ヴァイオリン覚書♪10年0ヶ月~360回めのレッスン2015年04月07日

今季からいよいよヴァイオリンレッスンをはじめて10周年突入です!

苦節10年……色々……色々ありました……。
それどころか10周年で先生交替だし(苦笑)

とりあえず節目の年に入りましたので、思い出に残るヴァイオリンライフになればいいなぁと願っております。
てか、そのためには一に練習、二に練習、しかない(爆)

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それに伴って、というわけではないのですが、ここ一年くらい外耳炎の疑いを抱きつつも、綿棒でグリグリ引っ掻き回して痒みに耐えていた耳が……とうとう悪化してしまい、週末から右耳が詰まって聴こえなくなってしまいまして(爆)
レッスン前日、観念して耳鼻科へ、ン十年ぶりに行ってまいりました……。

耳鼻科、こわい!  耳鼻科トラウマ!!!!

そのン十年前は、学校の聴覚検査で引っかかって一度再検査しにいっただけなので、その後も通院せず終わったのですけど、そのたった1回の記憶ですら恐怖心が植えつけられていたんですよね。

そして…やっぱり怖かった……っ!鼻の孔から細いメス?みたいなのを奥まで突っ込まれてるから反射的に目を瞑っちゃうのに「両目を意地でも開けなさい!」と叱られ、痛いし、気持ち悪いし、見えないところで何をどうされてるかわからない不安感も募るばかりだし。

注射とか、手元や針をじーーーっと見つめているくらい平気なんですけど、見えない作業の恐怖感ったらハンパないっす!!

結局、外耳炎になる原因はもともと鼻が悪い、つまり慢性鼻炎のせいらしく、今回は綿棒を過度に使用しつづけた事によって、こそげとれない耳垢が鼓膜へ吸着してしまい、傷ついた外耳からの分泌物なども相俟って鼓膜を完全に塞いでしまったというわけでしたチャンチャン。

吸引機?みたいなのでシュポポーッとこびりついた耳垢を吸い取ってもらったから、それでおしまいでいいんですけどぅ……。
通院しなくちゃならないらしい……えーーー、もうヤダーー。

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閑話休題。

今日は新しいF先生が立ち会われてのレッスンです。
立会2回は初めてのパターンなので、初回立会日の今日は、朝からドキドキでした~。
はじめましてのご挨拶で拝見したところ、私のこれまでのヴァイオリン師匠の中では、一番美人系かも?

今日はクロイツェル重音スケールも後回しで、いきなりシャコンヌからレッスンです。


ヴィターリ『シャコンヌ』

苦戦しているこの↓フレーズのリリベンジ。赤音符ヴィブラート指定は、前回入れられるところだけと免除頂きましたので、なるべく譜面通りの音程を捉える事に注意を払って弾きました。
耳づまりもあって、それほど自習はできなかったのですけど、ヴィブラートをかなり省いた分、譜面通り弾く事への集中力が取り戻せたので、落ち着いて弾けました。

1回目は、二小節めの超ハイポジ重音の、高い方の音がしっかり鳴らせていなかったので、弓毛をしっかり両弦につけて引くよう気をつけつつ、もう一度同じフレーズを弾き直した際に修正したら、OKでした!
スムーズに先↓へ進めてホッ。
 poco a poco animato=少しずつ元気に(速く)
1回めは三連符のリズムが少し不安定になる部分があり、付点をつけて弾く三連符のリズム奏を2パターンやってから、譜面通り弾き直し。

完璧とまではゆかないまでも、1回めより格段にリズムは安定してきたので、さらに続き↓へ。

ワンボウスタッカートは前のめりにならないよう注意して……
           sempre piu vivo=常に一層活発に
これも若干詰まり気味になった箇所はあったけれど、以前と比べたら安定感はUPしたのを評価して頂けたのか、1発OKで続き↓へ。

poco a poco cresc.=少しずつ強く
これは重音のフィンガリングが下ポジへ移動しながら変化するので、フィンガリングだけで精一杯になってたせいで、譜面と違うリズムで弾いてしまっている点にツッコミが(笑)

♪タタタ ズジャーン♪ってリズムになってますが、♪ターラーラー ズジャン♪が正しいリズムですよ(苦笑)」

重音に気を取られ過ぎて前のめりになっちゃって、重音で帳尻合わせてたパターンですな…あはは。

弾き直しはすんなり修正できたので、さらに続き↓へ進めました。
ここ↑、当初は若干苦戦しましたが、最近はそれっぽく弾けるようになってきました。今日も、少し音程が曖昧な箇所はあったものの、フレーズ感は出せてたみたいで、

「ほぼ音程も捉えられて、流れを保って弾けるようになってきましたね!OKです!」

先生からもお褒めのお言葉いただきました♪

続き↓はしばらく重音の苦行が続きます。
sempre cresc. e a ff rallentando=続けてだんだん強く それからごく強く だんだん緩やかに

più f=今までより強く
が、これも何度かゆっくり弾きながら、徐々に標準速度へ慣らしていったので、今日はゆっくりめに弾いてOKだった事もあって、ほぼ正確な音程を捉えて弾けました♪
今日は調子いいぞ!?耳掃除のおかげ???

そろそろクロイツェルへ行くかな?と思ったのに、どんどん続き↓へ進みまして…
sempre più f=続けて今までより強く
allargando=だんだん遅くしながらだんだん強く

楽譜2小節めの2パターンへの重音で、下2音のうち高い方の音が変わるのをうっかり前フレーズのままの音で弾いちゃったので、もう一度頭から弾き直ししたくらいで、後は音程も鳴らし方もOK頂きました!!

そして、もっとも苦手な1オクターブ重音で主旋律フレーズへ。
  ff e maestoso=極めて強く、そして荘厳に
♭系の曲で♯が入ってくると、何となく苦手意識があり…特にスラーで移動して2音正しい音程を捉えるのが難しいのですが、なぜか!なぜか今日は調子が良かった!!多少ズレてもすぐ修正して正しい音程を探り当てられたので、いつになく綺麗に弾けてこれも一発OK!

ラスボス突入!!!

出だしの重音の弾き方から2音めの流れ、深く考えず3音の重音と思って弾いてましたが、よく見たら一番高い音にタイがついてたのをスルーしてました(爆)

つまり3音重音弾いたら、その一番高い音だけまだ単音で伸ばしてから、細かいアルペジオへ入るってことなんですけど、重音からいきなり入ろうとする格好になってたため、さくっと指摘され、弾き直し。

重音トリルはゆっくりめに弾いていたので、何となく弾けてるレベルでクリア(苦笑)

下降系のアルペジオで少し音程が曖昧になる箇所を確認して、終了~~~!!!

「終盤、難しい技術の連続でしたけれど、重音の音程もほとんど綺麗に捉えて鳴らせていらっしゃいましたね!よく弾けていたと思います。
これで二巡、部分レッスンはやりましたが……最初から最後までの通し演奏は、レッスンした事ありませんけど、どうしますか?」

と、ここでようやくD先生から今後のレッスン進行について訊ねられたので、

「技術的にまだまだ伴っていない曲なので、これで一旦キリをつけて、しばらく寝かせることにします」

と答えました。
YAMAHAアルバム3に2、3曲やり残した曲がありましたので、次回からそちらを……といいつつ、テキスト持ってきてない(爆)

D先生&私でモタモタしてたら、じっと見学なさっていたF先生がおもむろにアルバム3を取り出して見せてくださいましたとさ(笑)

チャイコフスキー『花のワルツ』は間違いなくレッスンしてない記憶がありましたから、次回レッスンする事になりました。

というわけで、ほぼ1年がかりだった、ヴィターリ『シャコンヌ』の終了を迎えた記念すべき10周年第1回目のレッスンから、次回は持ち越しクロイツェルとともに、YAMAHAカリキュラムへ戻っての切替レッスンとなります。

D先生とのレッスンは残り2回、最終日には再びF先生が立ち会われますので、技術的に楽な曲になるとはいえ、気を抜かずに頑張りま~す♪