土勤があったものの連休があったはずなのに、ダラダラしちゃって前回からまったく自習せず。
はぁぁ……戦々恐々。
おまけに自習不足なせいか楽器の準備をしようとケース開けたら、G線とA線がビヨンビヨン完全に戻ってたし!!ぎゃ~~!!
調弦で少し手間取ってしまい…レッスンスタートです。
■ト短調の1オクターブ重音で1オクターブスケール
今日も、シャコンヌのクライマックスで出てくる超ハイポジの1オクターブ重音向けトレーニング、ハイポジのオクターブ重音スケールを弾きました。
最初は2音のフィンガリングを捉えたまま1の指だけ鳴らし、次に4の指だけ鳴らして、最後に譜面通り演奏。
だいぶ音程は反応よく修正できるようになりました。
「小指の押さえもしっかりして綺麗な音が出ているので、とてもいいと思います。1の指の音程が力加減で少し不安定になるところもすぐ修正出来ているので、その調子でこのポジションに慣れていきましょう」
今日はあまりに弾けなくて諦められたのか(苦笑)クロイツェルはなし。
ホッとしたような、気が咎めるような……複雑な気分ですが、気を取り直して……
★ヴィターリ『シャコンヌ』
今日から再び冒頭へ戻ってページ単位での再確認です。
先生から「どうぞ」と合図され、一人で冒頭から弾き出したら、2~3小節弾いたところで、いきなり最初の重音の弾き方に指導が。
「低弦2音の鳴らし方が少ないので、むしろ低弦をしっかりたっぷり鳴らしてから高弦2音を弾くようにしましょう。あと、少し弓の木の部分が弦に当たっているみたいで雑音が気になったので、もうちょっと弓を張りましょうか」
張りすぎないように注意してるのですが、このカーボン弓、しなりが強くてどうも緩く張るとめいっぱい重音を弾く時とか、当たっちゃうんですよね~。
張りすぎないギリギリラインが難しい……。
そういえば習い始めの頃のレッスンってどうだったかな?とレッスン記録を振り返ってみたら、冒頭の重音に関して、今日と全く同じ事を言われていましたよ(苦笑)あらら。
重音の鳴らし方を確認してから、以下も続けて弾きました。
重音以降のメインテーマにも思いっきり指摘事項あり。
「ヴィブラートは途切れないよう次の音のギリギリまでかけ続けてください。それと、ところどころヴィブラートをかけていない音がありますよね???」
「あ……かけていない音は私的都合で(苦笑)」
ポジション移動があって音程が捉えづらかったり、移弦があって流れをスムーズに保つのが難しい音は、そちらへ集中するため意図的にヴィブラートをかけていませんでした。
「えええーーー(笑)折角綺麗なヴィブラートがかけられるのにもったいないので、全部かけてくださいね~」
「うーーーあーーーーぜ、善処します……」
「大丈夫です!ありこさんなら出来ますよ♪」
えええーーーー先生なんですか、その昭和の運動部の顧問みたいな根拠ない台詞は!?
というわけで、何とか努力して全ての音へヴィブラートをかけつつ……多少、最初より音程を正しく捉えられるようになったとはいえ、やはりウィークポイントにヴィブラートをかけるのはちょっと大変です……。
ここ↓も前半の半音フレーズに指示が入りました。
「半音で上がっていくフレーズは、ニュアンスが半音で変化していくところを少し強調したいので、この半音(臨時記号のついている八分音符)を気持ちたっぷりめに弾いて下さい」
ここは以前のE先生とのレッスン記録を再確認したら、付点の音符(半音の次の付点四分音符)は次の八分音符までギリギリ音を保って移動という指示を頂いていましたので、どちらかというと半音の後ろの音に意識を注いで弾いてきたのですが……
弱く優しく弾くこのフレーズの中で、一部の音をたっぷりめに弾くというのは……かなり高等技術……。
出来てるかどうかは別として、弾き直しは半音たっぷりめを意識して弾きました。続くここ↓は
三連符のポジ移動のタイミングをD先生の譜面のフィンガリングに変えたら、だいぶスムーズに弾けるようになったので、まだまだ多少ぎこちなさは残るものの今回はスルーしていただけました。
更に続きのここ↓は、まだまだポジション移動に焦りが出て、不必要に速く弾いてしまうみたい。
「難しいフィンガリングで弾いていらっしゃいますね~~」
ハイ。ここは原本記載のフィンガリングが第1ポジションだったので、それである程度弾いてしまった後、E先生指導で現行のフィンガリングに変更して久しく…、今となっては元に戻しても中途半端に弾けなくなりそうです。
とは申しませんでしたがD先生も、これまでのレッスンで覚えたフィンガリングを踏襲する方向で進めるおつもりらしく、フィンガリングの修正はされずに弾きました。
「3rdから5thへポジション移動する手前の音を、焦らず丁寧に弾いて下さい。その間に、5thの1の音の位置を確認してから4の音を捉えるようにしましょう」
3rdから5thへの移動幅を確認するため、何度も1の指で往復を繰り返してから、もう一度このフレーズを弾きました。
フレーズの流れとニュアンスを保って弾けるかというと…まだぎこちなさが残りますが、音程は何とか落ち着いて捉えてる雰囲気が出てきた?かな???
そして問題のここ↓
実は前回レッスンで、今回から最初に戻って弾きこなせていない部分の再確認という話をした際、1ページ目ですでに弾けていないここ↑の話をしたら、これD先生的にはこの譜面通りの長大なスラーで弾かなくてもいいって仰いまして。
てっきりスラーをもっと細分化して弾く方向にシフトチェンジ、かと思ったら、一度通して弾いてからの指導が、このままのスラーでゆく方向でした……。
「何とか1スラーで弾けていらっしゃいますが、移弦の角度がおおきすぎている感じなので、動きは最小限で一つの流れの中で弾けるようにしましょう。2音の反復で旋律を奏でている部分の音が引き立つように」
とりあえず1スラーにこの12音ないし、18音くらいの音符をなるたけ均一にぶちこむだけで精一杯なので、それどころではないのですが(爆)
「こういうフレーズはリズム奏をするといいですよ。やってみましょう」
前後に付点をつけてターッタ、あるいはタターッというリズムで弾いてみました。
たしかリズム奏も、最初にこのフレーズをレッスン頂いた際やったような記憶がうっすらありますが、なんとか1スラーに音数が入れられるようになってからはやってなかったなぁ…っていうかその後も高難易度の技術がてんこ盛りで目先のハードルによじ登るのが精いっぱいだったというか(苦笑)
次回はこの↑続きから2ページ目を弾く事になり、残り時間でクロイツェルをやるのかと思ったら、シャコンヌの高難易度フレーズを抜粋して確認でした。
黒字のフィンガリングがE先生案。
青字のフィンガリングがD先生案。未記入部分は黒字と同じ。
ここ↑はある程度弾けるようになってきてはいるものの、最初の小節の最初の重音の1の音程がキモです。
普通に1stから3rdへポジション移動してるだけなのですけど、重音になって、3の指が少し拡張して捉えるパターンになっているというただそれだけで、どうにもスムーズに音程が捉えられず。
ここが決まらないとなし崩しに後のフレーズも決まらなくなります。
それと拡張したりするフィンガリングで、どうも私は不必要に手首を手前へ持ってくる傾向にあるみたいで、それが1の指の音程を決まらなくする要因のようです。
「1の指が~~重音になった途端、決まりません~~(T-T)」
「大丈夫です!ありこさんなら出来ます!!」
だから先生なんなんですか?その昭和の運動部の顧問みたいな根拠ない台詞~~~!?
先生の手首の角度や指の角度を真似してみたら真逆で、むしろ1の指は弦に対して水平くらい寝ていました。確かにその方が1のポジションが安定するみたい。
ちょっとインターバルの広い3が捉えづらくなりそうな気がしますけれど、ポジション移動にせよ、とにかく1を基準音としてちゃんと捉える事が重要なのですね。
重音だと、見えてる指の方へ意識が向かいがちで、つい1の指の基本動作が疎かになっているようですので、もう一度一連の動きについて見直してみようと思いますが……自習できるかな……来週までに……あうううーーー。
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