ヴァイオリン覚書♪カラオケボックスで特訓2019年12月06日


一緒に参加してるヴァイオリンのTさんから
アナ雪の特訓付き合ってくださいっ!」
とSOSのLINEが入り、最後の合奏練習を控えた前夜、カラオケボックスで自主練しました。

Music from FROZEN(『アナと雪の女王』メドレー)第1Vn
終盤に半頁くらいあるソロパート、一応第1Vnのアウトプルトで弾く事になり、その後、講師2名のサポートが入る事もわかったため、私たち生徒二人だけじゃないからひとまずは大丈夫だろうと思いましたけれども、変拍子や裏拍の多い曲で、正直これまで練習に参加されていない講師の方々がどこまでアテに出来るかは微妙…という不安要素もあり。


最終的に頼れるのは自分だけだし、生徒の発表会ですからね。

というわけで現地集合して、件のソロパート部分から二人でじっくり確認演奏しました。

私も、他人の事をとやかく言える立場ではないのですが、それなりにレッスン歴を重ねて悩んできた道がちょっとだけTさんより長い分、自分が経てきた道に重なる悩み要素が多々あって、それらの経験を色々振り返りながら、自分もちょっとリズムが甘くなってた箇所が再確認でき、よい自主練になりましたよ。

その中で、私も過去に随分悩まされたボウイングの件。
肘を固定して、肘から下を動かすのが基本ですが、音符が詰まっていたり、移弦が多いと、どうしても肘が動いてしまい、弓圧が安定しなくなって音がクリアに出なくなります。
ここ↑の上パートがソロ。
この十六分音符でTさん、特にアップボウへの切り替えしの弓圧が安定せず、上滑りした音のまま次へ行かなくてはならない状態になっていて、(あああ…わかる…っ)と思いつつ、自分も注意しようという自戒を込めて、分解練習を提案。

最初の十六分音符ダウンボウ1スラー4つの4音めミと、次のアップボウ1スラー4つの1音めラ(開放弦)だけ抽出して弾き、前の一音を増やしてド♯ミ&ラ、もう一音増やしてラド♯ミ&ラ、それがスムーズに弾けるようになったら通常モードで弾いてみる、という事を、しばらく続けてもらいました。

普段のTさんのボウイングは、手首が使えてて綺麗なのですけど、こういうフレーズの時だけ肘がどうしても動いてしまって、腕弾きになって弓圧が適正じゃなくなってしまうんですよね。

そこで途中に壁練も提案。
何年か前に拙ブログにも書いたと思いますが、右肘を壁に添えて固定した状態で、ボウイングするというトレーニングです。
この感覚を掴んでから弾くと、かなり弓圧が安定してきたので、左指の動きに気を取られて肘が動いてきたら壁練、安定したら分解練習を繰り返しました。

後は私も耳が痛い事なのですけど前述の移弦に関連してもう1点、最初の1音でしっかり弓圧をかける事が重要。
この場合、最初の十六分音符ダウンボウ1スラー4つの1音めソは幸い開放弦ですので、指は気にせずしっかり乗せて、ちょっとタメ気味でもいいから圧を確認しながらしっかり鳴らして次のフレーズへ行く、次のアップボウ1スラー4つの1音めラ(開放弦)もタメ気味でいいから圧を確認し乗ってから弓を動かすというのを意識的にやってもらったり。

一朝一夕には改善されない事も身を以て重々承知していますので、なんとなく感覚を掴んで頂けたあたりで今日のところはよしとしましょう。
Tさん年齢的には若輩モノな私のたわごとにも、ホントに真面目につきあって、頑張って下さいました。

その他の問題点は、ヴァイオリンソロパートのロングトーンのカウントが甘くなっているくらいで、これは下パートの旋律を受けて入ればよいフレーズがいくつかあったので、よく聴いてアテにして入るべし。

最後に全体を一緒に通し演奏。

やっぱり移弦が苦手なTさんが苦戦してたここ↓
八分音符だから大丈夫かな?と思ったけれど、アップボウのスラーが苦手のようで、最初のスラーのアップで躓いて、その後も移弦がいっぱいあるからなし崩し的に弾けなくなっている感じでしたので、やっぱり動いてる肘を固定させて弾いてみて、アクセント記号もついてるから前の1音めはタメ気味でもいいから圧を確認しながらしっかり鳴らすように弾き込みました。

私自身も、弾けてないところを再確認しながら一緒に克服する努力ができて、良い練習になったなぁ。

特訓終わりにTさんと遅い晩御飯。
二人とも車でしたから、呑めないのが残念…
そしてこんな夜中にめっちゃボリューミーでした(;・∀・)

さて明日、特訓の成果が出せるかな…

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