ヴァイオリン覚書♪4年10ヶ月~171回めのレッスン2010年01月19日

今日は朝からサイアクでした…。

ヴァイオリンのレッスン日はたいてい最寄駅まで
車で通勤して、いつもの電車に乗るのですが
満員電車にヴァイオリン抱えて乗り込むのは
毎度の事ながら大変です。

乗り込むスタイルは定まってなくて
その日の他の荷物に応じて
他の荷物と一緒に足元へ下げておくか、
ヴァイオリンは斜めに背負ったまま、
他の荷物を足元へ下げるか、
がだいたいのスタイルなのですが…

今日はチェロとのタブルレッスン&ヴァイオリンの教本が増えて
ヴァイオリンケース以外の荷物が重かった上
A4サイズの冊子が何冊も入るかばんは
たいてい取っ手の短いかばんなので…
レッスンバッグ、それ以外の日常携帯品の入った
重いバッグを両手で持って足元に寄せ
ヴァイオリンは斜め背負いのまま乗り込みました。

タイミングがよいと、扉より少し奥に入れて多少マシなのですけど
今日は奥へ入れず向かい合う扉と扉の中間くらい。

動きはじめて間もなく、背後のオヤジが窮屈らしく
ゴソゴゾ動きだしました。
どうも私のヴァイオリンケースが目の前に来るのがイヤみたいで
しきりと身じろぎしてきます。
しかし満員電車の人ごみにすっぽりおさまっている私、
両手にも二つの重いカバンを抱えており
動き出した車内で今更ケースをどうこうすることはできません。
人ごみにケースを引っ張られて紐の金具が壊れたこともあり、
ケースだけ引っ張られないよう
やむなく片手で重いかばんを持ち、
空いた手でケースの持ち手を持って
あちこちいかないようキープするのがやっとでした。

自分の前から離れないケースが一層うざくなったのか、
例のオヤジはそのうち「何だコレ…っ!」と愚痴り出し
あろうことか私のヴァイオリンケースをガッと
(背後なので見えなかったけど多分手で)押しのけたのです。

ケースに引っ張られた私はよろけて倒れかけましたが
他の乗客に迷惑をかけては大変なので
なんとか踏みとどまりました…。ホッ…。

しかし後ろも振り返れないほど満員の車内。
文句をいいたくても相手の方を向けません (T-T)
そうでなくても最近マナーの悪い乗客が多く
出勤前、朝っぱらからトラブルに巻き込まれるのはイヤだったので
後ろを気にする素振りを見せながら
大人しく降車駅までの2駅間辛抱したのでした。

たった2駅、およそ8分の出来事でしたが
乗車してからずーっとあれやこれややられてたので…
これまでで最低のパターンでした…。
私自身も気分を害した上、
相手の多分憎たらしい顔を拝んだら余計いらつくため、
さっさと次の電車に乗り換えましたが
ホント、サイテーなオヤジだった…。
楽器じゃなくても、他人の荷物を何だと思ってるんでしょう。

っていうか、次々と人が乗ってきて混むのがイヤなら
私より前の駅から乗ってるんだから
もっと奥の方へ行けよ!って感じです。

オヤジ世代が「最近の若い者は…」と愚痴ったりしますが
車内マナーは最近私が遭遇した限り
50代前後のオヤジたちが相当悪いです。
混み合っている電車で若者がちょっと奥へ行こうとして
彼より奥にいたオヤジにちょっと肩が当たっただけなのに
キレて車内で喚きたて、暴れて周りを巻き込んだこともありました。
酔って最後列の車両に乗ってきたオヤジが
大声で車掌さんに絡んだり、
それを注意した若者に絡んだりしているのに
明らかに同僚らしき男性は止めもせず、他人のフリをしてました。
女性があと一人、ぎりぎり乗れるか乗れないかの車両で
「もう少し奥へ行けませんか」と行った他の若者(男性)に対して
「お前が出ればいいだろう!」と罵倒したオヤジもいました。

しかも困ったオヤジを注意するのは
たいてい同世代のオヤジじゃなくて、それよりずっと目下の、
2、30代ぐらいの人なんですよね。
彼らより分別があるはずなのに…
おそらく巻き込まれるのがイヤなんでしょうね。

色々なストレスを抱えている世代なのでしょうが
見ず知らずの他人に発散するのは止めてほしい。
と改めて、心底思ったものでした。

…とまぁ、グチが長くなってしまいましたが
レッスンまでには気持ちを持ち直して
先週の課外授業のお礼を述べてから、レッスンスタートです。

ト短調のスケールはスラーをつけて2パターン。
今日は我ながら割といい感じに弾けて
移弦も比較的スムーズに一定スピードを保てたと思ったとおり
先生からもすんなりOKがでました。

次回の宿題は6thポジションまで使ったト長調、ト短調のスケール。

「7thポジションからは左手が楽器に乗っかってきますけど
6thポジションは親指の付け根が乗るくらいの角度です。
指は丸くアーチを崩さないように、親指と人差し指が
コの字になるようにしてね」

6thポジションの左手の形を確認して
単音、スラーでやってくるのが新たな宿題になりました。

エックレスのソナタは第1楽章を通して弾いたところで
音程や弓の使い方より何より
ヴィブラートの使い方に細かい指導が入りました。

「うーん、やっぱり全体的に、2の指のヴィブラートが小さいなぁ…。
出だしからもう一度やってみて」

と言われてA線の2thポジションの2の指から
ヴィブラートをかけたのですが…

「ストップ!ここは出だしもある程度の音量で勢いつけて
次の音で更に音量もヴィブラートも大きくしたいので
初めの一音でもっとたっぷりヴィブラートを使って、
その勢いを止めずに利用して、
次のヴィブラートをより大きく出すんだけど
ヴィブラートが途切れちゃってるから、響きやすいA線の
最初の音の方が大きくなっちゃってる。
もう一度指の第一関節を柔らかく動かしてやってみて」

2の指の第一関節はどうもまだ硬くって
なかなかペコペコしてくれません…(T-T)
へこませようとして下へ下へ力が入り込んでいくようで
手のひらの角度も卵大の空洞が潰れていってしまいます。

「もうちょっと指を立てて、そこからかけたら…
ほら、もっと動くでしょう?」

先生が横から私の左手を持ってフリフリしてくれると
すんなりへこみます。
ただそれを自発的にどう動かしてよいのか、わからない…。

何度かやっているうち、何となく余計な力が抜ける瞬間は
うまくかかるようになったのですが
すると楽器を支えている首の左側面が
攣りそうになってきます…。

たまらなくなって弓手でちょっと楽器を支えて
やったら、あれ?すんなり出来てる(笑)

「先生、楽器を支えたら出来るみたいです」

「え?じゃ私が持ってるから弓も使ってやってみて」

ビヨビヨビヨ~……出来てます。

「ホントだわ」

「どうも楽器を支えるために、どこかへ力が入ってるみたいです…」

「顎で支えられるようにしてください」

「………」

それをどうやったらいいのか、
前からよくわかってないんですよね~(爆)
いつまで経っても基本の構えが出来てない永遠の初心者…。

第1楽章は最後の一音も2の指のヴィブラートで終わりますが
ここのヴィブラートもがっつり指導されました。

「ここはフォルテだから、関節も腕もフルに使ってもっと大きく!」

ビヨビヨビヨ~

今日はビヨビヨ強化デーです(笑)

第1楽章はほとんどヴィブラートで表現するパターンを練習し、
今日はいよいよ第2楽章へ。

譜読みと言われてから初めて、レッスンでまともに弾くのですが
先生と一緒に…って、けっこうな速さですっ!

ついてくのにかなり必死でしたが
年末年始でほぼ暗譜は出来ていたため
音程は先生の帆奏もあってわりとしっかり取れていました。

ただ、古典なので切って弾くようにと言われていたので
全体的に切って切って弾いていたのを、
途中で「ここは切らずに」と何箇所か指導されました。

第1楽章とはうって変わった軽快なリズムで
テンポも速いので、自習でも二分音符くらいの音にしか
ヴィブラートはかけてこなかったのですけど
そこは先生からツッコミが入り…

「ここの頭の音もヴィブラートを短く素早く使って、アクセントぎみに」

とか言われました…。
去年までは最初の通し演奏だと
音程や弓の使い方などがメインだったのに
今年は最初から完全に完成形を目指して飛ばした指導が来ます。

同じようなフレーズは端折りながら
怒涛のようなスピードで第2楽章を弾き終えました…。

中距離くらい走り終えたような感じの私でしたが(笑)
先生の最後のひと言。

「なかなかよく弾けてますね。
あとはヴィブラートのバリエーションを分けて使って
ニュアンスがしっかり出せるようにしていきましょう」

ああ…滅多にないお褒めのお言葉が…。
キラキラキラ~☆

朝あったイヤな事も吹き飛びました(単純)

この曲、かなり長くかかりそうだと覚悟してましたが
案外大丈夫かも????
…イヤイヤ、ここからが正念場…っていうか
3、4楽章も新しいテキストでやるのか…
まだまだ気は抜けません(笑)

チェロ覚書♪♪0年10ヶ月~19回めのレッスン2010年01月19日

携帯に便利でお役立ち♪
これ、チェロの発表会の記念品で頂いた爪きりです。
可愛いでしょう~vvv
声楽コースの生徒さん以外は重宝しますよね♪
早速レッスンバッグにくっつけました♪

さてチェロは今年最初のレッスンです。

レッスン15分前に教室へ到着すると、
代表の先生と私の先生が待合テーブルにいらっしゃいました。

「明けましておめでとうございま~す。
今年もよろしくお願いします」

と両先生から先にご挨拶いただいて

「あ、そうだった。新年のご挨拶がまだでしたね」

と慌てて返す私。

「あ、先生の髪が短くなってる!でも私の方が(切った長さ)勝った…」

「あら!ホント!短くなってる!」

先生も私も一緒に髪を短くして、リフレッシュです(笑)

レッスン時間まで余裕があるため
またまた代表の先生から紅茶のサービスが(笑)

「時間までゆっくりしてください♪
あ、お菓子も召し上がってくださいね♪」

わーい♪(笑)
このパターンは完全に定着しましたね(笑)

紅茶を頂いて、遠慮なくパウンドケーキをワンピース、
ほおばりながら雑談しました。

チェロの生徒さんは本日づけでも増えたらしく
合計14名になるそうです!
私が始めた当初(昨春)は7、8名でしたから倍増!
教室自体の生徒数も200名を突破したらしく
新コースも開設されてますます賑わいそう。

というわけで時間になったのでレッスン開始。

発表会からちょうど1ヶ月ぶりでしたが
ヴァイオリンの譜読みが手間取ったため
それほどがっつり自習はしていませんでした。

でも余裕があったので基本のスケールを
弓や指の動きをじっくり見直して
要点を押さえて自習してきたつもり。

スケールはウェルナー1巻後ろのページの、
シフティングのあるト長調と、1と2の指を大きく開くニ長調、
指を開く+シフティングが2度入るイ長調のスケールを
単音で順に弾いていきました。

音程、響きは、我ながらなかなか♪
先生からも

「音程はいいですね♪シフティングもだいぶよくなってきました。
ただ、まだ指がちょっと潰れてしまうので
指先だけで押さえないよう、アーチを保って
腕から柔らかくシフティングできるようにしていきましょう」

と好感触。
次回はスラーを入れてくるのが課題。
自習ではすでに入れてやっているので、ノープロブレムです。

同じくウェルナーから、ハ長調で全弦使った
3音でひとつスラーが入る変則的なスケールの練習曲と
同じ旋律にスタッカートを入れてスラーを替えたバージョンをやりました。

ヴァイオリンでもそうですがスラーの間に移弦が入っていると
ボーイングによりいっそう神経が必要です。

でも弓手の持ち方、運び方をだいぶイメージできてきたため
わりといい感じに弾けました♪

「弓の使い方がだいぶ柔らかくなってきましたね~。
音程もいいので、あとはスタッカートの後で弓を戻すのを
もっと素早くできるといいですね」

おおお~♪頑張ってきたところが
ちゃんと出来て、評価されるのは気持ちのよいものです♪

残り5分で、鈴木の教本1巻から「ロングロングアゴー」を
1回通して弾いて、弓の使い方の指導を受けました。

「音程は問題ないので、弓の量だけじゃなく
圧力で強弱をつけられるようにしましょう」

強く、大きい音を出そうとすると
どうしても弓の量が多くなって次のフレーズへ
スムーズに繋げにくくなったりします。
それを圧で調節していこうということですね。

ヴァイオリンで大きい音をしっかり出す時は
たいてい弓をたっぷり使うか、速く動かすかで
ある程度の効果が出るのですが
チェロは弦の反発が強いせいか
速くすると弓が浮いてしまい却って音が出なかったり
たっぷり使えば先述の通り流れがうまくいかなかったり。

実際1回弾いた時は中盤フォルテで弾くところを
かなりべったり弓を弦へ乗せて量も使ったので
フレーズの山ができず
全体的にのっぺりした印象になってしまったようです。

そこを先生が仰るには

「弓の量は少なめで、音の頭で思い切り圧をかけて
余韻を利かせてください。
そうすると後の短い音にもアクセントが利いて
フレーズに奥ゆきが出てくるので
弓の使い方で色々表現を出せるようにしましょうね」

とのことです。

ヴァイオリンでもさんざん言われてきて
今もまだ言われているので
ここは永遠の課題になるでしょうね。

先生の伴奏と合わせて、ある程度ニュアンスを出せたところで
合格をもらいました。

次回レッスンは来週ですので
すでに宿題になっている「アレグレット」と
できればということで「楽しい朝」が宿題になりました。

さて今回はレッスンの途中で

「発表会にソロで弾くかどうかは別として
ある程度難易度の分かれた曲が一冊に収まっている
曲集か、弾きたい曲の楽譜のピースを探して用意してください。
1曲に少し時間をかけて弾き込んで行きたいので…」

と言われました。
話の最初の前提はあくまでもポーズで、
これはソロデビューさせようという先生の戦略とみた(爆)

でも同じ事を相棒ひろちゃんも言われたようなので
とりあえず気長に(笑)探してみようかと思いつつ…
ピースでもいいなら、最近買った新しいヴァイオリンのテキストで
一部載ってるチェロパートを弾いてみたい気も。

今後ヴァイオリンのレッスンで、ヴァイオリンパートをやるはずで
どうせ買っちゃった本なら隅から隅まで活用したいし
両方弾けたら楽しいですよね。

そのうち打診してみようと思います。