我がホーム・電気文化会館ホールよりキャパが広くて、立派なパイプオルガンもある素敵なホールでしたが…お客の入りは4…5割行ってるかな…微妙( ノД`)シクシク…
これなら名古屋に来てほしかったよ…(ノд-。)クスン
とはいえ、ド平日に有給取ってこられただけでも良しとしなくちゃ。
で、始まりました大好きな第1番 ト長調 「雨の歌」 op.78は冒頭からアリーナのアップボウひと弓の軽やかで繊細な響きに、きゅーん♪
想像していたのより柔らかで、細やかで、雨といっても霧雨みたいな感じ。
寄り添うセドリックさんのピアノも指の腹で弾くような優しいタッチ。
ブラームス=重厚感という正統派?な雰囲気はなく…いろんなブラームスを聴いていらっしゃる方には少し意外な印象を与えるかも?
少なくとも私が聴いたことのあるオイストラフやイザベル・ファウスト、…もっと色々あるけどとにかく全く違って。
私が萌え死んだ冒頭の演奏方法ひとつとっても、これまで聴いてきた多くの演奏は弱音ではあるけれど冒頭なので割合決然と、スッと弾きはじめる演奏、そうそう、ダウンボウだったり、アップボウでも割と元弓から入るパターンが多い気がするのですが、アリーナはアップボウで先弓からそっと、ほぼ全弓使ってこの「ターッ、タ」という2音1スラーをまるで小さな雨音を殺さないようにして囁きかけるみたいに、極めて丁寧なアプローチで奏でていたので、このフレーズが出てくるたびに魅入ってしまいました。
冒頭だけで語りすぎて尺がなくなるのでこのくらいにしておきまして(;^_^A全体的にはアリーナが奏でる弱音の際だった美しさが、十二分に発揮された演奏だったと思いますvvv
セドリックさんのピアノも、雨粒が粒かどうかというギリギリの柔音だったり、そうかと思えばしっとりと潤いを持たせたりと本当に多彩な音の景色を見せてくれました。
夢見心地で休憩時間を迎えたら、名古屋からお越しのファン友さんとお逢いできました。
ブラームス全曲演奏会は2公演とも平日だから、名古屋のファン友さんの中には泣く泣く諦めた方もいらっしゃったに違いない。と思って、頑張って演奏会備忘録をしたためておりますが…抽象的な私感ばかりで申し訳ない(-_-;)
第2番 イ長調 op.100は、私の脳内に休憩前の第1番の情景がまだ残っていて、ちょっと印象が弱くなっちゃった感(;^ω^)
第1番の囁きから、第2番はしっかり謳いあげる演奏で、ヴァイオリンもピアノも温かくて深みのある音をバランスよく響かせていたのだけど、均整が取れすぎていて、私がサラッと聴いちゃったかも。
第3番 ニ短調 op.108では前2つと比較したら曲調も相俟ってしっかり重みが表れてきたのだけど、これまで聴いてきたベートヴェンなどとは違って、ぐいぐい世界へ引っ張られてぐわぐわ掻き乱される( ´艸`)ような激しさではなく、気がついたら音の渦にいつのまにか巻き込まれていく…そんな心地よさ、二人の創り出す音の世界の深淵、ブラームスの書いたこの曲の懐深さを改めて感じました。
ここでは特に、3楽章でセドリックさんが奏でる撫でるようなアルペジオが素敵で、そのフレーズが来るたびに、ほわぁ~♪と悶えていましたよ( ´艸`)
(*´Д`)はぁぁぁ終わっちゃった…
と思ったらアンコールありました♪
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