ヴァイオリン覚書♪8年9ヶ月~316回めのレッスン2014年01月21日

昨日あった嬉しい事。↓チケット最前列をゲット出来ました♪↓


出来ましたっていうか、まだ一般販売前なので「して頂きました」、と申し上げるのが正しいのですが。
来週から一般販売されますので、名古屋近郊のクラシックファンさんは是非♪(なにこの余裕感…苦笑)
それもこれも昨年のベートーヴェン全曲演奏会で、ご縁あってお近づきになれたアリーナファンさんからのご厚意とご尽力による賜りものでございます。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

哀しい出来事もあったけれど、また素晴らしい演奏に出逢える日を楽しみにして…私もヴァイオリンと向き合いましょう!

喉風邪で咳き込むため、なかなか集中練習できませんでしたが、なんとか週末に自習して臨みました。

三段目までは暗譜が安定してきたので、全部暗譜しようと思って頑張ったのですけど、まだ苦手な小節がいくつかあって、そこで詰まります…。
ので、今回はとりあえず音程をしっかり捉えられる段階までにしておこうと思いました。

まずは頭から全て通し演奏。
暗譜出来ている前半はほぼ暗譜で、途中からはしっかり楽譜を見ながら、前回捉えきれなかった音程をクリアできるように頑張りました!まずまず同じ音は同じ音色で、弾けたと思います。

そこは先生も評価してくださいましたが…
ここからは暗譜できている前半を中心に、基本的な技術を徹底追及されました!

 ・弓の量が少なすぎて、弦に弓が乗りきらないままの音になっている。
 ・弾きづらい先弓寄りの半弓あたりを、少ない弓量使っているため、
  二の腕が固定しにくく腕弾きになる。
  真ん中半弓あたりをしっかり使う

 ・弓の毛がベッタリ乗り切らない事が多い。
 ・上記によって弓の角度が安定せず横へ流れる
  →弓毛全てが弦に吸いつく角度で乗せる

 ・左手に無駄な動き(上からたたきつける)が多い
  →置いて、離すつもりで、その動きは最小限にとどめる

これらに関連する事ですが……先日コメント欄でチラッと書いた件
昨年のチェロ教室発表会で友人が撮ってくれた演奏動画を、先般改めて出演曲全てチェックしてみたら、一昨年修正できたはずの腕弾きがまた顕著になっていまして……
なんだかガツガツガシガシ弾いてて、みっともないったらありませんでした(T-T)

なぜ~~!?速度の速い曲だとそうなるの!?音符が詰まってるとダメなの!?

とアレコレ原因を追究して悩んでいたのですが…
今日その原因がわかりました!!
自分で気づけない事を指摘して頂いた時、レッスンを受けていてよかったと思えますね。

そんなわけで、言われた事に意識を集中できる暗譜箇所を中心に、繰り返し弾き直しながら改善していったわけですが、言われて意識すれば弾けるんですよね…。
面白いくらい、音が変わりました。

「ご自分でも変化が感じられたと思います。全部、意識すればすぐに反応出来ていらっしゃいますので、自然に出来るようになるまでは、ゆっくり意識して弾いて慣らしていきましょう」

との事でした。
出来ないわけじゃない、って事は全く成長してないわけじゃないって事ですよね???

ですので、今日言われた上記の点は、肝に銘じて意識→自然になるよう修正してゆきたいと思います!!

今のE先生は産休中のD先生の代務ですけれど、基礎をしっかり見て下さるので、すごくありがたいです!!
あと半年くらいのおつきあい、みっちり基礎を叩き直して頂いて、成長したいと改めて思いました。


★パガニーニ『ラ・カンパネラ』ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調より

まずは先生と伴奏君の模範演奏を聴かせて頂きましたが…速度が速っ!!
当然ながら私の最初の通し演奏は、ゆっくりめの速度でスタートさせていただきました。

音程はそこそこ取れているし、苦手なスタッカートも弾けているつもりでしたけれど、やっぱり先生には細かく指摘され、何度も弾き直し。

フラジオレットは綺麗に出ていてクリアできてると言われましたが意外にも、何でもないその直前の解放弦の音に指摘が。

「一オクターブ跳躍しているフレーズなので、出だしの低音はしっかり響かせましょう。弓の量も、もう少し元から半弓たっぷり使ってくださいね」

これがやってみると案外難しく……出だしの音は解放弦だし、次がフラジオレットだからなんとなく後の音へ意識が傾いてしまって、なおざりになってしまうみたいです。
2、3回弾き直すうちに、要領がわかってきました。

「スタッカートも、音が切れている点はいいんですけど、弓の量が少なすぎて圧で鳴らそうとする分、響きが抑えられてしまっているので、半円の動き(横から見たお椀型の)を意識したボウイングで、もう少しだけ弓の量を使って響かせてください」

スピッカートの時に散々繰り返したボウイングです。アップダウンのスタッカートでも同じらしい。
これも2、3回弾き直すうちに要領がわかってきたら、明らかに音が変わってきました。

「前打音や装飾音符は、さっきと同じで左手の動きを叩くんじゃなく、置いて離す感じで、ハッキリ聴こえるように弾きましょう」

クロイツェルで指摘された問題点を改善する事で、こちらも徐々に音が変わってきましたよ~なるほど~~~。

今日は前半1/4までを中心に、問題のある技術を何度も弾きながら修正して終了。

「この曲は、フラジオレット、スタッカート、サルタート、前打音や装飾音符、重音…と色んな技術が複合的になった曲ですので、それぞれの特徴を活かした演奏が出来るようにしましょう」

ハイ。
たくさんの問題点が見つかりましたが、どれも出来ないわけではない事なので、常に出来ていないという自覚を持ってこなせるようにしていきたいです。

チェロ覚書♪♪4年9ヶ月~112回めのレッスン2014年01月21日

ヴァイオリンレッスンからの~~~、発表会後初、今年最初のチェロレッスンです。

発表会といえば、当日頂いたヒヤシンスがこんなに咲きそろいました!!
球根3株が咲きそろったら、強烈な匂いを醸し出しまして……狭いリビングではきつすぎるため、芳香剤がわりに玄関へ移動させましたよ(笑)

そう、チェロ教室発表会にも関わらず、チェロを全く弾かない参加が2年続きまして、まぁ色々思う事もありまして、モラトリアムもここまでかな~~と……反省した私。
そこは態度でしめさなくちゃね、と週末に少し、自習をやりました!!
何時間もというわけにはまいりませんでしたけれども、やったと言えるレベル、土日で30分ずつくらいは弾いたと思います。
宿題は3つで、どれも今の私には大変難しいので、きっと修行僧のような顔で弾いていたでしょう(苦笑)
楽譜と私のタイマン的な、いい意味で世俗から遮断された時間を過ごせた気がします……あは。

■イ長調の3オクターブスケール

単音、2音スラー、4音スラーで弾きました。
2音スラーで弾いた時は指番号を見失ってしまい、弾き直ししましたが、後はまぁなんとか音程は追えていたと思います。

「まだどこかで変な弓圧をかけてカウントを取っている節があって、スラーの中で音が一定に鳴っていないので、弓の速度や圧は1スラーで一定を保ってくださいね(苦笑)
ポジション移動は、下降系でちょっと気が逸るのか、移動が早くて逆に流れが途切れるので、移動前に気持ちタメる感じで落ち着いて移動しましょう」


■ウェルナー P45 練習曲 通し演奏

ほぼ1ページにわたって延々分散和音を弾き続けている練習曲で、あまりの弾けなさにフレーズを分割してレッスンしてきました(苦笑)が、最後は通し演奏です。

ゆっくりめでとお赦しが出ましたし、先生がピアノで帆奏してくださったので、落ち着いて……これはもう、ウェルナーの仕様もありますけれど、とにかく譜面を見失ったらアウトな曲でしたので(爆)、鬼の形相で楽譜をガン見して、修験道の世界に没入(笑)

おかげでほとんど詰まることなく、最後まで弾き切る事が出来ました~~!!
4、5回自習してきた程度だったけれど、成果は確実に出ていたと思います!!

「弾けましたね~~~!音程はほとんど問題ありませんでしたが、4の指で力負けして音程が下がり気味になるところが…中盤のニュアンスが変わるところで顕著になったので、そこだけもう一度お願いします」

とにかく長い練習曲でしたから、切り取って弾けば、指摘された点もある程度注意して弾き直せました。

「OKですね。うん!全体的にチェロらしい音が出ていましたし、音程もほとんど捉えられていました。手はまだ指が開き切れていなくて、4の指が弱いのが音に影響しがちですが、拡張系の指にだんだん慣れていきましょう。でも、これだけの曲をよく頑張りましたね!」

褒められた~~~~~(T。T)

昨年まではあまりの弾けなさに「ウェルナーはしばらく休止して、曲を中心に…云々」という打診も出ており、回答は保留となっていましたが……

「これはヴァリエーション奏をやらずに(曲の末尾に何パターンかのバリエーション奏があります)終わりたいと思いますが、次はどうしましょうか?」

と再び訊ねられまして、

「『ウェルナー』は弾いてると無になれるので、このまま続けます」

とお答えし、次回は続くP46のこれまた1ページにわたる長い練習曲が宿題となりました。

次のレッスンは一週間後ですので、通し演奏は免除。
今回のような技巧的練習曲ではなく、旋律的な曲ですから、指示された範囲は弾けるように、また週末自習を心がけたいです。

「レッスン指導・コンサートのためのチェロ曲集1」より
『ロココ二重奏』

今日は1ページめの中盤のメヌエットから2ページめの前半までの3フレーズを、一度通して弾きました。
2ページめに入ると、だんだん変則的な分散和音ばかりで、バッハの無伴奏的な旋律になってきます。
これまた、眉間にしわ寄せ楽譜と睨めっこ状態(爆)

ゆっくり弾いても、移弦が複雑になると、多少詰まってしまいます~~~。

「低弦で弓が弦へ乗り切らない、芯のない音になってしまっていますので、しっかり鳴らしましょう」

言われてしっかり圧をかけようとしたら、音が潰れ…

「最終的にはデタッシェで弾いて頂きたいですが、今はゆっくりめでひとつひとつの音色の響きを確かめながら弾きましょう。弓の量はもっと使ってください。圧は手先でかけるんじゃなく、腕の重みをかける感じで」

ヴァイオリンの弦圧に慣れてると、チェロの低弦を鳴らすのは難しいです~~~。
でもさっきヴァイオリンで言われたのと同じことを言われたので、どっちも同じ意識を持てばいいってことか。

「練習する時は、テヌート気味でゆっくり鳴らしてみてください」

弓の量を使うと、移弦でジタバタしてしまって、低弦から1弦またいで高弦へ移弦するのが難しい……。

今日弾いた部分は全体的に、低弦の鳴らし方が弱いと指摘されました。

4の指もまだ、弦圧に負けがちですね。上からヨイショっと持ってきて叩くように弾いていらっしゃるので、動きは最小限で、指へ体からの重みをかけられるようにしましょう」

これもヴァイオリンで指摘されたのと全く同じ(苦笑)
叩き癖はピアノのせいかもですが、いい加減直さないと……。

それにしても、つくづくこの曲集はいい曲が多いです。
この曲も、ラスボスだけに難しい技術が色々詰まっていますが、さらっと弾けたらバッハの無伴奏みたいで素敵。しかも二重奏。

最後は今日弾いた部分を先生と二重奏して、次回はまた同じところから続きへ行けたら…となりました。

鈴木教本3巻突入を先延ばししたいというわけではなく、この曲だけはきちんと弾けて終わりたいな。
久々に録音もしてみたいし。

この曲がちゃんと弾けたら、これまで2年間悶々としてきたチェロレッスンに区切りがつけられそうな気もします。
ちょっと真面目に、頑張ろう……。