ヴァイオリン覚書♪3年11ヶ月~138回めのレッスン2009年02月03日

先生がインフルエンザによる外出禁止令から無事開放されたので
今日は三週間ぶりのレッスンを受けました。

まだ本調子ではないご様子だけれど
思ったよりお元気な先生。
一週間で復帰できるとは…
二週間かかった私から見るとすばらしいです。

さて、今日からいよいよ
ワクワクどきどき本格的なヴィブラートの訓練開始。

前回ちらっと教わった腕のヴィブラートと手首のヴィブラートの動きを
日が空いてしまったのでまずは楽器なしで確認しました。

自習1週間くらいは新しい課題曲の譜読みに追われてて
2週間めは弾き込むのに必死で
3週間めでようやくヴィブラートの動きをちらっとやった程度だったので
自分ではちゃんとできてるかどうかがよくわからず、
そう言う意味でも、どきどきだったのだけれど…

「そうそう、いい感じです。大丈夫ですね」

とOKが出たので、ホッ。

今度は弓はなしで楽器だけを持って…

「最初はやりづらいと思うので、
ネックの先をこうやって壁につけて支えてから
左手を動かす練習をやってみてください。
今は壁が少ないので、右手で楽器を支えて
やってみましょう」

楽器なしでやった腕のヴィブラートの動きを
そのまま楽器を持って左手を弦に乗せた状態でやる。
とりあえず何も考えずポジションチェンジのときみたいに
指を前後させればよいので、これはOK。

「じゃあ、指はA線の3rdポジションの1の位置に置いて、
最初に教えた指の屈伸の動きを使って
第一関節をへこませた時に後ろへ下がるようにやりましょう」

位置を意識するとちょっと動きが妖しくなる。

「あらら、手首が急に固くなっちゃったから、
指の屈伸の動きに合わせて手首が自然と動くように」

慣れてきたら要領がわかってきたので

「はい。これも大丈夫ですね。
じゃあ弓で実際に弾いてみましょう」

同じ動きをした状態で音を出してみる。
ヴィブラートの屈伸2回で1ボーイングを上下繰り返し。

あれ?あれれれ?

弓に気を取られ…というか本体を支える手がなくなったら
途端に左手の屈伸が危うくなり…。

「左手の動きがおかしくなっちゃいましたよ!?
左手の指はもっと弦によっかかってください。
左手でネックを持とうとしないように」

弓があろうがなかろうが、右手で支えようが支えまいが
楽器本体は顎で支えるだけで持てているはずなので
いつも一緒の状態でなければならないのだけど
無意識に安定感を失った気がしてるらしくて
つい左手に余計な力が…っ。

「まぁ、動きは段階ごとに練習して慣らしていってください。
さっき言ったように、壁で支えて練習するところから始めれば
慣れていくと思いますから。
じゃ、ヴィブラートはこの辺で」

ヴィブラートの仕組みはなんとなくわかったけれど
やっぱり簡単には飲み込めないわ…。

気分をかえて新しい宿題、ヴィヴァルディの協奏曲へ。

ところで前回は楽譜のコピーも持参しておらず
前半1ページ強までを先生と一緒に確認して
あと譜読み~て感じだったので
家へ帰ってからコピーを取り出して
まずは一曲通して譜読みしようと思ったら…

2ページめの頭、全段コピーが切れてる~~(T-T)

仕方なくネットで音源拾って耳コピして、
ついでにその音源を流して耳でも覚えて、
三週間あったので一応通してなんとか弾けるところまでは
やっておいた。

でも。
とりあえず先生と一緒に弾いたところまでにしておこう…。

と決めて演奏開始(笑)

特に前半は音程を安定させることにつとめて練習してきたので
出だしから割合好調♪
テヌートも意識して響かせているし、
切って弾くところも意識できているし、
初めての自習後レッスンにしてはいい感じだったと思う。

で、決めたところまで弾いて勝手にストップ (笑)

「ここまででしたっけ?」

と先生。

「前回はここまででした」

と私。
以降も似たようなフレーズが展開していくだけだから
先生は多分、譜読みはできてるだろうと踏んで
最後まで弾かせる気でいたのかもしれないけれど…

ぶっちゃけ、後半に仕上がりの危ういフレーズがあるので
もう少し弾きこんでからレッスンに臨みたいのよ(爆)

そんな小技もきかせつつ。

「音は綺麗に取れてますので、あとは弾き方の問題ですね」

先生からも今日は好感触♪

「もうすこし短いフレーズずつを繋げて、音も伸ばして
流れを切らないようにしてください。
具体的には
♪タ ターラーラーラー タラララ ラッ ラッ♪と後ろ2音を短く切っちゃってて
全体がいっちに、さ~んし、みたいになっちゃってるところを
♪タ ターラーラーラー タラララ ラー ラー♪って、伸ばしてから切る方向で」

言われた部分を弾きなおし、更に先へ弾き進むと…

「そうそう、ここも同じく伸ばして。
スタッカートですけど、勢い良くいきたいので
弓を全弓使うくらいの勢いで弾き切ってください」

言われてたくさん弓を使おうと努力はするのだけど
スタッカート(一部テヌート)でかなり高低差の激しい音を5音くらい弾くので、
まだまだ音程を取ることに気を取られて
大きく弓を使えない…。

最後は音程よりも忙しいボーイングに気を取られて
アクセントがおろそかになるフレーズでやっぱり注意。

「頭の音のアクセントはおおげさなくらいつけて
あとの3音は弓も最小限で小さく弾くように」

言われたようにやろうとはしてるんだけれど
見た目は単純な八分音符の和音の連続なのに
ボーイングにスラーがまじったりして厄介なので
リズムを八分音符で一定に保つのが難しくって…
しかもボーイングがネックで
ダウンで1音(アクセントつき)、アップで2音、ダウンでまた1音
とやるとどうしても最後のダウンの1音にアクセントがついちゃうっ。

先生のチェックは以上。

「残りも似たような感じで続きますから、やっておいてくださいね」

先生の体調がまだ完全復活じゃないせいか
今日はわりと怒られずにすんだわ(笑)

いつものようにヘこむこともなく、気分がよかったので
ちょうど持っていたのど飴を、
先生へお見舞いとして差しあげて、さよならしました。

っていつもどんだけへこんでるの、私(爆)