チェロ覚書♪♪2年2ヶ月~3回めの弦楽アンサンブルレッスン2011年05月26日

うがっ!またしても、レッスン日はいつも雨…(T-T)
今日は全三回コースの弦楽アンサンブルレッスン、最終回だというのに…くすん。

そんなわけで課題曲はお馴染み、J・Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』

本日の参加メンバーは

チェロ…Mさん、Hiさん
ヴィオラ…教室代表ピアノのT先生
第1ヴァイオリン…Oさん
第2ヴァイオリン…不肖ワタクシ
指導と指揮…ヴァイオリンのI先生

の6名です。

今日がラストで仕上げだというのに、コントラバスのFさんがいらっしゃない(理由はチェロ覚書♪♪2年1ヶ月~2回めの弦楽アンサンブルレッスン参照)ので、低弦の響きが変わるだろうな~残念、と思って臨みましたが…

調弦など楽器の準備をしている最中、I先生が冗談のようにさらりとおっしゃいました。

「今日はFさんもいらっしゃらないし、最後の仕上げをしたいので、ありこさん、一人三役でお願いしますね~♪」

「え?三役って…?」

「チェロと第1ヴァイオリンの皆さんを助けてあげてください」

「?????」

その意味は始まってから明らかに…。

今日は弾く前にI先生から生徒の皆さんひとりひとりへ質問がありました。

「今日はいよいよ仕上げですので、皆さんどんな風にこの曲を弾きたいですか?」

私「教室からいただいたサンプル音源がゆったりだったので、これまでより少しゆっくりめで弾いてみたい…かな?」

Oさん「優しい雰囲気で弾きたいです」

Hiさん「僕は自分が間違えず弾くので精一杯なので…」

Mさん「低弦はどうしても重たくなってしまうので軽やかに弾きたいかな」

皆さんだいたい掴みたい方向性は同じのようです。ま、オトナなので、小規模アンサンブルだし、意見を擦り合わせて下さっているのだと思います。

という確認をしてから、ヴィオラの代表T先生のご到着が遅れていらっしゃったので、まずは私たち生徒だけで弾いてみたのですけど…

うぉ?ぅおおおお!?

前回けっこういい感じに仕上がってたのに、なんか今日バラバラ!?Why?
音量のバランスも悪くて、私は第2ヴァイオリンだから第1ヴァイオリンを立てて、ちょっと遠慮しなくちゃ…という気持ちで様子を伺いながらボリュームを見計らって弾いていたのですが、それほど広くない教室でめいっぱいの人数で鳴らしているので、その匙加減も計れてなかった???

で、これまでのように分解練習することになりましたが、

「じゃあ、ありこさん。頭からのパートを今度はOさんと一緒に第1ヴァイオリンで弾いてください」

「へ!?」

確かに第1ヴァイオリン、個人レッスンで弾いたけれど、ヴァイオリン教室の楽譜とこのアンサンブルの楽譜が違うので、旋律も所々違ってて、こちらのソースで弾くのは今日初めてだよ!?しかもかれこれ1ヶ月くらい第1は弾いてなかったから…もう記憶が…。

「えええ!?ちょ…ちょっと待って下さい!?えーとぉ…」

隣のOさんの楽譜を見ながら違う部分の音を確認して…どぎまぎでスタート。
ま、ボーイングなどはほとんど習ったソースと変わらなかったので、若干怪しい部分はあったものの頭からの1フレーズ程度なら無難に弾けました。

「ばっちりですね★一緒に弾いてくれる人がいると弾きやすいでしょう?ではOさん、今の感じで弾いてくださいね」

なんか私、一ヶ月前に習ったこと覚えてる?の抜き打ちテスト的な展開ですよ…おろおろ。まさか仕上げの段階にきてそんな、心の準備がまったくなかったので、心臓に悪いです…。

そればかりではなく、チェロパートの随所でも

「そこはもう少しレガート気味に…チェロはどうやればいいのかわからないんですけど、そんな感じでいいですか、ありこさん?」

「うへ!?私!?」

私よりレッスン歴も年齢も先輩のMさんを差し置いて、大きな口は叩けないので無難に答えましたが…先生、私に不意打ちで振らないで~(ToT)

その後も第1ヴァイオリンを何度か一緒に弾き、自分の第2ヴァイオリンも他のパートと合わせて弾き、チェロのニュアンスも確認され…ホントにまさかの一人三役でした…それもいつ、どのパートの需要が来るかわからなくて、ものっすごい心の臨戦態勢を整えねばならず、いつもより精神的に疲……ぐは。

それから、今日は低弦でよく響く上、リズムと音程に抜群の安定感があって全体のテンポをうまく引っ張って下さっていたFさんがいらっしゃらないせいで、自分の第2ヴァイオリンパートを弾くときも、他パートの動きを目視で合わせなければならず、左手が若干疎かになってしまって音程とか微妙でした…くすん。

I先生も

左手の奴隷にならないように、要所要所だけ見るようにして、全体の動きをちゃんと見られるようになるといいですね」

とおっしゃっていました。そうなんですよね、だから暗譜が必要なのです。

そんなこんなで泣いても笑ってもラスト、今日は最後の通し演奏を録音させていただきました。コチラ↓です。

J・Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』

各パートは先述のとおり。私の手元の譜面台にiPhoneを引っかけて録ったので、若干私の音が大きく聞こえますが…やっぱり音程がぁぁぁぁ…(悲)

あと、終盤で音が途切れてるのは仕様です…シメの演奏だったのに、途中でズレてしまったので、「なんかすっきりしないので、最後だけもう一回!」とズレる前から弾きなおした時の録音と繋げて合成してます(笑)

というわけで、楽しくも、苦しくも(爆)あった初めてのアンサンブルレッスンが終了しました。ま、色んな意味でいい勉強になったわ……疲。それでも苦痛にならないのは、ひとえにI先生の巧みなご指導ゆえでしょう。

この曲は、年末の発表会のアンサンブル曲に持ち越しが決定していますが、今のメンバーが今のパートのままで持ち越すかはグレイゾーン(特に私)です。
今回は弦楽パートだけのアンサンブル編成でしたが、発表会ではフルートが2パートくらい入るかもしれないということで、まだ調整中だそうです。
そうなるとまた違った雰囲気になり、楽しみ♪

あと、今日代表T先生から新たに伺った話では、『ハレルヤ』のコーラスアンサンブルもあって、それは楽器を習ってる人も歌で参加していいのだとか。
私、合唱やりたいかも!だって、学生時代、文化行事でクラス対抗で歌う合唱はいつもピアノ伴奏をさせられて、まともに歌えなかったんです…だから!

しかしそうなったら年末の発表会の私の参加パートは、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、ボーカル…とものすごいことに……。