予算価格はあえて抑え
「10~20万くらいの弓、柔らかいマットな音が出るものを検討している」と伝えた際、以前
【ヴィルトゥオーゾ名古屋駅前店】ではスイスのFinkel(フィンケル)社のものを薦めて頂いたのですけど……中部地区最大級の品揃えを宣伝する【クロサワバイオリン名古屋店】さんはいかに?
と思って、まずはぐるっと店内を物色してから、声をかけて下さった店員さんに同じ内容で、自分の楽器がフランス製オールドである旨も伝えて検討して頂いたところ、ドイツ製がおススメとの事。
店頭の展示品は一桁万~100万未満まで幅広いラインナップがありましたが、100万以上の弓は展示されていませんでした。
で、店頭のフランス製オールド楽器をお借りして、20~75万くらいまでのドイツ製、フランス製の弓を試奏させてもらいました。
結果、75万のフランス製よりも22万?くらいのドイツ製の方が弾いた感じの安定感や低弦の音が良かったという。
店員さんも同じご意見でしたので、値段や、弓はやっぱりフレンチボウという神話はないんだな~と。
というわけでお店の方の推しも、これらドイツ製のSteffen Kuhnlaという製作者さんの弓で自分の感覚ともマッチングしていたので、それだけ納得して、もちろん先立つものはまだないので購入はせず、無料の会員登録だけして帰りました。
製作者の名前とか忘れちゃうから…と言ったら、快く弓の写真を撮らせてくださいましたので、じっくり検討しやすいかも。
撮らせて頂いた写真は商品ですので、UPは控えさせて頂きますが、個人的参考資料として保存しておきます。
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前置きが長くなりましたが、このショートトリップの合間にわがヨメ(ヴァイオリン)は、メンテついでに全弦、気になっていたラーセンツィガーヌヴィルトゥオーゾへ交換してもらい、安いカーボン弓の毛替えも完了し、いざ練習!
のはずが三連休最終日はほとんど疲れて寝込んでて、結局全く弾かずに本日のレッスンを迎えたという……。あらら。
さてさて、どのくらい違いを実感できるでしょうか???
■ト短調の1オクターブ重音で1オクターブスケール
今日も、シャコンヌのクライマックスで出てくる超ハイポジの1オクターブ重音に向けたトレーニングとして、何ポジ?てくらいハイポジのオクターブ重音スケールに挑戦しました。
弾き始めた瞬間に、音が……キラキラして響くし、弓毛は弦に吸いつくしでビックリ!
先生にも「よく鳴ってますね~」と褒められたので
「実は毛替えして、全弦交換して、今初めて弾きますた(苦笑)」
とぶっちゃけ話(爆)
毎回、毛替えと弦交換はほぼ同時なので、違いに驚きますけれど、今回はいっそう驚いたわ~。
毛は前回と同じ8,000円(税別)のカナダ産にしたから、弦が合ってるのか、前の弦が合わなさ過ぎて比較の対象になりませんが。
ととと脱線してしまいましたけれども肝心のオクターブスケールに関しては、1と4の指でずっと上昇下降してゆくのを、2&3の指は空中で遊んでちゃいけないと思って無理矢理E線の指板へ置いて無茶な体勢で弾いてたのですが、このくらいのハイポジでは2&3の指は空中待機でOKとの事。
音程がとりづらい苦手箇所が2、3あったものの、何とかすり合わせて弾きました。
今日は久々にクロイツェルも。てか最近まったく弾いていなかった…がーん。
今日は後半6段めから最後までを弾きました。
フレーズ感すっかり忘れてて、ド♯がついつい低めになりがちでした……あはは。
しかもしばらく弾いてなくてフレーズ感が抜けてるから、同じ音を基点に偶数音で旋律を奏でるフレーズでついつい、同じ音の指をキープしたまま弾くのを忘れて、指が離れちゃうのを何度も指摘されました……あはははは。
今日はホント、ほとんど自習してなかったわりには何とか弾いた方でしょう。次回までにはちょっとでも自習……できるかな???
★ヴィターリ『シャコンヌ』
sempre più f=続けて今までより強く
allargando=だんだん遅くしながらだんだん強く
D先生に頂いた楽譜はこのフレーズにスタッカートがないのですが、とりあえずE先生の譜面をメインで使い続けているので、スタッカートを反映させて弾いています。
前回は後半の1オクターブ以上の重音にかなり苦戦しましたけれども、ここはゆっくりなら、何とか捉えられるようになりました。
後は0112と0114の指で捉える重音……つい先へ先へと焦って最初の01重音がきちんと押さえ鳴らし切れていないまま、次の12or14重音へ移弦してしまうため、しっかり01を鳴らしてから移弦、指の方も最初の01重音、12or14重音をしっかり抑えられる角度を使い分けて弾くように指導頂きました。
そうか、無理に0以外の112or4を3弦同時に同じ角度で押さえ続けなくてもいいんだ。キープしなくちゃいけない時と、使い分けが必要な時と、色々混乱します……。
音程はだいたい捉えられてきたので、完奏までの残りフレーズを確認しながら弾きました。
ff e maestoso=極めて強く、そして荘厳に
この曲の主題の重音、しかも超ハイポジDEATH!!ヒ―ッ
高い方の音は、途中音程が合ってるのか、それ以前に重音に鳴ってるのかすら不明な感覚に陥りますが(爆)、何とか下の方の音を基準に捉えるよう……音程をすり合わせながら弾いてみました。
こ……小指が攣りそう……っ!!
苦労の甲斐あって?、先生にも、何とか弾けていると評価頂けましたので、ラスト2小節↓へ。
長いアルペジオフレーズ、これもD先生の楽譜ではスタッカートがついてないどころか、むしろテヌート指定になっていますが、とりあえずE先生の譜面を基本に…
音符が多すぎて一小節に音符が収まらなかったので、便宜上、二段に分解しております事をご了承をば。
ここの2段目の最初の二分音符はE先生の楽譜にはありませんでしたが、確かに持ってるCDや音源では同じように弾いてますし、D先生もこのパターンが固定となっているそうなので、E先生の楽譜へオプションで追加になりました。
ない音を追加してるから元々小節内の拍がよくわからないこの一小節、さらに拍の帳尻がうまいこと行かず、この楽譜は見た目同じようになるよう無理矢理加工(元の楽譜では上記2段の譜面の1段目と2段目の一小節までが、1小節の中に記譜されてます)しておりますので、くれぐれもあしからず。
で、また出た不思議ちゃんトリル!!
曲全体の前半で、重音にトリルがついててイミフだった記譜↓、重音トリルって低い音の方へかかってたのね!!てやつ↓
と似たパターンで、
これ↑も、最初の重音トリルは4&1の重音の高い音(ラ)の上(シ♭)に2の指でトリルをつける(譜面作り間違えたので後ほど修正します)のですが……
2音めの重音のトリル指定をよーくご覧いただくとお分かりの通り、トリルのマークが上にも下にもついてます。
というわけでこいつは、
1(ラ)&3(ファ#)重音の両方の音に対して
ダブルで2(シ♭)&4(ソ)の指にてトリルをつけるそうDEATH<(ToT)>
これがーーーーー至難の技!!
曲前半でかなり苦労した重音の低い音に入れるトリルは、何度も弾いてるうち最近やっと難なく弾けるようになったので、このパターンも1音めは問題ないのですけど……
2音めは……ゆっくりやってみるのですが、1&3の重音の間に2
&4の指でトリルを入れようとすると、3の指がどーしても浮いてしまうっ!
ゆっくり繰り返すうちに、何となくコツは掴めてきて、先生の指の形を確認したら1の指の角度がキモかもとわかってきたため、何とか1&3が堅持できる位置を確認し、2&4をトリルっ!
……まだまだ完璧にはほど遠い動きでしたが、突破口は見いだせたところでレッスン終了~~~。
ま、とりあえず全部譜読みオワターーーー!!
しかし最後の最後で重音オンパレードから鬼トリルが待っていたとは……この曲、本当に難曲です……年内になんとか完奏できるかな……???
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