ヴァイオリン覚書♪6年5ヶ月~229回めのレッスン2011年08月23日

盆休み明けの初レッスン。前回レッスンから少し期間が開きましたが、前回いただいたアンサンブルクッキングの課題曲6曲の譜読みなどを中心に自習していて、通常レッスンの曲などはチョロチョロっと…ついでに弾いてたくらいでした。(爆)
どうせ練習曲も当日振り(宿題が出ないという意味です)だし、曲がさらっと弾ければ…という感じでしょうか。

度々説明していますが、今の先生は練習曲の宿題をほとんど出さなくて、ほぼレッスン日に指示されたものを弾くので、レッスン時間30分はものすごく集中力が高まります。それが狙いなのかもしれませんね(笑)

というわけで今日も練習曲はほぼ初見でした。

■教本3-P25のエクササイズ4 付点音符のリズム練習曲

複付点音符なんて滅多に出てきませんが、知らない方のために補足説明すると、付点がふたつついてて、元の音符の1.75倍の長さになります。この練習曲では譜面上は複付点四分音符と十六分音符がワンセットで1スラーついていましたが、今回はあえてスラーなしで、ボーイングの弓の量を計算して使えるように弾きました。これは複付点じゃないけれど似たフレーズのあるカーペンターズ『トップ オブ ザ ワールド』を弾くためのトレーニングでしょう。やはり先生のレッスンの進め方は理論的で実践的です。
初見は弓の配分がヘタでもつれましたが、2回目は1回目で配分量がわかったのでスムーズに弾けました。

教本3-P25のエクササイズ3 裏拍スラーの練習曲

これも明らかに似たフレーズのあるカーペンターズ『トップ オブ ザ ワールド』を弾くためのトレーニング。リズム感がない私には、初見で正しく拍をとらえるのが難しかったのですが、これも1回目でリズムが頭に入ったので、譜面を追うより耳で覚えたリズムに乗ってすんなりと弾けました。

教本3-P43の11 ト長調のスケールとアルペジオ

スケールはゆっくり単音、2音1スラーで速度アップ、4音1スラーでさらに速度アップして弾き、アルペジオはゆっくり単音、3音1スラーで速度アップして弾きました。まずまず丁寧に弾けました。

■ト長調の3度重音1オクターブスケール

これは教本にありませんが、教本に入ってて以前死にかけながらやった2オクターブの重音スケールを応用してやると先週いわれたもの。唯一の宿題でしたのでちょろっとは弾いてきましたけれど…2音同時にとらえるのはやっぱり難しく、今日は以前もやったように1音ずつ弾いて重音、のくりかえしで弾きました。音程は探り探りですけれど、なんとか弾けました。

カーペンターズ『トップ オブ ザ ワールド』

第2ヴァイオリンから始めるのかと思ったら、第1ヴァイオリンをもう一度弾きました。

「アンサンブルクッキングの曲をやることにしていましたけれど、実は次回、他の講師の方が見学されるんですよ~。だから普段のレッスンのカリキュラムをこなさないといけないので…『トップオブザワールド』の第2ヴァイオリンは次回やりましょう。今日は最後にアンサンブルクッキングの曲をちょっとみますね」

という事情からです。
今日は指定速度で、ヴィブラートもちゃんと使って、より軽快な雰囲気を出して弾くようニュアンスの指導を頂きながら、2回くらい通して弾いておしまい。

「もう十分弾けていらっしゃるので、次回第2もこんな感じで弾きましょう。じゃあ、アンサンブルクッキングの方を…パートはどうされますか?」

と訊ねられたので、以前の記事で備忘録したとおりに答えました。

「各コースでパートは統一しなくていいんですか?」

と逆に先生から訊ねられたので

「例年通りならいいんですけど、だいたいいつも第1に人数が偏ってますね。あとパートを曲ごとにかえると都度、席を移動しなくちゃならないので、その兼ね合いもあってこのように決めました」

と答えました。
先生方の事前研修みたいなのがあるはずなのですけど、まだなのかな?
私のほうが、今回初めての先生より詳しいのです(笑)

とりあえず全曲弾いてみたので、ちょっと迷うフィンガリングなどを確認したい曲から、さらっと弾きました。

~中・上級コース課題曲~
★ベートーベン『メヌエット』…第1Vn

3thポジから1stポジへの移動をどこでするか迷うフレーズが一箇所あったので、繰り返しなしで頭から半分くらい弾きました。

「だいたいOKですね。あとは付点の音符にヴィブラートを使ってニュアンスをくっきりとつけて、軽やかに弾けるようにしましょう」

たしかどこかで弾いたような記憶があるのですが、後半ちょっと移弦が多い部分とかあるので、そこも見てもらってスムーズに弾けるようにしたいです。

★ヘンデル『水上の音楽』…第1Vn

全課題曲の中で一番難しいのと、これも"ラララ"という旋律でA線の開放弦を使うか、4の指を使うか迷うフレーズがあったので、頭から繰り返しなしで通し演奏しました。
問題のフレーズに関しては

「そうですね~、ここは私なら最初のラだけ開放弦にして、後は4にします」

と伺い、それで弾いてみて、しっくり来たので決定。
前後フレーズの関係で開放弦だけだと次がもたつくし、全部4は前の流れからきつい
し、だったので、これなら納得です。

全体的にゆっくり弾けばそれほど難しくはないのですけど、アレグロと表記されてるだけで…多分結構速い曲なので、一般的なアレグロの速さで弾くと後半とか厳しいのです…。

「音程もほとんど問題なく弾けちゃってますね。さすがです。後はリズミカルに速さに乗って弾けるといいですね。今後そのあたりを見ていきましょう」

ところで今日はこの後、いつもの生徒さんのレッスンじゃなく、体験レッスンだったようなのですが、体験で使うサイレントヴァイオリンを用意しながら先生がひと言。

「でも、さすがですね。ありこさん、エクササイズ初見でも普通に弾けちゃってますから」

…え?っていうか、そのレッスン進行(練習曲の宿題なし)、ひょっとして私だけなのでしょうか?
これまでの先生方のレッスンでもチェロのレッスンでも、練習曲を当日振りというのはなかったのですけど、今ほとんど当たり前なので。
他の生徒さんのレッスンをはじめから終わりまで見学したこととかないので、謎ですよ。