自販機(無料)をガシャンとレバーダウンさせて、ハーレムの街歩きに便利な地図をくださいました。おお!これは便利!

ランチのお店まで案内してもらったらガイドツアーは終了ですので、肉市場聖バーフォ教会を外観から紹介して下さり、その他おススメのスポットをサクッとひととおり歩き回ってサラッと見どころ紹介して下さいました。

小さな街ですが、わかりやすく碁盤の目状になってる街ではないため、ちょっと回り込むと迷いがち。だいたいの目印を予め回って下さったのは、この後効率的に観光出来て良かったです。

オランダ国土は埋め立て地が多く地盤が緩いため、このように↓
写真だと煽りで撮影したようにしか見えないかもしれませんが、右のテラス席があるお店の入ってる建物はかなり傾いています。

わあ!おいしそうなお魚屋さん発見!
一番左はmakreel(さば)フィレ、その隣は燻製うなぎpaling、さらに隣はうなぎの白焼き?蒸し?
調理したものも売ってくれるようでした。

お天気雨もパラパラ降ってきましたけれど、本降りには至らず、しかし相変わらず日が照ってこなくて寒い~と思ってたところで、ランチのお店に到着。

オランダで有名なクラフトビールの醸造元、ヨーペンが運営しているビアレストランです。

入口から見た外観。
テラス席もありますが…この日は寒かったので、さすがに人影なし(;^_^A

寒っ!ので、足早に中へと入る。

暖か~いvvv
ビールも美味しく呑めそう(爆)

最初の1杯はツアー代に含まれていましたから、呑みたいビールをガイドさんのおススメなどを参考にして選びました。

メニューが小さくて見づらいですが…
私はガイドさんおススメの柑橘系で飲みやすいJopen Lentebier、相棒は最初シーズンビールを選んだのだけど品切れらしく、確かJopen Koytにしたと思います。
実はオランダのビールを飲むのは初めて。
だいぶ昔にKLMを利用した事はあったけれど、確かビールは飲まなかったか、オランダのものではなかったと思います。

上メニューご覧の通りアルコール度数も表記されていまして、結構度数高めなのですが、私のはホントにフルーティな味わいで、苦みがほとんどなくて、飲みやすい!


相棒の呑んだビールはアルコール度数が高く、もっと重厚感のある味わいでしたが、それでもやっぱり、ホップ臭さや苦みが弱くて美味しい!

どちらかというと、ベルギービールに近い印象です。

そんなこんなでガイドさんとはこれでお別れ。
今日の観光スポット以外にも移動中、旅で知っておくと良い知識や、観光めぐりのコツなどをたくさん教えて頂き、初日に現地ツアーをつけておいて良かったです♪
しかもガイドさん、アマオケでチェロを弾いていらっしゃったとか!意外な共通点もあり、噺も弾んで、大変お世話になりました!

店内はぬくぬく暖かかったのでビールもいっそう美味しく感じましたが、ホテルの朝食をがっつり摂り、チーズ市でチーズの試食をがっつり頂いた後で、あまりお腹は空いていなかったので、フリッツ3.9€を1皿だけ注文しました。
あ、でも揚げたてのフリッツ、意外に美味しい。
BBWのチープなフライドポテトを想像してたら、もっとザク切りでしっかりじゃがいも感のある熱々の揚げ芋でした。

ご満悦~vvv

ランチを堪能した後は、ハーレム市内をしっかり観光。

肉市場(現在はフランスハルス現代美術館)

★市庁舎(スタッドハウス)
入りませんでしたが、1階にハーレムの観光案内所があるようです。

★聖バーフォ教会
モーツァルトが演奏したというオルガンがあります。
オランダと言えば、数多くの著名なオルガニストを輩出し、日本のオルガニストの多くが留学先に選ぶ国です。

旧肉市場側の並びから見るとこう↓
入口はコチラ↑で、ぱっと見の建物とは打って変わった近代的な造りになっており、教会とは思われない感じ。
お土産売り場の奥でチケットを買って、中へ入ります。

で、これがモーツァルトの演奏したオルガン
おおおおーーー!立派!大きい!
去年ポーランドでも教会の謂れある立派なパイプオルガンをいっぱい見てきたけれど、おっきい!

ちょっと前にNHK-FMの朝のバロックで、オルガニストの鈴木雅人さんと大塚直哉さんが、オランダのオルガンはおっきくて、音も大きいというような話をされてたのを思い出しました。

天井もシンプルだけと可愛い♪

件のパイプオルガンを背にすると、こんな↓感じです。


ステンドグラスはそれほど大きくありませんが、綺麗です。


ところで教会内で、どうやらこの日は美術学校の生徒さんが模写をしているようで、時折先生らしき方のレクチャーを受けながら、あちこちで熱心に筆を動かしていました。
観光客に交じって一斉写生してる風景もなかなか珍しいな…と思ったのですが、もうひとつ珍しいもの発見。

これ↓
はじめは、美術学校の方たちの備品か、どこか修復中で業者の人が放り投げていった作業着か何かと思ったのですが…
それにしては数が多いと思ったら、どうやらこれ、現代アートの展示のようです。

このあたり↓が目に留まってから、ああ!と気づきました(笑)

教会の内装に溶け…込んではいないし(;'∀')

このように↓展示らしい感じの並びになってくるとわかりますね。
教会の一部スペースを企画ブースにしているのは観た事がありますが、完全に全スペースを普通に企画展示として利用しているのは初めてかも。
2.5€の拝観料で全く異なる美術鑑賞が出来て面白かったです♪

この教会が広く芸術に解放されているとも感じました。

これにて広場を後にし、ガイドさんが位置を予め教えて下さった…
★スパールネ川白い跳ね橋
スパールネ川に架かっています。

銀細工も有名らしく、繊細な装飾の商品が並ぶお店もありました。


★タイラース美術館
オランダ最古の美術館および博物館で、建物自体がとても素敵です。
オーディオガイドは残念ながら日本語がないため、英語で。

こんなパイプオルガン?もありました。

入口から二間くらいは化石類の展示があり、その奥の素敵な吹き抜け…
の間には沢山の鉱物が。

氷柱のような鉱物くらいはイメージとして持っていましたが、糸や金属繊維みたいなもの、水銀のようにどこか分離したようなものなど、観た事もない形状の鉱物がいっぱいで、とても見応えがありました。


あ、横の小展示室のコインコーナーには、こんな可愛いのも発見♪

面白かった~vvv

でこの後、風車を見に行こうと徒歩移動…しかけたところ、何もない路地でコケ!!( ノД`)シクシク…

ちょっと斜めに傾いてる煉瓦造りの道で、バランスを崩して、膝が踏ん張り切れずにそのままスッテーンと行きまして、左親指の爪の傍の肉がえぐれるわ、両膝は派手に擦りむいて強打したわ、左手はスマホを持ったまま地面へ手の甲側をついたため、擦りむいたわで、まぁ結構な怪我なのに、運悪くポーチには絆創膏が入ってなかったという…。

そんなわけで、ティッシュで染みだす血を押さえながら移動。

★アドリアーン風車
内部見学は時間ごとの英語ガイド制です。時間まで風車の1階のお土産売り場兼ウェイトスペースで待って、10数名くらいで内部を見学しました。

螺旋階段を少し昇ったら、後は全てはしご階段で各フロアへ移動します。
螺旋階段の壁にこんな可愛いペイント↓が。
ちょっと休憩して撮ってみる(笑)

英語が不自由(´;ω;`)ウゥゥなため全てを正確に聞き取る事はできませんでしたが、ビールの原料である麦や、小麦粉などを加工するためにこの風車を稼働させ、その仕組みや、時代ごとに風車の羽根の造りがより機能的に変わっていった事などを丁寧に説明してくださっていたと思います、多分。

これはこの風車の模型。
内部構造が分かりやすいよう、壁は取っ払ってあります。
左端にガイドさんが見きれてる(笑)

大きなねじが回転して、原材料を粉砕したりするはずですが、ここのは見学用で動いていません。

風車の外にも出られ、ハーレムの街を一望でき、スパールネ川も良く見えるのですが…


風は強いし、おそらく水はけを良くするため隙間のある床なので、下を見たら結構怖いです。

実際に稼働している風車ではないものの、内部を見学したのは初めてだったので、なかなか楽しかったです。

と、ほぼハーレムの主要は観光スポットは巡ったのですが…聖バーフォ大聖堂がわからず。
次の予定もあって時間もおしてきたので、アムステルダムへ戻る事にしました。

観光初日にして、ものすごく密度の濃い旅程。
またまた長くなりましたので、一旦〆まーす。

オランダ旅行o(^o^)o2日め~ゴッホ美術館で観て、買って、食べて2018年09月21日

ハーレムからアムステルダムまでは電車で15分程度。
オランダ自体が九州くらいの国土なので、都市間も割と短距離で、サクサク移動できてしまいます。

次の観光予定は大定番!

黒川紀章デザインのとても近代的で洗練された建物です。
あ、こっち↑は当日のチケットセンターで…

向かって右手に位置するこちら↓が鑑賞する際の入口です。

今回、私は日本から予めオンライン予約して行きました。
何と素晴らしい!決済まで日本語のサイト(スポット名にリンク)です!!
15分間隔で制限人数があり、空きがあれば予約できるようになっています。
大抵のこういう予約サイトはトップ画面だけ日本語で、予約や決済は英語と母国語くらいしかなくなるパターンですが、オランダでまさかの!
さすが出島の国、東京と姉妹都市の街!


金曜は21時まで開館していますので、17時くらいで閉館してしまう他の美術館などの後で訪問する事もでき、実は当初お隣のアムステルダム国立美術館を観てから来る気でいたのですが、ハーレムまでおつきあい頂いたガイドさん(美術を志してオランダに移住した、なんと元アマチュアチェロ奏者)に色々観光スポットの見どころや回るコツなどを教えて頂いたところ、国立美術館はこの後の日程で観光予定のハーグデルフトへ行く前に観た方がいいが、ハーレムも見どころが多いし、ゴッホ美術館を駆け足でみるのはもったいないので、今日じっくり見た方がいいとの事で、今日はゴッホ美術館だけ観る事にしました。おかげでハーレムでゆったり過ごせてよかったです。

決済完了後、メール返信についてきたpdf(これも記載が日本語)のチケット画面をスマホに表示させ、入場口でピッと認証してもらえばOK。

予約時に日本語マルチメディアツアーも併せて購入しておいたので、クロークへ荷物を預けてから、マルチメディア専用の窓口でまたピッと認証してもらい、スマホ状のタブレットとイヤホンを受け取って、内部を観覧しました。

ガイドのない展示物もありますが、ほぼナンバーの振られた展示品に対してのガイドがあり、外国の日本語オーディオガイドにありがちな変な日本語も一切ありません(笑)
普通の日本語で、しかも豆知識やら、ありがたい情報がたっぷり。
さらにタブレット内のコンテンツには、ゴッホが使った色の配合を自分で試してみたりする、ちょっとした実践的というか遊び感覚のものもあり、ひとつひとつを全部聴いてタップして…とやっていると結構な時間を要します。

どれもかなり興味深くて面白かったから端折ることなくすべて聴き、試しました!
私自身が、こういう方式のガイドを初めて使った事もあって、まずそこに感動してしまいましたよ。

作品の素晴らしさはいうまでもなく。
「ひまわり」の筆使い、変遷する自画像の数々、日本の浮世絵に影響を受けた絵など、本物はやはり質感がなんともいえません。

17時15分で予約して、時間より少し早めに入館したのですが、2時間近くゆっくりじっくり鑑賞する事ができ、マルチメディアガイドの素晴らしさも相俟って日本でゴッホ展を観た時以上の感動を味わい、作品を堪能する事が出来ました。

あ、館内展示物は撮影禁止ですので、写真は撮影OKなこの場所↓でのみ。

で。
入館した時から気になっていたミュージアムショップは、大変充実したラインナップで、ついうっかり、大人買いしてしまいましたよ…
・ミッフィーぬいぐるみ パレットを持った芸術家version 19.95€
・ミッフィーバッグ 花咲くアーモンドの枝version 22.95€
・ゴッホ美術館ロゴ入りポンチョ 5.95€
※ビニールバッグは会計時、有料で0.1€
早くもミッフィーフィーバーかよ(爆)
それほどミッフィー好きではなかったはずなのですが…なんか、見たらほしくなっちゃって…。

しかも、いい歳してぬいぐるみなんて…姪っ子とかにあげるつもりじゃなく、あくまで自分用に買ってしまったし(;^ω^)

初日からちらほら雨に降られた事と、デザインの大人洒落感に惹かれて買ったポンチョもね…


とお買い物を楽しみ。
この後まだ最後の予定が1件、コンサートまでは少し時間の余裕がありましたし、お茶休憩もしていなかったため、ミュージアムカフェで軽く腹ごしらえする事にしました。

セルフサービス形式なので、英語やオランダ語に明るくなくとも、食べたいもの食べたいだけトレイに乗せてお会計してもらって、気兼ねなく食べられます。
なんか、こういうとこ色々わかってる(外国人客を想定してる)なぁと感心。

歩き疲れと、ランチのポテトが案外腹持ち良くてそれほどお腹は空いていなかったため、私はこれ↓をセレクト。
・koude hapjes(冷菜・海老と魚介のタルタル風?) 3.75€
ズッキーニの温かいポタージュ 4.25€
他にもがっつり、パエリアみたいなメインディッシュのワンプレートなどもあり、すべて盛り付けが綺麗でしたし、選んだこの2品のお味もちゃんとしたレストランぽくて美味しく、とても美術館内のカフェとは思えませんでしたよ。

程よくお腹が満たされたところで、すぐ近くのコンセルトヘボウまでは歩いて移動しました。

また長くなったので一旦〆めて、次がやっと21日の観光スポット最後です。

オランダ旅行o(^o^)o2日め~コンセルトヘボウでロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会鑑賞2018年09月21日

オランダ旅行、観光実質初日の〆は、世界有数のオーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を、ホーム劇場のコンセルトヘボウで鑑賞します♪

先月突然、この公演を振るはずだった首席指揮者のダニエラ・ガッティ氏がセクハラ疑惑で解任され、チケットを取った後だったのでヲヲヲ!?代振は誰が?!と思ってたら、ミヒャエル・ザンデルリンク氏でした。

チケット手配は至って簡単。
ネット社会(/・ω・)/万歳。

サイトの言語はオランダ語と英語の2択ですが、わかりやすいです。
代行サイトよりむしろ詳細でわかりやすい気がします。

前述リンクのコンセルトヘボウ公式サイトで右上にあるNL(オランダ語)|EN(英語)のどちらかわかりやすい方…大抵の方なら英語を選択し、上リンクバーの「CONCERT&TICKETS」をクリックしてくぐります。

すると左サイドでワード検索、カレンダー検索、カテゴリー検索ができますので、まぁ旅行者ならば旅行期間中のカレンダー検索が妥当ですし私もそうしましたので、ここではカレンダー検索で話を進めますが、日にちを選択すると右窓に選択日の公演がすべて表示↓されます。
この日は我が愛しのアリーナ・イブラギモヴァがペトレンコの指揮で演奏しますね!(*ノωノ)
この画像ではわかりづらいですが、演目の説明文やタイトルに「ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRA」などと書いてあるのが、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、他のオーケストラの名前の場合は当然そのオーケストラの演奏公演になっていますので、要注意。

また、説明文の末尾に書かれた開催日程の最後にMain Hallとあるのが、いわゆるオーケストラホールです。
Recital Hallでの公演もありますから、予約時は演目共々注意しましょうね。

いわゆる演奏、コンサートのチケットだけでなく、ホールのガイドツアーのチケットも販売していますよ。

行きたい公演が見つかったら、その公演の「VIEW CONCERT」と書かれた緑ボタンをクリックしてくぐると、次のページでは「CHOOSE SEAT」と書かれた緑ボタンが出ます…あ、どっちでも行けますが、一番上の「CHOOSE SEAT」は下ページへ飛ぶだけので、最初からページの一番下までスクロールしたところにある「CHOOSE SEAT」をクリックしてもOK。

更に進みます。
色がついてるところが現在の空席で、カテゴリーによって色分けされています。カーソルを近づけると、下画像のようにふきだしで料金も出てきます。
一番高額なのは紫のCATEGORY 1+で130€です。

んーーー迷いますねぇ。
音響も大事だけど、なるべく舞台に近い席で鑑賞したいし…でも私の場合、それでサントリーホールでの席選びを大失敗したイタイ経験がありましたから、かなり悩みました。

が、ここは旅先。そして観光尽くしな1日の夜の〆。
寝る可能性大(爆)

なので雰囲気だけでも楽しめたらそれでいいかな…と思い、一番安い緑色のCATEGORY 4で最前列ど真ん中の席をとりました。

選んだ席をクリックすると、右サイドに選んだ席番号と料金とともに、その席から見た舞台の写真まで出てきましたので、ああ、こんな感じならちょっと首が痛くなる程度で舞台が全く見えないという事はないな、と確認できて良かったです(笑)
で、料金の下に出てくる「CONFIRM SELECTION」の緑ボタンをクリックします。

すると、併せて1.5€でプログラムも買え、かつ演奏後にレストランでの食事まで予約できるようになっていて、まぁ至れり尽くせり商売上手な構成です事。不要ならば触らなければよいので、下にスクロールしましたら、発券手数料2.5€が加算された料金が表示↓されており、
GO TO CHECK OUT」の緑ボタンで決済へ進みます。

ログイン画面および新規アカウント登録の画面になります。
一度も登録した事がない方は真ん中のNEW CUSTOMERで「CREATE ACCOUNT」ボタンをクリック。

左でメアド、右で性別名前誕生日居住国郵便番号を入力しましょう。
住所まで記入しなくていいので、親切ですね。

アカウント登録が完了して次の画面へ進み、CHOOSE YOUR DELIVERY METHODチケットの受取方法を選択します。
Eチケットは無料ですが、窓口での受取は15€かかるようです。
記念に紙のチケットが欲しいというのでなければ、無難にEチケットを選択。

上画面でも見えていますが、下へスクロールしたところのCHOOSE YOUR PAYMENT METHOD支払方法を選択します。
一般的には真ん中のクレジットカード決済だと思いますので、選択して、一番下にうっすら見えている同意確認にチェックを入れ、上画像には表示されていませんがその下に出ている「COMPLETE ORDER」の緑ボタンをクリックし次の画面へ進みましょう。

その先は、まぁ言わずもがなですが、クレジットカードのロゴを選択して、カード番号等の入力画面です。

決済が完了したら、アカウント登録したメアドにEチケットpdf↓つきのメールが届きますので、印刷したものを当日持参すればOK。
QRコードが認証できればいいと思うので、スマホ画面でもよいかもしれませんが。

これらを旅行前に準備して思った事は、オランダ語はさっぱりわからないけれど、オランダの発券システムは簡潔でわかりやすい!
日本のコンサートチケットもこんな風に気軽に買えたらいいのになぁ…。


と、前置きが長くなりましたが、本筋へ戻ります。

ゴッホ美術館のカフェで休憩してた時、結構な雨嵐になっててビビったのですけど、幸い、そこから歩いてすぐ近くのコンセルトヘボウへの移動時はほぼ止んでいました。

冒頭写真が暗いのは日照時間の問題というより、天候の問題です。

前述のE-チケットをピッと認証してもらって、ホール内へ。
まずは一番不安だった安い席からの舞台↓を確認。
あ、案外座ってても普通に見える!
良かった~ちょっと首は痛くなりそうだけれど、サントリーホールほど全く見えないわけではない(ごめんねサントリーホールさん…)

クラシカルで、落ち着いた内装のホール内、よく見ると仕切られたボックスのバルコニーには歴史に名を遺す偉大な作曲家たちの名前が刻まれていました。※黒いプレートのところです。

作曲家たちへの敬意が払われていて素敵。

折角ですからセンターロードの中間くらいで記念撮影。

さてさて本日のプログラムは

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アンドリーセン『謎』
ブルックナー 交響曲第3番
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ブルックナーは好きだけれど、アンドリーセン…???
知らないなと思って事前にググったら、オランダ出身現役の作曲家さんでした。しかもYouTubeで予習兼ねて聴いてみた2013年発表のその曲はガッチガチの現代曲!

オランダに来て、オランダの作曲家の曲を、オランダのオケの演奏で、しかもオランダの劇場で聴くなんてまさに旅の醍醐味じゃ…とワクワクしていました。

そんな中始まったアンドリーセン『謎』は、一日中観光して疲れてたけれど、しっかり、がっつり堪能できましたよ~♪

まず、音響に定評のあるこのホール、席が最前列という事もあるけれど、一つ一つ、一人一人のの楽器の音が誰の鳴らしてる音かわかるくらい粒ぞろいで聴こえてきました。
鳴り過ぎてぼやけない、綺麗な音の粒が生演奏の臨場感を一層際立たせ、その一つ一つの音の塊がオーケストラとしてきちんと集合体となって、素晴らしくクリアに聴こえてきて、音響の良さを実感しました。

それからこの曲に関しては、途中で第1Vnの1プル・inの方が、目の前のスタンドに置かれてたらしいもう1挺のヴァイオリンに持ち替えて演奏し、また持ち替えるというシーンがあったのですけど…弦が切れたなら後ろの予備楽器が回ってくるはずなのに…???と疑問。
ひょっとしたら、微妙に調弦が違う楽器をフレーズの指示で持ち替えていたんだろうか…?確かに中盤、ちょっと調性が狂ったような音でグリッサンドみたいに弾くところがあったので…。

真相はまさに”謎”のままです…クラシックに精通なさっておられる方、答えを教えて頂きたい~。
それにしても、旅の思い出と相俟って鮮烈な印象、ちょっと中毒性あるわ~この曲。

曲が終わった後、割れんばかりの拍手の中、あれ???と思ったら何と、アンドリーセンご本人がご来場されてたようでご登壇。
いや~これは忘れられない思い出の一曲になりそうです!!

1曲目から感動しっぱなしで幕間を迎え…
あ、幕間はフリードリンクって前情報があったわ!と思って人の流れに身を任せ、カフェスタンドへ足を運んでみたら…
おおお!人がいっぱい!!
そしてフリードリンクはテーブルの上へご自由にどうぞといわんばかり、グラスに注がれて置かれていました。

コーヒー、紅茶類はスタンドで作ってくれるため有料のようですが、
水、ジュース…え、ワインも?!

取るっきゃないでしょコレ!(笑)ロゼと白をちゃっかりもらってきました♪
良ーく見たら、グラスにもコンセルトヘボウって書いてあるvvv

感動の美酒に酔いしれる私(爆)

こんな碑文?発見しつつ、お手洗いを済ませて…

後半のブルックナー 交響曲第3番を鑑賞。

ブルックナーも良かったですよ…
ただね、何といっても壮大な曲だし、疲れてる中でワイン飲んでしまいましたから…

途中、幾度となく寝落ちしかけたのはもう仕方ない(爆)というか、ま、自業自得。

30€以上の価値ある体験でしたから、大満足です!

帰りは、トラムの乗り換えがまだわかりづらかったため、一旦元来たようにアムステルダム中央駅までトラムで戻ったら、夜の素敵な駅舎が見られました。
20時15分スタートの演奏会が終わったのは22時回っていたと思いますので、そこからトラムと地下鉄を乗り継いでホテルへ戻ったら寝るだけ。

でも、とても盛り沢山で感動一杯の1日でした~vvv