ヴァイオリン覚書♪7年9ヶ月~277回めのレッスン2012年12月11日

先週風邪を引いて半死だったのと、チェロ教室の発表会が一週間後と佳境に入ってきたため、ばよ教室のレッスン自習は…譜読み程度しかやってこられませんでした。

■教本P44-:D Melodic Majorのスケールとアルペジオ
曲のスケールに合わせて、今日からニ長調です。
ヴァイオリンのレッスン曲にはニ長調が多いし、チェロ教室で弾いてる『カノン』もそうなので、すんなり弾けました。

「綺麗に弾けていらっしゃいますね。このテキストだと短い(2オクターブしかない)ので…本当は7thポジくらい使うスケールをやるといいんですけどね~」

そういえばチェロ教室のチェロレッスンではスケールばっかりのテキストを併用していますが、3オクターブです。たしかに、2オクターブはウォーミングアップにいいけれど、3オクターブくらいないと、トレーニングにはならないかも。

■教本P67-6 Double Stop の重音練習曲

これも以前、前のC先生の時にやって、ものすごく苦労した形跡が(先生の注意書きがいっぱい)残っているのですが、その時よりは比較的スムーズに弾く事ができました。

「音程が合ってないというほどではないですが、2つ微妙に溶け合っていない時があるので、注意しましょう。後は少しメロディラインが途切れがちなので、流れを保って、もう少し歌って弾けるといいですね」

指摘事項を改善すべく、次回持ち越しとなりましたが、以前よりはだいぶ反応できるようになってきたと思います。

■教本P62-下 Right Hand Technique の練習曲を2音スラー+2音スラースタッカートで

曲の中で”タ~ラ タッタッ"というフレーズが頻繁に出てくるので、前回までスピッカートで弾いていた練習曲のバリエーション奏をしました。

『ルロイ・アンダーソン メドレー』
1ページ分が宿題になっていましたが、見開き2ページだいたい同じような旋律だったので、ざっくりと譜読みはしてあり、そこまでリハーサルマークごとに止めながら弾きました。

先生と一緒にゆっくり弾けば、旋律自体はさほど難しくないので、ちょっと癖のあるリズムもなんとかついてゆけます。

「”タ~ラ タッタッ"の弾き方は、スタッカートにもっとメリハリをつけましょう。今は前2音のスラーと同じくらいの弓量で弾いていらっしゃいますけど、スタッカートは弦に引っかけるくらいの感じで短く使ってみてください。そうすると、前のスラーとの違いがくっきりすると思います」

かなりゆっくりめで確認しながら弾いているので、それなりに言われた通り弾けていると思いますが、本当はもっと速く弾く曲なので…うやむやにならないようにしなくては。

ひととおり見開き2ページの旋律を通して確認演奏してから、最後に指定速度の伴奏君を聴いてみました。

譜面に「ブルースタンゴ」と書いてあるのですけど、確認演奏した限りではそんな匂いはなし(苦笑)でも、伴奏君を聴いてみると

「ああ…確かにタンゴですね」

ズッチャチャズッチャチャのリズムに、ターラッタッタッがしっかり乗ってます。

「”タ~ラ タッタッ"の後の"タタタ~ラ~ラ~~"の弾き方は、クラシックの曲ではないので、もっと遊んでみていいと思います。ポルタメントでちょっと癖をつける感じで…♪タタタ~ゥラ~ラ~~"こう弾いてみるのもいいですよ」

先生がお手本で弾いて下さったようにすると、なるほどヨーヨーマーのリベルタンゴっぽい雰囲気になります。

また『イパネマの娘』の時のように、言われた通りじゃなく、ある程度自分のイメージで弾く事が求められるようです。

苦手系の曲調ではありますが、自分のイメージで弾いて良いという点はわりと楽しいので、あんまり暑苦しくない感じのタンゴを目指して(笑)みたいと思います♪

チェロ覚書♪♪3年9ヶ月~88回めのレッスン2012年12月11日

今日もWレッスン、今年最後のチェロレッスンです。
しばらく通常テキストから離れて取り組んできた『G線上のアリア』も一応今日が最後。

なので、週末突貫で作った自演多重録音源を持ち込んで臨みました。
作譜ソフトのヴィオラパート自動演奏に合わせて、自演第2Vn自演第1Vnを重ねた録音なのですが…ヴァイオリンで普通に弾ける速度だと、チェロでは相当速く(爆)

音源の速さにあわせようとすると、ちょっと音程やら何やら細部まで行き届かないし、おまけに私の自演Vnが若干ツッコミ気味になってる時(苦笑)もあって余計合わせづらかったりしたのですが、まぁ何とかついてゆけるよう、自習はしてきました。


★J.Sバッハ『G線上のアリア』 

というわけで、レッスン室に入るや否や、おもむろにiPodとスピーカーを取り出し、

「先生、今日は仕上げなので、自演の録音と合わせて弾いてみていいですか?でもちょっと速度が速すぎてチェロで若干ついてゆけてないので、細かいとこは目を瞑って下さい(爆)」

「お!すごいですね!じゃ、是非合わせて弾きましょう!」

「それから、前回音形どおりじゃないクレシェンドをつけて、と仰っていたところは、少しレガート気味に弾いた方がクレシェンドしやすいので、それでもいいですか?」

"自分の弾きたいように弾く"という要望にもある程度応えていただいていましたので、前回弾いていて「こう弾きたいな」と思ったところは素直に申し出ました。

「いいですよ。じゃあ、まずは思ったとおりに一度、音源と合わせて弾いてみてください」

で、1回めの通し演奏。
速さについてゆくのが精一杯で、フィンガリングが若干追いつかなかったり、音程が乱れた部分はちょいちょいありましたが、何とかこんとか落ちずについてゆけました。

「レガート気味でと仰ったところは、あまりべったりレガートで弾いてしまうと、前のフレーズとの流れで唐突な感じになってしまうので、1音の最後にひと呼吸くらいあけて、前フレーズの音より長く鳴らす感じにした方がいいですね。音量は1音ずつ階段を上るように上げていってください」

言われた事を注意して2回目の通し演奏。
出だしから半分弾いたところでストップがかかり、繰り返しから最後までは、先生と自演との合奏を聴きました。

「音量を小さくするところは極端に小さく、クレシェンドして大きくするところはしっかり鳴らして、もっとメリハリをつけてみてください。音程は多少ずれても構いませんから、強弱の雰囲気をわかるようにきちんとつけてみましょう」

3回目の通し演奏では、少し速度にも慣れてきたので、多少音程がズレても気にせず、レガートぎみにクレシェンドするところも意識して、隣で先生が指示してくださるようにニュアンスの変化をつけて弾きました。

「雰囲気はだいぶ出てきましたね。もうちょっと速度が遅ければ、音程も気をつけて弾けるでしょうが、だいぶ良くなったと思います」

これにて4ヶ月間の8回にわたる『G線上のアリア』集中レッスンが終了しました。
音程とか…この速度ではまだまだ完璧に弾けませんでしたので、「チェロで弾きやすい速度に落として録音し直したもので、もう一度合わせて弾いて頂いてもいいですよ」と先生は仰って下さいましたが…ここで速度ダウンした多重録音でも公開してシメにしようかな。
ともかく、自分でニュアンスを考えて弾くという貴重な体験が出来たので、自習不足ながらも充実感のあるレッスンでした。

今回のイレギュラーなレッスンで、それ以前のやる気減退な私とはちょっと変わったと先生も感じられたのか、年明けレッスンはとりあえずやりかけのウェルナーと鈴木2巻を片付けて、その後は以前私が持ち込んだ曲集か…「それともまた、ヴァイオリンで弾いた曲のチェロパートでもいいですよ」と仰って下さいました。

ヴァイオリンとチェロのパートが自分で両方弾ける曲は、以前アンサンブルレッスンでやったJ.Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』がありますが、チェロパートの難易度は今回の『G線上のアリア』の方が圧倒的に難しく、ニュアンス云々以前で色々苦労したので…簡単に弾けてしまう曲よりは多少技術的にも難しい曲があれば、やってみたい気もしますね…。

あ、YAMAHAアンサンブルクッキングの過去課題曲のチェロパートとか?

お正月は寝正月になりそうなので(爆)、ちょっと曲を探してみようと思います。