ヴァイオリン覚書♪5年12ヶ月~213回めのレッスン2011年03月22日

昨日はヴァイオリンの先生が参加された第6回ミッドランドスクエア音楽祭Ⅱ部を聴きにいってきました。
Ⅰ部も聴きたかったのですけど、雨が降ってたので出足が鈍り…ちょうど雨が上がったので、Ⅱ部から。
すでに椅子席は満席でしたが、立ち見でも中央がわりと空いていたので、先生の演奏までは立って鑑賞し、後半からは空いた席に座れました。

先生はヴァイオリン4挺とピアノ伴奏でのアンサンブル。
一番右端のオレンジのドレスが私の先生です
エルガー『愛の挨拶』を挨拶がわりにしっとりと始まり、チャップリンの映画BGMのメドレーガーシュインのメドレーブラームス『ハンガリー舞曲』5.6番と、アンコールは滝廉太郎『花』で、ポピュラーからクラッシックまでメジャーな曲が盛りだくさん。
他の方は曲によってパートを入れ替わったりされてましたが、先生はずっと第2ヴァイオリンでした。職人…!(笑)
全体的に優雅な演奏でしたが、可愛らしいお嬢さんばかりの中で、一曲終わる度に見せる先生の優しい笑顔が、んも~っvvv一番可愛かったです!惚れ直しました!(爆)

ちなみに奥に写っているピアノ、憧れのスタインウェイ・コンサートグランドですよ!
協賛しているようで、ステージの脇のパーテーションにもネーム広告がついてました。さすが、ハイクオリティブランドを扱うミッドランドスクエア!こんな無料コンサートにスタインウェイ…!

途中からは中央の見やすい席に座れたので、演奏を間近で見ることもでき、超絶技巧曲ばかりを演奏された方、私の好きなアイリッシュタンゴなどを演奏された方のパフォーマンスを食い入る様にガン見しました。
アイリッシュは私がヴァイオリンを始めるきっかけとなったジャンル。今でこそクラッシックを中心に勉強していますが、「私もヴァイオリン弾きたい!」と思ったのはアイリッシュミュージックを耳にしてからなんです。
ヴァイオリンの本体を軽く叩いたり、ヴァイオリンの駒とテールピースの間を弓で擦って音を出したり、ピッツも色んなはじき方をしていたり…演奏ジャンルが多様だったので、ヴァイオリンの演奏技術も色々見ることができ、とても勉強になりました。「弦楽器の魅力に触れる」という、この音楽祭の趣旨をがっつりかなえていたと思います。

あと、トリのバンドの方は聴かせる演奏をすごく心得ていらっしゃって、決して大げさなリアクションを取ったりはされてないのですけど、観客の心を舞台上のパフォーマーのテンションと同じところまで乗せられる演奏だなぁと感じました。

今年は私にとって、アンサンブル本格始動の年ですので、たくさんのアンサンブル演奏を鑑賞して、コヤシにしたいです!!

さて、興奮冷めやらぬ本日のレッスン。

いつも先生に調弦していただくのですが、今日は調弦してもらった後、先生からこんなコメントを頂きました。

「私の生徒さんの中で、ありこさんの楽器が一番艶々してて綺麗です」

前に同じ教室で仲良くなったSさんにも「ツヤツヤ」と褒められましたが、楽器屋さんにすすめられて、ごくたまーに使っているポリッシャーがいいのかも。
ま、私のヴァイオリンは、演奏楽器としての質はアレなので(苦笑)、見た目だけでもよいのがせめてもの救いかも(笑)

というわけで前回同様、sul.Gのイ長調、5thポジまで使ったスラーでのスケールとアルペジオからスタートしました。
連休中、多少は自習しましたが、前記事参照の通り、お料理とか結構やっていたので…そこそこ。
でも、昨日いい演奏をたくさん聴いて、なんだか鳴らすイメージが湧いたみたいで、鳴りにくいG線もいつもより鳴ってた感じ。

「うん。音程かなり安定してきましたね!じゃあ今度は伴奏と合わせて、もっとG線をしっかり捉えて鳴らしましょう!」

と先生からも好感触で、2度目は弦を捉えることをかなり意識したので、さらにしっかりした音を鳴らせました。

「ウォーミングアップでいきなりsul.Gはキツイと思いますけど、よく鳴るようになりましたね!これだけ弾ければ十分です!」

と褒められました♪

「ブラームスの『ハンガリ舞曲』とかもG線が…」というお話が出たので、

「先生、昨日は素敵な演奏聴かせていただき、ありがとうございました♪」

とすかさず返しましたヨ♪
そうは見えませんでしたが、とても緊張していらっしゃったそうで…観客席じっくり見られなかったようで、私が居たのも気がついてらっしゃらなかったそうです。私が立ってたの、舞台真正面だったので気づかれてると思ってましたが…写真も弓で先生の顔、上手に撮れなかったし、先生からは意外と死角だったのかも。私、キャスケットもかぶってたし。

再びレッスンに戻って1st→3th→5th→3thなど…ポジション移動の激しい練習曲は前回のリベンジ。前回よりは音も鳴って、移動はスムーズになってきましたが、苦手な3と4の指がくっつくフィンガリングが曖昧になりがち。

「ポジション移動の仕方、タイミングは問題なしです。後は3rdや5thポジの時の3と4の音の捉え方ですね。かなりしっかりくっつくイメージで弾くといいです。これは…うーん…もう一回だけ、やっておきましょう」

ウィークポイントがはっきりしているので、ピンポイントでやっつけたいです。

同じく1st→3th→5th→3thなど…2ndもところどころ混ざってやっかいなポジション移動の練習曲は、今回初挑戦でしたが、音程はわりとしっかり捉えられました。これもやっぱり、高いポジションで両隣の指がくっつくフィンガリングの時、音が曖昧になるので、注意され…第2ヴァイオリンパートが新たな宿題になって、第1も合わせて弾き続けるよう言われました。

装飾音符、前打音、スタッカートと盛りだくさんで疾走感のある練習曲もリベンジ。スタッカートを歯切れよく弾くのと、速さで4音スラーを適当に弾かないように弾くのが課題点。1回目は速さを気負いすぎて、簡単に取れる音程がズレてしまいましたが、2回め、3回めで修正できて、合格。

「うん!とっても発音が良くなりましたね!かなりよく弾けていました!」

と先生にも褒められ、嬉しかったですvvv
これもやっぱり、昨日見た演奏で、大げさじゃなくはっきり音を鳴らすイメージができたおかげかも。

仕上げのJ・Sバッハ『主よ人の望みの喜びよ』は、指定速度で伴奏くん、先生の第1ヴァイオリンと1回だけ通して演奏しました。
開放弦の音への移弦を自然にこなし、雑音をなくすこと、これもくっつく指、離れる指の捉え方をはっきりさせることが課題。
移弦の雑音、自然感は、旋律が体に入ってきたのでかなり改善されたと思います。中盤、目で追っていた楽譜を見失ってトチったのと、後半途中で右手の下腕が攣ったような感覚が走って焦り、ちょっと乱れてしまいましたけれど、なんとか通して弾ききり…

「かなり良くなりましたね~!vvv十分です♪」

と先生からも快く合格をいただきました。
次回の宿題は決めていなかったし、自分でも全く考えてなかったので(笑)先生に選んでいただき、マスカーニ『歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』となりました。
高いポジががっつり使われてます。練習曲以外でハイポジションの曲を弾くのは初めてです。
来月でレッスン歴丸6年になるので、レベルアップ目指して、頑張ります!