ヴァイオリン覚書~キアロスクーロ・カルテット演奏会in兵庫20242024年03月30日

演奏会遠征ついでのパン活&ランチを夙川で満喫した後、余裕をもって会場へ移動しました。

チケットを受付窓口で受け取って、お土産コーナー物色。
いつもお世話になっているピアノトリオChocotto Chipinメンバーの二人にぴったりのものを見つけたので、ゲットしました♪
ヴァイオリンとピアノのグッズは割とあるけれど、左上のこれ、顎あてがないからチェロですよね?!
それぞれ相棒Vc-hikoちゃん、🎹Chikaちゃんへのお土産に。

フライングで終演後のサイン会の状態になってるプログラムとCDが入ってますが、改めて。

2024年3月30日(土) 
in 芸術文化センター 神戸女学院小ホール(兵庫)
パーセル:4声のファンタジア 第7番 ハ短調、第8番 ニ短調、第11番 ト長調
ハイドン:弦楽四重奏曲 作品33 第2番 変ホ長調「冗談」
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調「ロザムンデ」
※チラシ画像は兵庫芸術文化センター公式HPより拝借しました

なお、今回は王子ホールで開幕した来日ツアー初日から、第2Vnのパブロ・エルナン・ベネディさんは「一身上の都合により」来日不可のため、ベンジャミン・マーキーズ=ギルモアさんの代演となりました。

なので、CDとも、これまで実演を聴いたロザムンデとも違う演奏が聴けるはず。

前回演奏会から約5年ぶり、しかもチケット発売日が前述ピアノトリオの初リサイタル当日と被ってしまい準備&リハ中に一時失礼してポチポチするという思い出もあって今日を迎えたため、感無量でございます。。

しかし席がなぁ…
今回、セッティングが譜面台ボックス配置で、私の席からだと完全にアリーナの背後( ノД`)シクシク…
顔見えない。。。

そして先般SNS等にて告知されていたとおり、デュオの演奏会の告知がホール内にも掲示されていました!
これ、チケット取れるんだろうか。。。。
もう席は最初から前の方狙わずにポチポチするか。。。。

というわけで演奏会スタートです。

パーセル:4声のファンタジア 第7番 ハ短調、第8番 ニ短調、第11番 ト長調

パーセルと言えばNHK-FM古楽の楽しみ(笑)
元はヴィオールのために書かれた曲だそうですが、若干低め調弦のHIPスタイルによる合奏だと、近い雰囲気が味わえます。

来月から6時台に復活する同番組に思い馳せつつ…しっとりと教会で祈りを捧げるような心持ちで聴きました。

初めましてのベンジャミン・マーキーズ=ギルモアさんの音色は、曲調も相俟ってパブロ・エルナン・ベネディさんと比べるとより繊細で優しい感じ。

ハイドン:弦楽四重奏曲 作品33 第2番 変ホ長調「冗談」

アリーナ以外の奏者の皆さんの表情は良く見える席だった(笑)ので、楽しそうに演奏されている雰囲気が良かったです♪
そしてCDで聴いてるとリアクションがないから、終わる終わる詐欺のあたりは音声途切れた?風にしか感じませんでしたけれども、実演だとアリーナが如何にも終わったよ?的にチャーミングなリアクションをしてくれたので、騙されてるとわかっててもフライング拍手しちゃう( ´艸`)

終わる終わる詐欺の時の悪戯っぽいアクションが可愛かったし、これは実演の方がはるかに聴いていて楽しかったですvvv

休憩は相変わらず男子トイレがブルックナートイレ(;・∀・)
以前と比べたらだいぶ女性客も増えたし、ご夫婦ぽいお客様もちらほらいらしたけれど、やっぱり私と同世代のお客様少ないかも(;^_^A

シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調「ロザムンデ」
CDはべビロテしたし、実演も過去に聴いたけれど、さてどう進化してて、違う第2Vnでどういう演奏になるかな…

とドキドキしてたら、冒頭の第2Vnの私的萌えアルペジオのとこはかなり音量も鳴らし方も控えめで、ちょっと肩透かし。
いや、もっとぐぃぐぃ来てくれていいんだけどな第1Vnを若干脅かすくらい切羽詰まった雰囲気の方が私の好みなので。

あと、アマチュア演奏家の端くれとしても、第2Vnは寄り添ってくれるより、どっしり構えて掌で転がしてくれた方が、第1Vnとしては乗っかりやすいんですよね。

それからアリーナも他の皆さんも、毎度のごとくヴィブラート控えめではあるものの、何となく以前よりは要所要所ヴィブラート効かせていたような感じがしました。
なんせアリーナは私の席からだと手元しかよく見えないから、いつもより集中して観察したわ的な(;・∀・)

緩急の落としどころが少し物足りなかった感はあったけれど、4つの和声が再弱音で溶け込むところはキュンとしました。

やはり生音は良い!

翌日フィリアホール公演があるからどうかな?と思ったけれど、アンコールも演奏してくれました。
短いけれどロザムンデの興奮をなだめる様な可愛らしい曲でほっこり。

終演後のサイン会も勿論並びました。
第2Vnはベンジャミン・マーキーズ=ギルモアさん代演のため、彼のサインはプログラムのみ可との事でした。
なので持参した「冗談」他のCDはアリーナほかお三方のサインのみ。ある意味思い出になるかも?
撮影会もしてくださいました!
毎度マネジメントのご担当者様、ありがとうございます♪
愛知から遠征してきた甲斐があります(´;ω;`)ウゥゥ
笑顔が素敵な皆さんvvv
フィリアホールでの演奏もきっと素敵なものになるでしょう!
さー、興奮をなだめるためにおビール欲しいぞ!

だがその前に梅田ンジョンをまた攻略し、お土産をゲットせねば。

しかし大阪は名古屋に比べるとはるかに大都会ですよ。。。
人も多いし、道も複雑だし立体的で先が見通せないし(´;ω;`)ウゥゥ

今回冷静に行き先表示を確認しつつ移動したので、何とか迷わず目的地へ移動できましたが、神経遣う、、、、

で、しばし迷った挙句、結局前回と同じお店で同じようなお土産を買ったのでした(;'∀')
・穂の一
・穂の一 臼挽茶
・ええもんサブレ
・ええもんマドレーヌ 黒豆&三宝柑
関西しか出店してないし、前回美味しかったしで、無難かなと。
何か、兵庫大阪でお土産買うならコレ!というものがあったらコメント下さいませ。もうネタ切れです(;´Д`A ```

よし!お土産関係のミッションコンプリートしたから、呑むぞう!

豪華四種盛り+🍺
時間の余裕もあったので、ゆっくりできる店舗でくつろぎたかったけれど、パン活で足もそろそろ疲れてきたため、手っ取り早く近場で済ませました。

とろっとろで、外はカリッと焼かれて…たはずですが、猫舌につき少し冷めてから食べるとフニャフニャ(;・∀・)

んーーーたこ焼きは地元で好きなお店に軍配。

というわけで、いつもよりちょっと早めの電車で無事帰宅。
次回はチケットが取れたら…違うグルメを狙いたいです。

ヴァイオリン覚書~アリーナ・イブラギモヴァ無伴奏ヴァイオリンリサイタルin兵庫20222022年09月10日

コロナ禍以降3年ぶりの、推しヴァイオリニスト演奏会です!!!
★アリーナ・イブラギモヴァ 
 無伴奏ヴァイオリンリサイタル in兵庫2022
少し前から興奮してて、ソワソワしてました(;^_^A

先に行われた都響とのブラームス・ヴァイオリン協奏曲や、王子ホールの無伴奏リサイタルのtweetをチェックすれば、否が応でも気分は盛り上がってしまいます。

今年のプロムスの配信もチェックして、更にモチベーションがあがり。

遠足前の子どもみたいに眠れなくなっちゃって前夜大変でしたが、めっちゃ早起きして、身支度を済ませました。
フライヤーに合わせて、紫ピンクコーデvvv
朝ごはんは軽めにラスクをかじって、鈍行列車でいざ出発です。

青春18きっぷの端券があると良かったけれど、今回は通常の往復乗車券で。
阪急電鉄を乗り継いで、西宮北口駅までスムーズに到着。

電車内ですでにお腹が空いてた(;^ω^)から、予定じゃなかったけれど時間もあるし、ランチすることにしました。

・選べる2種カレーセット+アイスチャイ
カレーは海老カレーと季節限定きのこカレーにしました。
前晩に家で食べたちょっと高級なレトルトの海老カレーが全然海老入ってなくて(ノД`)・゜・。こちらのは海老がゴロゴロッと入ってるし、味も好みでした。
きのこカレーもトマトが効いてて秋らしく美味しかったです。
付け合わせの枝豆とじゃがいものおかずも箸休めによいし、たっぷりのサラダも、パパダム?も嬉しいvvv

チャイが美味しかったから、お土産に小袋の茶葉を買いました。

この後、ついでのパン活もしましたが、そちらは別記事にて。

チケットを受け取って、ショップで見かけたコレもお土産に購入。
ピアノトリオCCCで着手してるショパンノクターンOP9-2があったので、ピアノChikaちゃん用だな(笑)
クロークが閉鎖されていたため、ホール内のロッカーにパン活用のキャリーケース(笑)が入るか不安でしたが、問題ありませんでした!

どきどき。わくわく。

小ホールは以前キアロスクーロ・カルテットの演奏会で来たけれど、大ホールは初めて。選んだ席が心配だったものの…おお!1階B列22番、アリーナががっつりみられる好位置!!!

本日のセトリは王子ホールと1曲、イザイが異なりましたが、6年半前の名古屋のセトリと全く同じです。

姿を見た瞬間からすでに涙が滲み出ていた私。
本日のお衣装はシックに黒一色。いつもの華奢なピンヒール…じゃなくぺったんこのバレエシューズ。
さぁ、6年半を経た彼女の音色を堪能しましょう。

ビーバー:パッサカリア
名古屋の時はたしか完全暗譜で演奏していたかと記憶していますが、今回はこの曲だけ譜面台が用意され、タブレットを置いていました。
いつもの譜めくりフットボタンも置いてないし、ほとんど見てる様子はなかったけれど、安心安全のためかな。

この曲は彼女の演奏に憧れて、昨年自分でも挑戦したので、ある程度弾けるようになって改めて聴くと、フレーズのひとつひとつ楽譜を頭に思い浮かべられ、感動のあまり1曲目から涙が出てきて視界が~😭
最弱音が永遠に続くかと思うほどの余韻を保って空気を漂い、空間を優しく支配していきます。

完全ピリオド奏法だけれど、フレーズが、音楽が全く途切れない。
聴衆の皆さんも息を殺して、わずかの振動まで耳を傾けている感じでした。

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
私にとって、アリーナとの出逢いのきっかけ(j※リンク動画参照)だった、特別な曲。
あれから何度も生演奏に触れる機会がありましたし、もちろんCDはBBCの付録と全曲をヘビロテしてるけど、当初のレガートと、全曲CDの徹底ピリオドを両方併せ持って、熱量と凄みが増した感じ…

もう色々言いたいけれど、何も言えません。
とにかく、この時間が終わってしまうのが切なくなるくらい。
そしてお手洗い休憩で顔洗いたいくらい涙😭

休憩を挟んで後半
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 「バラード」 
ピリオドのバッハから、影響を受けたイザイではノンヴィブ&ヴィブラートを効果的に織りまぜ、グルーヴ感ありつつも、やはり最弱音がとてつもなく美しい…

CDはヘビロテしているし、生演奏も初めてではありませんが、毎回何かしら新たな発見と感動があります。

説得力に絶句。
 
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
この曲もノンヴィブ&ヴィブラートを使い分け、いよいよ毛キリストの本領発揮?!で音が裏返る箇所もあったけれど、もはやそれすら表現の一部であるかのように、ぐいぐい心に刺さります。

弱音器を繰り返すつけたり外したりして、音の表現も多彩なため、終盤は弱音器が吹っ飛んでしまいましたが、それもやむなし。

音楽は最後まで高い集中力と密度を保って上り詰めました。

はぁ…生きてて良かった…、今日来られて本当に幸せと思える、稀有なヴァイオリ二ストです😭
感動を胸に、大阪へ移動して、ここからはパン活&グルメを堪能しましょう♪

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの2021年新譜情報と何故かマリトッツォ2021年05月04日

ひきこもりGWの予定だったのですが、仕事帰りにコンビニ受け取りするつもりだったこの新譜がGW中に届いてしまったので、待ちきれず名駅へ。
無事受け取ってまいりました(^^♪
マルチバイ特価とかクーポンの関係で、元々リリースされてたものもこの機会にゲット。

というわけで今年の新譜はこちら↓
いちお、ヴァイオリンを習ってると取り組む練習曲の代表格が、クロイツェル⇒ローデ⇒パガニーニらしいのですが、クロイツェルですら弾けてない私にはもう雲の上の存在…。

でも、プロですら演奏するには準備が必要らしい難曲なので、アリーナでさえコロナ禍があったからこそ実現したという触れ込みの一枚。

まだ全部聴けていませんが、一番有名な24番は以前、この動画↓で第2変奏だけ聴いて(全部聴きたーい!)と思っていたので、
もうドキドキで聴きました。
私が過去に聴いたことのある演奏とはだいぶ違う個性的な雰囲気の変奏もあったけれど、フラジオレットの弱音とか、もうアリーナならではという音で、感動しました…。。。。

そしてもう1枚はキアロスクーロ・カルテットから
ハイドン:弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 Op.76-4,5,6
まだ聴けてないけど、前述CDと合わせて携帯用プレイヤーへ落とし込んだので、じっくり味わおうvvv

で、蛇足ですが、これを受け取りに行ったついでに、話題のマリトッツォをめっちゃ買い込んでしまった(;^_^A
PECK
・マリトッツォ ピスタチオ 260円
・マリトッツォ 240円
マリトッツォはローマのお菓子だそうなので、ミラノが本店のPECKは本場といえないかもしれませんが、イタリア括りでいえば一番本場に近いのかな?
プレーンなやつを食べてみましたが、ブリオッシュはフカっと軽く、クリームはミルキーで濃厚でした。乳臭いのが苦手な人にはちょっとダメかも。

・チョコレートクリーム
・バニラクリーム
・塩キャラメル
クリーム
 3個で税込1500円
1日50セットの期間限定・先行販売だったらしく、たまたま通りがかって発見したので買ってみました。
来月から全国でも販売されるようです。
3店食べ比べた結果、値段は高いがここのが一番、ブリオッシュとクリームのバランスが良くておいしかったです。
でも値段が高くてリピはないかな(;´Д`)

・ストロベリー 税抜380円
・ピスタチオ&エスプレッソ・チョコレート 税抜400円
・アプリコットジャ厶とフロマージュブラン 税抜340円
まずブリオッシュがずっしり系で、上記3店の中では一番パン寄りです。
ストロベリーは、ケーキなどにデコレーションされてるやつと違ってゼラチンコーティングがされていないので、カットして張り付けてあると若干水っぽくなってしまってブニュっとしたのが気になりました。
クリームは可もなく不可もなし。

ただし、ピスタチオは相当甘かった!エスプレッソ感もないし、多分チョコレートが甘いのかな…見た目そんな入ってないのに。

この中で一番美味しかったのはアプリコットのやつ。甘さも控えめで飽きのこない味でした。

あと、番外編?で、そもそもマリトッツォ買いの口火を切ったやつ
・マリトッツォ ふわっとカスター 240円
・マリトッツォ ふわっとチーズ 240円
フジパン系のパン屋さんのだから、これを本場のマリトッツォと思ってはいけないと思って、デパ地下系を買い漁ってみたんですよね。

で、結論。
もう当分マリトッツォはいいや…(爆)
(結局、ホイップクリームが苦手でカスタードが大好き)

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの2020年新譜&演奏会情報2020年03月13日

とりあえずだいぶ出遅れてしまったけれど、今年の演奏会情報。

コダーイ:管弦楽のための協奏曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 op.77
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
  2020年9月26日(土) 18:00
  in サントリーホール(東京)
去秋からすでにチケット販売スタートしてたのに、発表会シーズンで全く気付かず、出遅れてしまって迷って結局取ってません…。。。

しかも前回席選びで失敗した鬼門のサントリーホール。
だが、日本初コンチェルトだったタコ!2日連続で通った懐かしい感動の日々↓

あれから時を経てどう変化してるかは見もの…

まだ迷ってます…ぎりで判断するかもしれない。
ただ、この時期は国外逃亡も入りそうなので、日程的に微妙です。


と迷いに迷ってたら、いつの間にか新譜情報が出てました(;'∀')


おおお!最近の録音!!
これが出るなら、無理して東京遠征しなくてもいいか…(だが迷いは消えない)

なんと、キアロスクーロ・カルテットも新譜出ます!
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.76 1-3
キアロスクーロ・カルテット

嬉しいな~vv(((o(*゚▽゚*)o)))と言いつつ、実は昨年出たブラームス、演奏会で聴いて満足して、CDをまだ購入していないので、この機会にまとめ買いするかな。

以上、備忘録。

演奏会情報はまだまだありそうですが、全然拾えていません(-_-;)

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの新譜 ブラームス:ヴァイオリンソナタほか2019年09月13日

今春にキアロスクーロ・カルテットの演奏会が終わり、しばらく過密だったアリーナ・イブラギモヴァ関係のイベントスケジュールがひととおり収束してから、コンサート情報もなかったので、チェックを怠ってるうちに新譜が発売されてました(;^_^A

まだ買ってないので、とりあえず備忘録。

★ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、第3番
 クララ・シューマン:アンダンテ・モルト

 Vn:アリーナ・イブラギモヴァ、Pf:セドリック・ティベルギアン
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78『雨の歌』
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
クララ・シューマン:アンダンテ・モルト Op.22-1
(3つのロマンスより)

ブラームスのソナタだけ収録かと思ったら、クララ・シューマンも入ってる!
まさにこの冬行った大阪の全曲演奏会の再現(^^♪

国外逃亡から帰国したら…落ち着いてポチるかな。

ヴァイオリン覚書~キアロスクーロ・カルテット演奏会in兵庫20192019年04月27日

異人館観光を急遽切り上げ(※理由は前Blog参照)、つい先日の検査結果が悪かった事も忘れて北野坂を猛ダッシュで駆け下り、往きに到着したJR三ノ宮駅ではなく阪急三ノ宮駅へ…

奇跡的に迷わず到着し、ちょうど改札前にあった案内カウンターの係員さんに荒ぶる鼻息で(;'∀')
「西宮駅に行きたいんですけど、どこから乗ればいいですか?!」
と鬼気迫る形相(多分)で問いかけたら、
「10番ホームから特急が出ますよ」
と簡潔に応えて下さったので、迷わず指定されたホームへ駆け上がったら、ちょうど件の特急電車がホームin。

飛び乗って15分、駆け足で直結する会場まで移動したら、なんと!
14時開演の5分後に到着!!

今日の私は冴えている!!(注意:超絶方向音痴です)

というわけで前置きが相当ドタバタで長くなりましたが、本題突入です(;^ω^)

2019年4月27日(土) 
in 芸術文化センター 神戸女学院小ホール(兵庫)
バッハ:「フーガの技法」より
 コントラプンクトゥス1
 コントラプンクトゥス4
 コントラプンクトゥス9
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」

Aさんが会場係員さんに預託して下さったチケットを受け取って…今日は時間きっかりにスタートしたようなので、ホワイエで演奏が終わるまで、呼吸を整えながら待っていました。

よってバッハはホール内で聴けませんでしたけれど、外からでも結構綺麗に、美しいノンヴィブラートの音の響きと、ノーブルかつストレートに研ぎ澄まされたシンプル美なバッハの旋律が、まるでミサに迷い込んだかのような様相で聴こえてきましたので、耳を澄まして聴き入りました。

そしてしみじみ思う、今日ちゃんとこの演奏会に来られて良かったと。

2曲目から最前列右ブロックに座って…お久しぶりのAさんにお詫びを入れつつ…
あ、今回は全員タブレット&Bluetoothのフットペダルで演奏してるみたい。

さて2曲目は演奏会の情報開示当初、シューマン:弦楽四重奏曲第1番の予定だったところ、今日のメンデルスゾーンに変更されたため、チラシとパンフで演目が違います。

古典からいっきに後期ロマン派かぁ~。
当初の予定だったシューマンも後期ロマン派だけど、このカルテットのCDラインナップを並べてみてもハイドンやモーツァルトやベートーベン…シューベルトがかろうじてロマン派前期に引っかかるくらいで、アプローチもピリオド奏法に近いため、古典のイメージが強くて、どんな演奏になるのか一番想像がつかない曲でした。

この曲自体、浅学な私ゆえ聴き込んでいないし(;^_^A

ちょっと「フィンガルの洞窟」にも似たモチーフが出てくるこの曲、第1Vnのアリーナが抑制されたヴィブラートで謳いあげる旋律の美しさは言うまでもなかったけれど、第2Vnのパブロ・ヘルナン・ベネディさんのちょっと熱を加えて応えるような弾き方との対比が、曲全体に色彩感を与えてくれて、メンデルスゾーンらしいキラキラした世界を展開してくれました。

4人が呼吸を合わせてそれぞれの楽器をめいっぱい鳴らして高揚感を与えてくれる部分は心躍らされるけれど、やっぱり何といってもアリーナの弱音は秀逸だし、ベネディさんもぴったりと寄り添って丁寧に鳴らしていたのが印象的だったかな。

クレールさんのチェロはエンドピンを立てずにバロックスタイルで演奏しているせいか、重低音の鳴り方が唸るような感じじゃなく、地面の面の部分を漂うような、這うような響きに感じられて、その上にエミリエさんのヴィオラが重なり、アリーナベネティさんの音が風のようだったり、光の反射みたいに横の広がりと縦の厚みを変えていくのがはっきりと感じられる演奏でした。

ここで休憩を挟みまして。
あら、ブルックナートイレ(=男性客が圧倒的に多い)みたいになってるわ今日(笑)

同じホールでの前回演奏会はここまでじゃなかったと思ったけれど…
女性の私はサクッとお手洗いを済ませて席へ戻り、最後のベートーヴェン「ラズモフスキー第1番」を鑑賞。

こ…これは……エンジン全開!
結構速い…!
メンデルスゾーンを聴いた感覚で、古典だけどしっとり謳ってくるかなと思ったら、ぐいぐい来る!

でも重厚感というよりは、鮮烈にひたすら真っ直ぐに突っ走っていく、若々しい感じ…かな???
うっかり魂持っていかれそうになりました(;'∀')

あ…あかん…なんかもう何も考えられないくらい、引っ張られる…っ!!
速さも相俟って、ダイナミックレンジと勢いは今日一番感じたけれど、何だか興奮してる間に終わっちゃった(;^ω^)

鳴りやまぬ拍手とブラボォコールに応えて、アンコール。
昂ぶりを宥めつつ、余韻も残していくような颯爽とした第2番。

はぁぁ~終わってしまったけれど、ホントに来られて良かった。
Aさん、毎度ありがとうございます&今回は本当にお騒がせ&お気を患わせてしまい申し訳ございませんでした。
幸せなひと時にGW前のやさぐれた心が癒されました…。

終演後、サイン会もありました♪
そうそう、前回も女性陣はブランドだけPLEATS PLEASE(by ISSEY MIYAKE)で揃えてたけど、今回は形違いで色を揃えてましたよ!素敵vvv
もちろん並んでサインしてもらいましたが、今回は私、ほとんど来るの諦めてCDブックレット持ってこなかった( ノД`)シクシク…のでチラシとパンフにサインしてもらいました。

衣装こんな感じ↓



終演後の感動に浸ったまま、西宮ガーデンズへ移動して、ちょっとお茶休憩。
・苺のティーソーダ

久々にお逢いしたAさんとは更に梅田へ移動して、ディナーもご一緒させて頂きました♪
*スペシャルコース3,000円+プライムリブ(オーサカカット120g)4,300円を注文したのですが…
大食漢の私でも食べ切れなかった、凄まじいアメリカンボリュームでした!!(*_*;
・シュリンプカクテル
・クラブケーキ
・オリジナル・スピニング・ボウル・サラダ
・クラムチャウダー
・ロウリーズホットファッジサンデー
・コーヒーor紅茶
・じゃがいもが錬り込んであるぽい全粒粉のパンと、ヨークシャープディング(ポップオーバーみたいなパン)
どれも美味しいのですが、フランス料理のフルコースと比べたら1品1品のボリュームが多いです。

おまけに私は、季節のフルーツ(苺)のシャンパンカクテル白ワイン飲んでるしで…

残すの心苦しかったけれど、可愛らしいお姉さんの接客は親切丁寧だったし、目の前で作ってくれるカトラリーまで冷たいサラダや、切り分けてくれるローストビーフも柔らかくて、贅沢なひと時でした。

これにて今年のアリーナ・ウィークはおしまい。
来年は…来てくれるかなぁ?!
どうも名古屋の公演は今後なさそうな気がしてきたので…(´;ω;`)ウッ…遠征必至になりそうですが、どうせ遠征するなら、観光グルメも楽しんじゃいたいと思います。

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ディベルギアン デュオリサイタル2019年02月16日

アリーナ&セドリック週間・その2♪

本日は横浜遠征です。
往きはのんびり楽々新幹線で。
今日は一昨日より少し晴れ間も多く、暖かくてうれしいな。

と思いましたが、夜は冷え込むといけないから、しっかり防寒対策して、コートも膝丈くらいのやつにしておきました(笑)

午前中には青葉区に到着。
いつもどおり、遠征ついでにお買い物やらお食事やらを愉しんだので、そちらは別記事にてまとめます。
↑午前中にパン買ってお茶したベーカリーの可愛いショップカードが、私の心を代弁( ´艸`)

東急スクエアという複合施設内にあるホール、前回のいずみホールよりはこじんまりとしていて、我がホーム電気文化会館くらいのキャパです。

そのせいか、休日という日程もあってか、1階はほぼ満席に近い状態でした。
チケット発売からだいぶ経って取ったから、今回はあんまりいい席じゃない…でも、アリーナとセドリックさんの演奏姿はちゃんと見えそうでε-(´∀`*)ホッ
真ん中ブロックの2列目真ん中とか、最前列端が空いてたんですよね…くそ、私に譲ってくれよ!!!

と、ちょびっと心の中で愚痴を飛ばしながら。
楽しい音楽の時間が始まりました。

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 作品12-3
始まりました。
CDで何度も聴いたし、名古屋の全曲演奏会でも聴いたし、その度に二人の音だけど、どんどん深化してゆく様を見せつけられていたのですが、今日もまた更に踏み込んだ豊かな世界を魅せてくれました。

ピッチは前回ライヴで聴いた時より落ち着いたし、抑揚も抑えめ。
その分、音色の華やかな縦ラインより、今回は旋律の多彩な横ラインの美しさが際立ったような印象を受けました。

ワクワクするというより、静かな興奮と歓喜をじわじわ呼び覚ましてくれるような語り口。

何度聴いても、新しい発見があって、改めて二人のベートヴェンを折に触れて聴きたいな、と思いました。

ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタは曲調からしてツボった!
こういう土臭い民族音楽ぽい曲をサラッと弾いてしまうアリーナも見事だけど、セドリックさんの引き出しもホント多いなぁ。
アリーナのデビュウCD(付録CDを除く)がハルトマン「ヴァイオリンと管弦楽のための《葬送協奏曲》他」だったり、次作もロースラヴェツ「ヴァイオリン協奏曲 第1、2番」 だった事やら、BBCの演奏会でもヒュー・ワトキンス氏の曲を初演したりしてる事を思えば、近代作曲家のレパートリーにも全く違和感はないし、これぞ本領発揮という感じなのだけれど、最近ちょっとそちら方面の曲を聴く機会がなかったから、新鮮な気持ちになりました。

途中、アリーナが楽器を高く構えて力強く鳴らす姿がオイストラフと重なりました…いいなぁ、これもCD出してくれないかなぁ!聴きこみたい!!

前半が終了して、早くも本日のより取り見取りなプログラム構成にやられっぱなしな私。
カフェで泡でも呑んで、いったん落ち着こう私(;^_^A

一昨日、前の曲の印象が強すぎて、次に聴いた曲まで引き摺っちゃったから、リセットしておこう…。

と思ったけれど、今日のプログラム構成がまさにそんな感じで、
ジョン・ケージ:6つのメロディ
が、スーッと高調した私の気分を優しく宥めてくれました。
当初、武満の予定だったところを本人たちの強い要望で変更したというこの曲。
遠い物語を回想するような雰囲気もあるこの曲、訥々と語りかけるヴァイオリンと、寄り添うピアノの優しい音色が耳に心地よく、癒しの時間を与えてくれました。

これは、ノンヴィブラートの音色が際立って美しいアリーナの音に合っているし、セドリックさんのピアノがヴァイオリンにない、ピアノならではの減衰する儚い音を巧く使って、懐古的な雰囲気を醸し出してる。

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 作品121
そして〆は、グランドフィナーレに相応しいシューマン…だけど、ここでゾクゾクするような二人の掛け合い、ベートーヴェンの時のハラハラ、ドキドキ、ぐぃぐぃくるような音の絡み合いがキタ――(゚∀゚)――!!

えええ、ちょ、待って、シューマンってこんな曲だった?!
もっとロマン的な、まったり聴ける曲だと思ってたけど、違った。。。。

てか、バッハの無伴奏とかで散々思い知ってきたけれど、アリーナの重音って和声が本当に美しくて…ヴィオラの内声に近いような音色すら感じます。

ここからは毛キリストの本領も発揮?で、ぶちぶち切れまくっていたけれど( ´艸`)、音自体は全然粗くならないのが凄い…。

セドリックさんのピアノの細やかなアルペジオが、ヴァイオリンが垂らす光の筋をさらに反射させるかのような音の渦を創っていく様も素敵…うっとり。

この曲自体が、ヴァイオリンとピアノの妙をしっかりバランスよく導き出していて成熟している上に、この二人の誠実で対等な音作りが反映されて更に円熟美を増していたように思います。

最近二人の演奏会はツィクルスが多かった(それ以外は私の都合で行けなかった)ので、こういう盛り沢山なプログラムもまた贅沢だなぁ!

お腹いっぱい胸いっぱいだけど、今日もアンコールありました♪
これまた子守唄のような、シューマンらしいロマンティックで歌心に溢れた曲。

もちろん、サイン会もありましたので、ちゃっかりいただく。
今日は、CDジャケットの木の枝に添ってセドリックさんがサイン(下)したら、アリーナも併せて同じようにサイン(上)してくれた上、この写真ではわかりづらいけれど、3羽の鳥さん^^ ^^ ^^ まで描いてくれた♪えへへ(*´∀`*)

今日は一緒に撮影はNGでしたが、二人の素敵なショット、いただきました♪
これからも素敵な音を作って、聴かせてほしいな。

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ディベルギアン ブラームス Vnソナタ全曲演奏会2019年02月14日

やってきましたアリーナ&セドリック週間

立て続けの遠征でお小遣いが厳しいため、往きは高速バスにしました。
しかも早朝便(;^_^A
家を出る時まだ日が昇ってなくて真っ暗だったよ…。。。めっちゃ寒いし!

ささしまライブのバス停は屋外吹きっさらしなので、余裕を持ってお越し…したら寒くて辛いわっ。
買ったほうじ茶もすく冷めちゃた(-_-;)
バス移動だし、到着後も夜の演奏会までのんびりしたかったので、朝食は敢えて摂らずに軽くおやつ。

思ったよりすんなり着いて良かったのですが、ホント寒っ!
速攻で暖を取るために、遅いモーニング摂りましたが…グルメ探訪は別記事にまとめますね。

さて、本日の会場・いずみホールの最寄り駅は大阪城公園駅。
大阪には何度も演奏会や旅で足を運んできたけれど、実は大阪城へ来るのはお初です!歴ヲタなのにね。

寒かったけれど、時間に十分余裕がありましたので、梅林だけ軽くお散歩しました。

途中で大阪城が見えてきます。

天守の美しい装飾がよく見えてきますね。
この辺は名古屋城の方がシンプルだなぁ。

夕方で一層寒くなってきたし、梅はまだ咲きはじめという断簡でしたので人もまばらでしたけれど、カメラ小僧には却っていいかも。
ピンポイントで撮れば、綻んだ梅をゆっくり思いの角度で撮影できましたよ。

グルメに観光に、ちょこちょこと演奏会以外の醍醐味を愉しみながら、ホールへ。

いよいよ始まるデュオ演奏会の第一弾は
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
第1番 ト長調 「雨の歌」 op.78
第2番 イ長調 op.100
第3番 ニ短調 op.108
  2019年 2月14日(木) in いずみホール(大阪)
ブラームス、待ってました!!!
大阪では一足早くアリーナが聴かせてくれたブラームスのVn協奏曲に心を揺さぶられた興奮の記憶がまだ残っていますけれども、二人の演奏がホント聴きたかった!

開演前からワクワクで、調子に乗って午前中のパン屋巡りで買ったパンとともに、ホールのカフェで白ワインを頂いちゃいました♪
あああ…美味しいvvv
お酒とおつまみと音楽って最高の組み合わせ♪

結局なかった名古屋公演の開示を待ったせいで、チケット購入に出遅れたにも関わらず、席は2列目真ん中の好位置。
我がホーム・電気文化会館ホールよりキャパが広くて、立派なパイプオルガンもある素敵なホールでしたが…お客の入りは4…5割行ってるかな…微妙( ノД`)シクシク…
これなら名古屋に来てほしかったよ…(ノд-。)クスン

とはいえ、ド平日に有給取ってこられただけでも良しとしなくちゃ。
で、始まりました大好きな第1番 ト長調 「雨の歌」 op.78は冒頭からアリーナのアップボウひと弓の軽やかで繊細な響きに、きゅーん♪
想像していたのより柔らかで、細やかで、雨といっても霧雨みたいな感じ。
寄り添うセドリックさんのピアノも指の腹で弾くような優しいタッチ。

ブラームス=重厚感という正統派?な雰囲気はなく…いろんなブラームスを聴いていらっしゃる方には少し意外な印象を与えるかも?
少なくとも私が聴いたことのあるオイストラフイザベル・ファウスト、…もっと色々あるけどとにかく全く違って。
私が萌え死んだ冒頭の演奏方法ひとつとっても、これまで聴いてきた多くの演奏は弱音ではあるけれど冒頭なので割合決然と、スッと弾きはじめる演奏、そうそう、ダウンボウだったり、アップボウでも割と元弓から入るパターンが多い気がするのですが、アリーナはアップボウで先弓からそっと、ほぼ全弓使ってこの「ターッ、タ」という2音1スラーをまるで小さな雨音を殺さないようにして囁きかけるみたいに、極めて丁寧なアプローチで奏でていたので、このフレーズが出てくるたびに魅入ってしまいました。

冒頭だけで語りすぎて尺がなくなるのでこのくらいにしておきまして(;^_^A全体的にはアリーナが奏でる弱音の際だった美しさが、十二分に発揮された演奏だったと思いますvvv

セドリックさんのピアノも、雨粒が粒かどうかというギリギリの柔音だったり、そうかと思えばしっとりと潤いを持たせたりと本当に多彩な音の景色を見せてくれました。

夢見心地で休憩時間を迎えたら、名古屋からお越しのファン友さんとお逢いできました。
ブラームス全曲演奏会は2公演とも平日だから、名古屋のファン友さんの中には泣く泣く諦めた方もいらっしゃったに違いない。と思って、頑張って演奏会備忘録をしたためておりますが…抽象的な私感ばかりで申し訳ない(-_-;)

第2番 イ長調 op.100は、私の脳内に休憩前の第1番の情景がまだ残っていて、ちょっと印象が弱くなっちゃった感(;^ω^)
第1番の囁きから、第2番はしっかり謳いあげる演奏で、ヴァイオリンもピアノも温かくて深みのある音をバランスよく響かせていたのだけど、均整が取れすぎていて、私がサラッと聴いちゃったかも。

第3番 ニ短調 op.108では前2つと比較したら曲調も相俟ってしっかり重みが表れてきたのだけど、これまで聴いてきたベートヴェンなどとは違って、ぐいぐい世界へ引っ張られてぐわぐわ掻き乱される( ´艸`)ような激しさではなく、気がついたら音の渦にいつのまにか巻き込まれていく…そんな心地よさ、二人の創り出す音の世界の深淵、ブラームスの書いたこの曲の懐深さを改めて感じました。

ここでは特に、3楽章でセドリックさんが奏でる撫でるようなアルペジオが素敵で、そのフレーズが来るたびに、ほわぁ~♪と悶えていましたよ( ´艸`)

(*´Д`)はぁぁぁ終わっちゃった…

と思ったらアンコールありました♪
クララ・シューマン 3つのロマンスop22より第1曲 アンダンテ・モルト
きらクラ!でクララ・シューマンのピアノコンチェルトを聴いてから、そのあまりの素晴らしさに俄然興味を持ち始めた私にとって、この二人の音で聴けるなんて、なんという幸せ。

しかもブラームスをたっぷり聴いた後の、ブラームスと親交の深かったシューマン夫妻の妻の方、クララ・シューマン♪憎いおまけ!

そしてアリーナ&セドリックさんは、私が今日一番感動しきりだったブラームスの第1番の余韻を再び拾いだして、さらに色づけるようなクララの創った優しい旋律に、またまた心地よい人肌の温もりを与えてくれたのでした。

終演後のサイン会は長蛇の列。

今回は二人揃って衣装のまま、いつも通り終始にこやかに、サインへ応じてくれました。

そして写真もやっぱり応じてもらえてvvv
遠征した甲斐がありました~マネージメントの方、いつも可能な範囲でこうしたサービスに応じて下さり感謝です!

諸々の時間を鑑みて、新幹線は最終を予約しておいたので、余裕で新大阪へ。

演奏会前に隣のホテルニューオータニのショップで買った高級クロワッサンをほおばりながら、感動に浸る…
・マロンクロワッサン(パティスリーSATSUKI
明後日は横浜遠征です♪

あ、ところで今回の演奏会ではアリーナ、終始タブレットの譜面をフットボタンで譜めくりして演奏してて、セドリックさんもアンコール曲はタブレットを使ってたのですが…

ワタクシも演奏家の端の端くれ、タブレットで譜面を見る事はもちろん知っていましたけれども、実際にクラシックの演奏会で目の当たりにしたの、実は初めてで。

二人が使ってるの見たら欲しくなっちゃったよ…。。。。iPad持ってないんだけど…自分への誕プレで買っちゃう?(笑)

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの新譜 ワトキンス:ヴァイオリン協奏曲ほか2018年11月28日

モーツァルトのソナタ集がひと段落してから、すっかり新譜のチェックを怠っていましたが…いつの間にか発売されてました(;^_^A

今更だけど、まだ私買ってないので備忘録。

ワトキンス:
● フルート協奏曲 (2013) [22:19]
● 交響曲 (2016-17) [21:54]
 アダム・ウォーカー(フルート)
 ハレ管弦楽団
 ライアン・ウィッグルスワース(指揮)
 録音:2017年
● ヴァイオリン協奏曲 (2010) [22:25]
 アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
 BBC交響楽団
 エドワード・ガードナー(指揮)
 録音:2010年、BBCプロムス(世界初演ライヴ)

私、これはBBCのネットラジオかじりつきで聴いたやつですよ。
ばっちり録音もして保存版にしていましたが、とうとうCDになりましたか!
てか、あれからもう8年も経ってるのかぁ~。私のファン歴も10年以上になりましたよ~あはは。

そんなワタクシ、来年の名古屋公演がない事を悲しんでばかりもいられないため、諦めて2公演、遠征チケットをゲット致しました。

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
第1番 ト長調 「雨の歌」 op.78
第2番 イ長調 op.100
第3番 ニ短調 op.108
  2019年 2月14日(木)
  in いずみホール(大阪)

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ジョン・ケージ:ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op.121 
  2019年 2月16日(土)
 in 横浜市青葉区民文化センター フィリアホール(神奈川)

どちらも私は初めて訪問するホールです。
遠征ついでに美味しいもの食べて、のんびりしてこようと思います。

CDはもうひとつ。

● 弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』(40:11)
● 弦楽四重奏曲第9番ト短調 D.173(21:53)
キアロスクーロ四重奏団
  アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)
  パブロ・エルナン・ベネディ(第2ヴァイオリン)
  エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)
  クレア・ティリオン(チェロ)
 録音時期:2017年3月
 録音場所:ケルン、ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid

あの時、エミリエさんが妊婦さんだったけど、これ去年の録音て事は出産後に録ったのかな。
あれからまた更に練り上げられた演奏が収められているに違いないvvv

そしてなんと!あの感動の公演から丸2年、同じホールに彼らが帰ってきます!

2019年4月27日(土) 
in 芸術文化センター 神戸女学院小ホール(兵庫)
バッハ:「フーガの技法」より抜粋
シューマン:弦楽四重奏曲第1番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」

またラインナップの魅力的な事!
この公演、ノーチェックだったのですが、ファン友さんが教えて下さってチケットも買ってくださいました♪
Aさん毎度毎度ありがとうございます!

ホールも素敵だったし、楽しみだなぁ~vvvv

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの2019年来日情報2018年08月06日

今年は来日公演がないため、来年の情報を拾わなきゃ~とは思っていたのですが、年始からのブログで毎々零しているとおり、仕事に忙殺されてそれどころじゃない日々だったため、うっかりしてたらもう一部は発売開始してたというΣ(゚д゚lll)ガーン

だからと言って、慌てて買っていないのは、地元名古屋での公演情報が入ってこないから!!!

いつもの電気文化会館コンサートホールも改装工事が終わったし、絶対に名古屋飛ばしはないと信じてます!!

というわけで、とりあえず他県での公演情報覚書。



  2019年 2月13日(水)
  in 王子ホール(東京)



ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 op.12-3
L.v.Beethoven: Violin Sonata No.3 in E-flat Major, op.12-3
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
L. Janáček: Violin Sonata, JW VII/7
ジョン・ケージ:ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ★
J.Cage: Six Melodies for violin and piano 
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 op.121 
R.Schumann: Violin Sonata No. 2 in d minor, op.121

★アーティストの強い希望により、下記の予定演奏曲目が変更になりました。(7/9)
武満徹の作品より1曲 
→ジョン・ケージ:ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ

  2019年 2月16日(土)
 in 横浜市青葉区民文化センター フィリアホール(神奈川)



ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 作品12-3
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ジョン・ケージ:6つのメロディ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 作品121

  2019年 2月17日(日)
 in 彩の国さいたま芸術劇場 (さいたま)



ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 「雨の歌」 Op. 78
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108
Brahms:Violin Sonata No. 1 in G Major, Op. 78
Brahms:Violin Sonata No. 2 in A Major, Op. 100
Brahms:Violin Sonata No. 3 in D Minor, Op. 108

  2019年 2月19日(火)
 in 横浜みなとみらいホール(神奈川)


3月にセドリックさんが名フィルとの公演を予定しているので…


モーツァルト: 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
リスト: ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124*
R. シュトラウス: 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』作品30

2月終わりか3月かに名古屋で…と期待してるのですけど、3月28日にはアリーナ、オランダのコンセルトベボウでシューマンのVn協奏曲があるから、スケジュール的にどうなんだろ…。。。

ところでワタクシ、来月オランダ旅行の予定で、折角だからコンセルトヘボウ管弦楽団のホームで演奏を聴きたいと思ってチケット取った矢先に、その公演でタクト振る首席指揮者のダニエレ・ガッティがセクハラ問題で解任されまして(*_*;

そのお知らせと指揮者代わりますってメールがコンセルトヘボウから届きましたよ…(笑)
そんな事で世界屈指のオケの首席指揮者という立場を棒に振るなんて…指揮者だけに?(爆)

とにかく!追加の来日公演情報が欲しいです!
場合によっては遠征だから予定しておかないとだし、チケットが~~。