チェロ覚書♪♪7年10ヶ月~186回めのレッスン2017年02月21日

休会前最後のレッスンです。

前回持ち込んだ主宰アンサンブルSKEの冬の発表会演奏曲、前回は譜読みもせず原曲スコアから引っ張ってきたチェロパート譜を持参してぶっつけレッスンだったので、弾くというより弾いてもらうのを聴くって感じでしたから、今回は週末にちゃんと自宅で弾ける範囲は弾いてみて、フィンガリングもそこそこ振って臨みました。


★モーツァルト『レクイエム ニ短調』より第1曲「Requiem aeternam」

ほとんど1stポジで弾けなくはないので、基本1stポジで指番号書きこんでみたは良いけれど……
やっぱり音色的にも4th以上を使った方がいい箇所がいくつもあって、そこは今日もサラッと先生が弾いてレクチャー下さる程度で、自分で弾いて確認までは出来ず。
3段2小節↑以降の重音?みたいになってるところは、多分書いてないけどディヴィジだと思うのですが、重音で弾けるぽいので、編曲によっては重音にしちゃおうかな。
先生も、他のパートで同じ音がなければ弾けるので重音にできますよと仰ったし。

中盤から出てくるハ音記号はどうにも読めず(爆)、編曲時はへ音記号に置換してしまう私ですけれども、今回先生がいい事教えてくださいました。

「このハ音記号はト音記号のピアノ譜で言うところの、おへそから1オクターブ上のド
ま(ハ)が基準音になるという意味で、へ音記号表記に対して1オクターブ上なので、単純にト音記号読みの1オクターブ下の音域と読み替えれば案外簡単ですよ」

そっか!●度上とか下とか考えててこんがらがってたけど、それなら覚えられそう。

最終段↑の同じリズムが繰り返すフレーズのボウイングは私ならアップスタートにするんですけど、先生曰く「頭の音を強調したいならダウンスタートもありですよ。求めるニュアンスによります」ですって。
とはいえ、私の編曲は演奏者の弾きやすさ優先なので、現状保留かな。

前半の終わりがけ↑や、後半の中盤↓で出てくる十六分音符8つのスラーに関しては、
前回、「4音1スラーに変えてもいい」というアドヴァイスを頂いていましたが、

「同じようなフレーズでもスラーの付き方が違うという事は、ひょっとするとスコアの中でニュアンスの意図があって変えているかもしれませんね。
オケの中でチェロパートをしっかり鳴らしたいところが4音1スラーで、以降は副旋律に回って抑えめに弾くため8音スラーとしているならば、このボウイングを活かすのもアリですよ」

というお話を今回頂いたので、編曲作業に入ったらスコアを確認して判断したいなと思います。

あと、6段以降のフレーズ↑も一応1stポジで弾けなくはないのですが、ボウイング的に弾きづらくなるので、高ポジから「尺取虫方式(1ポジずつダウン)で弾いた方がいいですよ」とレクチャー頂きました。
実際に全部弾いてみたかったのですけど、今日はサクサクッと先生が弾いて下さるのを目視したのみ。

「フィンガリング……えーとーー
(ちょっと弾こうとしてみて)ま、音程わかれば、スケールみたいな感じだし、なぞって弾けますね。演奏する人に任せちゃおうっと」

って独り言を零したら、先生から鋭い反論が。

「音程で捉えられるのは、耳がいい人だけです。ありこさんは、中でも特別耳がいい方ですから、それ他の生徒さんに言ったらブーイングですよ!」

ちなみに、うちの教室の先生担当の生徒さん10人以上はいらっしゃるかと思いますが、”耳のいい生徒”と先生が判断しているのは、私を含めて3人しかいらっしゃらないそうです。
え?そうなの!?その事自体に(;゚Д゚)びっくり!!!
だって、先生の他の生徒さんって、この教室ではレッスン歴だけで言えば私の妹&弟弟子ばかりですけど、謙遜じゃなく明らかに私より技術的に上、上手な方ばかりなんですもの!

「●●さんとか、●●さんとか、いつも音程綺麗ですよね?耳がいいんじゃないですか!?」

と訊ねたら

「基本のフィンガリングとか、練習して得た技術があって今の演奏レベルになっているので、耳だけでいえば普通ですよ。
耳がいい人にありがちなんですけど、練習してこなくても、音があったり、イメージできれば弾けちゃうんです。って事は、練習してこればもっと高いレベルで演奏できるはずなんですけど、大抵弾けるから練習しないですよね?
(と思いっきり私に向けて言われてる感満々)

「あはははは……」

返す言葉もございません(;^ω^)
でもそこは先生、わかってらっしゃって

「まぁ、生徒さんによって求めるものは違いますから、そこは追及しませんけどね(苦笑)

だからこその、こんな編曲に特化したレッスンですよね~(笑)

それにしても、改めて自分は”耳がいい”人なんだという事を再認識しました。

生まれてこの方”耳がいい”と自覚した事はなく、幼少期にピアノを習っていた頃も言われなかった事だったしで、”耳がいい”と言われたのは、大人になってヴァイオリンを始めてから。そしてサイドバー記載のレッスン歴とおり、ヴァイオリンでは現師匠含めて6人の先生にお世話になっていますけれど、これまでの全ての先生から”耳がいい”と言われました。

最初のヴァイオリンのA先生に”耳がいい”と言われ、当時ピアノで調弦が出来なかった理由が2Hzの違和感を払拭できない”耳の良さ”に起因している(※今は感覚で2Hz高めに調弦できます)とわかって、でも絶対音感はないから相対音感がいいんだなと自覚し。

テグレトールという薬の副作用で音が半音以上低く聴こえたのも、”耳の良さ”に起因していたようなので自覚し。

まぁ、耳がいい事による弊害は感じたものの、得してるなぁという自覚はない(努力しないからわかってないだけ?)ので(爆)、私にとってはこの耳が標準装備なのですが、先生のお話を聴いたらそれはオプション仕様で、「恵まれてるのに努力しなくて、努力してる方に失礼な発言」もうっかりしているようなので、その点自覚をした方が良さそうです。

耳の良さは……罪????(パタリロED風に)

後半はほとんどその話で盛り上がって?レッスン終了。
まだ、第8曲、編曲に組み込むか検討中の第3曲がありますが、休会中に編曲作業が完了する見込みなので、復帰明けはそちらのレッスンへシフトチェンジかな。

これにて2カ月レッスン休会となりますが、来月の先生のコンサートは伺う予定です。