移弦が多くて弓がもたつき、音がクリアに鳴らせませんし、左手と移弦のタイミングもいまいち噛み合っていない( ノД`)シクシク…1段の終わり1小節と、3&2→3&2のポジション弦がしづらくて左手がもたつき、ここがつまるから次の4&3も反応しづらくて捉えきれずに音が鳴らない事もある( ノД`)シクシク…2段の終わり1小節の十六分音符です。
と自ら問題点を提示した後、上記箇所を一度演奏しました。
そしてやっぱり弾けませんですた…( ノД`)シクシク…
「ホントですね~、確かにここは難しいです。焦る気持ちも良くわかります。
まず、前半の方ですが、今拝見していて気づいたのは、弓の角度がD線寄りになっていて移弦がスムーズに行かない印象を受けました。ここは前3音のD線からいきなりA線!と思わずにソミ…次のソで気持ちをA線寄りにすると移弦が最小限で滑らかになります。3音めのソに入ったあたりで弓手の肘の角度をA線寄りにする意識を持って、弾いてみましょう」
少し弓手の肘の角度をシミュレーションしてから、実際に弾いてみました。
最初は言われた事を頭で何となく理解しても、身体がついてきませんでしたが、まず十六分音符の部分だけ、楽譜を見ないで弓手を注視してみると、するっと弾けました。
ここに小節頭のロングトーンを入れると…A線からD線→A線という移弦パターンが増えるため、またちょっともたつきが出ちゃいましたが、それでもやっぱり弓手をガン視して弾くと、割と弾けてる。
おおお!見たら弾ける!
と呟いたら先生
「暗譜したら弾けそうですね(笑)」
こんなに無理矢理意識しなくても、自然と最小限の移弦で弾けるようになれば克服できるって事か。
移弦が難しいと思う時は、反応が遅いんじゃなくて無駄な移動幅が大きいって事なんだ。と今更気づかされました。
もうひとつの弾けないフレーズは、ゆっくり弾けばもちろん弾けるし、この一小節だけ抽出すれば割と弾けるのですけど、前フレーズが弾けてないがために生じた微妙な誤差が相俟って余計弾けなくなる…という自己分析を呟いたら、先生
「なんだかフィギュアスケートみたいですね(笑)
コンビネーション、ジャンプ前半失敗して後半つけられなかったみたいな( ´艸`)」
それ!それです先生!ナイスツッコミ!!
フィギュアスケートもリズムやテンポ感が求められる競技ですものね。
ここは前フレーズからの流れが整っていれば弾けそうですが、先生がひとつまた自習方法を教えて下さいました。
「こういう時は頭拍の音(レミ→ファソ)だけ抽出して弾いてみましょう。
ポジション移動の感覚も、まずスケールで掴んでみて、更に後拍の音(ド#レ→ミファ)も鳴らさず意識しながら弾いてみるといいですね。
3(&2)→3(&2)のポジション移動が厄介ですが、3より案外後拍の2→2も一癖ありますので、後拍の音だけ抽出するのもいいと思います」
なるほど。
弾いてみたら、頭拍の音だけ抽出して弾く分にはサラッと弾けたのですが、後拍の音を意識した途端に弾きづらくなり(;'∀')
むむむぅぅぅぅ。
教えて頂いた練習方法を繰り返して、スムーズに弾けるよう努力します。
まだ弾けてないとこがあるから、次回も小節刻みのレッスンかな。
今年に入ってからのこういうレッスン、多分先生は、1年近くレッスンして下さった結果、私に合う&私が求めているスタイルに路線変更して下さったのじゃないかなと思います。
去年教室を転入してG先生にレッスン頂くようになってからも、曲に関しては従来の先生通り、まず私の演奏をだいたい通しや指定箇所まで聴いて、そこから指導に入るスタイルでしたが…
今年に入ってから、初回レッスンで全体を聴いた後は、まず私の意向、私が弾けない自覚のある所を確認してからレッスンスタートするようになりました。
曲の難易度のせいだけではなさそう。
私からそういう希望を申し出たり、臭わせたりはしていませんし。
正直弾けてない箇所は言われなくても大体わかってるし、ある程度自己分析して原因もわかってる。
けど対処方法がわからないから、そこが知りたい。
って事を、先生も察して下さったのじゃないかな。
今はそれを細かく丁寧に実践して頂いているので、個人レッスンの利点が十二分に活かされた贅沢な時間だなぁと感じています。
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