ヴァイオリン覚書♪9年10ヶ月~354回めのレッスン2015年02月17日

三連休、ほとんど自習できずレッスンに臨む羽目になり…先週ちょっと頑張ったクロイツェルも一週間のうちに1、2回さらっただけなので、今日で仕上げになるかどうか……不安タラタラでスタートです。

今日は仕上げ演奏なので、頭から最後までを一人で通し演奏しました。
ここのところずっと難しい後半ばかりをレッスンしてたせいで、前半のフレーズ感がすっかり抜けてて、ちょろっと自習した段階でもド#の存在を完全に無視っていたようです……。

で、いきなり出だしの小節からド(ナチュラル)で弾いてしまったので、速攻で先生に指摘され、「あれ?私めっちゃ勘違いしたまま自習しちゃってた……」と今更のように気づいて当日修正するハメに陥ったものだから、もうド(#)が来るたび音程に気を取られてしまい、先生から前回「発音良くアップダウンして次回の仕上げ演奏をしましょう」と言われた事がコンスタンスに実践できませんでした……。

それでも後半は、ずっと弾き込んでフレーズ感も身についてきたおかげか持ち直し、アップダウンのクリアな動きも気にしながら、何とか正しい音程をベターに捉えて弾き切りました~げっそり。

「前半ちょっと忘れちゃったみたいですね~(苦笑)でも全体的には、かなり綺麗に弾けるようになりましたよ。少しだけ気になったのは、だいたいアップダウン綺麗に弾けていたんですけど、ところどころアップで弓が流れて、音が弱くなってしまっていたので、常に弦に対して弓が直角になるよう注意して、後半少し弾き直してみましょうか」

前半弾き直しだったらアウトでしたが(苦笑)後半だったので、指摘事項により重点を置いて弾き直し、何とか合格もらえました。ほっ。

次回から8へ進むことになりましたが……

「これまた難しいんですよね~(笑)ちょっと弾いてみますね」

見開き2頁フルコースで、アルペジオが延々と続く練習曲です。一見、今回で終わりになった7よりは移弦も楽そうですが……たとえ先生がスラスラ弾いてみせても、自分で弾けると思うなクロイツェル(-。-)


ヴィターリ『シャコンヌ』
アンサンブルクッキングまでラストレッスンなので、今日はシャコンヌお休みかと思いきや、平常運転で前回の続き↓からスタート。
a tempo(元の速さで), con moto=動きをつけて

ここはE先生とのレッスンで、ワンボウスタッカートの部分は、弓量をあまり使わず元弓で1音ずつ戻すくらいのつもりで弾くとアドヴァイス頂いていたので、スタッカート部分に関しては注意して弾けていたと思うのですけど、そこがクリア出来てるからか、D先生からは別の部分で指摘あり。

ダウンボウの、特に2音めで少し勢いのまま弓量を使いすぎるせいか、アップボウのスタッカートの1音めの発音が弱くなる傾向がありますね。弓を寝かせて、ダウンボウはむしろ1音めを明瞭に2音めは慣れるまで少し短めに切ってもいいですから、アップボウの1音めを明瞭に鳴らして、残り2音を勢いで軽く鳴らす感じで弾きましょう」

弾き直しは落ち着いて、指摘事項は…完璧ではなくとも意識的に修正しようと努めて弾けたと思います。

つづきは…E先生「指はよく動いていらっしゃるから大丈夫ですね」と割合あっさりスルーされたものの当初、特に前半二小節↓でものすごく苦労した記憶があります。
ようやく最近になってこの未知なるハイポジの詰めっ詰めの指の間隔にも慣れ、そこそこ旋律が見える演奏になってきたかな~という感じ。
 poco a poco cresc.=少しずつだんだん強く
2小節目から poco rit=だんだん遅く

今日のレッスンでも、音程を正確に捉えようとするあまり、若干リズムが均一になっていない部分はちょいちょいありましたが、D先生からは予想外のツッコミが。

「難しい音程もクリアに弾けていて、いいですね。ただ、そこまでストイックにインテンポに拘らなくても大丈夫ですよ。フレーズの切れ目のポジション移動で、インテンポのまま音程を探ろうとなさってますけれど、切れ目の頭の音はハッキリ鳴らしたいので、ここは少し間が空いてもいいですから、落ち着いて移動したポジションが定まってから弾きましょう」

苦手な部分はどうしても早く済ませてしまいたいと気が急いて、フレーズ自体の流れも速くなり、結果自分で自分の首を絞めるパターンに陥りがちですね…たはは。

さらに続き↓へ進み~
a tempo(元の速さで)
 espress.=感情豊かに

E先生には「小節ごとの前半フレーズのデクレシェンドを意識し、頭の音に左手でヴィブラートをしっかり使って音の幅をつけるてというアドヴァイスと、4小節めだけ、ニュアンスが違うので違いはハッキリ弾き分けるとご指導いただいていましたが、D先生からのご指導はというと……

「音程もヴィブラートもいいですね。ただ、デクレシェンドで収める方の音が間延びしないよう、もっとシビアに絞って下さい。消えるギリギリくらい勢いを殺して、2音の中で変化が感じられるようにしましょう。
あと、この譜面では同じフレーズの繰り返しで4小節めだけクレシェンドになってるんですけど……2音の中での変化は同じようにデクレシェンドを作った方がいいと思います。向かっていく感じは少し意識する程度で…そうですね意識くらいでいいので、基本的には前小節までのデクレシェンドと同じように弾いて頂けばいいかなと思いますけれど」

ぬぬぬーーーーーん!?
真逆とまではいかないけれど、この譜面にないデクレシェンドを作るんですな!?要求キビシーーーーーーッ!!

今日は、これまで弾きこむうち、何とか形になってきたフレーズが多い分、サクサクと進みましてまだ↓弾き続け…
 un poco più vivo=少し 今までより活発に
4小節目から allargando=だんだん遅くしながらだんだん強く

ここは特に指摘事項なくスルー……で、まだまだ進むの???と若干躊躇しつつ様子を伺いつつ…で次のフレーズへ突入したものだから集中力を欠き、重音がボツボツばらけてしまって、いったん仕切り直し。
この↓フレーズから弾きなおしました(苦笑)
 largamente=よりゆったりと 遅く

最初の3&4音重音はバラけないように、2音同時にしっかり鳴らしましょうね。
その次からの3&4音重音の一番高音の二分音符、これは主旋律のフレーズの頭の音で一番鳴らしたい音なので、重音の音程を捉えるのも確かに大変ですけれど、ここ絶対ヴィブラートを忘れないように(苦笑)
……それに関係する事ですが……んーーこれも多分重音の音程を気にするせいだと思いますけど、この音を鳴らすタイミングが若干後ろ押しにずれていますね。それで必然的に帳尻合わせして二分音符の長さが若干短くなるから、余計ヴィブラートをかけるタイミングを失っちゃうんですね(苦笑)
とりあえず慣れないうちは、前小節の最後の音を少し短めで切ってもいいですから、むしろ前小節へツッコミ気味で重音を弾いて、小節の頭拍に二分音符のタイミングがきっちり揃うように気を付けましょう」

各小節の頭拍に重音の最初の2音を鳴らすタイミングを持ってくると音程に慎重になる分、猶の事、二分音符のタイミングが遅れて悪循環を起こしているようです……。

ここはツッコんで前のめりで派手に顔面スライディングする覚悟で(爆)弾いて慣らそうと思います……?ってなんか違う???



★エルガー『威風堂々』…第2Vn
結局アンサンブルクッキング直前レッスンだからと、そちらの課題曲へ比重を置くことなく、今日も自身が苦手と自覚するフレーズのみ確認して、一度も通し演奏する事なく終わりました。

本番間近にして未だにクリアできていないこの↓フレーズ。
弾いてみたところ、先生からは

「左指はしっかり反応して捉えられていますね。ただ、一小節目に気を取られずぎて、次のラの音が弱いですね~」

「移弦が苦手な前フレーズをクリアした側から、また次のフレーズで低弦への移弦だしで、混乱して間に合わないので、この”ラ”は正直捨ててます…」

とこぼしたところ

「えええ~!?むしろ前フレーズは多少ぐちゃっとなっても、この”ラ”だけはしっかりタイミングを合わせて弾いてください!次の重音もスフォルツァンドがついてますし、この小節が一番このフレーズの中では肝ですよ~っ!」

と力説されてしまいますた…ええええ~~そうなんですか!?

「三小節めに一か所だけついてるスラーも苦手…ついてる位置がわからなくなる…」

との愚痴に対しては

「ここは私も、うっかり頭の2音にスラーをつけてしまいがちです(苦笑)から、お気持ちはわかりますよ。でも細かいミスは気にせず弾きましょう!」

えええ!?このスラーはスルーでいいんだ!?
何か重要で何がスルーできるのかもうわからなーーい。

なんだか色々衝撃です……未だかつてないほどアバウトレッスンなアンサンブルクッキング(爆)

ここ↓は前回レッスンから、3&4小節目のフィンガリングを青字に変更したおかげで、常にキープしておける指が目印になって、かなりクリアに弾けるようになりました♪

「スムーズに弾けていて、いいですね。このフィンガリングの方があったみたいで良かったです~。
一点だけ気になったのは、今聴いていると、♪タラララ タラララ タラララ タラララ♪って4音1塊で頭の音へアクセントが入っていらっしゃるんですけど、一小節の頭の音にアクセントを置いて♪タラララララララ タラララララララ♪弾きましょう。その方が弾きやすいですし、前半の同じようなフレーズでも小節単位で頭の音へアクセント記号がありますので、ここは記載がありませんが同様に弾きましょう」

『ハンガリー舞曲』は楽譜を頂いた日に一回だけ通し演奏しましたが、『威風堂々』はレッスンで一度も通し演奏してません。ここまで放置プレイなアンサンブルクッキングは初めてかもしれない……ドキドキドキ。
自習不足もあり、当日どうなるやら……。

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