ヴァイオリン覚書♪3年12ヶ月~143回めのレッスン2009年03月10日

Luthier_クリ-ナ-
ヴァイオリンを始めてからしばらくは、
練習後にきちんと本体を拭き掃除していなかったせいで
いつしか松脂がいっぱいこびりついたままになってしまいました。

今更普通に乾拭きしても取れる程度ではありませんでしたので
乳化した液状のクリーナーがいいと聞いて
いつもの楽器屋さんへ相談し
以来、薦められたこれを使用しています。

ルシエール、と読むのかしら???
フランス語っぽい響きですが、
ラベルのその他言語が英語表記のみなので、
おそらく英語圏の国の製品でしょう。

研磨剤が入っているものは、
うまく扱わないと本体自体を傷つけるらしく
こちらは研磨剤が入っていないので気軽に使えるとのこと。

1回ではこびりついた松脂を完全に落とせませんでしたが
たまにつけて拭いていたら、わりと綺麗に落ちてきたみたいです。

ところでまたまた備忘録。
3/14の4:00~6:15、アリーナ・イブラギモヴァの生中継が
BBC Radio 3でネット配信されます!
演目はリゲティのヴァイオリン協奏曲。

…し…知らない…この曲。
相変わらず彼女はマイナー曲ばかり演奏しますね。
プレイヤーが彼女じゃなかったら絶対聴かないだろう曲でしょう。

その他もチャイコフスキーの交響曲第4番など演奏されるようなので
録音しなくちゃ!


さて、前回先生からCDを借りて模範演奏を聴いてみた
ヴィヴァルディの協奏曲イ短調第一楽章ですが、
模範演奏の雰囲気に近づけるべく、
また音程やリズムの精度を客観視すべく、
例によって恐怖の録音を決行してみました。

以下は決して好奇心から聴いてはいけません!!!!
気力と忍耐力のある寛大な心の持ち主にのみ
笑いと勇気とカタルシス(?)を与えられるかもしれないというゲテモノですので(死)、
そのつもりでクリックしてください。

…はい、心の準備はよろしいですか?

PCの音量は極力しぼりましたか?

あ、毎度のことですが、
携帯のボイスレコーダーでの録音であることと、
私自身の技量の問題による、相当の雑音、異音は
十分にご覚悟願います。

ああっ!周りの誰にも迷惑をかけないよう
半径10メートル以内はご自分以外の人間を寄せつけないことを
激しくお奨めします。

ではでは勇気を振り絞ってスタート。

♪ヴィヴァルディの協奏曲イ短調第一楽章(伴奏ナシ) byありこ
http://www.asahi-net.or.jp/~ar4y-ktu/vivaldi_concert_1.mp3

……………………………………………………げふっ。

耳を通り越して、お腹いっぱい、胸やけ最高潮ですねっ(痛)

速度ゆっくりめで丁寧に弾くと、走ってしまう部分が落差で目立つので、
当初より随分速度アップして弾いたのですが
これでもまだまだ模範演奏のスピードには及びません。
途中つっかえてるし(T。T)

それよりなにより、全体的にものっすごい走って聴こえるのは…
多分、早く弾き切ってしまいたい気持ち…?
にしても、これほど音に表れるとは…。

音程ももはやどこがどうと具体的に言えないくらいあっちこっち乱れまくり…
終盤は魂が完全に解脱へ向かって逝き急いでますね…。

以上、あまりにツッコミどころが多すぎるので
もう何も言うまい…自分が辛くなるから(T-T)
とりあえず終盤の、走ってる上、音程が狂ってるアルペジオに集中して
レッスンに臨もうと決めました…。

いつものようにヴィブラートの特訓。
今日は1の指から3rdポジションで回数増やしてかけていきました。
第一関節は自覚もあるとおり柔らかい動きになってきたのだけど…

「戻すほうがちょっと速いです。指先に力をいれず、腕を使って
戻すようにしましょう」

ヴィブラート2、3回くらいまではなんとかいけるものの
6回になるとちょっとビッコをひいたように戻りが速くなり
10回は…左手の動きよりむしろ楽器の構えに問題が…

「楽器が下がって、左手に力が入らざるを得なくなってますね。
力が入ると速いヴィブラートは動きが小さくなってしまうので
もっと振るためには指先1点に、力じゃなくて意識を集中して
楽器はしっかり顎で支えて腕を使うように」

言われたとおりにやろうとするのだけれども…
…うー…最近どうも楽器が構えられなくて
左手で楽器を支えられないヴィブラートの練習はかなり辛いのです…。

「あイタタタタタ」

自習中は楽器を支えてる左側の首筋が痛くて
数分ヴィブラートの練習やるとこんな悲鳴をあげてましたけど
今日はレッスン中でも同じ悲鳴を何度も零してしまいました…。

「あー、相当体に負担がかかっちゃってるね。
ヴィブラートは無理して練習しなくていいから、家でも10分以内に留めてください。
前教えたように、壁とかで支えて練習しても全然構わないから」

だそうです(苦笑)
あんまり痛い痛いというのでさすがに無理と判断されたらしく
ヴィブラートの特訓はこれまで。

ヴィヴァルディの協奏曲イ短調第一楽章を、頭から弾きはじめました。

先生は私の楽器の構えが気になるらしく、
弾きはじめたらすぐ、私の左側に立って、弾いてるさなかに
私の楽器の角度をぐいっと上げ、
そのまま先生に支えられた体制で、たまに左手の角度もいじられつつ
ヴァイオリンの基本体制養成ギプスのような感じで
都度修整されていました(笑)

なので完全に動きだけに目線がいっていて
音程とかこの際無視です(泣)

中盤の音程が乱れるスケールの連続部分で乱れてつっかえたので
そこでいったんストップ。

「ヴィブラートの練習を始めたせいか、
最近どうも、一生懸命弾いてるうちにどんどん楽器が下がってくる傾向が、
顕著になってきたみたいね。
見てるとだんだん首が左に傾いてきて、
ものすごい無理な体勢になってくるんですよ。
楽器は体に対して45度。
開き過ぎないことと、顎はひいたら左に寝ないでまっすぐです」

もはやヴィヴァルディ云々より基礎練習の時間になってしまいました…。

楽器を構えて、A線の3rdポジションで1234と弾く練習ばかりを
しばらく続けました。

「じゃ、今日は残りの新しい宿題部分をやりましょう」

中盤は飛ばして、ラスト1頁分から再スタート。

途中でストーップ!

「また指ががちゃがちゃ動いてるし、ものすごく遠くから持ってきてる!
最近爪をだいぶ短くしてくれてるみたいだから
以前よりもっと左手を持ち上げて弾けるようになったんじゃない?
速いフレーズはその方が指の移動も楽になるので
左手の角度を確認しましょう」

確かに爪は今回短いんだけど
家事や編み物にはものすごーく不便なんですよね…。
携帯のSDカードのふたも開けられないし(笑)

とりあえず先生にされるがまま左手の角度を矯正されて
その角度を保ちつつ、同じフレーズを弾きなおしました。
最後のフレーズまではいけず、レッスン終了。

「左手の指の動きのくせはだいぶ直ってきたけど、
2の指がまだ動くね~。
さっきやったとおりの左手のポジションを保って
放すだけで弾くようにしてください。
音や弦によって少しポジションが変わると
戻ったときに前と同じ角度のままになってるので
注意してください。
あとは楽器の角度ね。
今のフレーズも一生懸命弾いてるうちに下がってくるので
鏡で見てから弾くとかした方がいいかもしれません」

週末に骨格矯正やったばかりなのに
今回、楽器を構えるのにはあんまり効果がなかったみたい。
ってことは私の構え方が悪いのね…。

はああぁぁぁ。もうすぐ4年になるというのに
今更楽器の構え方ですか。

またまたふりだしに戻ったよ…がーん…。

ヴァイオリン、まったくもって悪魔の楽器です…。
楽器の構え方なんて、習いたてでやることですよ。
出来てたはずのことが、ふいにここまでリセットされる楽器は
初めてですわ…。
相当ヘコム…。

次回レッスンまで二週間あるので
この週は1年目のつもりで楽器の構え方から学びなおしですね…。

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