インドネシア・バリ島旅行o(^o^)o4日め2012年07月14日

早朝、少し頭が重く、片頭痛の予兆のような感じはあったのですが、鎮痛剤その他を服用して様子を見る事にしました。

ホテルの朝食も、その場で作ってくれるオムレツと、美味しかったパンとお野菜↓を軽めに摂って、リバースモード(爆)にならない事を祈る…。
ミックスベジタブルとチーズ入です

今日は1日、バリ島東部の王宮めぐりブサキ寺院観光の予定、でした(過去形)
とりあえず寺院や遺跡めぐりがしたかったのと、マニアックなところへ行ってみたかったので、あえて王道観光スポットを外そうと思い、このプランを選んだのですが…
ウツワツ寺院から専属のガイドさんと、おとついのウツワツ寺院その他、移動中の車内でこちらの要望とガイドさんのおすすめスポットを以下のように話し合い、色々打ち合わせした結果、全く違うルートで観光することになりました(笑)

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【私】ルアックコーヒー(ジャコウネコの排泄物(糞)から取り出した豆で作ったコーヒー)が気になるが、どんな味?
<ガイドさん>普通のバリコーヒーも美味しいけど、うんちコーヒー(注:ルアックコーヒー)は味が違う。ジャコウネコが美味しいコーヒーの外皮だけを食べて、消化しきれず糞と一緒に出た豆から作るコーヒーで、糞を綺麗に洗って豆を取り出す手間がかかるので値段は上がるけれど、香りがよくて少し酸味があり美味しい。
北の方に向かう途中で農園があるから、試飲も出来ます。お土産に、味が気になるなら、飲んでみて決めては?

<ガイドさん>初めてのバリなら、東部は正直それほど面白いところがないから、高原まで向かうルートにある遺跡やお寺がいいと思うのですが、どうしますか?
【私】あ、とりあえず日本人があまり行かなさそうな場所へ行きたかったので…おまかせします(爆)

【私】晩ご飯は適当でいいので、ホットストーンマッサージがやりたい!おすすめのスパで、渋滞をあまり気にせずによいホテル近隣のところを一日の終わりに予約してほしい。
<ガイドさん>わかりました!軽く晩御飯を食べてから行けるスパを予約しておきましょう!

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というわけでガイドさん、あらゆる要望(無茶ぶり?)に対応してくれました。

おとつい遅刻したせいか、今日は早めに迎えに来てくれ、こちらもホテルのチェックアウトや荷物を預けたりと所要があって早めにフロントへ来ていたので、定刻より早めにツアースタート。

まずはオススメというお寺へ。村のお寺で●●…と名前聞いたのですが、ド忘れ(爆)
今年の夏に出版されたばかりのガイドブックで後から確認してみたものの、わからず。
でも、立派なお寺でした。
女性の象徴である割門を通って、男性の象徴である塔↓へ。
男性の象徴(笑)
レンタルのサロン(女性は宗教上、正式には腰巻=サロンを着用するのが礼儀)も、ウルワツ寺院は安っぽいサテン無地でしたが、こちらは柄入り↓でオシャレ。
割と今日の服にあってる?

観光参拝客は少なくて、静かな雰囲気です。
立派な茅葺きです
立派な茅葺の社↑に、別の社殿には色彩豊かな絵画↓
ラーマーヤナの一節を描いたもの

土台がとても重要とされている教義を象徴する塔↓の一番下は、ガメラっぽい(笑)大きな海亀が支えており、インドネシア航空のシンボルでもあるガルーダが舞っています。
海亀が土台になり、ガルーダが舞っています。

とても繊細な美しいレリーフ。アラビア文字のようなものが刻まれていましたので、ガイドさんに訪ねたら、古いインドネシア語で、今のインドネシア人はほとんど知らないそうです。日本の古語みたいなものでしょうか?
古いインドネシア語が掘られているそうです
そうそう、ショッピングやその他観光スポットの道端などで必ずといってよいほど見かける、手のひらサイズのお供えものにどんな意味があるのか、気になっていて、このお寺にももちろんお供えしてあったり、女の子がちょうど境内?で作っていたので、ガイドさんに質問してみました。

「私たちは、悪霊と人と神様の均衡を保って生きています。良い事もあれば悪い事もある、それがバランス良く起こるよう、神様ばかりにお祈りをするのではなく、悪霊にもなるべく大きな災いを起こさないようお祈りして花や食べ物、時には悪霊の好きなお酒(笑)もお供えします」

最近身の回りで悪い事、嫌な事ばかりが続いて、逃げるようにこの島へやってきましたが…そうか、いい事もこの先あるかな?いい事ばかりあって欲しいと願うのは驕りかな。と、しんみり思うひとときでした。

その他、建造物の説明も細かく、興味深くして下さったので、寺院の隅々までじっくり鑑賞できました。

お次はリクエスト外でしたが、代理店のコースで立ち寄り義務があるのか、手工芸の銀製品のお店へ。入り口で簡単に、製作過程を説明してもらい、売り場へ入ります。
純銀95%、銅5%配合の素材で、ものすごく細かい手仕事で作られたアクセサリーや置物はデザイン、質ともに洗練されていて、お値打ちでしたので、旅の思い出に購入。
都心部ではないので、簡易包装かと思いきや、可愛いボックスに入れてくれました♪

買い物を済ませ、お店を出たら…なんと大雨!!
出発前から曇りがちなお天気でしたが、山間部に近づいているせいか不安定な天候…海外晴れ女伝説が破れましたね~~。

専用車での移動だったので傘を持参していませんでしたが、ちゃんと私たちの分の傘が用意されていたので、助かりました。

さっと車へ乗り込み、お次の遺跡、象の洞窟・ゴア・ガジャへ。
大きな沐浴場の向こうに、象の洞窟らしきものが見えていますが…ここでも、ものすごい集中豪雨!
しばし待つと、おさまってくれたので、象の洞窟まで移動して中へ入りました。
中にはガネーシャが祀られています。
可愛い感じのガネーシャです
このガネーシャの足元に供えられてるのが、先述のお供え。
繁華街の店先に必ずと言って良いほど供えてあり、往来する人にぐちゃぐちゃに踏み潰されてますが、意味のあるものなのでそれでも供えるんですね。

とと、話をゴア・ガジャに戻して、元々は埋もれていた遺跡だそうですが、オランダの植民地時代に発掘されたそうです。
植民地時代に持ち去られた遺跡の一部、なんてのはザラですが、観光名所になってるなら幾分ましでしょうか。

お次は気になる木になる実~?なルアックコーヒーの農園へ。
コーヒー以外にもフルーツが色々栽培されています。うんちコーヒー製造マスィーン(笑)ジャコウネコさんも檻の中に居ました!でも夜行性で性格凶暴らしいので、刺激を与えず後姿だけ拝んで、さよなら。

ルアックコーヒーの試飲だけは有料で50,000ルピアでしたが、一番小さい袋を買おうと思っても日本円で2、3,000円、お土産用に包装されたほんの数回分で1,000円近くしたりしますので、まずは実際飲んで価値を実感したいものです。

他の無料試飲のお茶を淹れて頂いている間、コーヒー豆をアナログに鉄鍋で煎っている素敵なおばあちゃまがいらしたので思わずパチリ。
笑顔がとっても素敵でした
香ばしい香りと、おばあちゃまの笑顔に癒されます。
全体的に甘めです。
無料試飲の↑バリコーヒー朝鮮人参入りのコーヒーレモングラスティージンジャーティーココア。まずは一番気になる、うんちコーヒー=ルアックコーヒーから。
あ、こちらでは紙フィルターを通さず、湯に直接粉くらいまで挽いた豆を溶かして、粉を沈殿させて飲む、ベトナムコーヒータイプの淹れ方なので、それでも浮いてしまう粉っぽさがやや気になりますが…確かに香りが良く、味は…酸味がしっかりありますね。少し軽い味で、普段ネスプレッソのストロングコーヒーに慣れている私には軽すぎるかも。なのでお土産リストからは外しました。

他のコーヒーやお茶は、お湯に溶かして飲むタイプでも粉末が気にならなかったので、お土産に買いました。100%オーガニックだし、質も良さそう。

あと、スパイス類もお値打ちに売っていて、中でもサフランが日本の1/10くらいの価格だったので、購入。パエリアやブイヤベース作りたいですvvv

ところでこのお店に限らず、こうした加工食品の品質、包装などは他のアジアと比べると好水準に思います。外箱やぶれ袋やぶれ、キャップが開いてたりと、他国ではよく確認してから買わないとやばそうなものも陳列されていますが、きちんと包装されていました。

あとサービスも、ひと昔前の日本人の海外旅行ブームの影響と思われる、きわめて日本的な接客スタイル。レジでの商品の受け渡し、包装の仕方、応対、やや過剰とも思える日本の百貨店レベルのお店が多いです。どこまで取り入れるのがちょうど良いかは置いて、何といっても笑顔で丁寧な接客は基本、気持ちよいですね。

農園の後は、キンタマーニ高原へ向かい、レストランでランチビュッフェ。

高原の絶景を眺めながら食事ができるお店ですが、雨が降ったりやんだり、晴れ間が見えたりガスッたりと不安定な天候でしたので、一瞬のすばらしい景色を、食べながらパチリ(笑)
晴れると火山や湖がはっきり見えます

お!バトゥール火山(左)と、その噴火で出来たカルデラ湖(火山の右奥)がようやく見えてきました!
左が火山、右奥に湖です

ところで果物が微妙な味と前の記事で書きましたが、ホテルのウェルカムフルーツのモンキーバナナは普通に美味しかったし、その中から相棒が食べたオレンジ?も「みかんっぽい味」で美味しかったそうです。
で、レストランまでの道すがら、果物を陳列している露天でも、このあたりでよくとれるというオレンジを見かけてきたら、こちらのレストランのドリンクメニューに”オレンジジュース””プレーンオレンジジュース”がありました。
んんん?何がどう違うオレンジ?と不思議に思い、ガイドさんにお店の方へ訊ねてもらったら、果糖か無果糖かの違いとのこと。プレーンは要するにホンマもんの100%オレンジジュースってことね、と思って注文したら、酸味がしっかりあって美味しかったです。やっぱりジュースはこうでなくっちゃね!
景色を眺めながらいただきます

ご飯やおかずは変わり映えしない↑(苦笑)、ナシゴレン&ミーゴレン、サテや揚げ物系が中心でしたが、デザートは変わったものがあった↓ので少しずつよそってきました。

味が怖いのでちょびっとずつ…
大皿の奥がもち米にかぼちゃが入った少し甘いおこわみたいなもの。なんか黒っぽいソース?をかけていただくようですが味が不明なのでパスして、そのまま食べたら普通にちょっと甘いおこわで美味しい。
手前がバナナの天ぷら。メープルシロップをかけていただきます。日本でも見かけるようになった青いバナナを天ぷらにしたような感じ?少しねっとりしたお芋のような食感になり、甘みは自然。なかなか美味しいです。

そして奥のスープカップに入れてきたのは、なんだかカラフルな汁系デザート↓。
これは…ヽ(´o`;
温かいココナッツミルクと…ナタデココとか?日本でも汁粉が苦手なので、アレ系でダメでした…。

お腹いっぱいになったら移動して、ライステラス(棚田)↓へ立ち寄りました。
島の山間地では水が貴重なので、日本でも馴染みのある棚田での二毛作がさかんだそうです。
思ったより綺麗でよかったです。
棚田なんて日本でも見てるし、とあまり興味はなかったのですけど、案外綺麗でよかったです。
水面に映りこんだ空とか、青々とした苗とか、日本と違うのは間に椰子の木がめっちゃ植わってるあたりでしょうか(笑)

観光名所になっているせいで、近隣の道端に工芸品のお店がずらりと軒を連ねていました。
車窓からその賑わいを眺めながら、しばしロングドライブ、あ、途中で大きなお土産雑貨店に寄ってもらいました。こじゃれたバリ雑貨が多くて、特産の陶器や木製品もデザインの良いものが多く、品揃えが良かったので、自分用にお皿を買いました。

今度はウブドの街へ。

こちらは中心街、週末ということもあってさすがの大渋滞。
ショッピングの時間を作りましょうか?とガイドさんが申し出てくれましたが、またしても大雨!
大渋滞で車のスピードが出ないのを幸いに、車内からのウィンドウウィンドウショッピング(笑)となりましたが、どうしても買いたいものがあったわけでなし、濡れずにじっくりショウウィンドウが見られてよかったかも(笑)
クタ・レギャンより洗練された都会的な雰囲気のお店が多くて、見ているだけでも楽しかったです♫次の機会があれば、こちらでショッピングしたいな。

拝観時間ギリギリにウブドの王宮へ。
迫力の狛犬ぽいモニュメント
入口前には作成中、でもすでにものすごく大きな竹の神輿があり、中でも更に上へ積む部分を作成中でした。

ガイドさんの説明によると、最近王族の方が亡くなったそうで、盛大な葬式のための神輿を作っているのだとか。まだ数ヶ月かかるでしょうね~と、サラリと仰ったので「えええ!?その間、ご遺体は!?冷凍保存とか!?」と訊ねたら「エジプトのミイラと同じ、防腐処理をします。王族の葬式は大イベントなので、時間をかけて準備して、遺体は立派な神輿の一番上に乗せられて、たくさんの人に担がれて練り歩きますよ」とのこと。

「あ、ちなみにさっき、そこで座って見てた人は王様の息子、王子です」
「えええ!?こんなところへフツーに王子が!?」
しまったーーーーー<(ToT)>玉の輿なり損ねた!!(爆)
てか、それ早くゆってよ!!(笑)

ま、王宮内なので居ても不思議はないんですけどね。でもボディーガードとかシークレットサービス的な人もついてなさそうだったし、オーラない(爆)てか、普通に氏神社の境内で涼んでる近所の兄ちゃん(ヲイ)ぽかったし。
こちらも割門みたいです。
王宮内の内門?手前の石畳は舞台で、レゴンダンスのショーが開かれているそうです。

これにて観光終了。
余った時間はDFSギャラリア裏のマタハリモールという大型ショッピングモールへ寄っていただいたので、軽く晩御飯を摂ることにして…
すでにバリ飯飽きた…
バリ飯に早くも飽きたので、普通にクラブハウスサンド(笑)
でも現地価格でお値打ちな上、ボリューム満点、肉野菜たっぷりで、きちんと美味しかったです。サンバルソースがついてきたのが現地っぽいかも。それにケチャップよりばっちり合いました!

バリ飯って、ほんとにナシゴレン&ミーゴレンか、BBQ系のおかずしかなくって、味はまずくないけれど、味つけがほとんど同じな上、種類がそんだけなので、種類が多い他アジアと比べると、ちょっと飽きます(笑)

んなわけでサンドイッチを軽くどころか、ガッツリ食べて、ガイドさんにお任せ予約してもらったベルエアースパへ。帰りはスパの送迎車で送っていただくようにして、ガイドさんとはここでお別れです。わがまま聞いて下さり、本当に助かりました!

お礼もそこそこになってしまいましたが…予約いただいた1時間30分のホットストーンマッサージをうけました。
施術前後のウェルカムドリンクが、先日のデーハースパと同じ、冷たいウコンジュース。これ、ウコンぽくなくて、浅野忠信さん風に「マジ、うまいんだって!」
オレンジアみたいな果汁薄目のオレンジジュースぽい味ですが、こっちは体に良さそう。売ってたら欲しかったです。

60ドル、日本円で5,200円と、セブに比べたら若干料金は高めでしたが、バリの街スパなので、お値打ち価格。施術も丁寧で、やっぱりストーンマッサージはいい!手のひらとは違うすべらかな石の感触とじんわり温まるのがすごく気持ち良かったです!高い天井のヴィラと、解放された屋根から吹き込む夜風が居心地よく、施術中は半寝(笑)まさにリゾート地ならではのスパ!ガイドさんありがとう!!

施術後のシャワーも急かされることなく浴び、ついでに服を着替えて、再びホテルへ。
今晩でホテルともお別れです。
記念に入口でおじさんが毎日昼間に演奏している楽器とパチリ。
竹でできた打楽器でした
打楽器の種類が豊富なバリですが、これは竹でできた木管風(管にはなってない)の楽器で、ドレミファ…じゃない不思議な音階です。
ポロンポロンいって温かみのある音でした。

コメント

_ ゆき ― 2012年07月25日 00時46分12秒

うんちコーヒーがあるのは聞いてましたが、飲んだ事はなかったです。^^;
それなりに美味しくはあるけど、コストを考えるとちょっと高いという感じでしょうか。

インドネシアは食事が飽きますよね。ゴレン(揚げ)系が多いですし。
スマトラのパダンとか行くとかなり多様な料理があるんですけど・・・

しかしあちこち出かけて充実した旅行ですね~♪

_ ありこ ― 2012年07月25日 09時40分19秒

>ゆきさん

東南アジア系の国のコーヒーの入れ方にも問題あると思うんですけどね(苦笑)細かいフィルターを通したコーヒーの美味しさを知らない人が多いんでしょう。粉が沈殿しっぱなしてのは、淹れ過ぎた豆が入れっぱなして事ですから…。

私、海外旅行で日本食が恋しくなったり、その国のごはん以外のものを食べたくなった事、これまでなかったのですけど、今回ばかりは飽きました(笑)とくにバリの人は揚げ物大好き、油パラダイス(笑)ですね!
インドネシアの色んな島で食べ物にも特色がありそうですから、機会があったら他のお料理を食べてみたいです!

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