三段目までは暗譜が安定してきたので、全部暗譜しようと思って頑張ったのですけど、まだ苦手な小節がいくつかあって、そこで詰まります…。
ので、今回はとりあえず音程をしっかり捉えられる段階までにしておこうと思いました。
まずは頭から全て通し演奏。
暗譜出来ている前半はほぼ暗譜で、途中からはしっかり楽譜を見ながら、前回捉えきれなかった音程をクリアできるように頑張りました!まずまず同じ音は同じ音色で、弾けたと思います。
そこは先生も評価してくださいましたが…
ここからは暗譜できている前半を中心に、基本的な技術を徹底追及されました!
・弓の量が少なすぎて、弦に弓が乗りきらないままの音になっている。
・弾きづらい先弓寄りの半弓あたりを、少ない弓量使っているため、
二の腕が固定しにくく腕弾きになる。
→真ん中半弓あたりをしっかり使う
・弓の毛がベッタリ乗り切らない事が多い。
・上記によって弓の角度が安定せず横へ流れる。
→弓毛全てが弦に吸いつく角度で乗せる
・左手に無駄な動き(上からたたきつける)が多い。
→置いて、離すつもりで、その動きは最小限にとどめる
昨年のチェロ教室発表会で友人が撮ってくれた演奏動画を、先般改めて出演曲全てチェックしてみたら、一昨年修正できたはずの腕弾きがまた顕著になっていまして……
なんだかガツガツガシガシ弾いてて、みっともないったらありませんでした(T-T)
なぜ~~!?速度の速い曲だとそうなるの!?音符が詰まってるとダメなの!?
とアレコレ原因を追究して悩んでいたのですが…
今日その原因がわかりました!!
自分で気づけない事を指摘して頂いた時、レッスンを受けていてよかったと思えますね。
そんなわけで、言われた事に意識を集中できる暗譜箇所を中心に、繰り返し弾き直しながら改善していったわけですが、言われて意識すれば弾けるんですよね…。
面白いくらい、音が変わりました。
「ご自分でも変化が感じられたと思います。全部、意識すればすぐに反応出来ていらっしゃいますので、自然に出来るようになるまでは、ゆっくり意識して弾いて慣らしていきましょう」
との事でした。
出来ないわけじゃない、って事は全く成長してないわけじゃないって事ですよね???
ですので、今日言われた上記の点は、肝に銘じて意識→自然になるよう修正してゆきたいと思います!!
今のE先生は産休中のD先生の代務ですけれど、基礎をしっかり見て下さるので、すごくありがたいです!!
あと半年くらいのおつきあい、みっちり基礎を叩き直して頂いて、成長したいと改めて思いました。
★パガニーニ『ラ・カンパネラ』ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調より
まずは先生と伴奏君の模範演奏を聴かせて頂きましたが…速度が速っ!!
当然ながら私の最初の通し演奏は、ゆっくりめの速度でスタートさせていただきました。
音程はそこそこ取れているし、苦手なスタッカートも弾けているつもりでしたけれど、やっぱり先生には細かく指摘され、何度も弾き直し。
フラジオレットは綺麗に出ていてクリアできてると言われましたが意外にも、何でもないその直前の解放弦の音に指摘が。
「一オクターブ跳躍しているフレーズなので、出だしの低音はしっかり響かせましょう。弓の量も、もう少し元から半弓たっぷり使ってくださいね」
これがやってみると案外難しく……出だしの音は解放弦だし、次がフラジオレットだからなんとなく後の音へ意識が傾いてしまって、なおざりになってしまうみたいです。
2、3回弾き直すうちに、要領がわかってきました。
「スタッカートも、音が切れている点はいいんですけど、弓の量が少なすぎて圧で鳴らそうとする分、響きが抑えられてしまっているので、半円の動き(横から見たお椀型の)を意識したボウイングで、もう少しだけ弓の量を使って響かせてください」
スピッカートの時に散々繰り返したボウイングです。アップダウンのスタッカートでも同じらしい。
これも2、3回弾き直すうちに要領がわかってきたら、明らかに音が変わってきました。
「前打音や装飾音符は、さっきと同じで左手の動きを叩くんじゃなく、置いて離す感じで、ハッキリ聴こえるように弾きましょう」
クロイツェルで指摘された問題点を改善する事で、こちらも徐々に音が変わってきましたよ~なるほど~~~。
今日は前半1/4までを中心に、問題のある技術を何度も弾きながら修正して終了。
「この曲は、フラジオレット、スタッカート、サルタート、前打音や装飾音符、重音…と色んな技術が複合的になった曲ですので、それぞれの特徴を活かした演奏が出来るようにしましょう」
ハイ。
たくさんの問題点が見つかりましたが、どれも出来ないわけではない事なので、常に出来ていないという自覚を持ってこなせるようにしていきたいです。
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