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ヴァイオリン覚書♪9年7ヶ月~345回めのレッスン2014年11月18日

申込もうと思ったレッスン日が先生都合で休講になったりして、うっかりアンサンブルクッキングの申込をしそびれるところでしたが、何とかギリで完了。
今回は上級コースを選択しました。
当日にはチェロ教室の発表会も終わってるし、2曲ともレッスンで弾いた事ある曲なので、当時出来なかった技術の向上を目指して臨みたいと思います。

さて先週は比較的残業日も少なく、帰宅してからそこそこ自習して、特に前回ダメダメだったクロイツェルは集中的に弾いてきたつもりだったのですが……

まだまだ自習不足という事か、これも技術的な問題か…今日のレッスンはやってきたほどの成果が出せませんでした。


■ト短調の1オクターブ重音で1オクターブスケール
今日も、シャコンヌのクライマックスで出てくる超ハイポジの1オクターブ重音に向けたトレーニングとして、ハイポジのオクターブ重音スケールに挑戦しました。

はじめに、指は重音を捉えつつ、下の音だけor上の音だけを鳴らして弾くトレーニングをしてから、重音で演奏。
このポジションのスケールには、だいぶ耳も手の角度も慣れてきたので、微妙な音程のズレ&ブレはまだまだあるものの、そこそこ美しく鳴らして重音で弾けるようになってきました。

「うん、いい感じですね。小指もしっかり弦を押さえられていてよくなってきました」

と、最初で手応えを感じて、いい雰囲気で苦戦中のクロイツェルもこなせそうな気になっていたのですが…


今日も後半6段めから最後までを弾きました。

「ド♯の音程を高めに取るよう、注意しましょう」と弾く前に言われてから、先生と一緒に弾き始め…ましたが、いきなり最初の小節の3音めのド♯を低く取っちゃった!!がーーーーん。

というわけで三秒で仕切り直し(爆)

でもやっぱりなんだかド♯含め自習できちんと音程を確認しながらゆっくり弾きならして来たようには弾けず……
なぜ――!?ちゃんと弾いてきたのに~~~<(T0T>
おーまいがーーー。

同じ音の指をキープしたまま弾くというのは堅持していたので、指摘もされず修正出来てたと考えて良いと思いますが、臨時記号に振り回されて音程があやふやになってるのがモロバレで……。

臨時記号が多いため、指番号だけ頼りにしては弾けず、ところどころ苦手な箇所を目視しながら弾いていたら、先生からツッコミが。

「シャコンヌに集中されてて、こちらはちょっと二の次…ですか?あまり何度も指を目視しながら弾いていると、その分反応が遅れるので、なるべく譜面だけ追って弾けませんか…???」

「あ、うううっ、臨時記号が多いので、音程が……見て確認しないと不安で、一度♯がついたり♮になったりするとそこで音程勘がリセットされちゃうので……」

「えええ~~それは困りましたね~~。ん~~なるべく手元は感覚で捉えて、譜面のフレーズ感を追って弾けるといいんですが…弾けるようにしましょう」

「は……はい……ぐすん」

今週は特に、シャコンヌよりクロイツェルを自習してきたつもりだったのに、実際弾けてないし真逆の事を言われちゃって、身の置き所がない私……くすん。

自習不足と思われてしまったのか、クロイツェルは弾き直しせず終了。


ヴィターリ『シャコンヌ』
今日も前回の復習から。
特に後半のポジ移動が厳しくなるフレーズからスタートしました。
allargando=だんだん遅くしながらだんだん強く

スタッカートはポジ移動しつつ重音の音程を捉えるのに必死になってくると、うっかりなくなります(苦笑)
一小節めの真ん中のポジ移動が決まらないと、後もなし崩しになる傾向があり、ソからドへのポジ移動のインターバルを確認してから、弾きました。
ゆっくり弾けばかなり高いポジションへかかる1&拡張4もそこそこ音程を捉えて弾けたので

ソからドが捉えられれば、後はちゃんと重音で捉えて鳴らせていますので、感覚を掴むまでインターバルを確認してから弾くといいと思いますよ」

とまずまずの好感触。

続く一オクターブ重音の鬼フレーズも、インターバルの広い移動が難しいので、一度通して弾いてからは、部分的に移動幅を確認していきました。
  ff e maestoso=極めて強く、そして荘厳に
この↑二小節め~三小節め頭の二分音符「ラー、ファー、レー、ソー」を取り出して、1の指(下)の音だけで移動幅を確認。
何度も繰り返し弾いて、重音にして、最後に続けて弾いてみました。

「小節の頭の二分音符に意識を置いて、ここを強調して弾くと、微妙な音程の修正もしやすくなりますよ」

とアドヴァイス頂いてから、上記フレーズを通して演奏しました。

微妙な音程のズレはありましたが、押さえきれなかった一番高いレの音もなんとか小指をしっかり弦へ乗せて鳴らせるレベルのフィンガリングになっていたので、

「うん、小指しっかり弦を捉えられるようになってきましたね。音程もだいたい取れていましたので、感覚が慣れるまであと一歩弾きこんで慣らしましょう」

と評価して頂けました。
そんなに頑張って自習してきた部分じゃなかったけれど、前回レッスンよりは慣れたおかげか、左手の無茶ぶりな角度も我慢できるようになってきたのは良かったです。

ラストの難関も演奏。
まず先生と一緒にゆっくり弾きました。

2つめの重音トリルがキモでしたが、これはアイネクで2つトリルを入れるように言われた時のアドヴァイス「力は極力抜いて」というのを思い出し、動きを意識しすぎて動かそうとすればするほど、指や腕へ余計な力が入ってダメになるとわかったので、心を無にして(笑)、3&1の重音を捉えたまま2&4の指でトリルを刻めるよう、左の動きだけのトレーニングをしていたら、何とか動きは様になってきました。
まだ弓がつくとぎこちない動きは出ちゃいますが、それでもトリルっぽい動きは出来るようになってきたので、今日の通し演奏でも、明確には弾けなかったけれど前回よりはそれなりに良い動きで弾けたと思います。

「重音のトリル、左手の動きがちゃんと形になってきましたね!」

「まだきちんと音になってないので…でも動くだけは動くようになりました~こうやって~無の境地で(笑)

と応えつつ、ヴァイオリンの指板の上でエア重音トリルを続ける私を見て笑う先生。

「それだけきちんと動けば、あとは音程や弓がついてくるのも慣れだと思いますので、その調子でクリアなトリルが鳴らせるように頑張りましょう!」

ちょっとコツを掴んだら割合突破口が見えてきて、音符の詰まったフレーズなんかは速度である程度誤魔化しも利くシャコンヌに対して、音符もほぼ全部八分音符一定で、コツというよりは細部にひたすら基本的な技術が求められるクロイツェルの方が、なかなか劇的な上達は起こりにくいです…。

重音トリルは克服に向かいつつあるという認識を頂いたので指導はこのくらいで、他には

このフレーズの冒頭の重音はたっぷり気をもたせる感じで長めに鳴らす事、続く音符が詰まった箇所はカデンツァ風に弾き、ゆっくりから徐々に急速にスピードアップして駆け上がり付点八分と十六分音符のスラーは再びゆっくりたっぷりめに弾く事と、最後の重音は低い2音を早めに切って、高い2音をしっかり鳴らす…そのために低い2音で弓量は素早く多めに使うという点を指導頂き、レッスン終了。

シャコンヌ次回から再び頭へ戻って、1頁単位で弾きこなせていない箇所を洗い出しながら再確認する事になりました。

”奏”のスタジオ練習会では、いつも頭からレッスンした箇所までを弾いてきましたけれど、弾けてない箇所は結構速さで誤魔化していたので……それが思い切り晒されそうです…ぎゃーーー。

ところで今日、教室から主宰イベントの案内を頂きまして、その内容を伺う限り、どうやら来春から「ストリングス・セッションコース」というレッスンコースが開講されるようです。今回の案内はそのPRを兼ねた楽器店の弦楽部門の複合的なイベントでした。

一年くらい前にそういうコースがあったら参加したいか?などといった簡単なアンケートに答えた事が…、たしかブログにも備忘録した記憶がありますけれど、いよいよ実現するみたい。

ちょっと興味があるなぁ~内容によっては受講してみたいです。

チェロ覚書♪♪5年7ヶ月~132回めのレッスン2014年11月18日

発表会まであと1か月余り、そろそろ本番を想定して…でもチェロに関しては本当に自習する気が起こらず、今回全くといってよいほど自宅でチェロを弾いていません(爆)

チェロを舞台でちゃんと演奏してた発表会からのブランクは2年。
今年は真面目に弾くつもり(苦笑←昨年発表会の私のチェロはパーカッション事件参照)なので、もうちょっと自習にも身が入るかな?と思いきや、去年以上に弾いてない(爆)

その代わり、レッスンでしっかり見て頂けるので、そっちの方がダラダラ自習するより適度に緊張感があって、効率的な気がしています。

そんなわけで本日もまったく自習せず、ただし本番用に作った縮小版譜面は足りない部分を書き込んで、レッスンに臨みました。


★エルガー『愛のあいさつ』…第4Vc

まずは先生が同じパートと主旋律をピアノで弾いて下さるのに合わせて、通し演奏。
赤音符意識的に注意して弾くべき音青表記譜面にないが意識的に作るニュアンスです。
ここで備忘録してしっかりニュアンスの意識を持ったおかげか、今日このフレーズに関しての指摘事項はなし!

続きもほぼ同じフレーズですが、16小節めから1カッコのシンコペにかかるあたりで注意事項あり。
16小節めシンコペ―ションは、15小節めのP(ピアノ)を維持して軽く、流れを保って弾いて下さい。解放弦で一弦跨いで移弦があるのと、ちょっとリズムが刻み出すせいで気持ちが焦るのか、音が飛び出て聴こえてしまっていますので」

G線1(ラ)からA線0(ラ)への一オクターブ跳躍フレーズで、一弦跨いでいる上、ダウンボウでのロングトーンからアップボウが弓を弦へ乗せにくいので、仰る通り、気持ちが焦ります。

焦って弓が乗り切らないうちにボウイングしないよう、圧を確かめてから弓を動かすように注意して、ようやく流れを保てるくらいなので、かなり意識しなくては。

2カッコ19~20小節めは、先生から指摘はありませんでしたが、自覚があるので備忘録。
19小節め冒頭のレをスラーの2音めで捉えるのが難しく、気持ちがそちらへ集中してしまうせいで、後のクレシェンド&デクレシェンドを表現し切れていないため、冒頭レで安心せず、集中力を保って譜面の指定するニュアンスを弾きこなしていきたいです。

ここは↓26小節めのクレシェンドが出来ていないとの指摘あり。
「27小節めでいきなり強くなる感じがあるので、26小節めから向かっていくようにクレシェンドしましょう」

ここ↓は赤音符意識が表れていたようで指摘ナシ。

ここ↓も青表記のとおりニュアンスをつけ、赤音符はの流れを保つ意識を持って弾いたので、指摘ナシ。


ここ↓で前半同様、A線解放弦(ラ)の音の弾き方に指摘が入りました。
56小節めのA線解放弦ラの音が、やはり移弦の都合だと思いますが唐突に音量が上がって、飛び出ている感じがあるので、ここはまだクレシェンドの途中ですから、流れを保って出過ぎないように注意しましょう。解放弦なので特に注意して、弓圧をかけすぎないよう、コントロールしてください。同じリズムの繰り返しで60小節めのスラーのラソもソが飛び出ないように。ここはもうデクレシェンドの手前なのでおさめる気持ちで弾きましょう」


ここ↓はクレシェンドのダイナミックレンジが足りなかったよう。
あ、前回65小節めのフィンガリング表記が曖昧だったので、今回修正しました。実際の楽譜も曖昧表記だったために、音程がとりづらくなっていて、これで固定したらちゃんと捉えられるようになりました。
「63小節めはまだ前の流れのp(ピアノ)を保って徐々にクレシェンドしていくので、弱い音から入ってください。これも解放弦なのでうっかり音量が出てしまいがちですから、弓圧をコントロールしてくださいね。65小節めからは変化をつけて、しっかり音量を出します。音程が取りづらいフレーズですが、耳で覚えて左手の感覚を掴みましょう。(ピアノ)からff(フォルテシモ)までの音量の変化がまだ足りないので、67~68小節めまではしっかりと大きく力強く弾き切ってくださいね」

フィナーレ↓はやっぱり90~終小節までが……簡単そうで難しいです。
89小節めのポジション移動からのレと、その後90小節めの拡張ファは、ニュアンス云々以前に正しい音程を捉えきれません。
「あ~~また~」と残念な気持ちを取り直す暇もなく、91小節めですぐ1stポジションへ戻って二弦またぎの移弦でレがありますので、これもなんだか音程が決まらなくなり、92小節めでなんとか音程を修正してるうちに終わる、みたいな弾き方になっています(苦笑)

88小節めの解放弦レも、音量が飛び出がちなので前のフレーズからの流れを保って弱く静かに、丁寧に弾いて下さい。89小節めの解放弦シもそうです。90小節めのファもふわっと柔らかい音ですよ。91小節めはポジション移動や移弦で気持ちが焦って音程が乱れがちですが、そんなにあわてなくても大丈夫なので、90小節めのファの後の四分休符で、意識して呼吸してから、移弦とフィンガリングがスタンバイできた状態で静かに入れば、綺麗に弾けると思いますよ。終小節までは他のパートに動きがない分、目立ちますが、悪目立ちしないよう静かにおさめましょう」

上記の細かい指摘事項以外は、ニュアンスも出てきてだいぶ曲らしくなったと評価頂きました。
自習まったくしてないけど、指導を頂いて意識するだけで曲想を出せるようになってきたので、本番まで引き続きレッスンして頂きたいな~と思っていたら

「もうほとんど言う事はないくらい、だいたい弾けていらっしゃるので、次回レッスンどうしますか?不安であれば発表会まで1回はレッスンで通し演奏をやりますが、残り時間がありますし」

「じゃあ、ざっくり譜読み程度で終わった『皇帝』をお願いします!」

よっしゃ!!これでしばらく鈴木(教本)離れは続きそうです♪
最近先生も諦めたのか?、教室のカリキュラムでレッスンを進める事がなくなってきたので、もういっそこのままフリーレッスンでお願いしたいくらいなのですが(爆)

発表会までレッスンはあと2回。
やりたい曲だけレッスンして頂いているので、レッスン中は集中して演奏に臨みたいと思います♪