ヴァイオリン覚書♪4年2ヶ月~150回めのレッスン ― 2009年05月26日
写真の上のがそれで
素材がカーボンファイバー製です。
普通の木製弓にするか迷ったのですが…
少し前に行きつけの弦楽器屋さんへ行って
弓を色々見せてもらい、工房の方にお話をうかがったところ
グラスファイバー製もセカンドボウとしてはおすすめと言われ
持たせてもらったら確かにそれほど違いは感じなかったので
これなら大丈夫かなと確認して…
結局そちらでは購入せず、ネットで安い弓を買いました (爆)
実は消耗品以外で弦楽器屋さんを利用したことが
ないんですよね~(汗)
相談した時の話でも、
弓は2万円くらいからのものが妥当だと薦められて、
そのクラスの品物を何点か持たせてもらい
ついでにもっと高価なフェルナンブーコの弓も持たせてもらいました。
ただ、ネットから検討していた弓が
それなりのものを実際に知って違いが歴然なら
買い直してもいいくらいの値段だったので
今回はお試しの意味も込めて安い弓をセレクト。
もともと使っていた弓も安いヴァイオリンセットの品なので
大した作りではないのですが…
見慣れてるせいか、新しい弓の作りの方が若干安っぽい気はします。
この写真だとまったくわかりませんが
毛箱の上の滑り止めとか、
その上の細い金属線が巻かれてるみたいなとことか
これは弓によってだいぶ違うのは当たり前なのですが
なんとなくチープな雰囲気…。
そもそもなんでセカンドボウを買う気になったかというと、
最初から使っている弓の毛が
どうしようもなくツルツルになっちゃったままだったから。
実はこれまで4年間一度も毛替えをしたことないのです(爆)
だったら先に毛替えすれば?って話なのですけれど
やったことないのでどのくらい時間かかるかわからなかったし、
弓を預けちゃったらその間自習は…?とか
色々考えた結果、ケースに弓が2本入るんだから
もう1本買って、古いほうをそろそろ毛替えするか
ってことになったのでした。
早く弾き慣らすためにも早速新しい弓を使いはじめたら…
毛替えの弊害が歴然とわかりました!
先日まで課題になっていたヴィヴァルディの協奏曲と
昨秋のアンサンブルの課題曲だった「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を
弾いてみたところ…!
別人のようにレベルアップして(ウソウソ)弾けたのです!
これまで移弦で雑音が入りまくってたのは
毛が弦を滑ってて余計な音を出してたみたい。
そしてどんなに松脂を塗ってもひっかかりの悪かった
E線やらD線もしっかりひっかかった音が出るようになりました。
っていうか、余分な力が要らなくなりました。
そのまま弾いていて違和感なかったけれど
よくよく弾き比べてみたら、今まで滑る力をコントロールしようとして
余分な力を使ってたんですよね~。
毛替え…怠るべからずです。
とりあえず古い弓は折を見て毛替えしようと思います。
※楽器屋さんの話では1時間くらいでできちゃうらしいし♪
さて、本日もヴィブラートの特訓から。
コツはなんとなく掴めてきたものの
コンスタンスにできないので、
自習でも日によってだいぶ仕上がりが違ったのですが…
この日はなんかダメでした…。
どうも弦に乗ってる方の指先に力が入ってしまい
音が潰れる上、ヴィブラートの間隔がまちまちになってしまって…
あと、コツがわかり始めた頃に指摘された
腕の振りがオーバーリアクションすぎるところ。
腕だけ振ってて指の第一関節が柔らかく使えていないので
更に力が入ってしまうようです…。
と、後から曲でもヴィブラートをやるので特訓はほどほどに、
指の練習曲に移りました。
宿題のつもりだった曲はすっ飛ばされ?
ボーイングが問題になっていた練習曲をやることに。
二弦の1、4の指を同時に取って
一弦ずつ四分音符で均一に弾いていくだけの
見た目は至って簡単な旋律なのですが…
前回指摘された
弓の先と元で圧力が減り、減速して音が萎んでしまうため
最後まで均一な音でひと弓ひと弓の音を繋ぐという課題が
きちんとこなせておらず…
弓手の肘から下を、円を描くように使って
A線からE線への移弦を速やかに行うという動作が
言われて意識的に直さないとまったく出来ていませんでした。
ボーイング、どこまでいってもボーイングとの闘いですね…。
最後はランゲの「花の歌」
中盤で先生の指示箇所へヴィブラートを入れて弾くことが
新たな課題でした。
で、ヴィブラートはやっぱり本日調子が悪く
うまいこと入ってくれませぬ…あうううう…。
そして最大の難関ともいうべき、超高音域フラジオ4つ。
ヴィブラートよりむしろここを集中して自習してきたため
最初の3音まではなんとか
息も絶え絶えながら音程はぎりぎり取れているレベルまで
もってきましたが最後の1音はお手上げ!
一音だけ弾くならできるのですが
この流れの中で弾くのは至難の技です…(T-T)
最後の一音の時、4の指に力が入りすぎていることと
手のひらの空洞が潰れて指のアーチがくずれていることを注意され
正しい指の形を再確認しました。
でも流れでこの形に持ってくるのが…。
4の指の力加減に気を取られると
どうしても1の指が浮いてしまって、
それを戻そうとすると今度は4の指に力が入ってしまって…
ああああ~、どこへどう意識を持っていったらよいのやら…
という感じです…。
調子の悪いヴィブラートに関しては
正しい音程より少し低めの音を取ってしまっているため
必ず正しい音程に指を置いてから動かすよう注意された上、
フラジオと同様、もともと普段でも指に意識が集中すると
手のひらの空洞が潰れて指だけに余計な力が入る傾向にあるため
ヴィブラートでもそれが弊害になって指先に力が入るらしく
指先が動いてないのを腕で補おうとして
腕だけ無駄に振ってる状態(ToT)というイタイ指摘を受けました。
手のひらの空間、作ってるつもりなのですが
弾いてる本人には客観的に見づらいので
いつの間にか出来てないんでしょうね~…はぁ。
はじめから度々、度々、延々と言われ続けていることを
また言われてしまいました…。
次回まで二週間あるので
ボーイング、フィンガリングは基本にかえって集中練習します…。
コメント
_ ゆき ― 2009年05月30日 03時08分20秒
_ ありこ ― 2009年05月30日 23時56分09秒
どちらも木の弓にそれらの樹脂をコーティングしたものですが
価格もグラス<カーボンで、グラスの方がより安価です。
木だけだと、よい材質の木でないと強度が弱いので
安い木でもそれなりに使えるように…ということか
コーティングに丈夫な材質を使って強度を上げているようです。
その辺はこれからある程度の年数を使ってみるとわかるでしょうね。
使用感はほとんど変わりないです。
てか、ほんとヴァイオリンは毛が命(笑)です!
_ ゆき ― 2009年05月31日 02時21分03秒
やっぱり釣竿でもカーボン竿のほうが軽くて、反発力が強いので扱いやすいんです。でも値段が・・・高い。
そして導電率が高いので雷が落ちやすい・・・
でも弓には雷落ちる心配ないですね♪
_ ありこ ― 2009年05月31日 07時03分41秒
じゃ、昔父親とたまに行った川釣りで使ってた竿は
どれだったんだろう…なんかつるつるしたのがあった気がします!
弓道の弓も同じように作られたものがあるようですね~。
だけど雷は…水辺だし、怖いです~
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ニュー弓買ったんですね!
グラスファイバー製ってカーボンファイバーのことですか?
長さがだいぶ違いますけど、操作性はどうですか?
弓の毛がえ4年してなかったんですか~^^;
じゃあ、僕もまだあと3年はいけますね♪って違いますね。
毛の劣化でも弾きやすさがかなり落ちてしまうんですね。
勉強になります。