右腕の痛みと痺れは依然として恢復へ向かいませんが、弾いてる間はわりと忘れてる…ってか、じっとしてる時の方がジクジクと痛いので、前日も多少自習はしました。
残り物で作ったお弁当↓だけど、おにぎり弁当よりは品数あるから、これ食べてちょっと気分を上げて…
・ブロッコリーの芯と鶏そぼろバジル(いなば)と茹で卵のチャパタサンド
・カレー風味の発芽玄米マカロニサラダ
ロキソニンが切れてくるとやっぱり痛くって、仕事中も悶絶してましたが……退社前にもう一度服用し、レッスン前にスギ薬局でアンマパスを買ってすぐ肩甲骨へペタして、やれる措置はとってからレッスンに臨みました。
今日はちょっと駒がズレてたので、先生に調弦して頂く際もやや時間を要しましたけれど、その間のお喋りで先生の楽器もフランス生まれと初めて伺いました。
「やっと修理から戻ってきたんですけど、表板が割れて、指板も細いらしくて替えてもらって、結構大がかりな修理だったんですよ~~」
ひぇ~~~!!それは大手術!!
「でもそれでもっと古い楽器と思ってたのが、案外新しかったのがわかってちょっとショック?裏板に落書きがあるから安く買えたって、母が言っていたんですけどね~~」
と仰る先生の楽器の裏板を見せて頂いたのですが、落書きというか、意図的に装飾された紋章のような図柄が上下2カ所に刻まれていました。
「こういう装飾楽器もありますよね?その類とは違うんですか??」
「ええ、落書きみたいです。裏だから弾いてればわからないんですけどね。ありこさんの楽器も相当古いですよね?なんだか見た目も音の感じも、同じ匂いがしますvvv」
先生の楽器の方が茶色が濃くて、私のは黄土色に近い明るい色ですが確かに、表のフォルムとか裏板の感じが似ています。
という余談と、ちょっと右腕が調子悪くて……と一言お断りした後で、レッスンスタート。
■先生作:A Minorの3オクターブスケール
『ラ・カンパネラ』の調です。今日も四分音符単音で、最初は先生と一緒に弾きました。
「音程も、響きもとても良く鳴っていますね♪では3音スラーでも弾いてみましょう」
スラーにしたらちょっとポジ移動のタイミングを見失って(苦笑)弾き直しましたが、二度目は落ち着いて弾けたので音程はそこそこ安定して、流れもある程度保てたと思います。
「毛がベッタリ吸いついて、音質も音程もとってもいいです。後は三連符の弓の量を1音ずつ均一に使うと、1つずつの音の質がより均一になるので、大体弓の量を三等分して使うようにしてみてください」
まずは一人で通し演奏しました。速度は弾く前に先生が指定した多少ゆっくりめ。
だいたい暗譜できましたけれど、ちょっと不安なところはチラ見して、なるべく丁寧に弾きました。
「素晴らしいです!!ボウイングの癖が直って、もう音が全然違いますよ!この楽器が持っている本来の音が綺麗に鳴っていますvvv」
ホント!?やった~~~~!!!!
自習時間は増えるどころか減ってるくらいでしたけれど、自習する時はまず
壁練で通して弾いて、
ガラス扉に映った姿を見て肘が固定されているのを確認しながら弾いて、ちょっとでも動いてきたら、
いったん右手の脱力を図り、
左手で肘を押さえ、下腕を脱力してアップダウン均一に動かしながら解放弦でボウイングして確認…という練習を繰り返しました。
まだうっかりすると余計な力が入って上腕が動きかけたり、下腕の動きが小さくなってきて指弓に頼り過ぎたりする傾向がありますので、完璧に直ったとは言い難いのですけど、それでも出来ていない時の”気づき”が早くなったし、すぐに修正する術も身についてきました。
それらが結果となって音に表れたというのが、何より嬉しいですvvv
ヨメ(楽器)を迎えてもうすぐ3年めに突入しますが、それまで本来のポテンシャルで鳴らせていなかった事を反省しつつ……ようやく”家族”へとレベルアップかな???(笑)
「音質が安定してきましたので、後は部分部分で微妙に捉えきれていない音程を修正していきましょう。
前半はほとんど完璧ですので、4段目でポジション移動が入ってくるあたりから、全体的に若干ですが音程が下がり気味になってくるのを、意識的に高めと思って取るようにしましょう。
後半も1オクターブ跳躍するアルペジオでわずかの高低差がありますので、重音で1オクターブ鳴らしながらポジション移動する練習をして、指の位置と音程の感覚をより正確に詰めてみてください。
当初から格段に良くなっていますから、この調子で仕上げていきましょう」
出来なかった事が出来てると褒められた時の達成感は、気持ちがいいです~~vvv
★パガニーニ『ラ・カンパネラ』ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調より
クロイツェルと同じ事を注意しながら、サルタートの弓の使い方、腕と弓量を注視して自習してきました。
「前回、最後の重音が苦手と仰っていたので、まずそこを確認しましょうか」
3音の重音、1,2,3の指で3弦を捉えてズ、ジャーンと弾きます。
難易度が上がる要素としては、直前の単音がG線、そこから移弦し四分休符のうちにD1、A2、E3を捉えて重音となり、E3が結構拡張ポジションになるあたりでしょうか。
四分休符半くらい欲しい、というのが本音(苦笑)
まず重音を単音で3つ音程確認し、2音ずつ重音で鳴らして響きを確認し、三音重音でズ、ジャーンと鳴らして、直前のG線からの流れで演奏できるか確認しました。
ゆっくりめで弾いたので、わりとすんなり弾けたのですが、曲の流れの中で最後にちゃんと弾けるかな……ドキドキ。
今日はゆっくりめの速度で、伴奏君と、先生も帆奏して下さって一回目の通し演奏をしました。
音程はわりと正確に捉えられたし、サルタートも響きを殺さないよう注意して弾けていたと思います。
装飾音符もハッキリ聴こえるように注意しました。
が、伴奏君……中盤の”meno mosso”(メノ モッソ=速度を緩める)以降、特に指示のないところで結構抑揚がついてて”meno mosso”(笑)
先生も伴奏君に翻弄されて(笑)中盤はお互いうやむやのまま、最後まで弾き切りました~~~。
「うーーん。この速度(ゆっくりめ)だと”meno mosso”のところがかなり緩んできますね~~。全体的には音程は取れていらっしゃいましたので、最後のアルペジオのアクセントをハッキリつけて弾いて頂くとよいと思います。もう一度、今度は伴奏にメトロノームも鳴らして弾いてみましょう」
再びメトロノームを追加し、伴奏君と、先生も帆奏して下さって2回目の通し演奏。
メトロノームがあると、”meno mosso”である程度カウントを保って速度が緩んでいる感じがつかめたので、なんとか伴奏君と息を合わせて弾けました。
最後のアクセントも忘れずに、重音も落ち着いて音程を捉えて鳴らせたと思います。
次回は速度アップして弾く事になりました。
速度が上がっても同じ事を注意しながら弾けるか、というところがポイントになってきそうです。
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