ヴァイオリン覚書♪10年9ヶ月~388回めのレッスン2016年01月26日

前回レッスンから、定時退社した日にきちんと自習したのですけど、週末とか前日は寒さと残業のせいで全く楽器に触れず。
わずかの自習効果に期待です。

■イ長調の4オクターブスケール
先生のピアノに合わせて、今日は2音1スラー、4音1スラーで弾きました。
スラーがある方が、音の滑らかさは出しやすい気がします。
高音域はなかなか一発で捉えきれず、若干探り気味ではありましたけれど、合格

「スラーの弓配分が均一に出来ていたので、とても良かったですよ」

との評価を頂きました。


今日は通して、譜面通りのスラーで先生と一緒に演奏しました。

最近、クロイツェルは譜読み程度の自習しかしていなかったのですけど(苦笑)これは1スラー内の音数が多いのと、変則的なアルペジオで移弦が複雑だったので、前回レッスン後、譜面通りのスラーで弾いた場合の弓配分を確認しておきました。

ま、弓配分の確認程度なので、音程はかなり怪しいもんですが……先生と一緒なら何とかというレベル?(爆)

弾く直前にも、出だしワンフレーズの弓配分をサラッと確認して……スタート。
ある程度スピードを上げないと、ボウイングが辛くなるため、前回よりは速度UPして弾きましたが、指の反応が遅い分、どうしてもギリギリラインの速度になってしまい、弓の先やら元のあたりの音は蚊が鳴いたような(苦笑)カスッカスの弱弱しい音になっちゃいました(爆)

でも、移弦で弓を使いすぎないよう、全体的に節約しながら、ひとつのスラー内の音数分でなるべく均一に使う努力……っていうか、そこまで意識的に弓の配分量を考える余裕は、左手のフィンガリングが大変で正直なかったのですけど(爆)、何となく出来てたっぽい?
後半はスラーの切れ目が前半より不規則複雑になるため、さすがに詰まり詰まりになってそれどころじゃなかったです……でも先生からは一応の評価を頂きました。

「譜面通りのスラーでも大丈夫そうですね。弓の配分と移弦もスムーズでした。左手が慣れてきて反応が速くなれば、ボウイングが楽になると思いますので、次回も譜面通り通して弾きましょう」


グノー『アヴェ・マリア』…第1&2Vn
前回、自習不足で第2Vnのフレーズ感を掴みきれておらず、うだうだになってしまったので、今回は少ない自習時間を第2Vnメインに割きました。
前回レッスンを録音したおかげで、先生の第2Vnの演奏を聴いて覚える事も出来たし、録音に合わせて練習し、合奏時のハーモニーも掴めてきた感じ。
納得のいく演奏が出来るといいなぁ……と願いながら、本日も録音しました。

まずは第1Vnから。
【A】の出だしは、弓の毛先2、3本を指板寄りで、呼吸をとって慎重に弦上へ置き、スーーッと……と、アリーナ(・イブラギモヴァ)の超微弱音を意識して「降りてこーい!(爆)」と願いながら、柔らかく弱い音が出るよう努めました。

【B】の最後のクレシェンドの始まりは、グッと音量を絞って……
という事に意識を集中しすぎて、ちょっと音程が低めになっちゃったのが残念でしたけれど、ニュアンスはより明確になったと思います。
【C】は段々、自分の演奏が曲想にノッてきてる意識があって、雰囲気はこれまでで一番出せていたと思うのですけど、やっぱり丁寧さ(音の精度)と両立させるのは難しくて……ポジション移動のある2段3小節目の音程とか、ちょっとズレたなぁ~残念ッ!!

ラストは駒寄りを深くしなやかな強さで、柔らかく…とイメージしながら弾けたと思うのですけど。

と、本人所感どおりかどうかは、録音にて↓
グノー『アヴェ・マリア』第1Vn…ありこ、第2Vn…先生←チャレンジャーはクリックで聴けます。雑音注意(苦笑)

続いて第2Vnを合奏しました。
あううっ!後半一カ所、ものっすごい音ハズシやらかしてますので要注意です!!
グノー『アヴェ・マリア』第2Vn…ありこ、第1Vn…先生←アドベンチャーはクリックで聴けます。騒音注意(苦笑)

【B】までは第1Vnの入った録音音源に合わせて自習してきた甲斐あって、第1Vnあっての第2Vnらしいニュアンス感が出せていたと思うし、音の柔らかさも意識が表れていたと思うのですけど~~ですけど~~~っ!
やはり雰囲気にノッて来ると、集中力が違う方向へ行くというか……
イメージの音を追って弾いてるうちに、自分の弾いてるリアルな音のイメージが先行して、つまり弾いてる最中に頭の中で鳴らしてる音の優先順位が逆転すると、不意に目印(の音)が見えなくなるというか……

おかげで、元々フレーズ感が掴みづらくて苦手意識のあった、【C】の1段2小節め最後の音(ド)を大ハズシしてしまいましたぁぁぁぁぁぁ……折角、ここのフレーズ自習でおさらいしておいたのに!

……そんなわけで、第1&2Vnともに完全納得のいく仕上げ演奏というわけにはまいりませんでしたが、先生の総評で、

「一カ所の単純な間違いは、本来弾ける音だと思いますので、問題ないですよ(苦笑)それより、第2Vnは弾き方をちゃんと第1Vnと変えていらっしゃいましたね!おかげで私も第1Vnを弾いていて、とても気持ち良く弾けました。雰囲気が出ていて、全体的には何もいう事がありませんので、合格です」

と、第1or2の演奏を意識的に変えていた事が聴き手、相手の弾き手にきちんと伝わっていたので、まぁ良しとします。

残り時間がありましたので、次回レッスンからのラスボス曲をサクッと、フィンガリングの確認程度に要所要所弾いてみました。

モンティ『チャールダッシュ』

全部で4頁あるし、飛ばし弓ぽいとことかあるし、ずっとフラジオレットで弾くフレーズとかあるし、色んな技術要素が詰まってるので、時間かかりそうです……。
が、知ってる曲の分、譜読みは楽かも?

YAHAMAアルバム3の集大成として、今度こそ納得のいく仕上げ演奏が出来るよう、頑張りますっ。

チェロ覚書♪♪6年9ヶ月~161回めのレッスン2016年01月26日

前回レッスンから今回まで、ここ数年では最もチェロを自習したかもしれません。

なんか、メラメラ燃えるようなヤル気が湧き上がってきたわけじゃないんだけど発表会後、
・ヴァイオリンのレッスン内容の密度が暫定的にだけど低くなった
今期SKEの編成の兼ね合い
自分の弾きたい曲をレッスンしてもらってる以上、誠意を見せなくちゃなという反省
とか、色々あって、おのずとチェロレッスンへの意識が変わって来た感じで。

もっとも、かれこれ2年くらい?ウダウダなレッスンが続いていたので、ずいぶん長いモラトリアムでしたが(苦笑)

チェロ教室の発表会の方が、ヴァイオリン教室より制約が少なく、自由度が高い、という理由もあってチェロのレッスンを続けてきました。
ブログ記載の便宜上、チェロ教室と銘うってはいるものの、実際は多楽器の音楽教室なので、チェロが嫌になっても興味のある他楽器へのコース替えは可能だし、手段なんていくらでもあったのです。
それでも6年余続いてきたのは、何かチェロに対して惰性だけじゃない想いがあるのかも?しれません。

いずれにせよ2年ほどなりゆきに任せてのんびりだらりとレッスンしてきて、今変わる兆しが生まれてきたのは、素直に良かったかなと思います。この流れに身をゆだね、チェロと向き合えたらなぁ~と思う今日この頃。

なんて前置き長くなりましたが、いつもどおりスケールから。

■変ホ長調の3オクターブスケール
単音、2音1スラー、4音1スラーで順に演奏しました。
左腕のスライド移動を確認するため、自己判断で、単音演奏はフィンガリングの間隔を確認、2音1スラーの演奏で譜面を見ずに弾いてみました。
最後の4音1スラーでは、要所要所でフィンガリングor左腕の角度の両方へ注意を払ってみました。でも……

「まだ左手だけが先行して移動している感が抜けきっていないので、腕ごと移動するように意識しましょう」

前回レッスンでは、今回レッスンが仕上げで次回から新しいスケールへ移ると言われましたけれども、左腕の動きがマスターしきれていないせいか、持ち越し。
ま、正直スケールはチェロもヴァイオリンも、音程捉えるだけならどんな無理な体勢であろうと捉える自信はある(爆)ので、どの調性を弾こうが、気分的には一緒かも。


チャイコフスキー『花のワルツ』 組曲「くるみ割り人形」より
真面目にチェロを学んでる愛好家の方には温いわ!って感じの自習時間かもしれませんが、私にとってはしっかり自習して臨んだ今日のレッスン。

先生がピアノでガイド演奏&時折ヴァイオリンパートも弾いて下さるのに合わせて、ひとりで通し演奏しました。

【A】の出だしは「p(ピアノ)だけど、弱弱しく入らず、テヌートで流れを保って弾く」」という指摘を意識して、丁寧に入ったつもり。
2段2小節目の3拍めのレ(四分音符)も「テヌートで次の小節へ繋げる」という指導を意識して弾きました。

【B】最後の小節(八分音符だけの1スラー)でいつもモタつくのでスムーズに弾く事が自分的な課題でした。前回より、よりスムーズに弾けた気がします。

【C】は自習で録音してみたら、3拍めの四分音符がちょっと短い感じに聴こえたので、拍分弾くように自分で修正して、見逃がしがちだった「1カッコのあたりのクレシェンドを識的に出す」との指摘も、グッと音量を絞ってダイナミックレンジが感じられる音の振り幅を意識したつもり。

【D】【E】は前回まだ音程が若干ブレていたので、自習で録音した際に気になったフレーズは極力修正して、一応の成果はあったと思います。「音形通りの曲想を出す」
という指摘も、音程に囚われるとうっかりスルーしかけたけれど、途中で気づいて修正したし(笑)


大好きな【F】は、一番集中的に自習をしました。
やっぱり後半のト音記号音域は中々パキッと正しい音程を捉えがたかったけれど、「移動時の中間音が入らないよう弓でカバー」を実践して、今日は多少音の切れ目が出来ちゃっても、中間音は防げたと思います。

【Gは後半のフォルテシモやピアニシモを意識して弾きました。

【H【I】【B】り返しなので、同様に集中力を切らさないよう…


【K3段のフレーズの音程を集中的に自習してきたのと、先生のガイド演奏を聴く余裕が多少出来たので、音程をすり合わせながら、クレシェンドも意識して、まずまずの感覚で弾けたのではないかと思います。

【L「3段2小節の副付点四分音符をタメて、十六分音符は後のフレーズへ繋げる」も、きっかり実践。
確実に前回よりレベルアップした感はあったと思うし、さすがに自習ありきで、弾きながらアレコレ意識する余裕も生まれました。

「音程はかなり安定しましたね。強弱もだいたい譜面に添って意識できていたと思います。あとはもうちょっと、曲想を出せるといいかなと思いますので、もう一度、フレーズ感を意識して弾いてみましょう」

とのご指導を頂いて、最後の仕上げ演奏。

上記の注意点は意識しつつ、途中で先生が「ここは●●な感じで~」と仰るニュアンスも意識して弾いていると……
今日は前レッスンのヴァイオリンみたいに、徐々に曲自体の雰囲気に自分の音が重なっていく感覚が、チェロでもちょこっとだけ出てきました。
いかんせん、ヴァイオリンと比べると基本的な技術がなってないので、脳内再生してるイメージの音と、自分の音との再生優先順位が完全に逆転するとこまではいけず(苦笑)
でもそれが却って、冷静さに繋がり、最後まで慎重さをキープして弾けたみたい。

というわけで、今の私が持ってるチェロ能力フル稼働で弾き切りました!
これにて合格!

次回からのレッスンは、今日までにネットで拾ったいくつかのチェロ譜から選んだ、

ラフマニノフ『ヴォカリーズ』

をレッスン頂く事になりました。

フレーズ知ってる曲だからって事もあるけれど、今年はこれまで得意系で選んできたパキパキ古典系?から脱却して、しっとり聴かせるロマン系の曲を弾いていこうかなと思って。
敬遠してきたハイポジ音域も、今回チャイコフスキー『花のワルツ』で挑戦して、難しかったけれど勉強になったので、次回もハイポジ音域のある編曲にしました。

先生や教室指定のカリキュラムではなく、自分の意思で進行するレッスン体制というのは、上級者でもない限り珍しいかもしれません。
でも私には合っているみたい。
一応、やみくもに弾きたい曲を選んでいるわけじゃなく、その時々で自らに課した目的に添った曲を選んでいるつもりなので……。

こんなレッスン方法もあるんだなと、大人チェロ学習者の皆さんの参考になれば幸いです。