今日も後半6段めから最後までを弾きました。
「ド♯の音程を高めに取るよう、注意しましょう」と弾く前に言われてから、先生と一緒に弾き始め…ましたが、いきなり最初の小節の3音めのド♯を低く取っちゃった!!がーーーーん。
というわけで三秒で仕切り直し(爆)
でもやっぱりなんだかド♯含め自習できちんと音程を確認しながらゆっくり弾きならして来たようには弾けず……
なぜ――!?ちゃんと弾いてきたのに~~~<(T0T>
おーまいがーーー。
同じ音の指をキープしたまま弾くというのは堅持していたので、指摘もされず修正出来てたと考えて良いと思いますが、臨時記号に振り回されて音程があやふやになってるのがモロバレで……。
臨時記号が多いため、指番号だけ頼りにしては弾けず、ところどころ苦手な箇所を目視しながら弾いていたら、先生からツッコミが。
「シャコンヌに集中されてて、こちらはちょっと二の次…ですか?あまり何度も指を目視しながら弾いていると、その分反応が遅れるので、なるべく譜面だけ追って弾けませんか…???」
「あ、うううっ、臨時記号が多いので、音程が……見て確認しないと不安で、一度♯がついたり♮になったりするとそこで音程勘がリセットされちゃうので……」
「えええ~~それは困りましたね~~。ん~~なるべく手元は感覚で捉えて、譜面のフレーズ感を追って弾けるといいんですが…弾けるようにしましょう」
「は……はい……ぐすん」
今週は特に、シャコンヌよりクロイツェルを自習してきたつもりだったのに、実際弾けてないし真逆の事を言われちゃって、身の置き所がない私……くすん。
自習不足と思われてしまったのか、クロイツェルは弾き直しせず終了。
★ヴィターリ『シャコンヌ』
今日も前回の復習から。
特に後半のポジ移動が厳しくなるフレーズからスタートしました。
allargando=だんだん遅くしながらだんだん強く
スタッカートはポジ移動しつつ重音の音程を捉えるのに必死になってくると、うっかりなくなります(苦笑)
一小節めの真ん中のポジ移動が決まらないと、後もなし崩しになる傾向があり、ソからドへのポジ移動のインターバルを確認してから、弾きました。
ゆっくり弾けばかなり高いポジションへかかる1&拡張4もそこそこ音程を捉えて弾けたので
「ソからドが捉えられれば、後はちゃんと重音で捉えて鳴らせていますので、感覚を掴むまでインターバルを確認してから弾くといいと思いますよ」
とまずまずの好感触。
続く一オクターブ重音の鬼フレーズも、インターバルの広い移動が難しいので、一度通して弾いてからは、部分的に移動幅を確認していきました。
ff e maestoso=極めて強く、そして荘厳に
この↑二小節め~三小節め頭の二分音符「ラー、ファー、レー、ソー」を取り出して、1の指(下)の音だけで移動幅を確認。
何度も繰り返し弾いて、重音にして、最後に続けて弾いてみました。
「小節の頭の二分音符に意識を置いて、ここを強調して弾くと、微妙な音程の修正もしやすくなりますよ」
とアドヴァイス頂いてから、上記フレーズを通して演奏しました。
微妙な音程のズレはありましたが、押さえきれなかった一番高いレの音もなんとか小指をしっかり弦へ乗せて鳴らせるレベルのフィンガリングになっていたので、
「うん、小指しっかり弦を捉えられるようになってきましたね。音程もだいたい取れていましたので、感覚が慣れるまであと一歩弾きこんで慣らしましょう」
と評価して頂けました。
そんなに頑張って自習してきた部分じゃなかったけれど、前回レッスンよりは慣れたおかげか、左手の無茶ぶりな角度も我慢できるようになってきたのは良かったです。
ラストの難関も演奏。
まず先生と一緒にゆっくり弾きました。
2つめの重音トリルがキモでしたが、これはアイネクで2つトリルを入れるように言われた時のアドヴァイス「力は極力抜いて」というのを思い出し、動きを意識しすぎて動かそうとすればするほど、指や腕へ余計な力が入ってダメになるとわかったので、心を無にして(笑)、3&1の重音を捉えたまま2&4の指でトリルを刻めるよう、左の動きだけのトレーニングをしていたら、何とか動きは様になってきました。
まだ弓がつくとぎこちない動きは出ちゃいますが、それでもトリルっぽい動きは出来るようになってきたので、今日の通し演奏でも、明確には弾けなかったけれど前回よりはそれなりに良い動きで弾けたと思います。
「重音のトリル、左手の動きがちゃんと形になってきましたね!」
「まだきちんと音になってないので…でも動くだけは動くようになりました~こうやって~無の境地で(笑)」
と応えつつ、ヴァイオリンの指板の上でエア重音トリルを続ける私を見て笑う先生。
「それだけきちんと動けば、あとは音程や弓がついてくるのも慣れだと思いますので、その調子でクリアなトリルが鳴らせるように頑張りましょう!」
ちょっとコツを掴んだら割合突破口が見えてきて、音符の詰まったフレーズなんかは速度である程度誤魔化しも利くシャコンヌに対して、音符もほぼ全部八分音符一定で、コツというよりは細部にひたすら基本的な技術が求められるクロイツェルの方が、なかなか劇的な上達は起こりにくいです…。
重音トリルは克服に向かいつつあるという認識を頂いたので指導はこのくらいで、他には
このフレーズの冒頭の重音はたっぷり気をもたせる感じで長めに鳴らす事、続く音符が詰まった箇所はカデンツァ風に弾き、ゆっくりから徐々に急速にスピードアップして駆け上がり、付点八分と十六分音符のスラーは再びゆっくりたっぷりめに弾く事と、最後の重音は低い2音を早めに切って、高い2音をしっかり鳴らす…そのために低い2音で弓量は素早く多めに使うという点を指導頂き、レッスン終了。
シャコンヌは次回から再び頭へ戻って、1頁単位で弾きこなせていない箇所を洗い出しながら再確認する事になりました。
”奏”のスタジオ練習会では、いつも頭からレッスンした箇所までを弾いてきましたけれど、弾けてない箇所は結構速さで誤魔化していたので……それが思い切り晒されそうです…ぎゃーーー。
ところで今日、教室から主宰イベントの案内を頂きまして、その内容を伺う限り、どうやら来春から「ストリングス・セッションコース」というレッスンコースが開講されるようです。今回の案内はそのPRを兼ねた楽器店の弦楽部門の複合的なイベントでした。
一年くらい前にそういうコースがあったら参加したいか?などといった簡単なアンケートに答えた事が…、たしかブログにも備忘録した記憶がありますけれど、いよいよ実現するみたい。
ちょっと興味があるなぁ~内容によっては受講してみたいです。
最近のコメント