ヴァイオリン覚書~キアロスクーロ・カルテット演奏会in兵庫2016年04月09日

チケット争奪戦に乗り遅れ、諦めていたキアロスクーロ・カルテットの演奏会でしたが、アリーナファン友さんがヤフオクでゲットしたチケットを譲って下さったので先月急遽、兵庫行き決定!!となり、行ってまいりました!!

新幹線移動中の腹ごしらえ(笑)は毎回恒例、駅ナカのスタバで調達した朝ごぱん。 今朝は寒かったので、ホットサンドのフィローネ ローストチキン レモンバターソースと、ほうじ茶ラテにしました。 移動距離が短いから1個ね((⌯˃̶᷄₎₃₍˂̶᷄ ॣ)プッ♪

兵庫初めてだし、文化センターの傍に大きなショッピングモールがあったので、名古屋にないお店とか見て回って、ランチもしたいなぁと思い、早出したのですが……

このスタバがよほど重たかったのか、全くお腹空かず。

歩いてウィンドウショッピングするだけで、30分も経たないうちに疲れてすぐその辺の椅子へ腰かけ(苦笑)
喉は渇いてもやっぱりお腹は空かなかったため、ランチは諦めてミックスジュース飲みました。
juice deri mameca(ジューズデリ マメカ) 
・フルーツミックス 
関西と言えばミックスジュース?一番スタンダートなやつにしましたが、すっきりしてて後味良く、美味しかった♪

ランチは諦めたけれど、折角兵庫まで来たからと、この後ちょっとパンを買ったのは、グルメ日記へ記載するとして…

キアロスクーロ・カルテット ※完売
 2016年 4月9日(土)14:00~
 in 芸術文化センター 神戸女学院小ホール(兵庫)

全体が木目調の素敵なホールです。

私の席、最前列のド真ん中でしたので、そこからこの距離!舞台と客席の段差も2段しかなくて、近っ!!
サロンコンサートみたいな距離感ですよ、ウホホッ♪

さて、関東の公演では全員黒一色のイッセイミヤケ・プリーツプリーズで統一していた衣装でしたが、本日もイッセイミヤケは変わりなかったものの、アリーナとチェロのクラーレさんが差し色に鮮やかなイエローとブルーをそれぞれコーディネイトしていましたよ。

というわけで、演奏会スタート。

モーツァルトディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
出だしのアリーナのスーッと心に響き渡り浸透するノンヴィブラートでヤラレちゃいました……うっとり。
その後の音は柔らかく繊細で、CDで聴いたモーツァルト「不協和音」よりは陰の部分が薄らいで、弦楽四重奏曲第16番の時のような軽やかさを感じました。ま、全体的に奔放で軽快な曲想のせいもあるかとは思いますが。

それぞれの楽器が奏でる音の語り口は、まるで一人遊びする子供の会話のよう。ちょっと滑稽なニュアンスもあったり、優しく見守りたくなるような雰囲気もあったり。4挺の弦楽器の音が1つに溶け合って素敵。

2楽章の終わりでフライング拍手が起こったのはちょっと(;゚Д゚)ビックリしちゃいましたが、最後まで曲の雰囲気を損なわず無事終了。

小さなホールに合う選曲だなって気もしました。


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
モーツァルトから一変して曲想も構成もヴァラエティに富んだベートーヴェン。アリーナが、セドリックさんとのデュオで見せたようなキレッキレ、ギリッギリの感じで切りこんで行くシーンでは、ちょっと全体像がバラけてハラッとさせられる場面もあり、曲のドラマティックな展開と併せてドキドキしてしまったり、またしても2楽章の終わりでフライング拍手があって(;゚Д゚)ビックリしちゃったりしたのですけど、全体的にはモーツァルトとの違いを楽しめたかな。

特にアリーナが、ソロの時より楽しんで弾いている感じが伝わってきて、そこが良かったです♪

初期の作品で、かすかにモーツァルト的な雰囲気もある曲なので、曲自体はどちらかというとCDの「セリオーソ」の方が好きで、演奏もそちらの方が好みだなと思いましたが、ライブならではの迫力は十分味わいました。


シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」
弦楽四重奏の超メジャー曲。CDの「ロザムンデ」とほぼ同時期に書かれた壮大な作品で、今日の演奏もヴァイオリン2挺の激しい競奏が織りなす切迫感が聴きどころ。
終盤で第2Vnのパブロ・ヘルナン・ベネディさんの肩当て(アリーナと同じくクッションタイプ)が勢いよく跳び外れるというハプニングがあったくらい、熱のこもった演奏でした。

というより、アリーナがグイグイとヒートアップしてゆくのに、引っ張られてパブロ・ヘルナン・ベネディさんもガンガン鳴らしてた感が強いかな。
CDで「ロザムンデ」を聴いてた時は、私自身がアリーナの盲目的なファンであるがゆえに、また姿が見えないからこそ尚更アリーナの音を無意識に探ってしまう感があって、どうしてもベネディさんの音は全体像とし捉えてしまっていたのですが、どっこいライヴで聴いたら、ベネディさんの音はアリーナと全く違う良さがあるし、アリーナの音を殺さず、ちゃんと主張もしてくるなぁという印象を受けました。アリーナよりも深い太い低音が鳴るし、はっちゃけた時のアリーナのタイミングに一番合わせている感じ。
クラーレさんとエミリエさんがその狭間で抑え気味にベースをとってて、だからヴァイオリン2挺に迫力負けしてる感じもありましたけれど、全員がバリバリ弾いちゃったらコレ、悲壮感ゼロになっちゃうし(苦笑)……難しいですね。

重厚感のある四重奏ほど、音量やニュアンス感のバランス、配分が難しい……ってところでしょうか……、まだ彼ら独自の「死と乙女」を模索中というような感じも見受けられました。
キアロスクーロ・カルテットの名の通り、彼らの音が紡ぎ出す明暗の表現をカルテットの音作りのテーゼとするならば、多分シューベルト自身が「ロザムンデ」「死と乙女」を通して、生と死の何たるかを模索したように、この曲が内包する生が持つ光と陰、死に見出す光明と見えざる暗澹を、今後彼ら独自のものとしてどういう音にするか、いずれCDになる日の音色を愉しみにして、今日の演奏はその変遷のはじまりとしたいと思います。

そういえば今回初めて知ったのですが、チェロのクラーレさん、曲によってエンドピンを立てず両足で抱えてバロックスタイルで弾いたり、普通に立てて弾いたりと、変えているんですね!そのエンドピンもよく見たら黒っぽい、カーボン製のような素材のものを使用していました。
だから調弦のせいだけじゃなく、音が丸くて少しこもったような感じに聴こえるのかな?

<アンコール>
モーツァルトディヴェルティメント ヘ長調 K.138より第2、3楽章
名古屋より西開催のクラシックコンサート、実は初めて鑑賞したのですが、名古屋のお客さんよりブラヴォーコールがあちこちから、しかも女性の声もたくさんあって、私も便乗して思わず「ブラヴォー」って言っちゃった♪
これまでミュージカルではめっちゃ感動をはっきり言葉にして歓声上げてたんだけど、どうもクラシックは私、通じゃないから言いづらくて。歌舞伎で掛け声かけられないのと同じ感じ?

たくさんのブラヴォーコールに応えて、アンコールは2曲もありました!
兵庫まで来た甲斐あったわ私(笑)

サイン会もありましたvvv
もちろんCDのブックレット持参してましたので並びましたら、私を挟んで前後に並んでいらした芦屋マダム&ジェントル風の方々が今日の感動を語り合っていらしたので、思わず私も混ぜて頂いて、ファントークに花が咲き(笑)

NHK-BSのクラシック倶楽部を観てこの演奏会のチケットを購入されたという方もいらっしゃり、やはりNHKさんの影響力は大だなと。
っていうか、私なんかよりものすごーく、クラシック通な方々ばっかりで、色んな演奏家の演奏会に足を運んでいらっしゃる中で、この演奏会を選んでいらっしゃって、ホント耳の肥えた観客が多いんだなぁ~と感じました。
こんなに評価の高い演奏家だって、名古屋はなかなか満席にならないし、サイン待ちで並んででもそこまで感動を語り合ったりしてないし。土地柄???
ま、これ以上チケット争奪戦が激しくなっても困っちゃうんですけど。

撮影も許可が出ましたよvvv

どうでもいいけど私、CDのジャケ写のイメージで勝手に、チェロのクラーレさんは小柄で、ヴィオラのエミリエさんは女性の中で一番スラッと大柄って思ってたら真逆だった……。
エミリエさん、身重で遠征、大変だったでしょうに、ありがとう!!

私の方がアリーナエミリエさんより身長高いんだし!(笑)
エミリエさんの事を思うと、この来日公演逃がしたら当分ライヴでは聴けないかもしれないので、今日の演奏会に来られてホント良かった!!
ファン友さんには感謝のひと言しかございません!!

感動いっぱい胸いっぱいで名古屋へ帰る……
…その前に、お察しの通り?色々、しこたま、買い込んで参りましたのでね(苦笑)
それは別記事へしたためる事に致します~。

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