ナーンタリ⇔トゥルク間のバスのアクセスはなかなか良く、帰りのバスもほとんど待たずにやってきて、すんなりトゥルクへ戻ることができました。
参考までに、バス賃は片道5.5€でした。
さて、ヘルシンキにもマーケット広場がありますが、朝来た時はまだやっていなかったトゥルクのバスターミナルにあるマーケット広場も、帰ってきたらなかなかの賑わいでした。
ヘルシンキでも見かけたのですが、これ↓とか。
スナップえんどうよりひとまわりくらい大きい豆がこのように棚へ山積みになって売られており、ふと気づいたら道行く人や子供がビニールショッパーに入ったこれの莢から実を取り出し、生のままムシャムシャ食べてました。
え!?これ、生で食べるものなの!?
しかも莢は捨てちゃうの!?
謎です…どんな味がするのか興味津々ですが、1カップ分が買うのを躊躇する分量だったので……断念。
ベリー系を欠かさない国だけあって、ブルーベリーやいちごはどこでも売っていました。
が、どこも日本みたく整然とパックに包まれてはおらず、がーんと棚に盛られたところからスコップですくって、プラ容器へ入れてました。
その容器が入ったビニールショッパーを持って歩いてる人も、ちらほら見かけます。
1カップ3€。日本とだいたい同じくらい?
いろんな品種のいちごを売っている屋台もありましたが、どれも日本より、ちょっと黒っぽい赤色をしたものが多かったです。
パン屋さんもありました。
すべて、ビニール包装がされているので、人や車の往来激しい街中でも衛生的ですね。
おかずパンの種類はかなり多く、常温OKなタルトやケーキ類も売っていましたよ。
マーケットをひととおりぐるっと廻った後、少し歩いて
トゥルク大聖堂へ行きました。
時計が…あれ?壊れてる?(笑)
たしか15時くらいだったのですが、4時前を指してますよね?
大丈夫なのか?それとも何か意味がある時刻なのか???
内装もシンプルながら美しい…。
脇の祭壇のひとつ。夜空のような天井ですね。
入口の天井に船の模型がありました。
こういう鉄格子の美しいエクステリアも大好きです。
ステンドグラスや壁飾り?も綺麗。
パイプオルガンは床置きで、そばにピアノもありました。
が、このピアノは幅からして、88鍵じゃなさそうですね。半分くらいしかないかも?
天井画も美しい~。
この壁画、わたし好みのパステル調です。
明かり窓から射す光に照らされた彫像が厳かな雰囲気。
トゥルク大聖堂、見どころが多く、よかったです。
が、残念ながら閉館時間に間に合わず…
外から中を除いてパチリ(笑)
まだまだ日は高く、時間もあります。
お昼ごはんも食べ損ねたし…このままアウラ川沿いに歩けば、トゥルク城が見られそうだったので、途中でカフェに入って休憩しつつ、お城へ向かうことにしました。
川沿いにはオシャレなカフェのテラスがいくつか出ていて、早くも席はいっぱいです。
が、ヘルシンキに比べると英語併記されてるお店が…少ない!!
カフェのテラスで美味しそうなガレットやオープンサンドを食べながら、シャンパンを楽しむ人、はたまたマーケットで買ったいちごと持ち込んだシャンパンを広げて、川べりでピクニックを楽しむ人など、さまざま。
見てたらちょっとお腹が空いてきましたが…トゥルク城の開館時間も未チェックで現在時刻的に気になったため、頑張って川沿いを延々歩き続けました。
歩き進んでいくうち、川幅がどんどん広くなり、それに伴って船上レストランや遊覧船もたくさんあらわれました。
どこもかしこも優雅~。
なのに私たちは未だに姿の見えないトゥルク城をめざし、ひたすら歩き続けます(苦笑)
ちなみに川沿いはタクシー乗り場もないし(基本、流しのタクシーは拾えません)、バスの停留所もありません。自転車専用道はあるけれど、レンタサイクルもありません。
後から、一本向こうの通りにバスがあったのを知ったんですけどね(爆)
こうしてトゥルク大聖堂から歩くこと45分、ようやく
トゥルク城が見えました!!入館可能時間30分前!!休憩してたら間に合わなかったので、結果オーライです!
川が緩やかに湾曲しているせいか、目前になるまでまったく姿が見えず、不安になりますが川沿いに歩いていれば必ず当たります!これから訪問したい方、往きは是非歩いてみてください!(笑)
外観はうまく撮れなかったので、場内に展示されていた模型でご確認ください(爆)
中は中央の広いスペースの脇に階段があり、要塞のように細くて入り組んだところが多いです。
結構体力奪われます(苦笑)
でも、見どころ満載で、なかなか。
場内にあった教会↓
美しい壁の彫刻。
これもパイプオルガンかな?
素敵なテーブルコーディネートvvv
服飾小物の数々。
これはウェッジウッドのジャスパー?
装飾品や食器は、年代順に展示されていたみたいです。
中庭から建物を撮ってみました。
閉館時間近くまで、しっかり見学できてよかったです。
帰りはまた歩くのか……?とほほ、と思ったのですが、もらったリーフレットに英語表記でトゥルクから1番のバスで10分、と書いてあり、お城の入口付近にバス停があったので、当然逆方向もあるよね!?と思い、バスを待つことに。
同じくバス待ちの他のお客(フィンランド人?)に、トゥルク駅あたりへ行くか訊ねたら大丈夫と言われたし…ほかの番号のバスも来るのでちょっと不安でしたけれど、やってきた1番のバスの運転手に切符を買う際、「トゥルクまで」と言ったら「マーケットまでなら」みたいな英語が帰ってきたので、大丈夫なんだろうと運賃を払って乗車。
参考までにバス賃は2.5€でした。
こちらのバスは音声アナウンスがなく、電光掲示板の表示もなかったりするので、車窓を注意深く眺めていたら…見知ったマーケット広場が見えてきました!ほっ!
知ってたら最初からバスに乗ったのにね。
まぁ、これも旅の失敗談として記念になるでしょう。
とか思ったのも束の間、失敗談はむしろこの後でした(爆)
乗ったバスの番号が違うから降車位置が違い、駅へ向かう方向も降車位置とは違ったのに…間違った方向へ歩いてしまい、途中で気がついたものの手持ちのマップでは軌道修正ができず、結局またマーケット広場に戻って正しい道で駅へ向かいなおすというロスがあったため、ちょうどよい17時発の帰りの電車の時間まであと15分弱!
まだ間に合う…とチケットセンターへ駈け込んだら、空いてたにも関わらず前のフィンランド人か外国人男性客(あきらかにアニメオタク)がやけに長々、係員とやりとりしており…あと10分を切ってようやく順番が回ってきたら、19時発の販売はタイムアウト(泣)一時間後の20時発を買うしかなくなりますた…。
しかもなぜか往きと運賃が違う。時間割引?車両は同じはずなのに。それか早朝割増?結局謎のままです。
丸々1時間のロスは、お腹が空いたので駅の売店でサンドイッチと飲み物を買って食べました。
私はチリチキンサンドにしましたが、やっぱりパンがおいしい~~vvv
朝の電車内でサンドを食べてから19時過ぎまで、まったく食べていなかったので、いっそう美味しく感じました(苦笑)
出発時間が近づいたので、ホームへ移動。
しょっぱい思い出のトゥルク駅舎をパチリ。
20時まで10分前でこの明るさ!白夜万歳!
無事帰りの電車に乗って、再び世界の車窓から。
21時頃に撮ってもまだこの明るさ。
ところで、フィンエアーの機内プライベートモニターでビックリした日本語に続き、また間違った日本語を発見してしまいましたよ!
帰りの車内で、私たちの席に間違って座ってたというか、車内で切符を購入するつもりのお客が座ってて、間違いなく私たちの購入した席だったので隣に退いてもらったのですけど…
ふと気づいたそのお客のスポーツバッグ!↓
Superdry=極度乾燥(しなさい)!?
またなにゆえ命令形!?しかもわざわざ()で語尾加えてるし!
可笑しくって笑いをこらえつつ…隣のお客が席を外した隙に激写してしまいました(笑)
帰国してからぐぐってみたら、イギリスのブランドらしいですね。フィンランドでは日本語の命令形が人気らしい…?
いや、それ以前にこの場合のスーパードライは超速乾(しますよ)という意味だと思うのだが。
こうして無事ヘルシンキ中央駅に到着したのが22時。
昼ごはんを二時間前に食べたばかりですが、お腹が空きそうだったのでまた駅の売店でサンドを買って…ついでに風呂上がりに一杯やりたくてビールを買いたかったのですけど、フィンランドでは夜21時以降のお酒の販売は禁止されており、冷ケースがしっかり施錠されておりました…くすん。
気分だけでも飲んだ気になろうと、ホテルへ戻ってホテルのミニバーのビールを並べてみる。
今日は珍しく、1滴もアルコールを呑みませんでした…。
明日は絶対呑むぞう!!