美食倶楽部★福臨門酒家2009年04月09日

前から気になっていた中華料理店、
ミッドランドスクエア41Fの福臨門酒家へ
先日ようやく行ってまいりました。

初めてのお店はやはり最低価格のコースから試したいので…
平日のお休みを有効活用して、
平日限定の点心コース\3200(税・サービス料込)をいただきました。
覚えている範囲で書き留めておこうと思います。

★福臨門酒家
http://www.fukurinmon.com/

サイトには掲載されておらず、
お店でも直接の説明はされませんが
表のメニューボードと、中で手渡されるメニューの一番頭に
ちゃんと書いてあります。

シメの炭水化物系がないので
がっつり中華を味わいたい方には不向きかも。
私はおかずくいなので、ボリュームに関しては満足です。

・前菜
 鴨のロースト(フレッシュプラムのソースを添えて)
 酢漬けの蕪
 中華くらげ

前菜以後の点心などにもお好みでつかえる
XO醤と豆板醤がテーブルへ置かれたのですが…

XO醤がとても美味しく
前菜が終わったら下げられてしまうと思ったので(笑)
全部中華くらげへ絡ませて頂いてしまいました(笑)
もっとゆっくりつまめばよかった。

鴨のローストが絶品でした。
鴨の皮が北京ダッグのようにパリパリで
プラムの甘味と酸味が、酢ほどがっつりしていないので
本当によく合っていました。

前菜好きにはたまらない一品です。

・海老ワンタン入りの上湯スープ

黄ニラの香りがとても豊かな、上品なあっさりスープ。
2つ入っている海老ワンタンがおっきくて
ちょっと食べづらかったのですが
ぷりぷりぷるるんとした食感がgoodです。

・きくらげの湯葉包み

数種のきくらげが湯葉に包まれ、餡がかかっています。
長芋のさっくりほっこりした食感がきいていました。
味はしっかりついていたのですが…
なにかもうひとつ具材が足りないと感じる味でした。

・小龍包とフカヒレのせ海老餃子

小龍包は赤酢をかけていただくのですが
赤酢にはいっている針しょうがもピンクに染まり
小龍包にかけると、皮もピンクに染まり
とても春らしくて楽しい一品でした。
通年、赤酢なのかもしれないですが、
この小龍包、わりとさっぱり味な部類に入ると思うので
黒酢より軽めの赤酢がよくあっています。

フカヒレのせ海老餃子も、
先の海老ワンタンの海老とはまた違う食感で
しっかり海老の歯ざわりが楽しめました。

・揚げ餃子&もち米に具を包んだ揚げもの

味云々の前に…全体的に具(点心)ひとつの大きさが
若干大きめなんですよね。
一口ではほおばれないし、しっかり固まっているので
上手に割って食べるのに、けっこう神経を遣います…。
で、まん丸にしっかり揚げられたこの二品を
箸で掴むのもひと苦労、割るのもひと苦労でした…。
ちょっと疲れた…。
表面はさっくり揚がっていて、中は柔らかい具材なので
美味しいことは美味しいのですが。

ただ、私は若干薄味に感じたので
豆板醤をつけていただきました。

・大根餅

干し海老と中華ソーセージの入った
大根の荒い千切りが混ざっている作り方でした。
まずくはないですが、私の好みではありません。
中華ソーセージがちょっとくどく感じる上、
大根の荒い千切りのせいで水っぽさがきになり
中華ソーセージの脂と大根の水気が完全に分離して
味の統一感が感じられませんでした。
折角の干し海老が中華ソーセージの味に負けてしまい
全体に薄味に感じてしまったので
やはり豆板醤をつけてごまかす作戦で(爆)

重慶飯店の大根餅が食べたいな~とか思ってしまいました。

・牛肉の米粉ワンタン包み

牛肉にほんのわずか、セロリ的なもの?が混ざっていて
牛肉がそんなに得意ではない私にも
具はさっぱりと頂けました。
薄味なのでたまり醤油をつけていただくよう言われ
そのまま食べて味を確認してから、たまり醤油をつけましたが
たまり醤油の塩分が弱くて、あんまり意味がないかも。
私的にNGだったのは米粉ワンタンです。
米粉自体はとても好き、というか
パン類はむしろ米粉に過剰反応するくらいなのですが
ベトナムのフォーのように、米粉でこういう類いのものを作ると
つなぎが難しくてどうしてもぼそぼそっとなるんですよね。
このワンタン皮も同様でぶよぶよしてて、
口の中ではねっとりしつつも、ややざらつきを感じ
その食感が肉の脂身を連想させてしまって…
なおかつ味が薄いものだから…
これが点心の最後だったのが痛かったです…

・マンゴーミルクのタピオカ

ナタデココも入っていて、ちょっと東南アジアチックな一品。
味は可もなく不可もなく、さっぱりしていますので、
口直しにはいいですね。

・金木犀のゼリー

お花のデザートが苦手な方にはNGかもしれませんが
野生児の私は好きです。
マンゴーミルクのタピオカもそうでしたけど
ハチミツの優しい風味を感じて
がっつり中華を食べた後のデザートとしてはよかったです。



総評として、料理のコストパフォーマンス、接客の点では
マリオットの梨杏の方が私ごのみでした。
全体的に調味は薄味、ボリュームはほどほど、
接客は、客によるのか、注文したコースによるのか
かなりムラがあると感じました。

あ、各店員の接客レベルにムラがあるのは間違いありません。
1テーブルに1、2人の給仕というシステムではなく
出来上がったものを一番近くにいる人が持っていく
というシステムのようで
それぞれの料理を何人もの人が給仕してくれましたが
説明が丁寧な人、
料理の名前だけで使われた具材の説明がない人と
接客にマニュアルがないのか、ばらばらでした。

ただ、同じ料理を同じ人が給仕したのに
私の時はあっさり説明で
ななめ向こうのテーブルの奥様たちには
しっかり説明していたので、
それは注文したコースの値段の違いなのかなと思ったり。

私は一人でこういうプチ贅沢ランチをすることが多いのですが
一人だとたいてい接客も適度に構ってくるものなんですけどね~。
一皿一皿、運ばれてくるたびに「ありがとう」を言っているし
決してとっつきにくい客ではないと思うのですが。

ひとつだけこれはいいなと思ったのは
高層階から街並みを見渡せる席ではなく
一列内側の席に通されたおかげで
椅子が背の高いソファーだったために
個室でなくても十分プライベート感を味わえたことです。
入口の無駄に(笑)広い待合席もゆったりしていていいので
空間の点は、やや喧騒を感じるマリオットの梨杏よりよかったかな。

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