ヴァイオリン覚書♪4年11ヶ月~175回めのレッスン2010年02月23日

今日は急に気温が上がって暑いです…。
楽器に加え、楽譜をいつも以上にいっぱい持っていたので、
汗だくになりながら教室へゆき、
準備をして前の生徒さんが終わるのを待って
いざ自分の番になった時……

先生から衝撃の告白が…!!

なんと先生、来月いっぱいで退職されるとのこと!
えええええ~!?

なんでも昨年ご結婚された旦那さまの急な山口県への転勤で
新婚早々単身赴任させるわけにもゆかず
やむなく退職の運びとなったとか。

ヴァイオリンを習い始めてから来月で丸5年、
ずっとお世話になってきた先生だったので…ショックです…。
もし先生が変わるとしてもお子さんができて産休とかかな~
と思っていたので、まさかこのタイミングとは想定外でした…。

というわけで気を取り直して?レッスンスタート。
今日も自分で5度調弦をやりました。
どうやらそろそろ自分で調弦する方向になってきたようです。

スケールは変ホ長調とハ短調を単音で弾き
音程はいいのでポジション移動で若干弓とのタイミングが合わず
雑音が混ざるところに注意して
次回は4音ひとつスラーでやることになりました。

練習曲ふたつのうち、後のひとつはまずまずの仕上がりで
合格をもらえたのですが…
最初のひとつは4の指でブリッジしたまま隣の開放弦を弾く時
どうしても指の形が崩れて左手の手のひらに空洞がなくなり
2の指のポジションがずれると同時に
ハーフポジションの取り方も崩れてしまうため
左手の形に気をつけて速くクリーンに弾けるよう、
次回持ち越しとなりました。

少し長い練習曲が新たな宿題になり
先生が模範演奏をして下さったのですが…
なんだかよくわからない旋律で譜読みが厄介です…。

ゴセックの『ガヴォット』は通して弾き、
前半はよく弾けていると言われましたが
やはり後半の重音連続と、スタッカート連続が鍵です。

ムリに重音にしなくてもよいと言われていたのですが
二度目の挑戦ということもあって
それなりにレベルアップを計りたいと思い、
あえてチャレンジしていた私。

先生も

「重音、頑張るね~。だいぶ音が取れるようになってきたけど
誰かに聴かせる時はナシで弾いた方がいいですよ」

とのこと。
そんな機会はここでレコ公開する以外では多分ないです(爆)

後半のスタッカートはまだ力加減が均一にゆかず
フレーズごとにムラがあってだんだん力が入って雑音がまじるため
弓手の力を抜いて、弓は量をあまり使わず、少し寝かせ気味で
軽やかに弾く練習を何度かして
次回仕上げ…?

次の宿題曲を先生が探しかけたので…
おそらく今の先生に習う最後の曲になると思ったら
やりたい曲をお願いしたくなり、思わず

「先生、ニューシネマパラダイスの曲がやりたいです!」

と言ってしまいました(笑)

実はチェロの相棒が目標曲に掲げて
ダメ出しされた曲です。
私も映画がとても好きで印象深い曲だったので
どのくらい難しいのか弾いてみたいと思っていました。

「映画がとても好きなので…」

と言ったら、先生も好きな映画で
なぜか映画の内容で若干話が盛り上がり(笑)
結局宿題になりました♪やた♪

曲集はメドレーになっているので、
映画で使用された複数曲のサビがいくつか組み合わさっています。
とりあえず前半部分を先生が弾いてくださり
フィンガリングを確認して次回譜読みしてくることになりました。

たまたま次の生徒さんがお休みになって時間が空いたため
15分延長で5分雑談し、20分オーバーのレッスンでした。

うぉう!チェロのレッスンに慌てて移動です。

チェロ覚書♪♪0年11ヶ月~22回めのレッスン2010年02月23日

移動の電車もちょっと遅れていて、若干焦る私。
ホームで電車を待つ間、だんだん先ほどの衝撃の事実に
現実感をおぼえ始めました。

レッスン中はとりあえずびっくりしたのと
他の話でバタバタしてて深い実感がなかったのですが
だんだん不安になってきました…。

新しい先生に馴染めるのかな…どうしよう…。

色々ぐるぐると頭の中に複雑な想いが入り混じりはじめ
とりあえず時間前にはチェロの教室へ到着。
目標曲を掲示板に書き込まなくてはいけないと思い
アンサンブルその他のスペースには

もののけ姫のED『アシタカセッ記』

と書きました。
自分の個人スペースにはというと…

先日リットー本で難易度Cになっていた希望曲を提示し
残念ながら選曲しなおしとなった相棒の話を受け
作戦をやや修正して臨むことに(姑息)

一応、無謀を承知で件の、フォーレ『パヴァーヌ』を提示。

多分ムリと言われるので、第二希望で先回紹介した曲集から

J.Sバッハ『ブーレ』(たぶんリュート組曲第1番の「ブーレ」のアレンジ)
チャイコフスキー『アンダンティーノ』(交響曲第4番第二楽章のアレンジ)

を提示。

なぜ二曲かというと、
両方見開き半ページのボリュームでシフティングなしでも弾けるので、
多分1曲だけ1年がかりでは物足りない…
何より私自身が飽きそう…(爆)
でもだいたい知ってるフレーズなので
すでに譜読みが出来てるも同然で、二曲とはいえ気分的に楽、
レパートリーも増えていいかと思ったためです。

私的には後学のためシフティングのある曲を選びたかったのですけど
この本でシフティングのある曲は…譜読みが…面倒(爆)

あと、万が一先生の陰謀から逃れられず
発表会で弾かされることになった場合、
バッハなら二重奏なので誰か(多分相棒)を巻き込める(爆)し、
チャイコも現段階でなんとか弾きこなせそうなレベルなので…

そう、ヴァイオリンの発表会経験で私は悟りました。
期間をかけて練習できるからといって
実力以上の曲を選択するのは
当日120%の能力を発揮できる自信のある方だけだと。

チェロの先生や他の先生もレッスン中で
待合室には誰もいなかったので、
こっそり書き込んで時間まで待とうと思っていたら
途中で中から私の姿を見かけたのか
チェロの先生がレッスン室から出てこられ

「ありこさん、何冊か候補になりそうな曲の本を用意したので
見ててくださいね」

と、3冊ほど曲集を渡されました。

あ、いや、一応作戦は立ててるんだけど…
私が選曲を渋っていたせいかしら?(笑)

とりあえず見せて頂いたところ……
…なんか全体的に難しそうなんですけど…

というわけで手堅い?布陣は崩さず、いざレッスンへ出陣!!

楽器のレッスン前に選曲の話を詰めました。

「どうですか?良さそうな曲ありました?」

と先生の用意してくださった曲集の話題を振られつつ

「フォーレの『シシリエンヌ』とかいいと思うんですけど、どうですか?」

と言われました。

え?それも十分今の私には難しいと思うのですが。

たまたまフォーレの名前が挙がったのでこれも運命?かと思い
件の『パヴァーヌ』の拾った楽譜を取り出して

「難しいけど今後の目標として、これをやりたいんです」

と譜面を見てもらったところ

「チェロの編曲は見たことないですね~へぇ~」

と興味深そうにチェックしながら

「音域もそれほど広くないですから、いけそうですよ?」

と予想に反した好感触。ただし

「あ…でもこの辺がちょっと今の段階では難しいかな…」

と目を通しながら先生がひと言仰ったので、
そのタイミングを見逃さず(笑)

「そう思って違う曲をふたつ選んでみました」

先述の二曲の入った曲集を差し出す営業マンありこ(笑)

先生はぱっと見て

「え、これは簡単すぎですよ~。すぐ弾けちゃいますよ」

と言いながら曲集の中の他曲をぱらぱらっと眺め

「でもこの本、なかなかいいですね。林先生だし、私も買おうかな」

と好感触。
そう、この本を監修された林良一先生は、名古屋の先生なんです。

「この本の曲をいくつかやって弾き熟していくのもいいですね。
長い曲に一曲集中するか、どっちがいいですか?」

と問われたため

「飽きっぽいので、得意系の曲をいくつかやって
数をこなしたいです」

というわけで、本年度の方針決定。
まずは交渉成功といったところでしょうか。

選曲の話でだいぶ時間が取られてしまいましたが
今日は教室のレンタル楽器も新しく増えたもので
音とか感触が全然違ったので、その辺の雑談もあり。

ようやく楽器のレッスンに入りました。

しかし弾き始めたら、慣れない楽器と…
やはりヴァイオリンの件で動揺が広がってきたらしく
なんとなく集中できず、練習してきたことがうまく出来ません。

スケールは、音程はいいので、左腕が下がりすぎないよう
しっかりネックに腕全体で体重を掛けることと
姿勢、弓手の腕の位置も崩れてきているので
気をつけるよう指導されました。

続くウェルナーの二重奏の練習曲も音程はいいのですが…

「うーん、やっぱりまだ硬いですね…」

この辺、柔らかく弾けるよう練習してきたつもりだったのですけど…
なんかうまくいかないのは新しい楽器のせいなのか…。

時間もあまりなかったので
今日は鈴木の教本はお休みして
さきほど自分で提示した曲のうち
J.Sバッハ『ブーレ』を初見で弾くことになりました。

ハ短調の曲で、短調のスケールはまだ習っていませんので
譜面に部分的に書いてあるフィンガリングを参考に
多少つっかえながら通して弾きましたが…

「やっぱり弾けちゃいますね。
あとはフレーズの切れ目を意識して弾くことと、
ハーフポジションとかチェロでは初めて出てきたと思うので
指をよく開いて音を捉えるようにしましょう。
私もちょっと弾いてみようっと」

と、最後にお手本で先生が弾いて下さいました。
当たり前のことですが、先生が弾くと別物に聴こえます。

「二重奏だから私と合奏できますね♪」

次のレッスンは次週ですが、他にも宿題がたくさん出たので
こちらはできる範囲までやってくることになりました。

ああ…やっぱりいつもより集中力がなかった気がします。

「実は…ちょっと動揺してまして…」

と後でぼそっとチェロの先生に、ヴァイオリンの件を白状すると

「ヴァイオリンの先生なら、うちの教室の先生の方が
すでに交流がありますものね~。
新しい先生が合わなかったら是非うちで!」

と先生からも営業されました(笑)

次週までに気持ちを立て直し、普段どおりに弾けるようにしたいです。