ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァ 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル2016年04月03日

今日は楽しみにしていた、アリーナのコンサートvvv
映像では観た事があっても、生では聴いた事のない曲もあり、ドキドキ、ワクワクです。

早とちりして買った多摩の同リサイタルのチケット、実は諸事情でブロ友kuriさんにお譲りしたのですけど、初アリーナをとても楽しんで頂けたようで、後日開催となる名古屋公演への期待は俄然高まっていました。

が、昨日の編曲作業で気力を使ったせいか、今朝はちょっと疲れが残って朝がウダウダだったのですけどね……

お天気もどんよりで雨が降り出しそうだったため、早めに家を出て、またまた英国展へ。

お昼ごはんをイートインで頂きました♪
~ブリティッシュガストロパブ~クラッパムイン
ロンドンパブプレート(1人前) 1,296円〈各日100食限り〉
小さめのコテージパイと2種類(カレー風味ツナ、クリームチーズ&サーモン)のラップサンドがセットになったワンプレートです。
ロンドンのパブ飯、ご飯が不味いと名高い?イギリスを旅行した際のご飯の定番でした。とりあえずパブ入っとけば間違いない!?みたいな(笑)
そういえば日本のデパ地下レベルの味と値段だったロンドンのコンビニのサンドイッチも、気に入って度々ホテルへ持ち帰って食べたりしていましたので、これは私にうってつけのランチ。

味は普通に美味しかったです♪一応、カトラリー出てきましたが、店員さんが「食べにくいので手で食べてくださいね♪」と仰ったので、腱鞘炎が辛い私も遠慮なく手づかみで頂けましたしvvv

他に3種のクラフトビール呑み比べセットや、単品のビールもあって、ちょっと呑みたかったのですけど……午後からコンサート眠くなっちゃうと嫌だから止めておきました。


ちょちょっとお買い物したら、早めに会場へ~~。
いつもチケットを買って下さっているファン友さんと、開演時間までタリーズでお茶しながら……
この↑画像を見て、アレ?と思われたそこの貴方!
ええ!買い逃がして地団駄を踏んでいたキアロスクーロ・カルテット兵庫コンサートチケットファン友さんがヤフオクで入手して下さって、譲って頂きました~♪わ~~~い♪
おまけに、中電ホールのメイツ(友の会)の会報も、アリーナのインタビュウが載っていたものを頂いてしまいましたvvv

そのインタビュウ末尾で、「ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲1番を録音したい」とアリーナが語っていましたので、これは……名フィルとの競演の感動を、今後手元でじっくりと味わえる機会が訪れるかも!?どこのオケ、誰の指揮で録音されるかも興味津々ですね!(一応ワタクシ、BBCのネット配信を録音した音源は持っているのですが)

そんなこんなでまだまだ続くよアリーナ・ウィークの始まりです!


今日のアリーナの衣装は、黒のキャミに黒のシースルーのドット柄の長袖トップスを重ね着して、濃い緑とグレイがかったようなヘリンボーン柄のサテンの厚地のロングスカートをハイウエストに履き、ゴールドと黒の縞模様のリボンでキュッと締めた、ちょっと中世のドレスみたいな珍しいスタイルでした。

ビーバー:パッサカリア
YouTubeで公開されていたAAMの動画(※リンク参照)で冒頭数分は観た事があったのですが、動画はバロック弓を使用してるし、通して聴くのは初めて。
冒頭のソー、ファー、ミー♭、レー、っていう音階のようにシンプルなフレーズは、ノンヴィブラートで訥々と、昔語りでも始めるかのように奏でられました。
このフレーズがいわゆる通奏低音、延々とベースになって、荘厳な重音になったり、装飾音符がついたりと、単調なフレーズの中にも様々な技術が駆使され展開してゆくのですが……

時折かすかに微笑みを湛えながら演奏するアリーナの姿もさることながら、楽曲の元来の雰囲気と、アリーナが紡ぎ出すヴァイオリンの音色が一体となって、今この時が仄温かい静謐の世界に昇華してゆくような感覚にストン…と気づいたら落ちてました的な。
聴いているうち、いつの間にか日常の喧騒から離れ、祈りの代わりに捧げられる音楽を、傍らで甘受するかのような想いが。

弾き手の最末端の端くれとしては、毎度の事ながら、彼女のノンヴィブラートが描き出す、墨絵のように無駄がなく……無駄を削いで、削いだ中にひときわ異彩を放つ音だけを拾い集めたかのような音作りに、ただただ感動するしかないという……ね……。


J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
私にとって、アリーナとの出逢いのきっかけ(j※リンク動画参照)だった、特別な曲。ヴァイオリニストなら誰もが憧れ、自分なりの表現に悩むであろう難曲でもあります。
あれから何度も彼女が奏でるこの曲に触れる機会を得ました。そして触れる度に、いつも違う”彼女の音”が待っていました。で、相変わらず私は、どうしようもなく感極まって涙してしまうのですが……。

やっぱりね……やっぱりダメですわ。もう涙腺緩んでヤバいのを、必死で堪えてましたよ(苦笑)
今日また新しい、深化した、彼女のバッハと出逢えました。

リンク動画の懐かしい余韻を孕みつつも、最初に公開された音源、満を持して発売されたCD、その後幾度か奏でてくれたライブの音、そのどれとも違うけれど、どれをも内包するモノクロームの世界がそこにありました。

そうそう、CDのジャケットのイメージのせいもあるかもしれませんが、私にとってアリーナのバッハは初めから今に至るまで一貫して、モノトーンであり続けているんだな、と今日改めて感じましたよ。

冒頭の速度はこれまでで一番ゆったりめ(と言っても気持ち、程度ですけど)、ノンヴィブラートはそのままに、ただし弓使いはべったりマット、フレーズによっては軽やかに謳いあげるような弾き方をする部分もあって、白と黒の濃淡で描く多様なバリエーションが、シーンに合わせて肌触りの違う白のカンバスに描かれていくような感じ。

今日は、楽章ごとにノンヴィブラートのロングトーンで終わるフレーズの残響が特に印象的で、アリーナの余韻まで含めての音づくりと、それによってバッハのこの曲はヴァイオリンの音を知り尽くして作られた曲なんだなぁと納得させられてしまう、圧倒的な説得力がありました。


前半はどちらもノンヴィブラートの妙を味わい尽くすプログラムでしたが、休憩を挟んだ後半もまた素晴らしかった……。


イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 「バラード」 
一昨年の全曲演奏会(※リンク記事参照)とCDで既に、ライブも音源も堪能してきた曲ですが、何度聴いても飽きるわけがない!
今の楽器に変わってから、おそらく私は初めて生で聴いた曲なので、私の中では一番劇的な変化を感じない曲なのですが、前半であれだけ神がかったノンヴィブラートの美音を聴かせてくれて、もうヴィブラート要らないくらいに思えても、ここで絶妙にヴィブラートを効かせた音を持って来られると、結局彼女の音は何をやっても素晴らしいの一言しかないという。

それはきっと、敢えてこう弾いてやろうとか、恣意的な部分は全くなくて、曲があって、曲と向き合った結果、自然にそうなったという演奏、音作りだからなんだろうなと思います。
その過程を、心から楽しんで、懊悩さえも味わって生み出している音なんだろうなぁというのが、伝わってくる気がします。


バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Bb.124/Sz.117
この曲も、私がアリーナと出逢った頃に聴いた(※リンク動画参照)思い出の曲。
あれから他の音源、ライブでは全く聴く機会がなかったので、最後のお愉しみという感じで、ワクワクしていました。

あの頃と楽器が違うせいもあるでしょうが、重厚感が増して、謳うところはしっかり謳いあげ、語るところはきっかりと語る、曲想がより明確に、響きがよりグラマラスになったような印象を受けました。
三楽章なんかは、リンク動画よりもっと幽玄な雰囲気があって、ぞくっとしましたし。

あと、毎回書きますが私、アリーナの表情豊かなピッツがすごく好きなので、二楽章とかね、この曲でそれが聴けてもうお腹いっぱいです(笑)


さて、こうして異なる年代の作曲家による無伴奏を一度に聴くというのも面白い趣向でしたけれど、改めてアリーナは、アリーナの音でありながら楽曲との一体感がハンパなくて、聴いてるうちにあたかも曲が意志で以て彼女の音を今この瞬間選んだかのような錯覚すら覚えるほど、違和感がないなぁと感じ入りました。

アリーナの音が好き、というのは動かしようのない事実なのですけど、聴いてると、そんなの関係なくなって、ただ目の前で展開される曲の世界にすぅーっと没入させてくれます。

以前、呼吸をするように弾く?とかいうような表現をした記憶がありますが、もはや呼吸をするように彼女の音、奏でる曲を聴く私。その幸せを噛みしめるひと時でした。

<アンコール曲>
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2番より イ短調 BWV1003より 第3楽章 アンダンテ

バルトークの激しい旋律から一転して、穏やかなバッハのアンダンテ。
この曲もすっかり彼女のアンコール定番曲な感じですが、だいたい本番のプログラムが超絶技巧だったり、疾走感のある曲で締めくくられる事が多いので、その後で聴くと一層味わい深いものがあります。

で、すっかり恒例となりましたが、終演後のサイン会と最後までお見送り(笑)
腱鞘炎も相俟って、いつも以上に手ブレております…(TーT)

今回は久々に?一緒に撮影許可もおりましたので、もちろんパチリvvv
あれだけの難曲尽くしプログラムを終えても、素敵な笑顔でファンサービスしてくれるアリーナでした♪

はぁぁ……本当に素敵な時間をありがとう、アリーナ。
そして兵庫でまた逢いましょうね♪

ヴァイオリン覚書♪10年11ヶ月~392回めのレッスン2016年03月01日

先日、アリーナ(・イブラギモヴァ)ファン友さんから、嬉しい贈り物がありました♪
左のBBCミュージックマガジン付録CD2枚と、奥のモーツァルトのカルテットのDVD(ダビング)♪
CDは、買い損ねたものだったので、音源だけを愛聴してきたのですが、やはり原典があるとファンとしては嬉しいですvvvDVDは希少な映像物なので、大切にしたいと思いますvvv
あ、おやつとビールは関係ありません(笑)
中央に添えたアリーナの直近新譜、実はつい先日購入しますた(爆)
去年買いそびれて、発表会シーズンに突入して忙しくなったら忘れてたんですよね~~やっと聴けた。耳馴染みのある曲も多いけれど、アリーナの手にかかると、また違った趣があり、聴き入ってしまいました。

さて、ちょっと治まりかけてた腱鞘炎ぽい痛みがまたぶり返してきてしまいまして、自習は週末にちょろっとしかできなかったので…撃沈覚悟のレッスンです。

■ト短調の4オクターブアルペジオ
単音で弾きました。1回めは下降系でポジ移動のタイミングに迷っちゃって乱れましたが、最後から2音めの解放弦レの前までは3rdポジで、と指示されたので、2回目は比較的すんなりと弾けて、次回はスラー付きで弾く事になりました。


前回同様、トリルの数&パターンは末尾の【2パターンで、今日も先生と一緒に演奏開始。
速度を若干アップして、スタッカーティッシモもちゃんと意識して弾いたので、前回よりは音も流れも明敏になっていたと思います。
そこそこボリュームのある曲だったから、途中で右手首に負担がかかって、弓をスパーんと落としちゃったんですけどね(;^ω^)ままま、、、そこはレッスン前、先生にカミングアウトしなかったので、勢い余ったと思われた事でしょう。

後半でトリルの中にミ♮(ナチュラル)がついてくるあたりから音程が妖しくなってくる(苦笑)ため、もう一度そこから最後まで弾いて、合格。あら、パターン奏まではやらないみたいですね。


モンティ『チャールダーシュ』
今日は先生と一緒に、ひとまず伴奏君と通し演奏しました。

そういえば……先日、チェロ教室の昨年発表会DVDを頂いたので、主宰アンサンブルSKEのパフォーマンスを確認したのですけど……

私の演奏、サイアクでした……。
自分では、緊張しながらもうまくコントロールして、難曲ながら何とか弾いたと思ったのですが、改めて客観的に聴くと、ひどすぎる……何が酷いって音が美しくない!!!
若干音程が高低にずれるのは致し方ないとしても、基本的に音色が歌ってないというか……ドラえもんのしずかちゃんのヴァイオリン並みに残念だった、といえば一番わかりやすいでしょうか?

長年レッスンしてても、技術的にいっぱいいっぱいの曲だと、楽譜通りの音符を音にするだけが限界で、音楽としてのレベルが……あううううう。。。。

やはり、自習だけじゃなく、レッスンもちょいちょい録音して、人前で弾いてる状態を常に認識しないといけないな、と深く反省し、今日もこっそり録音(笑)したので……勇気のある方はご確認ください。

相変わらず伴奏くんに振り回されて

【B】はもうなんだかぐちゃぐちゃ(泣)
自習では、力まずサラッと弾けるようにしてきたんだけど、全然弾けなかった…しょぼーーん。。。そうか、自習の録音も比較UPすれば良かったかな(悪あがき)

【C】の音の粒は左手と右手のタイミングに若干ズレが生じる事もあるけれど、音程は乱れにくくなったし、確実にタイミングのすり合わせが出来てきた実感はあるので、もうちょっと弾きこなせたら何とかいけそうなのですが。

【D】のがまだ、トリルがつく分、前のめりになってしまって、誤魔化しながら何とか伴奏君に合わせて弾いてる感が満々……。

【E】からは、テンポゆっくりめで弾きたいんだけど、意外と伴奏くんが速いので、重音の音程とか乱れまくりました(泣)あと、右手首の痛みのせいで、重音のボウイングが均一に圧を乗せづらくて辛いから、よけい。

そんな中、かろうじて【F】の連続フラジオレットは、前回よりさらに感覚を掴めてきた感じ。まだ雑音が混じるけれど、感覚がマッチングするまで、もうちょっとかな。

【D】パターンの繰り返しフレーズ【G】は、【E】【F】をゆっくりめの速度で弾いて、心の準備をしてからリスタートしたいところなのですけど、伴奏くんはほぼインテンポでいくので、ウダウダに……(哀)
【H】もなんか速度をすり合わせるのに必死で、ニュアンスとか無視でした……ちーーん。


「速さにはついていけているので、音符の詰まったフレーズでクレシェンドをもう少しハッキリ出せるといいですね。特に【H】スタッカートの軽快なフレーズから、少しベタッと弾く感じでフォルテで弾くように変化していくところを出して行きましょう。
【E】の重音はファ♯が若干低めなので、高めにとるよう意識しましょうか」

二回めの通し演奏は、前回先生からのお申し出どおり、先生がピアノで生伴奏してくださいました!「ご自分の弾きやすい速度でいいですよ」と仰って下さったのですが…


あああ…伴奏が感動だ……しゅてき。
なのに、直前の伴奏くんのニュアンスが頭に残ってて、イマイチ自分速度で弾き切れなかったのが、残念です。てか、自習ではもうちょっと色々改善出来てたと思うんだけど……痛めてる手首のせいにしたくて(爆)レッスン後に、先生へカミングアウト。

「まさか、チャールダーシュ弾き過ぎて……?」

と訊ねられましたが、いやいやこの演奏で、さすがにそれはないっすよ先生(苦笑)

「弾きすぎて痛めたとか言えたら、いっそカッコよかったんですけどねぇ~」と正直な私。

次回で仕上げとの事でしたから、折角先生が素敵に伴奏をつけてくださるんだし、今度こそ思い切って、完全に自分の弾きたい速度にして弾いてしまいたいな。

ヴァイオリン覚書♪~キアロスクーロ・カルテット2016年の来日情報ほか2015年11月25日

私の今最も愛するヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァが第1Vnを務めているカルテット、キアロスクーロ・カルテット来日公演が、来る2016年に予定されている事は、マネジメント会社のユーラシックさんでも開示されていた情報ですが……
公演日程がなかなか拾えないなぁ…と思っていたら、うっかり見逃がしをやってしまいました!

あ~あ~~~<(>。<)>おーまいがーーーっっ!!!

名古屋公演があると高を括っていたのが、そもそもの間違いだったのね…。
常にあらゆる媒体に目を光らせておかないと、なかなか難しいですね……。

というわけで、今更記録しても詮無い事ですが、今後の情報収集の参考にするため、悔しいので乗っけておきます(泣)

 2016年 4月6日(水)19:00~
 in 王子ホール(東京)

SQSサルビアホール・クァルテット・シリーズ シーズン16
 2016年 4月7日(木)19:00~
 in 横浜市鶴見区民文化センター「サルビアホール」(横浜)

 アリーナ・イブラギモヴァvn、パブロ・ヘルナン・ベネディvn
 エミリエ・ヘルンルントva、クラーレ・ティリオンvc

 ハイドン:弦楽四重奏曲 第23番 Op.20-5
 モーツァルト:弦楽四重奏曲 第16番 K.428
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番 Op.74「ハープ」

キアロスクーロ・カルテット ※完売
 2016年 4月9日(土)14:00~
 in 芸術文化センター 神戸女学院小ホール(神戸)

 モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
 シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」

神戸でこの日程なら、全然行けたやん!!!
発売日一週間後に気づいてHPチェックしたら、売切れだし!
もう切なすぎる……がーーん。
名古屋より西での公演が、アリーナに関していえばこれまでなかったから、検索対象外だったよ…くすん。

この悲しみを埋めるかのように、先般のセドリックさんとの王子ホール・デュオリサイタルVol.2のライブ録画をひたすら鑑賞する日々……。

★NHKBSプレミアム クラシック倶楽部
 イブラギモヴァ&ティベルギアン デュオ・リサイタル
 2015年11月20日(金)5:00~5:55

Blu-rayに録画したけど、まだハードに入れてます♪
ダビング10のうち、まだあと8回焼けるからねっ!!
8枚焼いて保存版にしたろうかという勢いで……。

王子ホールマガジンの、この↓インタビュウの写真も素敵…♪

眺めて余韻に浸って、遣り場のない思いを鎮めます……。

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァの新譜JSバッハ:ヴァイオリン協奏曲集2015年10月24日

遅ればせながら、アリーナ・イブラギモヴァの新譜情報です。

アリーナ・イブラギモヴァ JSバッハ ヴァイオリン協奏曲集
(HMVTOWERamazon
PCDA68068(日本語解説付き国内仕様盤)
 CDA68068 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ジョナサン・コーエン(指揮)アルカンジェロ

ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
ヴァイオリン協奏曲イ長調 BWV.1055
(ハープシコード協奏曲第4番イ長調 BWV.1055の再構築版)
ヴァイオリン協奏曲ト短調 BWV.1056
(ハープシコード協奏曲第6番ヘ短調 BWV.1056の再構築版)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052
(ハープシコード協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052の再構築版)

実はまだ買ってません……。今年のアリーナ・ウィークで出かけた演奏会で販売されていたのを見て、初めて知りました。
でもユーラシックの情報によると、それは来日記念盤で日本先行販売だったよう。解説はどっちでもいいけど…近々、購入予定です。

それから、本日は来年の演奏会↓チケット、1公演ゲットしました!

 ビーバー:パッサカリア ト短調 
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 二短調 BWV1004 
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番「バラード」 ※G.エネスコに献呈 
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ他 
 2016年 3月27日(日)15:00~
 in パルテノン多摩 小ホール(東京)

遠征です……。
生で聴いた曲もあるけれど、200席くらいしかない小ホールだし、より聴きごたえあるかな…と思って。
誕生月だから、自分へのご褒美的な?(笑)
200席しかないからビビってたんですが、案外サクッと1列目ゲットしちゃいました。
まだ残席……多分あると思うので、関東近県の方は是非!

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァのベルクVn協奏曲2日め2015年10月10日

さてさて、チェロレッスンからの~ランチで失敗して意気消沈し、不貞腐れて(爆)高島屋のリビングフロアの休憩スペースに腰かけ、しばらくボーっとしていましたら、たまたまトークイベントが始まりまして。

★〈萬乗醸造〉世界を魅了する「日本酒(SAKE)」の世界
イベントブースの脇の椅子にずーっと腰かけていたので、そのままお話を聴いていたのですが、これがとても面白かった!

まず、目から鱗だったのは、ワインの醸造元はぶどう作りからスタートするのに、日本酒の醸造元は米を作らないという事。
言われてみれば、そうだった!!

あと、過去ワイン会などに参加した際も、酒器で味わいが変わる体験はしたのですが、日本酒の世界でも同じ事が当てはまり、人間の下唇の感覚が味の感じ方に作用するという事。

他にも細々と興味深い話題が盛り込まれた、無料で聴くには内容の濃いお話ばかりだったのですが…ここでは割愛。

すっかり機嫌を取り戻して(単純)、三越へ移動し、外さないア・ラ・カンパーニュいちじくタルトでティーブレイクを取ったのでした(笑)

演奏会と直接関係のない前置きが長いですが、要するにクオリティの話へ持ってゆきたかったのです。
本日は下記演奏会の2日め。

クリスティアン・アルミンク (指揮)
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
<バッハを温ねて新しきを知る>
ルクー: 弦楽のためのアダージョ 作品3 
ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
           in 愛知県芸術劇場 コンサートホール チラシpdf

人間の技ですから、2日同じプログラムを演奏すれば、2日ともどこかしらが微妙に違うのは当たり前。
今日は昨日のクオリティを維持してくるか、もっと高まってるのか、それともアプローチが違うのか。

名フィルのTwitterからシェアしたアルミンクさんとアリーナの素敵な画像をペタっとな♪
昨日が昨日だけに、今日も期待してます!


ルクー: 弦楽のためのアダージョ 作品3 
昨日ですっかりお気に入りの曲に上位ランクインしたこの曲。
これから他のオケのCDなんかもバンバン聴きこみそうな勢いで、好きになってしまいましたので、今日もじっくりと鑑賞しました。

音は昨日と同様、柔らかく切なくて素敵でしたが、私の集中力の問題か、若干のばらつきがちょっとだけ気になったかな。


・ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
本日のアリーナのドレスは、カーキのローマ帝国時代のチュニックドレス風、同系色のパールがかったヒールがさりげなくオシャレなコーディネイト。昨日は鈍色のサテンのドレスに黒のエナメルヒールでしたから、今日の方が季節感とオシャレ度が高いですね♪

前回のショスタコーヴィチVn協奏曲は、2日でかなりアプローチが違ったので、今回はどう出るか…!?と固唾を呑んで見守っていました。

出だしの美しい音は昨晩と同じ。ニュアンスも大差はなし。
でしたが、あ、昨晩よりかなり強く強く、べったりとしたボウイング。終始そんな感じでした。
音量負けを気にしてか、オケも昨晩よりは音量を抑えて弾いていたような気がします。

今日の方が、テクニカルな部分でよりストイックに補強しているような演奏でしたが、それがブレーキをかけてる感がしなくもない……曲想という点においては、昨晩の演奏の方が、いい意味でほどよくアクセルが効いてて良かったかも。

オケとのバランスは、今日の方が良かったのですけどね。
同じ温度感で2日間クオリティを保つのは、プロでも難しい事でしょう。

…という逡巡がご本人にあったかどうかは別で、あくまで私の客観的な見解です。でも今日は興を削ぐフライング拍手もあって尚更、昨晩のパフォーマンスに軍配を上げたい気分でした。

これは、いい方向へ解釈すれば、”素晴らしい演奏に思わず勢い余って拍手してしまった”と言えますが、悪く捉えたら”やっと終わった”と半ばブーイング気味に演奏を巻いたように捉えられかねませんよね。
アリーナがまだ弓も下していない段階、しかもソロヴァイオリンのロングトーンに重なるオケの最後の音が譜面どおりの長さ終わってないくらいのタイミングで、いきなり拍手が飛び出したので、ちょっとマナー違反かなと。

昨晩の拍手が、感動の演奏にふさわしいタイミングだっただけに、アリーナ大ファンの観客として今日は軽くショック……。
同じ客席のこっちが焦っちゃったくらいでした。

それと関係あったかどうかわからないけれども、今日はアンコールなし。
良かった~昨日行っておいて。両日アンコールなかったら、なんかすごく損した気分だもん。アリーナファンとしては、年に数回の、生アリーナに触れる貴重な機会なので、聴けるだけ聴きたいんだし!


・ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
前述ベルクの残念感(決してアリーナやオケの演奏が残念だったわけでは、断じてありません)はブラ4で払拭しよう!と休憩挟んで気を取り直して聴きました。

今日も昨晩同様、厚い演奏でした。
昨晩よりやや前のめり?、勢い余ったフレーズでバラついた箇所が若干目立ったかな?とは思ったものの、そういう部分はむしろ人間味があっていいんじゃないでしょうか。
昨晩ちょっと入りが甘いかな?と感じた、管の楽章入りも気持ちよく入ったし。

アルミンクさん自身は、昨日の方が熱かったように思いましたけれど、今日も色彩感は損なわれていませんでした。

アルミンクさん、見た目のスマートイケメンさとは裏腹に、情熱的で、しかも最敬礼くらいの深々とした丁寧なおじぎと、オケへの敬意がありありと感じられる終演後のしぐさの数々も好印象。また名フィルとの共演があったら、どんな曲をどんな風に聴かせてくれるのか、興味あり。


はぁ…これで今年のアリーナ・ウィークが終わっちゃった…しょぼーん(´・ω・`)
でも、それぞれ違う表情を楽しませてくれたアリーナへの感謝、地元名フィルの好演に祝杯を上げたくて(単に呑みたいだけだろ)、冷やおろしに合わせて三越の催事「日本全国味紀行」で和食弁当を買って帰りました。

・橋本幹造監修 彩り鮭弁当
・開拓おかき 白老虎杖浜たらこ
開拓おかきは高島屋の北海道物産展でゲットしたもの。

お弁当は普通に美味しかったです。メインの鮭より、煮物がクオリティ高かった!盛りつけが秋っぽくて綺麗でした。

開拓おかきも、外さない美味しさvvv
やはりまとめ買い必至ですな。


てか、他にも色々買い込んじゃったんだよね~。
・梅干しの燻製(燻事)
・オリーブの燻製(燻事)

デュヌ・ラルテのパンたち。

様々なもののクオリティについて考えさせられる、食欲の秋……(爆)

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァのベルクVn協奏曲1日め2015年10月09日

アリーナウィーク後半は名フィルとの二度目の競演。
前回同様、2日に渡って同じプログラムで開演されますが、もちろんワタクシ、2日とも参ります!

クリスティアン・アルミンク (指揮)
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
<バッハを温ねて新しきを知る>
ルクー: 弦楽のためのアダージョ 作品3 
ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
           in 愛知県芸術劇場 コンサートホール チラシpdf

今回はベルクをちょっと予習したくらいで、ブラ4は元々大好きな曲だし、ルク―は前座みたいなもんだから予習なしでも…という程度の知識で臨みました。

サクッと定時退社して、会場入り。
ロビーコンサートの開始時間に間に合ったので、立ち見しました。

ヴィオラとコントラバスの二重奏、しっとりした雰囲気から、最後は民謡みたいな楽しい盛り上がりある曲調になって、速いパッセージなんかも見事な弾きっぷりが見ていて楽しかったです。

今日のお席は、1列13番!か・ぶ・り・つ・きです!(笑)
初めての名フィルとの共演は、同じ1列でも15、6列だったので、少し斜めからみる感じでしたが、今日はアリーナの真正面でございまする~vvv

で、前座とか言ってた最初のプログラムが始まったのですけど…

ルクー: 弦楽のためのアダージョ 作品3 
やられた……っ!めっちゃいい曲じゃないですか!!
名フィルのサイトでもナクソスの試聴リンク貼って下さっていますが、こちらの動画の方がより譜面と照らし合わせて確認できるので、是非!

出だしから、もうキューンと来ちゃいました。
こんな名曲をこれまで知らずに居たんだと…損してた~~!!
厳かな弦のハーモニーが終わった後の、ヴァイオリンソロの繊細な響きが、柔らかく、切なく会場を包み込むと、さざ波のようなハーモニーが折り重なって…。
高音域のヴァイオリンソロも素敵な響きだったし、下支えする低音部のピッツとかトレモロがまた……。

ヴィオラやチェロにも聴かせどころパートがあり、まさに弦楽のための曲。
中盤の全パート休符明けの、ヴァイオリンの高音域ハーモニーが切なく、ヴィオラの蕩けるようにマットなフレーズが入って、また休符。そしてチェロの重厚なハーモニー……うっとり。

後半にチェロが主題を奏でるパートから、トレモロへ移る時の、ぞわぞわっと胸を掻き立てられるような流れが秀逸でした。


・ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
曲とは全く関係ないですが、以前もリサイタルで見た鈍色のサテンのドレスで登場したアリーナ。
1プルのVnのお二人に、(もうちょっとだけ下がってね?)と指を少しって感じのきつねさんポーズにしてお願いする仕草がとっても可愛らしくて、これから悲壮感たっぷりの曲を演奏するとは思われないリラックスした表情でした。
私はもう、そのやりとりだけで萌えちゃったんだけど(笑)

そして始まった冒頭の、調弦みたいな解放弦の五度分散和音が、少女の手習いヴァイオリンのような雰囲気を醸し出したかと思うと……来た!アリーナの真骨頂!!

アリーナのCDで言うと、ロスラヴェッツのVn協奏曲とか、ハルトマンの葬送協奏曲と似た系統の曲。
それこそ、弓の毛ガンガン切れそうな勢いで激しいボウイングを繰り出すんだけれども、音は全然雑味がないし、毛も全く切れない。

さらに、指揮のアルミンクさんとのアイコンタクトが密で、フレーズの入りのタイミングはかなり推し量っていた様子。それでいて、曲への没入感も半端なかったです……。

添えられた献辞「ある天使の思い出に」という一文から、天使をイメージした曲を連想してしまいがちですが、全く違いますね。その真逆で、”天使”が居なくなった世界から”天使”を求める遣り場のない想い、とでもいいましょうか。

アリーナの奏でる唸るような重音と、解説にある「死の慟哭」を示唆するかのような高音域の悲鳴が、心を揺さぶります。

中盤のフラジオだけで演奏されるワンフレーズに、わずかな救いが見えたような気がしたんだけれども、すぐ悲痛な音に変わり……。

二楽章は荒れ狂うような重音の嵐からの超ハイポジトリル。
曲の振り幅もかなり大きいですが、アリーナの音のヴァリエーションも広い!
あんまり予備知識がない曲なので、尚更次にくる一手が不意打ちで、ドキドキ二割増しです。
ただ、ちょっと残念だったのは、ここの音量がオケに負けてしまった点。もう少しオケに抑えてもらえたら一層良かったんだけど、そこはオケの皆さんもアリーナの怪演に応えたくて勢い余っちゃったと好意的に解釈しましょうか。

その後の技術的な難易度の点では、主旋音出しながらダブルストッピングでピッツとか、サラッときっちり奏でてるあたり、実際目の当たりにすると圧倒されました。ここはオケとの音量バランスも取れていたので、綺麗に聴こえましたし。

ラストの高音域ロングトーンの微弱音はアリーナらしくてすごく素敵で……

ほわぁぁぁぁぁ……今この音で全部の彷徨える想いが救われたわ……と茫然として……会場の皆さんもそうだったのか、しばしシーン……とした静寂の後に、パタパタ…と拍手が沸いてきて、そのうち割れんばかりの拍手が起こったのでした。

次第に熱を帯びるブラヴォーコールと、鳴りやまない拍手に応えて、アンコールはバッハ。
贅沢の極みですな……はぁぁぁぁ。。。。。

休憩中も心がトリップしてて、この後ブラ4冷静に聴けるんだろうか?もうお腹いっぱいだ~~とか思っていたのに。


・ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
好きな曲で、色んなオケと指揮者の演奏を散々聴いてきたので、正直それほど期待していなかったんです。
どの楽章をとっても名曲中の名曲だし、プロが無難に弾いたら、それなりに聴きごたえもあるし。

ところがどっこい。裏切られた!!

ルク―、ベルクと、美しく切なく繊細な曲が続いたところへ、何と厚い熱いブラームス!!

第一楽章から、Vnの方は毛をぶちぶち切る勢いでめいっぱい弾いてくださって、二楽章からどんどんヒートアップして乗ってきた感じ。
しかもただ熱っぽいだけじゃなく、色彩感や季節感を感じさせるような豊かな厚みがあって、一楽章の秋から二楽章の冬、三楽章で春が来て、また冬の思い出に戻るみたいな。全て夏に作曲されたというのは解説を見て知りましたが、夏感ゼロ。

アルミンクさんは時折前髪を掻きあげながら、全身でこの音楽を体現していらっしゃいました。
ブラームスって、”黙って漢”みたいなイメージを勝手に抱いていたのですけど、今日の演奏には映画かミュージカルのような物語性を感じました。しかも、安穏な救いはないのね。
切なさ、戸惑い、苦渋の中に、かすかな喜びがあって、いつでも世の中は甘くない日常が続く。辛い事と隣り合わせだけど、力強く生きていく意思が、人の一生に彩りを添える。

4楽章、そんな事をぼんやり考えながら、音の氾濫する時の流れに身を任せていました。

終わった時も、何かがまた始まって続く予感のような余韻があって、大きな拍手に包まれた会場のそこかしこにもそんな空気が漂っていたような気がします。

いいプログラムと、いい演奏だったなぁ……。
もう一日、同じブログラムを私もしっかり受け止められるのか?

感動ボケで帰途に着いたのでした。

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァ 2016年の来日&直近放送情報2015年10月08日

先般、王子ホールで行われたアリーナとセドリックさんのモーツァルト全曲演奏会の3夜のうち、抜粋だと思われますが、ライブ録画が放送されるそうです。

★NHKBSプレミアム クラシック倶楽部
 イブラギモヴァ&ティベルギアン デュオ・リサイタル
 2015年11月20日(金)5:00~5:55

Blu-rayに録画しなくっちゃ♪

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演奏会情報は、以前UPしたものも含めて、備忘録。

★アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン
 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全5回)Vol.4
  2016年 3月24日(木)19:00~
  in 王子ホール(東京)

★アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン
 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全5回)Vol.5
  2016年 3月25日(金)19:00~
  in 王子ホール(東京)

東京は、全曲演奏会です…羨ましい……平日だから遠征も出来ないし。


 ビーバー:『ロザリオのソナタ』より パッサカリア ト短調
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 BWV1004
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調「バラード」
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 2016年 3月30日(水)14:00~
 in ミューズ(所沢市民センター)マーキーホール(埼玉) チラシpdf

 ビーバー:パッサカリア ト短調 
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 二短調 BWV1004 
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番「バラード」 ※G.エネスコに献呈 
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ他 
 2016年 3月27日(日)15:00~
 in パルテノン多摩 小ホール(東京)


これら2公演は名古屋の演奏会情報がないので、関東圏だけか……だったら遠征か???発売間近なので、悩みます……。
それにしても多摩のコピー素敵だわvvv


★キアロスクーロ・カルテット
 2016年 4月6日(水)19:00~
 in 王子ホール(東京)

これは名古屋もあるはず!そしておそらく中電ホールなので、メイツ会員さん是非情報ゲットしたらアップ求む!!

来年の上半期は、室内楽中心で、しかもアリーナ、春は日本滞在決定ですな♪
今年?ご結婚されたばかりの新婚さんなはずなんだけど……すごく精力的な活動で、嬉しいやら、心配やら?

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァのモーツァルトVnソナタ集2015年10月06日

川崎を皮切りに、私のアリーナ・ウィークが始まりまして!
実は一番楽しみにしていたのが、この演奏会ですvvv

★アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン 
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
  in 電気文化会館 コンサートホール(名古屋)
モーツァルト W.A.Mozart
ソナタ第18番 ト長調K.301   Sonata KV 301 in G major
ソナタ 第5番 変ロ長調K.10   Sonata KV 10 in B♭major
ソナタ 第33番 変ホ長調K.481  Sonata KV 481 in E♭major 
ソナタ 第27番 ト長調K.379  Sonata KV 379 in G major 
ソナタ 第15番 ヘ長調K.30  Sonata KV 30 in F major
ソナタ  ハ長調K.14   Sonata KV 14 in C major
ソナタ 第21番 ホ短調K.304  Sonata KV 304 in E minor

<アンコール曲>
ソナタ K.296 第2楽章

ソッコーで仕事切り上げて、ダッシュで会場入り。
前日も残業で疲れはたまってたのですが、それもこれも今日の日のためと気合十分でした(笑)

・ソナタ第18番 ト長調K.301   Sonata KV 301 in G major
穏やかなヴァイオリンの旋律に乗って……あああ…!相変わらずセドリックさんのピアノ、切り込んでくるなぁ!と最初の曲から思ったのですけど、私がモーツァルト嫌いのトラウマを抱える原因になったのはピアノの難しさ……それを目の前で軽々と、キラキラコロコロとした音色で描き出してくるセドリックさんのピアノに胸打たれてしまいました。
ベートーベンのヴァイオリン・ソナタも、ピアノの比重が同等いやそれ以上な曲ばかりですが、モーツァルトはむしろピアノの方が圧倒的に重いんじゃないかと……。

・ソナタ 第5番 変ロ長調K.10   Sonata KV 10 in B♭major
多分初めて聴く曲。全く予習して来なかったので(苦笑)プログラムの解説だのみな私でしたが、ロンドンで作曲されたまだ若いモーツァルトの作品だそうで、なんか、そこかしら鼻につく(苦笑)雰囲気たっぷりの、ぶりっこな曲?(爆)

なのですけども今日の演奏中、この曲でどこか一つ印象的な部分を挙げるなら、ヴァイオリンのシ♭に絡むピアノパートの妙技
この動画をご覧いただくと、実際の譜面に添って楽しめるので、是非。
ほどんどヴァイオリンは伴奏に回る事が多く、その間のピアノが簡単そうでいて難しい事をやってますよねぇ!
特にトリル。この時代の曲っぽく、効果的かつ狙いブリッコ(爆)な感じで多用されていますが、セドリックさん、決して弾き流さず、丁寧かつ正確に演奏していらっしゃいました。

ある程度、アリーナの音の凄さに免疫ついてきた分、セドリックさんの凄さを再認識したというか…ほぅぅぅぅ……。


・ソナタ 第33番 変ホ長調K.481  Sonata KV 481 in E♭major 
円熟期に書かれた作品らしく、またヴァイオリンソナタらしい芳醇な味わいも感じられる曲。
しかし!やはりピアノが凄いんだよ……っ!めっちゃ難しい!!にも関わらず、ヴァイオリンを殺さず、活かしつつも、仕掛けてくるセドリックさんのピアノが……!この二人の音が折り重なってくる時の、緩急が……たまりません!

ヴィブラートめいっぱいの低音をホールへ響かせるアリーナの温かみのある音色に、メリハリのあるセドリックさんのピアノがシャープな輪郭を描き出していて、まるで美しいラッピングの中に、ほの温かい焼き菓子が入っているかのような印象を受けました。

ヴァイオリンの聴かせどころは三楽章かな。
ヴィオラのようにしっとりしたアリーナの低音と、弱音のダイナミックレンジが存分に活かされる曲調だし、セドリックさんの弾き出す優しいピアノの音色との絡みも、一番好き。
あと、後半プログラムでも神業だったのですが、セドリックさんのぺダリングが~~~、近い席でじっくり見ていたので、凄くて見入ってしまった……。

素人感覚だと、ノンペダルで弾いてもチェンバロっぽい雰囲気出せるような気がするんですけど、細かいペダルの使い分けで、音が死なないように弾いていて、鳴るヴァイオリンとの誤差が広がらず、音の粒が混ざり合わないように…とにかく凄かった……。

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休憩中は心の興奮を沈めるのに使いまして…
あ、全然関係ないけど、今夜の客層がこれまでとあまりにも違ってて(*_*;ビックリ!
前の方の席ってほぼ、いつもお見掛けする?男性客が多くて、その中に私がポツネンって感じだったのですけど、今日は私のお隣も女性だったし、前の席にも女性がいらして、男女比かなり変わってました!

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・ソナタ 第27番 ト長調K.379  Sonata KV 379 in G major 
聴いた事ある曲なので、ちょっと落ち着いて?聴けるかも???と思ったけれど大間違い(笑)
冒頭の重音のヴィブラートからして、深みのある音色にうっとり……。
私、アリーナの重音大好き♪無伴奏系だと、シャープに切り込んでくる印象が強いけれど、今日はモーツァルトだし、ヴィブラートもたっぷりだしで、すっきり昆布出汁に、濃厚かつお出汁がミックスされたような旨み(爆)

すみません…表現が食べ物寄りで(笑)

この辺の曲が、ベートーベンに影響を与えたヴァイオリンソナタなのかな?重ね重ね、無知ですみません……ちょっと似てるとこあるかな?と思ったので。

終盤の、アリーナのピッツに、ロマンティックなピアノの旋律が重なるところ、とっても素敵だったな……うっとり。
ピッツにこれだけのニュアンスが込められるアリーナも素晴らしいけれど、ピッツの雰囲気がより活きてくるセドリックさんのピアノも…素敵だ~~溜息しか出ませんでした。もう変な表現で形容するの止めます(苦笑)


・ソナタ 第15番 ヘ長調K.30  Sonata KV 30 in F major
再び少年モーツァルトの作品に戻って…
これもK10を彷彿とさせるヴァイオリンの、ドのロングトーンと、その間クルクルと動くピアノの旋律が、譜面を追いながら聴くとより感じられます。
この譜面を見る限り、ていうかモーツァルトの時代の譜面って、あんまり強弱記号が書いてないので、そこは演奏者にゆだねられる部分が大きいのかもしれませんが、ヴァイオリン奏者にとって基本中の基本である、ロングトーンの鳴らし方と、そこに内包される表現の厚みを改めて感じさせられました。
どこからヴィブラート使うのか、最初っから使うのか、どの振り幅で、また弓は駒寄りなのか指板寄りなのか、それによって表情が変わるロングトーンの妙技に釘づけでしたワタクシ(笑)

なんでもない3小節とかのロングトーンに、これだけ色んなものが詰まってて、心に染みてくるって凄いなぁ……。


・ソナタ  ハ長調K.14   Sonata KV 14 in C major
これもロンドン時代の若いモーツァルト作品。フルートで演奏される事が一般的?でも一応Youtubeさんに譜面付き動画ありました!
ピアノパートと掛け合いになってるフレーズ、お二人が弾くとホントに素敵vvv
ところどころアイコンタクトしながら、謳うように、おしゃべりのように、時折演奏中とは思われないほど自然体で、楽しそうな表情を見せながら弾いている姿も印象的でした。
リンク張った動画の演奏とは全くニュアンスの違うアレグロで、若い頃のサラッと書いたような曲なのに、聴いてて楽しかったです。


・ソナタ 第21番 ホ短調K.304  Sonata KV 304 in E minor
最後はモーツァルト嫌いの私でも知ってる名曲で締めくくり。
プログラム構成も、二人がディスカッションして考えただけあって、練られてますね~。
ちょっとマイナーな旋律が、秋の木枯らしを連想させるような気もします。
冒頭のヴァイオリンの、軽やかだけどどこか悲しい雰囲気が、アリーナの音だと一層秋っぽい感じ。

確かこれもセドリックさんのピアノのぺダリングが独特…だったような……メヌエットの一部だったかなぁ?ずーっとソステヌートペダル?を浅く踏み込んで弾いててオルゴールの音みたいな雰囲気の部分が一部、あったような気がしたんですけど…あああ!時間経ってから冷静に書くと、記憶が曖昧になってる部分もあっていかんですね。

だとしたら、モーツァルトの時代にはない奏法なので、面白いなって断言できたのに。自分の無知が悲しすぐる……っ!

それは別としても、このメヌエットがお二人とも素敵だったんですよぅ~。
この音にずっと浸っていたいな~と思わせるくらい、切なくて、美しくて。
ちょっと肌寒い気もするけれど、その風を感じたいと思わせるような。それで自分の体温を確認したいような?

モーツァルト弾きたいと思わなかったけれど、この曲だけは今日の演奏を聴いて、ちょっと弾いてみたいなと思いました。
弾きこなせるかどうかは別として。自分の体温を確認するために?(笑)

さてさて、すっかり感動しまくって、脳内再生しまくりの状態でしたけれども、アンコールもあったんです!
名古屋で聴けないK296。

これから帰宅しなきゃならないんだけど、帰りたくないよぅ~と若干ダダを捏ねたくなる心持ちの私(笑)を、温かく見送るかのような、優しい旋律に宥められますた。

それだけでも嬉しいのに、今回もサイン会と、個人はなかったけど撮影させてもらえた!
一個だけ失敗!と思ったのは、二人のCDじゃなくて、アリーナのイザイのCDを持参しちゃったから、セドリックさんのサインがパンフになっちゃったんだよね~!今度はセドリックさんのピンのCDも持参したいと思います。
アリーナを追っかけていなかったら、セドリックさんのピアノとも出逢えなかったのですがホント、この二人を出逢わせてくれた神様に感謝です。

そして復習したいので、録音終わってるはずの今日のプログラム、早くCD出して欲しいです!

ヴァイオリン覚書♪~アリーナ・イブラギモヴァのモーツァルトVn協奏曲 第3番2015年09月27日

私が最も愛するヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ協奏曲演奏会、日本初は名古屋でしたが、第二弾もマニアック?に東響で川崎!?
でもその翌月に名古屋で名フィルとの共演があったので、てっきり同じ曲かと思いきや、全く違うし!!

これはもう……行くしかあるまい!!

実は前記事を追えばご存じのとおり、シンガポーから帰国した翌日が演奏会当日だったわけですけど、幸いシンガポーと日本の時差はマイナス1時間で、時差ボケもなかろうという予測の下、演奏会遠征を強行したのでした。

他にも色々欲張って詰め込み過ぎた(苦笑)から、ホント今回は色んな意味で強行だったのですけどね……あは。

一週間仕事してない(イェイ!)解放感も手伝ってか、身体の疲れより高揚感が勝り、絶対的に疲労はたまってるはずなのですけど、一時的な肉体的疲労より、日常的な精神的疲労の方がダメージおっきいのね…と後からひしひし感じながらも、ちゃっかり堪能してまいりました!

というわけで色々あってからの~JR川崎駅に到着
なんか、文化の街って雰囲気が駅のそこかしこにあります♪
写真撮り損ねたけど、方向の案内板に音符や楽器モチーフのエクステリアがついてたりして、素敵でしたvvv

方向音痴の私にもわかりやすい案内が!

曲がったらすぐに建物が見えてきました。駅直結ホールは遠征組にとっても便利でありがたいです。

ホールだけじゃなく、飲食店街もあったので、空いてるお店を選んでランチを済ませました。
べジダイニング 川崎店
・蒸し野菜カレー
シンガポールでもほぼ毎日(朝)カレー食べてましたが、蒸し野菜に惹かれたのね。カウンター席でのんびりと頂きました。

で、そのまま上のホールへ。
余裕をもって入場したので、暇を持て余して、入口の脇にあった音楽雑貨店を覗いたら……雑貨好きの買い物心に火が点いちゃって(爆)

気づいたらこんなに買い込んでいた……ネコと音楽のコラボ雑貨(苦笑)

あんまり良いお席が取れなかったので、どんな感じかな…とやや不安ぎみに席へ着いたら、舞台はそこそこ良く見える席。
ホールのサイトには「ステージ全体をほぼ見渡せ、低音弦がこちらを向いているため、しっかりとした低音に支えられたバランスのいいオーケストラの音が味わえます。ステージに近いため、管楽器や打楽器も明快。指揮者の動きなどもよくわかります。(以下略)との説明までありました。
が、この配置を見る限り、今回は低弦が手前に配置されてますね……。

本日のプログラムは以下。

―――――――――――――――――――――――
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
―――――――――――――――――――――――

申し訳ございませんが…

 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
 ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92

に関してはサクッと簡潔に述べておさめます。
どっちも好きで、耳馴染みのある曲ですけれども、アリーナのコンチェルトがなければ、そこまでクラシック通じゃない私、わざわざ高い新幹線代払ってまで足を運びませんから。

本公演が日本デビューとなるパトリチア・ピツァラさんの指揮は、素人にもわかりやすく、手先の動きも美しいし、リズムや強弱が視覚的な明確さで伝わってきました。キビキビして、クールな佇まいは、見ていて小気味良く感じました。
ホールの座席解説どおり、指揮者の動きはものすごくよく見えました。
いつも後ろ姿ばかり眺めていたから新鮮。

ただ今回のプログラム全体的にピッチが速かったのは、気合なのか、狙いなのか…?な??
個人的にモーツァルトはピッチ速くてもOKでしたが、「フィンガル」はもっとダウンテンポにして穏やかな海の波を感じさせてくれても良かったし、ベト7はその方が重厚感増したような気がします。

とは思ったもののサラッと聴けた分、旅の疲れが残っていたであろう今日の私にとっては好感触、爽快に聴けました。
これを普段の状態で、もうどっぷり曲に込められた酸いも甘いも味わい尽くす気満々でガツンとウェルカム!な気合十分の私だったら?違う印象を受けたかもしれません。
ベト7の二楽章なんかは、軍隊行進曲張りのピッチで弾かれるより、ひたひたと身に迫るようなテンポ感で演奏してもらった方が、私好みだし

あと、個人的にコンマスの大谷康子さんが好きなので、指揮者が創り出す音楽というよりは、オケも能動的に動いてほしいし、それで東響の音を奏でてくれたら嬉しいですvvv

で、メインディッシュ♪

 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216

オレンジ色の明るいドレスで登場したアリーナ。
くどいようですが、私はモーツァルトの楽曲が苦手です。弾くのは相当苦手で極力弾きたくないくらい、聴くのもだいぶ苦手です。
私にとってそんな、音・楽という意味からはアンチテーゼなモーツァルトをアリーナがどう聴かせてくれるのか、楽しみでした。

まず、冒頭フレーズからして、ときめいてしまった。
モーツァルトにしてはグラマラスで力強い切込み。ぐわっと心臓わしづかみにされたような心地で、びびっちゃった(笑)
私にとってモーツァルトの楽曲の端的なイメージは「キラキラ☆彡」なんですけど、この冒頭は「クラクラッ」と眩暈がするほど眩しくて、「ギラッ★」にも近かったかもしれない。

えええ!?これってモーツァルトなの!?みたいな。
以前、youtubeでパーヴォ・ヤルヴィさんとの4番を聴いた時は、全体キラッキラな印象で、ザ・モーツァルトって感じだったので、そういうの想像してたら、思いっきり裏切られた感じ。

でもそこから、何だかまた、すごいものが始まっちゃう気がして、ワクワク。

ていうか、前述したとおり、ピッチが速い速い。アリーナって過去の経験から想像するに、2日同じ曲を弾くと2日とも切り口やニュアンスが微妙に違ってたりするので、ひょっとするとリハと違う雰囲気でスタートしたのかもしれません。

アリーナの演奏はいつも自然体で、スーッと心に入ってくる感じなのですが、冒頭の音はズーンッと入って来て、一気に空の彼方へ突き抜けた感がありました。ワンフレーズ終わった後、オケにスイッチしたあたりに残る余韻が、何だかいつもよりすごかった……。そのオケの音との対比も良かったのかもしれません。

天才モーツァルトの野心?みたいな横顔もチラリと感じながら、(くそっ、モーツァルト。だから嫌いなんだよ)と勝手な個人的感情も覗く中、怒涛のように一楽章が終わりまして。

二楽章のなんて穏やかで柔らかい響き……。
ただ残念だったのは、私の席がやっぱり、ソリストの音をより楽しめる席ではなかった事でしょうか。決してオケが出過ぎていたわけではないと思うのですけど、アリーナの音がちょっと輪郭ボケして聴こえてしまう部分があって、んんんーーー!舞台の近くより音で席を選ぶべきだったか!と……。

三楽章でようやくキラキラ☆彡モーツァルトが見えてきて、そのままキラキラと終わるのかしらと思ったら、フレーズごとにいろんな表情が出てきて、またびっくり。
モーツァルトってキラキラなだけじゃなかったんだ…m(__)mゴメン。
と素人の浅はかな思い込みを反省しつつ、遠征して聴いた甲斐があったなぁ!と感激の嵐。

アンコールはバッハ。
日々、iPodに入れて聴いていますが、生はやっぱりいいなぁ……。うふふ。

大満足でベト7までの休憩中、ずっと余韻に浸っていましたが、このホール、休憩中のティーブレイクもいいですね。

名古屋は古いホールが多くて、新しいホールもこじんまりしたところが多いから、こういうバーカウンターとかないところばっかりですよ。
すっかり、田舎から来たお上りさん状態で(笑)写真を撮る。
ミュシャ好きだし♪

後から気づいたのですが、可愛らしいトールペイントのされたストリートオルガン?が展示されていたので、思わず撮っちゃいました。完全におのぼりさんだな私。

東京ではこの後、モーツァルトのヴァイオリンソナタ全曲演奏会スタートかぁ……羨ましいなぁ~~!!

でも、日本初披露の協奏曲は名古屋だったし、ベルクのVn協奏曲も今回名古屋だけだもんね♪贅沢はいうまい……その前に、名古屋ではモーツァルトのヴァイオリンソナタの一部プログラム演奏会がありますから、ここから一週間はアリーナ・ウィークの始まりですvvv

ヴァイオリン覚書♪アリーナ・イブラギモヴァ新譜~イザイ無伴奏Vnソナタ全曲2015年06月03日

昨年GWの全曲演奏会も記憶に新しい、アリーナ・イブラギモヴァイザイ無伴奏CD発売されました!
が、諸事情により今回は私、Amazonでポチったため、まだ手元にありません…。

★イザイ「無伴奏ヴァイオリンソナタ 全曲」
演奏会の感動を自宅で、iPodで再び味わえるのを楽しみにしております♪

とまぁ、タイトルはCDのレビューっぽいのに、新譜に関しての情報はここまでで(爆)
今日はチケ取り有給を取得し、アリーナの出演する名フィル演奏会のチケットをゲットしてきました!!

★第428回定期演奏会
  in 愛知県芸術劇場 コンサートホール(名古屋)
<バッハを温ねて新しきを知る>
ルクー: 弦楽のためのアダージョ 作品3
ベルク: ヴァイオリン協奏曲『ある天使の想い出に』
ブラームス: 交響曲第4番ホ短調 作品98
 2015年10月9日(金)6:45pm開演
        10月10日(土)4:00pm開演
両日行きますとも!

こちら↓の公演のチケットも、アリーナファンのお友達にゲットして頂きました♪

★アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン 
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
  in 電気文化会館 コンサートホール(名古屋)
モーツァルト W.A.Mozart
ソナタ第18番 ト長調K.301   Sonata KV 301 in G major
ソナタ 第5番 変ロ長調K.10   Sonata KV 10 in B♭major
ソナタ 第33番 変ホ長調K.481  Sonata KV 481 in E♭major 
ソナタ 第27番 ト長調K.379  Sonata KV 379 in G major 
ソナタ 第15番 ヘ長調K.30  Sonata KV 30 in F major
ソナタ  ハ長調K.14   Sonata KV 14 in C major
ソナタ 第21番 ホ短調K.304  Sonata KV 304 in E minor

ちなみにモーツァルトのソナタ、東京は3夜連続で全曲演奏会なんですよね~。
遠征するか、ちょびっと迷いましたが、9月に1本遠征を入れてしまったし、実はその遠征前日まで日本に居ない(爆)という過密スケジュールになるかもしれないので、これ以上あっちこっち飛び回る耐力とか…時期的に発表会が近づいて練習も入りそうだしで、断念しました。

でも、今日窓口でチケットを買ったついでにもらってきた音楽情報誌月刊「ぶらあぼ」6月号に掲載されてたアリーナのインタビュー記事に「今回はモダン楽器で演奏するモーツァルトも、いずれは古典楽器で、セドリックさんにもフォルテピアノとかチェンバロ弾いてもらってやるかも!?」的なコメントがあったので、新たな期待が生まれましたよvvv
それを名古屋で是非聴きたいです♪

これで今年は私、アリーナのコンサートに4回いける事になりましたvvv
初遠征も楽しみですvvv