ヴァイオリン覚書♪4年5ヶ月~158回めのレッスン2009年08月18日

盆明け後のレッスン。
ほとんど自宅に弾きこもっていたので
いつになく時間をかけて自習したのですけど…

うーん、感触はイマイチ。

レッスン2回目になる練習曲がボリューム的には一番少ないため
そこへ的を絞って臨みました。

前回レッスンはいきなり指定速度の80で弾かされ
宿題だったことを忘れていたこともあって
あたふた、どたばたなまま撃沈でしたが、
本日は伴奏くんの指定速度を落としてもらえました。ホッ。

何回練習しても、どうも音程がとりづらくて
レッスン当日もおそるおそるのスタートだったのですが…

あれ?今日は意外と調子いいぞ。

自習より速度がゆっくりだったのと
言われなかったのであえてヴィブラートをかけなかったおかげか
音程は結構安定していて、
1音入魂練習を繰り返したフラジオも綺麗に響いたし、
3弦を1スラーで駆け上がる八分音符12個の難点も
ちょっと走っちゃったくらいで音はしっかり出ました!

少し速度を速めてもう一度弾かされ、
第2、3ヴァイオリンのパートも先生の第1と合奏しましたが
これまた5thポジションの音程も安定していたし
本番が一番いい出来だった気がします!
細かいアドバイスは受けたけれど、さっくり合格♪

これで本日のノルマは果たした…バッタリ(屍)

新しい宿題、シモネッティの『マドリガル』は
一発合格は絶対ありえないのでリラックスモードで臨みました。

しかも私の苦手な曲調…
ようつべで見つけたのが、途中で切れてるんですけど
いろんな意味で素敵だったので、ご紹介しましょう。

★シモネッティの『マドリガル』
http://www.youtube.com/watch?v=k9EWcxNaU0o

これで柔らかいフィンガリングのイメージが掴めたのは
だいぶ大きかったかも。

伴奏なしのゆっくりめで弾き始め、
途中まで弾いたところで細かな指摘を何点かうけて
弾きなおしながら中盤まで弾きました。

これもフラジオがあっちこっちにでてきますが
今日はフラジオの調子が良かったようで
そこは注意されませんでした♪

音と音の繋ぎ目を綺麗に弾くために、
使う弓の量の配分などを逐一注意されたり、
フレーズの盛り上がり、盛り下がりが綺麗な山になるよう
途中で一音だけ飛び出たりしないようにとか、
全般的に弓の技術に関することが多かったようです。

確かに、フラジオやポジション移動にかなり気を割いていたので
弓はほとんどノーマークでした(汗)
どちらも同時に身につけられないのが
永遠の初心者の悲しさか…とほほ。

次はアンサンブルの課題曲、
しばらくやっていなかった『G線上のアリア』を弾きました。

最終的にはヴィブラートを入れて弾きましょうと言われましたが
今はなしで正確に弾く練習でいいと言われたので
この日はノンヴィブラートでとおして演奏。

あー…。

こっちは盆休み中の自習で重点をおいていなかったので
音程がボロクソでしたよ…。

しかも、言い訳するわけじゃないけれど
長い音符をきちんとカウントするために入る先生の手拍子が
なんか速かったんですよっ!

で、こちらも今日は弓の使い方に関して
徹底的にツッコミが入りました。

「音量の強弱をつける時、弓の速度を上げないで
速度は一定で圧力だけ変えないと
こういうゆっくりした曲では弓の力加減がモロに音へ出るので
手首で微調整を忘れずに」

なんでもない八分音符3つのスラーでも、
最初の音に弓をしっかり乗せて、
最初は弓の量多め、後は最初の勢いで弾いて
次の一番盛り上がる音でたっぷり弓の量を使って音量を出すとか
左手や移弦するだけでも頭がいっぱいなのに
本当にあちこちに気を配らなくてはいけなくて
単細胞はオーバーフロー状態です。

何度もこのフレーズだけを弾かされて
終わりがけに「あ!今の感じ!」という感触を掴んだところで
レッスン終了。

最後に先生からダメオシのひと言。

「音程はもうちょっと正確に取れるようにしましょうね」

「はい…。でも、速さってこれくらいなんですか?
もっとゆっくり練習していたので…」

と、ぼそっと反撃してみた私。

「あ、速かった?時間がもったいないから、
つい速めちゃったんだけど」

時間をまかれてたのかー!

そんなわけで今回は、良くも悪くも
速度が演奏におよぼす影響の大きさを思い知ったのでした。