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ヴァイオリン覚書♪9年3ヶ月~335回めのレッスン2014年07月29日

今春から取り組んでいるヴィターリ『シャコンヌ』ですが…
週末たまたま、お子様が鈴木鎮一ヴァイオリン指導曲集(以下、鈴木教本)でレッスンをしている、学生時代の友人と雑談して、(そういえば鈴木教本では何巻に収録されてる曲なんだろ?)とググってみたら……あれ?ない???マジ???

じゃあ、スズキメソードではどのレベルの学習者が取り組む曲なの?と確認してみたら↓、研究科Bというクラスでした。

そもそもこの曲を申告する以前に、先生がメンコン(メンデルゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調)とか弾いてみませんか?」と仰ったから、じゃあヴィターリを!とお願いしたのですけど、そのメンコンが研究科C

そりゃ難しいわけですよ。高等科以降研究科Bまでの課題曲すっ飛ばして臨んでいるわけだから。

ちなみに、以前申し上げたとおりYAMAHAのアルバムEXに収録されているものは簡易編曲版で、あたばよ(新しいバイオリン教本)は内容未確認ですが6巻に収録されています。

まぁ、でもそれらに準ずるレベルの曲へ順次取り組んでいたら、一生かかっても辿り着けなさそうって事もよくわかったので、何年かかっても弾きこむ覚悟で頑張ります!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、とうとう…E先生とのラストレッスンです…(T-T)
今日はD先生も立ち会われましたので、一年ぶりに再会し、お変わりないご様子で何よりでしたが、ご挨拶もそこそこ、レッスンスタート。

■ト短調の2オクターブスケール
ヴィターリ『シャコンヌ』の調です。
今日は4&8&15音スラーを順に弾きました。先週は色々と…ありましたので完全に自習不足でしたが、基本に立ち返って集中して弾いたら、全部一発クリア!

「調子いいですね♪音程も移弦も、とてもきれいに弾けていらっしゃいました」

隣に座って見学していらしたD先生が、うんうんと頷いて下さっているのが、横目に見えてめちゃホッとしました。
出端でいきなり凸凹なスケール見せちゃったら、D先生の留守を預かる形で1年間教えて下さったE先生の立場ないですもんね。

とか思ったら、なんかいつになく緊張してきたぞ~~~!!


■ト長調の重音1オクターブスケール
ヴィターリ『シャコンヌ』で重音に苦戦しているので、先生が新しい練習曲に今回持参してくださり、今日もDG線の1オクターブ重音スケールを…今日は単音で確認せずいきなり重音で弾きました。

1stポジでG3&D1から、2ndポジでG3&D1への移動は何とか探りながらも捉えられましたが、続く2ndポジG4&D2の音程が捉えづらく、やや苦戦。探りつつ、確認して弾き直しつつなんとか1オクターブを往復しました。弓圧は適正に両方の弦を鳴らせていますので、フィンガリングが体にしみこむくらい弾かないとダメですね。

「反応はだいぶ良くなってきましたので、ポジション移動の間隔と左手の位置をある程度覚え込んで弾けるようにしていきましょう。引き続き他の弦のスケールもD先生にレッスンして頂きましょうね」


エチュード3回目です。1回めはややゆっくりめの速度で、途中まではE先生が一緒に弾いて下さって、途中から一人で最後まで弾きました。
前半はE先生も一緒に弾いて下さっていたし、音程もわりと正確に捉えられるようになってきたので、落ち着いてクリアに弾けましたが、後半2段のスケールあたりから音程があやしくなってきました。
音程に気を取られて、だんだんアップボウの量も減ってしまったみたいです。

「だんだんアップボウが減ってしまったので、均一に使うように注意して、少し速度アップしてもう一度おひとりで弾いてみましょう」

2回目は弓のアップダウンを均一に使うよう注意して、音程も音色もよりクリアに弾けたと思いますが…自習不足が祟り、弓に気を取られ過ぎて今度は後半1段の、特にラスト3小節のアルペジオのフィンガリングがわからなくなってしまい、ウダウダに~ぎゃ~!!

これ、上下に違う指番号が振ってあり、ポジ移動するタイミングが違うので、E先生は上の指番号で弾くつもりでいらしたみたいですが、私はよりポジ移動の少ない下の指番号(ハイポジまで上がったらほぼ上がりっぱなしで弾けるパターン)で弾いていたため、ここでちょっとラスト三小節のフィンガリングをお互い再確認。

移動が少なくて弾きやすいという怠けゴコロもありましたが、ヴィターリ『シャコンヌ』では延々ハイポジションで分散和音を奏でるパートがちょくちょく出てくるので、そのトレーニングにもなるかなと思って、一応私なりに考えて下の指番号を選択していました。
という個人的な考えは申し上げませんでしたけれども結局、下の指番号でOKという事になり、もう一度ラスト三小節だけ確認演奏して終了。

このエチュードは次週、D先生とのレッスンへ持越しとなりました。


ヴィターリ『シャコンヌ』
クロイツェルの指番号のアレコレで時間が押してしまい…今回も苦戦している重音オンパレード↓だけを確認演奏しました。
ここから先の残り1/3、なかなか進みません…。
 grandioso=壮大に
さきほどの重音スケールより、動きやポジ移動は複雑ですが、繰り返し部分演奏、部分自習を重ねるうち、少しずつ流れで正しい音程を捉えられるようになってきました。
最初は全く弾ける気がしなかったけれど、今は弾きこんで行けば弾けそう…?な気がしてきましたよ!
曲想を保って弾く事は遠い目標に眺めて、まずはフレーズの流れで弾く事を目標に……

今日は勝手にE先生の威信を背負って(苦笑)D先生の視線をひしひし感じながらのレッスンでしたので、なんかレッスンが進むにつれて妙な緊張感が高まり、変に慎重になりすぎて、十六分音符の後の単音八分音符から重音八分音符へのスラーがどうもブツ切れになってしまいました……(T-T)
が、ひとつひとつの重音の音程は、かなり頑張って近い音色を探っていけたと思います。

隣でD先生もなんだか力が入って(もうちょっと)(うううーんっ)という感じで一緒になって弾いてる気分で見守って下さっていたのがめっちゃわかりました(爆笑)し、E先生もリードしながら丁寧に修正して導いてくださいました。

重音はとにかく耳を鍛えて、指の間隔を感覚で掴んで、耳の感覚とマッチングさせていかなくては。

「ひとつひとつの重音の精度はだいぶ上がってきましたので、スラーが途切れないよう弾けるように、引き続き頑張りましょう」

というわけでE先生とのラストレッスンは、ラストだから特別に何かやったわけでもなく、通常運転で終了。
D先生にちょっとは成長した姿を見せられたかどうか、いや~正直イマイチな出来映えだったかもですが、今後のD先生とのレッスンでリベンジしたいです!

最後にE先生、私、D先生の三者で、1年間のレッスンでやった曲などを振り返りつつ今後の進行を確認し、引き続きヴィターリ『シャコンヌ』弾きこみながらクロイツェル教本やら重音スケール等々、当面これまでどおりの進行で進めて頂く事になりました。

YAMAHAアルバム3の曲も3曲くらいやり残しがあるので、その旨はE先生とお互いに口頭で確認して、ヴィターリ『シャコンヌ』のレッスンが終了したら、そちらに戻るかはD先生におまかせすることに。

帰り際、お礼に編んだニットを差し上げました。
ひと針ひと針、心を込めて編みました。
本当は、ヴィターリ『シャコンヌ』を完奏させて、そこそこ曲想を出しながら今持てる技術の限りで弾き切ってお礼としたかったのですが…力及ばず無念……。
その代わりとして、私の手ずから精一杯を込められる作品、編み物に1年間の感謝の想いを託します。
E先生、1年間という短期間にも関わらず、本当に丁寧なご指導をありがとうございました。
またご指導頂く機会、お逢いする機会がありましたら、今より成長した演奏を披露したいです!