チェロ覚書♪♪2年2ヶ月~51回めのレッスン2011年05月24日

今日はWレッスンデー。
ヴァイオリンとチェロ、両方のレッスンがある日は、自分のヴァイオリンは持参して、チェロは教室のレンタル楽器でレッスンしています。

なのでチェロは本体も弓ももちろん借り物なのですけど、このレンタル楽器"じゃじゃ馬さん"が個人的にあまり好きじゃないのと、最近弓毛があきらかにヘタってきてて、弾きづらいんですよ…。色んな人が使うから、良くも悪くも自分のクセみたいなのがつかなくて、自分の手にしっくりきません。ってそんな偉そうなこと言えるほど技術なんかないのですけど(爆)

で、考えました。
チェロレッスン日にヴァイオリンケース持ってるんだから、チェロ弓を一緒に入れて、弓だけでも自前で弾いてみたらどう?

なので今日はヴァイオリンケースにヴァイオリン弓1本とチェロ弓1本を収めてきました。

レッスン前に先生にも、

「今日はちょっと自分の弓を持ってきたので、弓だけ自分のを使ってみます」

とひと言断って。

「この弓(教室の)、確かにちょっとへたってきてますものね~。そろそろ順番にメンテナンスに出す予定なんですけど、今はご自分の弓の方が安定して弾けるかもしれませんね」

そうは言っても、2年くらい前にチェロをセット購入してから、一度も毛替えしてない弓です(爆)
いや、もっと頻繁に弾いてたヴァイオリンでも当初は3年持たせた(爆)から、それほど弾いてないチェロならまだいけるだろうと(鬼)

というわけで、いつもどおりチューナーで調弦して、ハ長調の3オクターブスケール。
2音1スラー、4音1スラー、8音1スラーで弾きました。
弓の重量は明らかに自分の弓の方が重くて、楽器もあんまり鳴らないのですけど、重いから逆に弓が浮きにくくてやっぱり弾きやすいです。

「今日は弓のせいか、ボーイングがだいぶ安定していますね。左手のポジション移動がまだちょっとぐちゃっとなる時がありますけど、これはそう簡単にすぐ出来るものじゃないので、今はこのくらいでOKです!次回から新しいスケールをやりましょう!」

かれこれ1年近く、延々弾いてきたハ長調スケールをようやく卒業です♪

次はト長調スケールになりますが…???これ、何ポジまで????

先生にお手本を見せていただいたのですが、後半は1、2、1、2とかでズリズリ移動して行ってて、ほんと、何ポジまでいってるんだかさっぱりです(爆)

「このスケールからは高ポジションで親指も使います。最初はきついと思いますけど、徐々に慣らしていきましょう」

ハ長調3オクターブスケールでは、親指はまだギリギリ本体にとどまっていたのですけど、ここからは指板に乗っかります。
ヴァイオリンの高ポジでも親指は使ったことがないので…未知の領域です…ドキドキ。

お次、ウェルナーP38、十六分音符で8音スラーのトレーニング曲はえーと、3度めの挑戦?
前回のレッスンで手首はある程度固定して、肘を少し使って体重をかけ、小指で少し操作して軽く弾く、という感覚はなんとなくわかったのですけど、その感覚を掴むまで2、3回弾かないとやっぱりダメですね~。
ヴァイオリンでもこういう移弦、はじめはすごく苦手で、ちっとも弾けなかったのですけど最近では慣れてきたので、チェロに活かせるかなと思っていたのですが…そう上手くはいかないようです。

「でも前回よりだいぶコツを掴んでこられて良くなったので、これはこの辺でOKにしましょう」

自分ではまだ納得がいかなかったのですが、これを延々レッスンで続けたところで、すぐに弾けるようになるとは思えなかったので…今後の課題として、この技術を徐々に身につけていくということで、今回は終了。

次の半ページくらいの練習曲に移りました。
これは1回まず通して弾いて、そこそこ無難には弾けたのですが、弓の先だけ、もしくは元だけを小さく使って移弦を含む旋律がどうしてももたついて聞こえたり、D線ダウンからA線アップの移弦でA線の音が浮いてしまったりするのが、自分でどうにもこーにも気になりました。

先生からも

「うーん、だいたい弾けていらっしゃるんですけど、細かい移弦で少しもたつくのだけが残念ですね。多分ヴァイオリンでは手首を使って弾くような旋律だから、つい手首を使ってしまわれるんでしょうけど、ここはむしろさっきの練習曲と同じで、手首を固定して、腕の重みで軽く動かすだけの方がちゃんと響くんです。そこだけもう一度弾いてみてください」

旋律はスラーもないし、八分音符で移弦が多いだけですけれど、これもさっきと同じ弾き方なのか。

言われた事を注意して弾いてみたら、さっきの旋律より音数が詰まっていない分、感覚は何となくつかめました。

「そうそう、そんな感じです。もう一度頭からしばらく弾いてみてください」

弾き始めは意識を強く持っているせいでわりと出来てるっぽいのですが、同じパターンの旋律を繰り返しているうちに、だんだん手首が…不必要に動き出します…ううううう。

「あはは…。でもそんな感じですよ。多分もうコツは掴んで来られたと思うので、ほとんど弾けているし…どうしようかな~」

と、先生は何となく合格を下さる雰囲気でしたが、今ちょっと掴みかけたものがちゃんと掴めてる実感が欲しかったので、

「いえ、次回までにここを出来るように、やってみます」

と自らダメだし。だって、なんか頭のてっぺんだけ見えてるけど顔が見えない感じで気持ち悪いんだもの。

最後は鈴木2巻 J・Sバッハ アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳「メヌエット ト長調」BWV.Anh.114

はじめに1回、一人で通し演奏をしました。
前半はまぁ、無難に弾いてるのですけれど、中盤でポジション移動+指を拡張して捉えるところは、自習の時からダメで…いったん止まって、ポジションを目視で確認してから押さえれば当然弾けますが、見ずに曲の流れの中で捉えるのはムリ。

それでも鈴木教本の進行は本人的にまったく焦ってないので(笑→夏までこの曲持ち越す気満々だし)、今日のレッスンで合格する気は毛頭ありませんでした(笑)

だから今日もちょっと流れを止めて、確認してから音程だけは止まっても正確に捉えて、若干詰まりながら弾き切りました。

そんなぎこちない演奏だったので、てっきりこの辺のウィークポイントをきちんとできるようにじっくりレッスンするかと思いきや、先生からは予想外の甘反応。

「拡張する時、1の指の位置はキープして、1、2、4、全部のポジションをしっかり捉えてから弾くようにしましょう。あと親指に力が入り過ぎないように。その他はもうちょっと軽く弾くといいくらいで、だいたい弾けているので…2巻はこの後もポジション移動の曲ばかりですしね~…この曲は…」

えええ!?まさか一発合格!?(困)
というわけですかさず、挟撃(笑)

「ダメですね。ポジション移動だけで精一杯で他に気が回ってないので、もうちょっと全体に気を配れるように弾いてみます!」

なんか今日、私ダメ出しばかりしてる…(笑)
もちろん(?)鈴木教本進ませない意図はあるのですけど、この程度で合格もらうのも納得がいかないし、ちょっと弾きこなせば克服できる技術なら、ある程度克服したレベルまで見てもらってちゃんと消化したいです。

多分、M体質なので(爆)

「ありこさんなら、すぐこなせると思うので次へ行ってもいいんですけど、じゃあ、次回もう一度やりましょうか」

よろこんで!!(笑)

先生の意図に反して、ダメ出しする態度のでかい生徒はあんまりいないのでしょうけど、年数だけ重ねても上達しないのはヴァイオリンでわかっているので…もうちょっとやれば出来そう!という技術は「この辺で」とスルーせず、亀チェロで頑張ってゆきたいと思います。

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