ヴァイオリン覚書♪女性も、弓も、毛質は命2011年07月02日

夏は頭皮が紫外線にやられて、低温やけどのように赤くなってしまう私…
だから南の島とか遊びに行く時は必ず帽子着用!
国内でもなるべく日傘を差すように心がけています。
頭皮はそんな感じで外的刺激によるダメージを受けやすいのですけど、髪質はテコでも曲がれない極ストレートで、バレッタやヘアピンがすぐ落ちちゃうくらいツルツルなので、わりといい方?でも頭皮を守らなければいずれこの髪の毛だって…ピーンチ!

美しい髪(質)は女性の命、フサフサの髪(量)は男性の宝?
そして毛といえば、弦楽器の弓毛も快適な演奏をする上で質量ともに重要なパーツです。

というわけで前置き長くなりましたが実は、先週のアンサンブル練習前に、弦楽器屋さんへ行って、初めて!!ヴァイオリンの弓の毛替をお願いしてきました。
ええ、6年も習ってて毛替するのは初めてだったのですよ!!

それというのも毛を替えずに弓を新調してたからなのですけど、思いの外3本目の弓の消耗が早すぎた…。
私の目算では1年持つはずだったのですが、半年も持ちませんでした…。

先日のエックレス『ソナタ ト短調』第一楽章の録音時点で、もうどうにもならないくらい滑ってしょうがなく、レッスンでも第二楽章は完全に上滑りして弾いてる私が危険だった(爆)ので、新しい弓を買おうかとネットで探してみたのですけど…コレというものがなく、こうなったら毛を替えよう!替えてから録音しよう!と思ったのでした。

で、手持ちの3本の弓の中で一番気に入っているカーボンファイバーの弓に、冒険の日本産の馬毛を張ってもらいました♪

モンゴル産(一番一般的で当たりもミディアム・弾きやすい)、シベリア産(引っ掛りが強い)、日本産(引っ掛かりが強い・でも見た目は一番サラサラ)、と、張る前の毛を見たり触ったりさせてもらい、それぞれの特徴をざっくり工房の方からうかがっていましたが、日本産の馬毛はちょっと珍しいと言われたので、ぐぐってみたら、面白い記事をみつけました。

バイオリン弓などで使用される『馬毛』のお話し。【by自由ヶ丘ヴァイオリン】

究極の毛替【byバイオリン専門店MAGICO】

いずれの工房に依頼したのでもありませんけれど、これまで弓自体の質にばかり目がいっていたので、ちょっとウロコが落ちた感じです。
その楽器に合った弦があるのと同じで、よく考えたらその弓に合った毛、ということも言えますものね。

モノによっては数千円の違いしかなくても、ちょっとずつ特徴が違うようなので、弓を買い換える予定はないけれど、今の弓のテンションが気に入らない方、違う音色を求めたい方などは、どうせ消耗品ですので一度冒険してみてはいかがでしょう?

さてさて、本日受け取って参りました、リニューアル・マイ坊(BOW)ちゃん、こんな感じに仕上がりました。
先っぽにバービーちゃんの名残あり!
6000円の作業材料費で、店舗持込&受取割引が1000円なので、税込5250円
お店のポイントが1000円ほどたまっていたのでそれも引いてもらって4000円ちょいでした。

家に帰ってよく見たら、元の方は普通に白かったのですが、先の方は…↑このように張る前の状態で見たバービー人形のような色合いの毛の名残が見られます(笑)わかります?ちょっとブロンドっぽいのです。

少し張って、松脂をコシコシこすりつけたのですけど、柔らかくて弾力がありすぎて、普通に張らないと松脂塗りにくい…。
なかなか付着してくれなくて、かなり何度も塗りたくりました。

今日はついでに色々買い物とかして疲れていたので、さらっと弾くだけにしましたが…以前よりちょっと柔らかい音になったような気がします。
そして以前より音量は落ちたような…でも音色としては好みです。
ただ、この弓久々に使ったらやっぱり反発が強いので、弓毛にも弾力があって制御がちょっと大変。慣れでしょうが、慣れるかな…。

あくまで自分の感想ですので、客観的に演奏を聴いてみたら、替えてもあんま変わらなかったりして(爆)
ちょっと慣れてから、エックレスを録音してみようと思います。