ヴァイオリン覚書♪3年8ヶ月~131回めのレッスン2008年11月11日

本日の宿題も、前回に引き続き
スケール&ハイポジション有りアルペジオの指練習と
ザイツの学生協奏曲第5番第一楽章。

指練習は最近楽しくなってきたので
フィンガリングが頭に入ったら
次は正確な音を綺麗に奏でることへ意識を持って
だいぶ楽器も鳴ってきたと思う。

ザイツの方は速いスタッカートの続くところがまだまだ
相変わらず弓が追いついてない感じだけれど
勢い良くのばす音とか、
スラーで変なところにアクセントをつけないようにとか
音の質にも気をつけて練習してきた。

というわけで,最初は
スケールを一音一音上下のボーイングで弾く。

音の精度、ボーイングの返しを丁寧にして
ぶちぶち音が途切れないよう
わりと綺麗なスケールが奏でられた。

続けて同じスケールを二音でひとつのスラーにして演奏。
二音が均一に響くように弓の配分と
力加減に注意して…
そこそこ綺麗には弾けていたけれど
先生からはもっと厳しいツッコミが入った。

「う~ん。やっぱり3、4の下りと、
ポジション移動のところはスラーが入ると
若干乱れますね~。
スケールの流れを途切れさせないように
指はぎりぎりまで4をキープして、勢い良く放さず
そっと放すように。
ポジション移動の時は弓を浮かせて
移動がわからないようにしてください」

もう一度言われた部分の動きを確認して
アルペジオの方へ行くかと思ったら
すっとばしてザイツを弾くことに。

出だしのfは勢い良く、音が減衰しないように
勢いで音量を保って弾く。
8小節くらい、2フレーズ弾いたところで
ストップ。

「出だし、もっと弓の元から始めてください。
あと、弓が流れがちで音もまだ減衰するので
真っ直ぐ、しっかり立てて弾くように。
出だしからしばらくはf(フォルテ)で行くので
クレッシェンド、デクレッシェンドを意識しすぎて
寝かせて弱く弾きすぎないようにしてくださいね」

もう一度始めから、
しっかり弓の毛を弦にべたっとつけて
弦と弓の角度を垂直に保って弾く。

正確な音を綺麗に丁寧に、ってのを
最近特に心がけているので
どうしても指定速度よりかなり遅めになるのだけど
それがあまりに遅かったらしく…

途中から先生が帆奏して
スピードを上げさせられた(苦笑)

いや、出だしはそのスピードでもいいんだけど
スタッカートがまだゆっくりじゃないと
適当な弾き方になっちゃうから
しっかり弾けるまでは遅めで行きたかったのよっ。

案の定、三連符のスタッカートは
なんとか弾いたけれども
文字通り「何とか弾いただけ」って感じの
慌しい演奏になってしまった。

「(使う)弓はもっと少なくていいです。
それと今は弾いてる感じなので、
ひっかける感じで素早く移動してください」

弓の元の部分、10cm強くらいしか使わず
ひっかけるだけなんだけれど…
速く弾こうとすると、移弦した時
弓の準備が間に合ってなくて、クリアな音が出ない。

アイネ君の出だしで悩んだのと
まったく同じパターンだ…。
しかも途中でスラーが入るから更に難しい…。

とりあえずスラーは抜きにして
一音ずつのアップダウンで
三連符のスタッカートを何度かやってみる。
しばらくやり続けたら
ひっかける感覚は掴めてきたけれど
今度はアクセントが変なところにつく(泣)

「三連符は出だしの一音にアクセントをつけて
残り二つは小さく弾くように。
今のだと残り二つの方が大きいです。
弓の準備ができてないから出だしの一音が
どうしてもぼけるんです。
♪レッ ラッ ラッ♪の最後のラの時の
肘の角度、私はここまで上がってますよ。」

先生のお手本の動きを見て、
先生に弓手を支えてもらって弾いてみて、
同じところだけ何度も何度も弾き続けた。

「まだ、腕で持っていってる。
弦の反発を使って肘を上げて移弦して」

ひたすら同じところを繰り返すことしばし。
ようやく、なんとな~く形になってきた…はぁ。

「次のスラーが入る方はもっと難しいですからね。
重点的に練習してきてください」

ふたたび続きを弾き進める。

出だしのフレーズがちょっと変化して、
pの柔らかい旋律で緩んだところから
またまたfの速くて激しい旋律になって
スタッカートのスケール上って下って×2
上りでしばらく留まってから
がっと下って中盤終わり。

速く弾こうとすると、やっぱり左手に力が入って
掌の空洞が潰れるので
途中から先生が、がっと指を差し入れてきた!

いけない、脱力脱力。
と自身でも左手のアーチを意識しなおす。

指で抑えられているので
音が乱れるのはしょうがないとして
とりあえず第一楽章の半分まで弾いた。

「速いフレーズで、特に3の指を取る時に
左手のアーチが潰れがちですから
注意してくださいね」

本日のレッスンはここまで。
三連符のスタッカートにかなり時間を費やしたので
通して弾くまではいけなかった。

指練習を省いたところをみると
先生は通しでいくつもりだったのかもしれないけれど。

「この曲はオケをひっぱっていかなくちゃいけないので
めいっぱい音を出して響かせてください。
うるさいくらい、立ち上がりの音は勢いつけてね」

いや…今でも十分血管切れそうなんですけど。
勢い良く弾かなくちゃいけないところより
むしろスタッカートであっちこっち移弦するとことか
だんだんどこをどう弾いているのか
自分でもわからなくなって
必死になりすぎて頭がカーッとですね…

来週は後半からなのかな?
よくわからないけれど、
とりあえず通して、少しスピードを上げて
練習するか。