ギリシア旅行o(^o^)o2日め~到着早々、パスポート盗られますた2019年09月19日

…はいっ!もう読んで字のごとし、でございまして(;'∀')
長い一日になりましたので1日分を数回に分けて備忘録したいと思います。

ドバイでの乗り継ぎ時間が結構あり、暇を持て余したのと、訊き過ぎの冷房で身体が冷えてしまったため、空港内のカフェでスープを見つけ、相棒がスモークドトマト(左)、私がローステッド キャロット&クミン(右)を注文。
啜る…。
アッツアツだし、たっぷり入ってて美味しかったのですが…相棒のやつ燻製感が半端なかった!初めての味でした。
それとドバイの通貨ディルハムのレートをよく分からずにカード払いしたけど、1杯1,000円弱くらいって…スープストックのセットより高いな(;^_^A

と出発からこの方、暇を持て余せば食に走っており(爆)、乗り継ぎ便は相棒と隣席を確保していたので、今度こそ乾杯!
相棒がTIGERビール、私は白ワイン
そして私は相変わらず眠気どこいった?という感じで、またまたひたすら映画『BLAVE』を観ておりました…

あ、らんらんランチのお時間だ♪
私はビーフにマッシュルームのグレイビーソース添えをチョイスし赤ワインと。
後は、お豆のサラダとアップルカラメルムース。
相棒はグリルチキンにドライトマトのソース添え。

というわけでアテネ到着。

今回、予算の都合もあってホテル選びで迷った際、ギリシア旅行経験者の友人に色々教えてもらって、シンタグマ広場(駅)徒歩圏内のホテルを希望していたのですが…

希望のグレードと予算に見合ったホテルが、地下鉄シンタグマ駅から徒歩圏内ではあるものの、スーツケースを抱えての移動は厳しいという、もう1駅先のアクロポリ駅を最寄りとする立地だったため、空港からの移動手段に何を利用するか、迷ったんですよね。

地下鉄はスリが多いと聞いていましたので、安価でスリやスーツケースの移動がないバス利用を検討したものの、いわゆる空港シャトルバスはシンタグマ広場周辺まで。
アクロポリ駅へ行くには、結局1駅だけ地下鉄を利用する事になるので、どのみち地下鉄を使うならなぁ…。

深夜到着でもないから、タクシーを使うまでもないか。

と思って地下鉄を利用したのが運の尽きでした…。
いや、もっと色々調べて十分検討して選択すべきだったのですけど、今回はガイドブックも地球の歩き方くらいしかなくて相棒が買ってくれたから私は買わなかったし、出発直前まで忙しくていつもより下調べする余裕もなかったしで、正直言うと考えるのが面倒だったんです…。。。

①一番安くて本数が多いバス€6+地下鉄90分€1.4
②本数は少ないが地下鉄だけで€10
③空港からは固定料金なはずのタクシーは昼間なら€38

ま、間を取って地下鉄?
言う間でもなく、スリには十分気をつけて乗車したつもりでした。

で、空港からシンタグマ駅までの40~50分くらい?は、さほど混んでもいなかったし、生憎座席には座れなかったけれど、空港発の車両だけあってちょっとした大荷物をおけるような、足元から天井まである鉄パイプの棚があったため、そこへ腰かけてボディバッグと普段&旅行用にしてるマザーズバッグをクロスに胸元で斜め掛けし、スーツケースを足元に置いて、両手でしっかり抱えて身体に密着させていたから大丈夫だったんです。

が、乗り換えた路線が、平日の16時台なのに満員!!
1本見送って、なんとか乗り込んだところ…

私の足元(前)のスーツケースを挟んで立ってた中年男性が、やたら変な喘ぎ声?というか苦悶の声?というか、んんん、あ"あ"あ"、はぁはぁ言ってまして(-_-;)ごそごそ不審な動きもしていたのが気になって、ついそちらばかりに目がいってしまっていたんですよね…。

今思えば、あれはだったのでしょう…。
5分ほどの乗車時間中で多分、私の斜め後ろぐらいの死角に入っていた人物がおそらく犯人(共犯)、満員電車でちょっと引っ張られて胸元から脇へズレてたボディバッグのファスナーをいつの間にか開けられていたようで、弾き出されるように降りた瞬間、ファスナーが空いている事に気づき、焦って中身を確認した時すでに遅く。

黒いチケットケースに挟んで入れていたパスポートをすり取られていました……( ノД`)シクシク…
長財布にでも見えたのか、とりあえず盗れるなら盗っとけなのかはわかりませんが、同じタイミングで降りた他の乗客(日本人ではない)も何やら騒いでいて、私も一緒になって「ない!ない!!」素振りをしておりましたら、居合わせた現地人?らしき男性が事情を察してくれたらしく、親切にも駅員さんを呼んでくれ。

そこからはまぁ、私の英語が聞き取りも受け答えも小学生レベルなんで(-_-;)、駅員のお兄さんちょっと┐(´д`)┌ヤレヤレ困ったなモードではあったものの、根気よく親切に、「ホテルどこ?」から始まって「とりあえずホテルにチェックインして荷物を置いてから、Panepistimio駅まで行って、警察署で証明書をもらうように」と路線図のコピーに●印をしつつ指示をくれ、ホテルの場所も出口まで出て教えてくれました。

動揺しまくり、またホテルまで若干迷いながらも到着し、パスポート盗まれちゃったんで(;^_^A事情を説明して、コピーでチェックインし、フロントでPanepistimio駅のそばにあるという警察署の場所を教えてもらったら、お部屋へ。

あ、この写真は翌日、事が終息してから落ち着いて撮ったやつです(;^ω^)この日は部屋へ辿り着いたら、地下鉄へとんぼ返りでしたよ(;´Д`)

アテネゲートとかエレクトラパレスとか、同じ4ツ星or5ツ星のホテルは値段が高くて…星を落とさず、そこそこ良さげなホテルと思って選びましたが、フロントやロビーは広々で対応も丁寧だったし、お部屋も割と新しいっぽく清潔だったのは良かったです。
ポットサービスの代わりに、エスプレッソマシーンもありました。
難を言えばヨーロッパにしては珍しく鏡が少ない?事と、遠い…。
それから、USBのソケットはあるんだけど枕元のサイドテーブルじゃなくて、上↑写真のエスプレッソカプセルの向こう側にあるから、アラームかけると止めるまでが遠い……。
オリーブの名産地らしい、オリーブ製品のアメニティでした。
さて、件の警察署へ向かったわけですが、ホテルの受付で地図はもらったものの、最寄り駅に到着してGoogleマップでPOLICE検索たら、ツーリストポリスっていうのがすぐ近くに見つかったため、そちらを頼りに移動したら、ありました。

てか、人多い!!
え?これ皆、何らかの被害に遭った人…???

とりあえず「I lost my passport( ノД`)シクシク…」と言ったら、書類を1枚出してくれ、必要事項を記入して提出したところ、サクッと受付番号&押印したものを返してくれて10分程度で終了。

ホテルへ戻ったのですが…
ここからがまたひと騒動だった……げっそり。
長くなりましたので、一旦区切りまーす。

ギリシア旅行o(^o^)o2日め~夜のパルテノン神殿を眺めながら…( ノД`)シクシク…2019年09月19日

ホテルへ戻ったら今度は大使館へ℡して、帰国のための渡航書を発行してもらう段取りを確認しました。

緊急事態に備えてパスポートのコピーはお財布へ携帯していたのですが……役立ったのはせいぜい警察で届出受理証明書のもらう時と、ホテルのチェックイン時くらい。

で、この他に戸籍謄本が要るとの事。
え?そんなの持ってるわけがないので焦りました(;´Д`)
が、「原本でなくともよいが6カ月以内に取得したものでなければならないので、日本にいる家族に協力してもらってFAXかメールで送信するよう」指示を頂きました。

土日は大使館休みですので、明日中(金曜日)に手続きを済ませないと…崖っぷち(;´Д`)
慌てて日本で同じ市内に住んでる弟へLINEし、本籍は居住県じゃないけど確かコンビニ発券が出来るようになったはずだからと、合い鍵で我が家に侵入(笑)してもらい、マイナンバ―カードを使って翌朝イチで取得し送信してもらうよう依頼。

念のために加入してた旅行保険会社にも連絡して、携行品損害で保険が下りるというので必要書類を確認し。

ふぅ、何とかなりそうだな(-_-;)とひと段落したのが21時すぎ。

人事は尽くした…天命を待つ、な状態になったところで、すっかり遅くなった晩御飯をホテルの屋上レストランで摂る事にしました。
テラス席からパルテノン神殿のライトアップが見られるとの情報があり、滞在中に一度は利用するつもりでいたのですが…
もうちょっと精神的負担がない時に来たかったな…(´;ω;`)
近いところへ行ってみると、垣根が邪魔して見づらいのですが…
縦長のテラス席ブースの、一番遠いテーブル席からの方が良く見えます。
とりあえずギリシャ初日の夜に乾杯。
ワインリストはボトルがほとんどで、グラスでギリシャワインはなさそうだったので、無難にハーフボトルのシャンパンです。
パンにはギリシャらしくザジキ(ヨーグルトディップ)がついてきました。
あらかじめメニューが確認できるので、事前に併記された英語である程度の内容は把握していました。
こちらでは、ギリシャの伝統料理を現代風にアレンジしたものが楽しめます。

・ギリシャ風サラダ
チェリートマトと、サンファイアっていうセリ科の植物、インドで食べたパパドみたいなチップス状のものが添えられたシンプルなサラダでした。
トマトの水分が若干少なめなせいか、皮がパンパンに張って中身が詰まってて味が濃く、ぎゅっと濃縮されたような感じで、すっごく美味しい。

・タコのグリル
空豆のマッシュされたのが敷いてあり、タコのグリルの上には薄っすらピンクに染まった玉ねぎピクルス、手前の丸いジュレ状のは不明、脇の茶色いのはキャロブクランブルだそうです。
ひとつひとつを単体で食べる分には美味しいけど、一緒に食べて相乗効果があるかと言われれば…(゜-゜)うーん。。。普通に焼いたタコにオリーブオイルがかかってる方が好きかも。

・ズッキーニのペンネ
ディルペーストと名物フェタチーズで爽やか&まろやか仕上げ。
ただ、ボリュームが半端なくて、一口二口食べただけ。

・南瓜のリゾット
ローストした南瓜に、セージの香り、ライムと、ピスタチオも入ってヨーグルトが添えられています。
メニュー見た時に味の想像が出来なかったので注文してみましたが、甘さが前面に出てるので、もうちょっと胡椒とか、パンチが欲しいかな。

イタリアと比べると、メイン料理のパスタやリゾットは味付けが優しくて、ちょっと物足りないから、ボリュームがあるとすぐに飽きちゃいます。これもほとんど残してしまいました。

でも雰囲気は良かったし、二人でこれだけ食べて、1杯飲んで8,000円強だったし、小寒いくらいの風は気持ち良く、ギリシャ最初の不幸な夜も少しなだめられたかな。
って、多少の落ち着きを取り戻して部屋へ戻ったのですが。

お風呂に入って、さぁ寝よう…
飛行機乗ってからほとんど寝ていなかったし、トラブルで神経を使い果たしてどっと来た睡魔に襲われ、爆睡してたら、深夜に弟からの着信が!!

ものすごく何回もかかってきてたのに、例によって充電のUSBが枕元じゃなかったのと、熟睡してた事もあり、1時間くらい経ってからようやく着信に気づいて応答したらば、なんと!

マイナンバ―カードの暗証番号が間違ってたみたいで、3回でロックがかかってしまい、コンビニ発券ができないと!!Σ(゚д゚lll)ガーン、しかも後から聞いたらコンビニ発券も事前申請が必要だったらしい…(-_-;)やってないし(;´・ω・)

そこで焦って大使館に℡(深夜なので現地大使館は勿論通じませんが、緊急連絡先は24時間通じます…ありがたや)

戸籍謄本がどうしても取れない旨を伝え、代替可能な書類として住民票でも可能になったため、再び弟に℡。

弟、早朝6:30の発見開始に合わせてコンビニへ走ってくれたのですが、前述の理由で目的果たせずタイムオーバー、仕事で遠方に出ちゃった後だったため、急きょ嫁さん(義妹)にお願いして出勤前に役場へ寄ってもらい、住民票を送信してもらう事になりました…ホント、夫婦そろって迷惑かけちゃってゴメンナサイ…m(_ _)mヒラアヤマリ。

これも同じ市内に住んでるからお願いできた無茶ぶりだったけれど、他県とか遠方に住んでたら完全にアウトでしたよね…。

ご近所に住んでても普段はほとんど連絡も取りませんし、多分こういう迷惑をかけた事はなかったはずなので、この時ほど近くの家族にありがたみを感じた事はありませんでした。

そして一人暮らしってこういう弊害があるから、もっと自己防衛しなくちゃと痛感。

そんなこんなのやり取りで1時間以上?夜中の2~3時にバタバタしたため、結局ほとんど眠れなかったギリシャの初夜でした…。