チェロ覚書♪♪0年6ヶ月~2回めの合同練習2009年09月16日

前回反省することしきりだった合同練習。

ただしそろそろヴァイオリンのアンサンブル本番が近くなってきて
そちらをメインで自習しはじめたので
あまり改善はできず。

とりあえず昨晩、『風のとおり道』であやふやだったところは
先生にチェックしてもらったし
昨日の今日でそれを自習することはできませんでしたけれど
今回は先生も一緒に弾いてくれるので
多少気軽に臨みました。

で、練習室に入ったら…

え…?人…少な…っ!
開始5分前くらいに入ったのに、
まだ私のチェロの先生もいらっしゃらず…
最終的に『風のとおり道』略して風組(笑→ヅカっぽい)で集まったのは、
パーカッション&歌担当のちびっこ2名と生徒(?)1名、
ヴァイオリンの生徒さん2名、例の(笑)先生含む先生2名、
フルートの生徒さん2名、サックスの先生1名、
ピアノをやる予定だったけれど指揮にチェンジした教室代表の先生1名、
チェロは先生と私の2人でした。

ががーん。弦少ない!

なので教室が狭くて音が反響しまくるおかげで
自分の音は適当にごまかされた前回と違って
はっきり自分の音が聴こえて…うをををーっ!
先生が隣でチェロの下のパートを弾いて下さっているので
音程はそれにあわせて修正していましたが
しっかり弾かないとばれるしで…
前回とは違う意味できつかった…。

でもチェロの先生はとってもやさしいので

「音程もだいたい途中で修正されてるし、大丈夫ですよ♪
あ、最後のアウフタクトは、音が切れてもいいので
ちょっと弓を戻してたっぷり音を取った方がいいです」

と慰めて下さいます…。

けれど自分的には前回より音程がひどい気がして
(いえ、前回は聴こえなかっただけなのかも)
なんかとっても気分が沈みました…。

それにヴァイオリンの生徒さんは、
前回参加の方が一人もいらっしゃらず、
今回初参加の方ばかりで、
でもレベル的にはかなり高い(音程バッチリ)のですが
やはり曲中度々変化する速度が他の楽器と合いません。

というわけで例のイカツイ先生から、ツッコミが!

「ウィンドチャイムの後、フルートの出だしが遅いです。
フルートが出ないと他の楽器がフライングになってしまうので
しっかり出てください。
あと、ここのフレーズが終わるアウフタクトのところは
チェロ、ゆっくり取りすぎてヴァイオリンと合ってません。
ここは譜面どおりに弾いてもらえばいいですから」

ここ、前回自分でものすごく合ってないと思ってて
昨晩先生にもそう言って、
だから今日は先生のテンポに合わせて弾いたのですが
それでもダメらしい…全体で合わせないと
やっぱり微調整はきかないですね。

「アンサンブルは他の楽器との対話で成り立つものなんです。
ヴァイオリンの方は特に自分の演奏に走ってしまって
他の楽器の音を聴いていらっしゃらないので
ちゃんと聴いて、受け答えしてください」

…イチイチ的確です。

というわけで、ここからは
フレーズの終わりから、次のフレーズの頭にかけてを
重点的に弾き直しました。

でもなんだか違和感が払拭できません。

そのうちヴァイオリンの生徒さん1名が拗ねました(笑)
1stヴァイオリン、確かに難しいんです。
自分が弾くのに必死という気持ちは、
私自身がまさにその状態ですので、よーく分かります…。
本番までに弾きこなすしかないです。
一緒に頑張りましょう!
…でも、ホント、完全に違う次元の悩みなのですけど。

なんか全体的にここの教室のヴァイオリンの生徒さんは
レベル高いです…。
曜日、時間(レッスン所要時間も)、フレックス制のレッスン体制で、
皆さん自分に合ったタイムスケジュールを選択されているせいでしょうか?
音程はバッチリだし、表現とかしっかりついてるし、
雑音も全然雑じらないし、ヴィブラートも綺麗だし。
ヴァイオリンの方は見習いたいくらい。

結局、主要楽器では私を除けば
合同練習初参加の生徒さんがほとんどだったため
今日は合わせた時の感覚を掴む程度で1時間終了。

合わせる余裕を作るため
私もまだまだ自習が必要だなと痛感しました。

少し休憩を挟んで、『カノン』へ。
本当は相棒ひろちゃんも参加予定だったのですが
お仕事の都合で急遽不参加になってしまい
本番チェロは先生含む6名参加なのに
今日は引き続き先生と二人っきり(T-T)
さみしい…。

で、まずは1回通して弾きましたが、
私は前半かなり音程が不安定で
後半でなんとか修正した感じ。
先生にもバレバレで

「前半ちょっと音程がぶれてましたけど
後半はバッチリでしたよ♪」

先生優しい…(ウルウル)

そしてやはりお上手なヴァイオリン組は
音程は問題ないのですが
表現的な弾き方の統一がされておらず
(バロック調に切って弾くか、レガートで弾くか)
そのせいでズレが生じ
テンポがどんどんずれていって
チェロもそれに合わせるしかなく…
なんだかしっくりこないまま終わった感じでした。

どうやらイカツイ先生はとてもすごい先生らしく
代表の先生以下、いつもこの先生に意見を求め
この先生主導で展開していきます。

「1stヴァイオリン、つっぱしらないで下さい。
タッタラタッタラタ タララララララ~ のところからすごく走ってるので
2nd以下の人の演奏のテンポに合わせてくださいね。
あと、1stが先頭に立って他のパートを引っ張っていくんですけど
常にガンガンに弾いているので
他のパートが主旋律を弾いている時は控えめに
その音を聴くようにして弾いてください。
今、どのパートが主旋律を弾いているか、わかるように」

確かに。
輪唱なのですが、皆ががやがややるとぐっちゃぐちゃで
余計合ってないように聴こえます。

で、慎重になると今度はテンポがどんどん下がってゆき…
チェロもヴァイオリンに合わせざるを得ないので
全体が出だしのテンポより遅れがちで終わってしまいました。

「チェロがずっと通奏低音で弾いていますから
それに合わせて弾けばいいんです。
じゃあ、最後に、今の点気をつけて、
生徒さんだけで弾いてみましょう」

生徒さんだけって…チェロ私一人ですかー!?

しかも今はピアノも第4ヴァイオリンもなし、
頭二小節はチェロ単独で2スタートになるので
このレベルのメンバーの中では拷問です…っ!

「最初は失敗してもいいんです。
本番はホント何が起こるかわからないので
今のうちに色々経験しておくのがいいんですよ。
はい、どうぞ」

イカツイのひと言で、仕方なく単独演奏するハメになりました。

が、ちょっと緊張するので
2音くらい出してストップして、
「すみません、もう1回やり直しで!」
って軽い失敗を狙ってみたりしたのですが…

軽いどころかめっちゃ音程狂って
思いっきり狙い以上に失敗しすぎてストーップ!!

「す…すみませぇ~ん…っ!」

真剣に誤ると、笑いが起こりました。

そしてイカツイ先生の温かいひと言。

「いいの、いいの!それでいいんですよ!
チェロは一番最初の音で、一番緊張するんだから!
もう一度、やり直しましょう!」

この先生…いい人だ…(単純)

おかげさまでやり直しはきちんと音程取れました(笑)
ヴァイオリンもうんと合ってきて、
とても気持ちの良い演奏が出来ました。

「いいじゃないですか~♪」

イカツイ先生からもお褒めの言葉を頂戴し
気持ちよく合同練習は終了しました。

M先生、イカツイとか言っててごめんなさい。
これからはヴィルトゥオーゾM師とお呼びしますっ。

来月の合同練習は3日と14日。
あう!3日はヴァイオリンのアンサンブル本番と
思い切りかぶってしまったので、参加できません…。
そして14日は、また本日のような少人数なのでしょうね…。
でも、一番実力を思い知らされて練習にはなるので、
参加しようと思います。