デン・ハーグ中央駅からデルフト駅までは数駅で割とすんなり到着。
トラムでも移動できるみたいですが、制限時間内は往復間で途中下車が出来るという情報があれば電車がベターかと。
何となくこじんまりとした駅を想像してたけれど、デルフト駅もやっぱり近代的で大きな駅でした。
駅からGoogleマップを頼りにまずフェルメールセンターを目指します。
綺麗に整備された道を運河沿いに歩き…
駅前の大きな道から一歩少し勾配のある小路へ運河を渡りながら進むと、
ちょっと素敵な感じの通りを進んで…
マルクト広場へ。
中央に新教会、左手には市庁舎があります。
残念ながらこの日は日曜で休館日でしたから、見学できず。
この市庁舎でフェルメールは結婚式を挙げ、婚姻届を出したそうで当時の建物だそうですよ!
そうそう、初日のガイドさんに教えて頂きましたが、オランダの方は教会じゃなく市庁舎で結婚式を挙げるのが一般的なんだそうです。て事はフェルメールの時代から今に至るまでその習わしは変わっていないんですねぇ。
ちなみに塔の手前に、写真だとわかりづらいですが、遊園地の乗り物みたいなのがネオンで輝いてました。ちゃんと動いてましたよ~この雨にもかかわらず。
あ、日曜休館といえば、デルフトのお店や見学スポットは日曜休みが多いです!今回の旅程ではどうしても日曜にしかぶっ込めなくてやむなく日曜訪問した私ですけれども、しっかり巡りたい方は日曜を避けて旅程を組まれた方がよろしいかと思います。
さて、マルクト広場の脇を流れる運河の反対側を歩くと
すぐに見えました。
★フェルメールセンター
フェルメールの全作品の複製を年代ごとに展示しているフロア。
一応オーディオガイドはありましたが、あんまり頼りにせずサクサク見てしまいました。
原画ではないけれど、これだけのフェルメール作品を大きなパネルで一度に見られるという点はなかなか見ごたえがあります。
フェルメールのアトリエを再現したもの…かな?
奥にはフェルメール作品に出てくる窓辺を再現したセットがあります。
座ってみる(笑)ちなみに両手でもってるのは真珠の耳飾りの少女を象ったフェルメールセンターの入場券です。
冷たい雨のおかげで身体が冷えていたので、館内見学中は暖かくてホッとしました。
入口にあるミュージアムショップでは…
またミッフィーに踊らされて買ってしまったよ…
・『牛乳を注ぐ女』を鑑賞するミッフィーのポストカード 1€
・ミッフィーぬいぐるみ 画家version?
私と相棒がこのぬいぐるみを買ったら、「こんなのあったっけ?」みたいな感じでレジのおばちゃん、後でもう1人のおばちゃんとしきりに売り場に残ったぬいぐるみを手に取って何やらしゃべってました。
何だったんだろ…???
さて、フェルメールセンターを出ましてちょっと奥へ進むと
★空飛ぶきつね亭
職人だったフェルメールの父はフェルメールが生まれる前に美術商として組合登録されていて、この建物は副業で宿屋を営んでいたそうです。
で、ここがフェルメールの生まれた場所だそう。
更に奥へ進みます。
すると、うっかり見過ごしそうなところにありました。
★フェルメール『小路』のモデルになった場所?
場所は特定されていないそうですが、それらしい建物の付近という想定で、こんな模写が描かれています。
こんな感じで可愛らしい建物が軒を連ねている通りですが…
運河の増水が半端ないほど、雨が降っていたんですよ~ぅ( ノД`)シクシク…
結構、写真撮るのも大変で…。
運河の反対側から小路の壁画の並びを撮影してみました。
黒いワゴン車のバックガラスの上のあたりに壁画があります。
画面下、中央あたりが『小路』の壁画。
ここから元来た道を戻って、フェルメールセンタ―の前の道からマルクト広場へ入る角に、フェルメールが9歳の時に移り住んだメーヘレン亭の跡地があり、画像中央のプレートがそれを示しています。
現在はデルフト焼きのお店です。
SCHILDER=画家です。
このお店の広場に面した道を、教会を背にして少し歩いて角で曲がり込んだところにある、マリア・ファン・イエッセ教会は…フェルメールが結婚後、義母と同居した場所だそうで、現在の建物は19世紀の建造物なのでこちらも跡地という事になります。
フェルメールのアトリエは当時の建物の2階にあったそうで…
でもこの旅行中は雨もたくさん降っていたし寒いしで、残念ながらその場で感慨にふける余裕がなかったです(´;ω;`)ウッ…
今こうして振り返りながらブログを書いていると、映画『真珠の耳飾りの少女』のシーンが思い起こされ、じわじわと感動が沸き起こっています。。。
この他にも、もう一か所、フェルメール父が経営していた宿屋、3つの金槌亭がありますが、どうしても行きたい場所が1か所残っていましたし、タイムリミットも近づいていましたので、再び駅へ戻って、今度は逆側へずんずんと歩き進みます。
最後に行きたかったのはフェルメール『デルフトの眺望』のモデルとなった場所。( ,,`・ω・´)ンンン?この辺か???
( ,,`・ω・´)ンンン?
この辺か?( ,,`・ω・´)ンンン?
先のブログでも記したとおり、デルフトの眺望はかなり画的な意図でデフォルメ?省略?して描かれているため、完全な風景模写ではなく、ぴたりと当てはまる景観はないのですが、まぁ、多分この辺をイメージしたのではなかろうかと…アバウトな感じで終わる(笑)
本当は教会などの内部拝観が出来ない分、
ロイヤルデルフト工房の見学などしてみようと思っていたのですが…
雨で傘をさしたり閉じたり、傘を持ちながら一生懸命撮影したりというタイムロスが案外ありまして、断念しました。
駅へ戻って…
あ、この駅にはオランダ名物・クロケットの自販機がありますよ♪
でもお昼が結構ボリューミーでお腹は空いていなかったため、諦めてアムステルダムへ戻る事にしました。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。