ヴァイオリン覚書♪9年8ヶ月~347回めのレッスン2014年12月02日

今日は急激に寒~い!!ので仕事帰りにレッスンへ向かう途中、手袋で特に左手を温めておきました。

歳とともにどんどん末端冷え性がひどくなり……関節も、急に運動的な事をやるとバキボキいうので(爆)、軽くほぐしてから演奏するのが肝要な季節です……。

最近仕事も家事も忙しくて、自習不足に拍車がかかっているのですけど、前日は無理矢理定時退社して、何とか30分程度ひととおり自習しました。

あああ……そのささやかな抵抗が報われればいいなぁ…。

が、折角ちらっと自習してきたクロイツェルは本日もなしで、今日は『シャコンヌ』だけのレッスンでした。あらら。


ヴィターリ『シャコンヌ』
前回の続きからスタートです。

↑一人で弾いて、ここまでは音程も綺麗で、とてもいいと褒められたのですが…
ここ↓で指摘が入りました。
  dolce=柔和に、やさしく

「音程はとても綺麗に捉えられているんですが、3小節目の半音上がりのフレーズを、スラーの中で何となく半音上がっていくのではなくて、一音一音もう少し明確に弾くといいです」

弾き方を確認してから続き↓へ。
は跳躍時に基点とするポジション移動時の1の指の音。
leggiero=軽快優美に
 2段目からun poco piu vivo= やや 今までより 速く活発に

ここ↑の跳躍も当初だいぶ苦労しましたが、今はの基点をしっかり捉えてから、4の指で跳躍した音程をだいぶ正確に捉えられるようになってきました。左指も「しっかり叩くくらい押さえて」E先生からご指導頂いたようにやっているつもりなのですが…まだ弱いところと、均一なリズムの刻みが出来ていない部分があるみたいです~(T-T)

「跳躍音の前に1の指をちゃんと基点にしていらっしゃるところは良かったですし、おかげで左手はよく回っていて音程がきちんと捉えられているのはとてもいいです。
ただ、跳躍した4の音の押さえが少し弱くて、跳躍した最初の立ち上がりの音としては弱すぎるので、この音は長いフレーズの始まりの音ですから、少しアクセント気味で長めに鳴らすつもりで、特にしっかりと弾きましょう。
あとはリズムを一定に刻む事ですね~これもリズム奏をやってみましょう。多分4&3の間隔が狭いフィンガリングの都合で、ちょっとつんのめったり乗り遅れたりする箇所がありましたので、連符をすべて均一に刻めるよう…まずは連符の2音めに付点をつけて弾きましょうか」

ロングスラーはとにかくリズムを一定に刻む事が課題。
なかなか克服できません(ToT)
付点を1音めにつけても弾いてみましたが……うーーん!そもそも通常の譜面どおりに弾くだけで精一杯なので、違うリズムで弾くとなるとこんがらがってしまい、なかなかうまくゆきませんでした…。

リズム奏、1ページ目のロングスラーと合わせて、練習曲代わりに部分演奏が必要のようです…。

続くここ↓

「音程はとても綺麗でいいですよ。ただ、おそらくポジション移動もあって音程に気を取られ過ぎるせいか、ヴィブラートが(かかってない)(苦笑)
ちゃんとかけてくださいね~~(笑)とくに上昇系の4の指は、(ヴィブラートを)かけないと音量も弱くなりがちなので、ヴィブラートをかけて、しっかり少し長めに鳴らしてください」

あは。バレてる(爆)
1st→3rdポジ移動×3、徐々に音程は下がりながら繰り返すので、ものすごく音程が捉えづらくて、今やっとなんとか正しい音程が捉えられるようになってきたところなので……ヴィブラートは二の次で(汗)
徐々に、最終的には?かけられるよう努力します…。

そして当初かなり苦労していた未知のトリル↓
速さで誤魔化さず、普段より少し丁寧めに弾いて、音程をしっかり捉える努力をしましたら…
※全or半はトリルの音の高さ

「音程もとれてますし、トリルも綺麗に入っていて、いい感じです!!」

やったーーー♪褒められた~~♪

「ここ↑最初、全然弾けなくて、まったく弾ける気がしなかったんですけど、最近なんとか弾けるようになってきて~~(嬉)もうちょっと速度あげても弾けるレベルまで持ってきました~~今日は少しゆっくりめで音程をちゃんと捉えられるように弾きましたがvvv」

とルンルン答えたら次の瞬間、先生のひと言でまた千尋の谷に墜つ。

「ただ、残念な事にまたヴィブラートが(かかってない)(苦笑)
トリルが終わった後の音は両方、しっかりとヴィブラートをかけましょうね♪トリルに神経が傾いていらっしゃるのは、よーくわかるのですが(爆笑)

あーーうーーーーー<(T0T)><(T0T)><(T0T)><(T0T)>
この摩訶不思議トリルちゃんたちをやっつけるのに全身全霊を傾けているので、トリルの山をひと山、ふた山越えた次の(ヴィブラートをかけるべき)音はもう、「水をくれ!足が痛い!腰が死ぬ!息が辛い!」的な休憩タイムですよ私にとっては(爆)

トリルが無事かけられるようになったので、次の課題はヴィブラートですか……そうですか………………………………はい………はぁぁ。

続くここ↓も少し4の音の音程が不安定になりがちで、全体の音程が定まらなくなる事が多いので、慎重に弾きましたが、今日は比較的正しい音程で弾けて、ご指摘はありませんでした♪
  sospirando=悲しみに沈んで、苦悩に満ちて、嘆いて

ここ↓も重音の音程や鳴らし方は相当弾きこんで、安定感が出てきたので、
「重音の響きが綺麗でいいですね。しっかり鳴らせていていいと思います」
うっしゃ!
  energico=精力的な、力強い、思い切った
  piu f e con moto=今までより強く、動きをつけて

が、このフレーズ↓の三小節目4拍め以降6拍までのリズム間違いを指摘されました。
  con anima=生き生きと

私、耳でうろ覚えしたリズムで弾いてしまってて、よくよく譜面をしっかり見たら、なんだか勝手に四分音符を付点四分音符くらいの長さで弾いてて、八分音符と十六分音符の混在フレーズを全部十六分音符均一くらいで帳尻合わせて弾いとりますた(爆)
一度覚えてしまったリズムを修正するのは、リズム音痴な私には超苦手で……何度か弾き直してもなかなか正しいリズムで弾けませんでしたが、おいおい修正しますっ!

ページ単位復習、本日分はここまでで、後は前回復習した1ページ目のロングスラー↓を今日も抜粋で弾きました。
黒字フィンガリングが案。
青字のフィンガリングがD先生案。未記入部分は黒字と同じ。
はじめは従来覚えた通りの案で弾きましたが、やっぱりここはどうしても二小節目の2ndポジ移動のタイミングとポジショニングが決まらず、それもあってロングスラーのリズムの刻みが余計難しくなるため、それを打ち明けたら二小節いっぱいは移動しないD先生案に変更となりました。
このフレーズ↓は現行フィンガリングのままで。

確認程度に弾き直して、最後はまた、前々回からの難フレーズ復習へ。
黒字フィンガリングが案。
青字のフィンガリングがD先生案。未記入部分は黒字と同じ。
赤字が今回、折衷案で変更した部分です。
 grandioso=壮大に
最初の2小節が一番苦手で、やっぱり最初の小節の最初の重音の1の音程がどうにも決まらないです。

「3と1の重音の指の形をまずイメージしてみましょう。間隔が狭いフィンガリングなので、両方の指の先を少し内側へ寄せる感じで捉えるイメージを作ってみて、その形をキープしたまま、実際に弦へ乗せてみましょう」

その状態で弓を使って音を出し、音程も確認してみて、さぁいざ譜面通り頭から弾いてみると……やっぱり解放弦レの後でポジション間隔がリセットされるらしく、どうも1の音のポジションを捉えきれません。連動的に3の音程もしかり。

ここ、何度弾いても思うように弾けなかったのと、どうも一見音程を気にせず弾ける解放弦レが、次の音に対して逆作用になってる気がしたので、自習でいったん前のE先生のフィンガリングに戻して弾いてみたのです。
それも完璧には弾けないけれど、どちらかというと3&1重音よりは捉えやすい気がして…

んーーーでも二小節めはD先生案で、解放弦ラからの3&1重音もさほど問題なく捉えられているから、このままで良い感じだし……

じゃあ1小節めをE先生案、二小節めはD先生案にしたら?

んーーーなんか同じような音形なのに、フィンガリングが違い過ぎて頭が混乱しそう……悩。

とぶっちゃけトークをしたらば、ひとすじの光明!!
それが今回、折衷案となった解放弦→どちらも次の重音のポジションへあらかじめ移動して2で捉える、というフィンガリングでした!!

試しにサクッと確認演奏してみたら……

「おおおおおおぅ!?」

「あ!どっちも綺麗に捉えられてますね!これで行きましょう!フィンガリングは個人差があって、必ずしもこれが正しいというものはありませんので、ありこさんの弾きやすい方を選択してください」

フィンガリングは本当に奥深いです。
復習しても弾けないところは多々ありますが、先生に聴いて頂いて、客観的に褒めて頂いた部分も同じくらいあって、当初を思えばずいぶん弾けるようになった部分もあるので、引き続きがんばりまーす。